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ティラミス好きが堪能!東武百貨店×立教大学のコラボスイーツを食べてきた

2017年10月31日 / 大学発商品を追え!, 大学の知をのぞく

東武百貨店と立教大学のコラボレーションスイーツが、2017年10月5日〜18日の期間限定で販売されたのをご存知でしょうか。

東武百貨店 池袋本店の和洋菓子売場内の13店舗にて、コラボスイーツが全14種類売り出されました。
これらのスイーツは、立教大学経営学部の佐々木宏ゼミナールに所属する学生たちがいちから企画・提案したものです。

集合写真

 

佐々木宏ゼミナールは、経営マーケティング・リサーチ手法を実践的な取り組みの中で習得する演習を展開しており、商品開発の流れを一通り学ぶことを目的に今回の企画が持ち上がったそうです。

今回は、立教大学の学生達と東武百貨店が力を入れて作り上げた渾身のスイーツをレポートしていきたいと思います。

 

売り場の様子

 

まず今回のコラボスイーツが販売された店舗と商品はこちら(【店舗名】商品名(税込価格))

  • ・【菓匠 花見】ティラミスとら焼き(270円)
  • ・【金沢和音】an ティラミス(270円) 
  • ・【金沢和音】ティラミスふくさ餅 (216円)
  • ・【文明堂東京】ティラミスどら焼き(216円)
  • ・【パティスリーモンシェール】ティラミスシュー(324円)
  • ・【東京凮月堂】ティラミスタルト(1 ホール:1,728 円)
  • ・【ユーハイム】ティラミス with モンブラン(1 ホール:1,512 円)
  • ・【ロイスダール】ティラミスクッキーサンド(10 個入:1,296円)
  • ・【コロンバン】ほうじ茶ティラミス(648円)
  • ・【パステル】ほうじ茶ティラミスプリン(540円)
  • ・【ダロワイヨ】飲むティラミス(594円)
  • ・【ガトー・ド・ボワイヤージュ 】窯出しパイカスター(ティラミス)(378円)
  • ・【京橋千疋屋】 葡萄のティラミス(681円)
  • ・【パティスリーキハチ】ティラミス オ マロン(584円)

 

今回は上記の中から3種類選んで、実際に食べさせていただきました。それぞれの店舗の店長さんにもお話を伺えたので、各スイーツの魅力をご紹介していきたいと思います。

 

【ユーハイム】ティラミス with モンブラン

ユーハイム

 

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表面には上品なモンブラン、その下にマスカルポーネムースの層があり、続いてほろ苦いコーヒーがたっぷり染み込んだスポンジケーキの3層をサクサクのタルト生地で包み込んだ贅沢な大人向けスイーツです。
まず、タルト生地が驚くほど美味しい!無添加の北海道バターを使用しているそうで、優しい味わいが口に広がります。コーヒーのスポンジケーキがほろ苦いのが印象的で、最初にモンブランの味が感じられますが、最後にはコーヒーの香りでティラミスを感じさせてくれます。これぞティラミススイーツ!!病み付きになりそうな美味しさです。

 

ティラミスとモンブラン、一つで二つのスイーツが楽しめる話題性を狙った商品でした。

 

【ダロワイヨ】飲むティラミス

ダロワイヨ

 

飲むティラミス

 

立教大学の学生が考えた「ティラミス=ケーキ」という概念を覆すスイーツ。この商品名を見たお客様は、驚かれる方が多いのだとか。

 

飲むティラミスの食べ方について。生クリームと板チョコの層と、コーヒーゼリーの層があり、これらをよく混ぜてストローでいただきます。店長さんのお話によると、混ぜる前に各層をスプーンで食べるのがオススメだそうです。それぞれを楽しんだ後に、ストローでよく混ぜて飲んでみてください!

 

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1層目は少し固めの生クリームとビターなチョコレートで食べ応えがあり、2層目は甘さ控えめのほろ苦いコーヒーゼリーでした。それぞれ分けて食べるとティラミス感はあまり感じられませんが、これらを混ぜるとあら不思議。ティラミスの味を感じる全く別のスイーツになっているではありませんか!

最初から最後までワクワクしながら楽しむことができる、新感覚のティラミススイーツでした。

 

【金沢和音】anティラミス

 

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「和」と「洋」が融合された新しいタイプのティラミススイーツです。
金沢和音では、普段年配のお客様が多いらしいのですが、今回のコラボスイーツである「anティラミス」と「ティラミスふくさ餅」を店頭に出してからは、若い女性が増えたのだとか。

 

和菓子はとても甘い印象がありますが、anティラミスは甘すぎず、後味はティラミスの風味で終わります。コーヒー味の和風スポンジケーキである浮島と、マスカルポーネを混ぜ込んだ白あんが違和感なく溶け合っており、とても美味しくいただけました。

 

 

立教大学の学生さんとお店のスタッフの方々が、力を込めて開発したティラミススイーツの数々。今回、食べたのは3種類だけでしたが、どれも大変美味しく、スイーツ好きの人には堪らないであろう商品ばかりでした。

 

他にも、ティラミス=ケーキという概念にとらわれない自由な発想から生まれたティラミス商品がありました。立教大学では今後もこういった取り組みを広げていきたいとのこと。これからも立教大学に注目です。

大学で横浜中華街の味を堪能できる!関東学院大学の「重慶厨房」に行ってきた

2017年10月18日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

今年 4 月に関東学院大学にオープンした重慶厨房という学食をご存じでしょうか。

関東学院大学にある食堂の一つである「重慶厨房」は、1959 年から横浜中華街にある有名な四川料理の店「重慶飯店」が運営しており、関東学院大学の注目食堂です。

そもそも、なぜ横浜中華街にある老舗料理店が関東学院大学の食堂を運営しているのか気になりますよね。
関東学院大学の広報課の方にお聞きしたところ、学食を通じて学生に地元神奈川の味に親しんでほしいという思いがあり、横浜中華街を代表する老舗中華レストランである重慶飯店に出店をお願いしたとのことです。

「重慶厨房」の反響はとても大きく、学生はもちろんのこと、一般の方もたくさん訪れているそうです。土曜日は家族連れで重慶厨房へ食事をしに来る人達もいるのだとか。重慶厨房をきっかけに、学生に神奈川県の魅力を知ってもらうことができ、さらに地域の人々にひらかれた大学として認知を広めることにもつながりました。

そこまで評判なら、是非一度は訪れておきたいですよね!
今回は、今注目の関東学院大学の「重慶厨房」にお邪魔してきましたので、そのレポートをお伝えしたいと思います。

まずは、重慶厨房までのアクセスについて。

 

最寄り駅は京浜急行電鉄の金沢八景駅。そこから関東学院循環の京浜急行バスに乗り換え、5分ほどでバス停「関東学院正門」に到着します。バスを降りてすぐに関東学院大学金沢八景キャンパスの正門が見えます。

 

関東学院大学 金沢八景キャンパスの正門

関東学院大学 金沢八景キャンパスの正門

 

3号館入り口

正門を入ってすぐ右側に3号館が見えます。

 

3号館

そして 3号館に入ってすぐ右側に、噂の四川料理食堂「重慶厨房」があります。早速中に入ってみましょう!

 

重慶厨房の店内

重慶厨房の店内


開放的で広々とした店内です。女子学生の姿も数組見られましたが、特に男子学生が多く訪れている印象でした。
ちなみに、重慶厨房が一番混み合う時間は11時半~14時あたりだそうです。ゆっくり食事を楽しみたい方は、この時間帯を避けると良いでしょう。

 

重慶厨房の食券機

重慶厨房の食券機

 

お料理を頼むには、入り口近くにある食券を買う必要があります。横浜中華街であれば1000円以上はするメニューも、重慶厨房ではほとんどワンコイン(高くても650円!)で食べることができるのは嬉しいですね。

 

重慶厨房のメニュー

重慶厨房のメニュー

 

重慶厨房

 

食券を買ったらこちらのカウンターに券を渡してお料理が出てくるのを待ちましょう。この時は比較的空いていたので、3分も待たない内にお料理が出てきました。

今回頼んだのは、重慶厨房の店長である小野さんのオススメである「担担麺(500円)」です。麻婆豆腐丼なども人気のようですが、重慶厨房の中でも一番人気のメニューということで、今回はこちらの担担麺を食べさせていただくことにしました。

担担麺

見るからに辛そう!実は辛いものが少し苦手な筆者。
恐る恐る食べてみたところ、思った以上にコク深く、程良いピリ辛さがクセになって辛いものが苦手な私でも箸が止まりませんでした。まさに病み付きになる美味さ!
食堂で食べられるレベルの担担麺ではありませんでした。この感動をぜひ色んな人に共有したい、そんな一品です!

また、トッピングのもやしがとてもシャキシャキしていたのが印象的でした。こちら神奈川県産の「丹沢もやし」を使用しているとのこと。重慶厨房のこだわりの一つに、「新鮮な食材を使用すること」があります。採れたての新鮮な野菜を農家や八百屋さんから直接取り寄せているからこそ、いつも美味しい料理を提供することができているのです。季節によって、少し珍しいお野菜がトッピングされることもあるそうで、料理を通して季節を感じたり、新しい食材を知ることができるのは嬉しいですね。

本来であればもっと値が張る料理だと感じましたが、重慶厨房としては、とにかく安くて美味しいものを学生や地元の人に食べてもらいたいという思いがあるそうです。新鮮で美味しい食材にこだわり、ワンコインで食べられるよう調整しているところもお客さん第一の信念を感じました。

また、今後重慶厨房は、季節限定メニューやスイーツなど新たなメニューを考案し、色々挑戦していきたいという話を耳にしました。横浜中華街にある重慶飯店では食べることができない新メニューを今後食べることができるかもしれませんね!

本格的で美味しい四川料理を低価格で堪能できるのは重慶厨房だけ!心の底からオススメできる大学食堂なので、興味がある方はぜひ関東学院大学の重慶厨房を訪れてみてはいかがでしょうか。

これぞプロ魂!情熱あふれる関東学院大学の食堂に行ってきた【Cafe POND/カフェ・ミッキー編】

2017年8月3日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

前編では、9号館食堂オリーブにて料理長さんこだわりの美味しい三崎鮪づけ丼とポテスコをいただき、贅沢なランチを堪能しました。
引き続き、関東学院大学の自慢の学食をご紹介していきます!

今回ご紹介するのは2店舗。
●Cafe POND
●カフェ・ミッキー

前編でご紹介した食堂オリーブと同じく、素晴らしいお店でした。
早速レポートいってみましょう!

Cafe POND

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前編で紹介した食堂オリーブからそう離れていない6号館に位置する「Cafe POND」。
おしゃれな外観はまさに街中にあるカフェ屋さん!
豊富なドリンク・スイーツメニュー看板に胸をときめかせ、何をオーダーしようか考えながら入店しました。

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お店に入ると心地よいカフェミュージックが聴こえ、落ち着いた空間が広がっていました。

入り口近くのワゴンでは、ベーグルやドーナツといったスイーツ類の他に、カップラーメンやお菓子なども販売していました。お昼時はお弁当も置いているようですが、15時過ぎにはほとんどなくなってしまうそうです。

店頭では、コーヒーや紅茶以外にも抹茶ラテやミルクティーなどバリエーション豊富なドリンクメニューを頼むことができます。

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スタッフさんのオススメで、「オールドファッションドーナツ」を1つ、そしてドーナツのお供に「カフェラテ」を頼んでみました。

ドーナツは、しっとりとした口どけで、アーモンドの粒が良いアクセントになっていました。オールドファッションは表面はさっくり、中がしっとりとしていたのが印象的です。甘さも控えめで、カフェラテとよく合いました。

実はこのCafe PONDは、同じキャンパス内の「エテルニテ」と呼ばれる建物内にもあります。
そこに店長さんがいらっしゃるということで、お話を伺いにお邪魔させていただきました。

エテルニテにある「Cafe POND 室の木店」

エテルニテにある「Cafe POND」

Cafe POND室の木店でアルバイトをしている関東学院大学1年生のお二人

Cafe PONDでアルバイトをしている関東学院大学1年生のお二人

Cafe PONDの店長である小倉さんにお店のことを伺ったところ、エテルニテのCafe PONDはまだできて3ヶ月ほどの新しいお店だそうです(2017年4月10日開業)。


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小倉さんのご厚意でアイスコーヒーとクロワッサンをいただきました。クロワッサンは、デニッシュ生地にじわっと広がる甘みがあり、ほのかなシナモンの香りがして美味しかったです。

小倉さんいわく、Cafe PONDはまだまだ発展途上で、お店をもっと変えていきたいとのこと。
小倉さんはとても熱い方で、扱う商品をよりリーズナブルに、かつ魅力的なものに一新していきたいと語っていただけました。学生のことを第一に考え、より活気あるお店にしていくと熱弁されていたのがとても印象的です。

一貫して常に進化していく強い意思を感じられた小倉さんの作り出すこれからの Cafe PONDが楽しみですね!

 

カフェ・ミッキー

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最後にやってきたのは、正門近くにある「カフェ・ミッキー」。
こちらのカフェは2005年4月から創業し、12年目を迎えたカジュアルカフェです。

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お店の奥には手づくりパンがあり、その左手にお弁当とハンバーガーコーナーがありました。
こちらに伺ったのが15時30分過ぎのことだったので、既に商品の多くが売れてしまっていた頃でした。

カフェ・ミッキーの店長さんにお話を伺ったところ、売れ筋はお弁当とハンバーガー、揚げ物とのこと。
ボリューミーなお弁当が売りで、食べ盛りの学生たちに大人気だそうです。

また、カフェ・ミッキーのハンバーガーはとても美味しいと評判で、特にチキン竜田や照り焼きチキンのハンバーガーが人気メニューとなっています。今回は、店長さんがオススメする「ミッキーバーガー」をいただくことにしました。ミッキーバーガーとは、トマト・レタス・ハンバーグ・チリソースを使ったハンバーガーです。

なんとこちらのお店は注文してからハンバーガーを作り始めるそうで、できたてを楽しむことができるんです!
(もちろん、時間がない人向けに包装済みのものも常に店頭に出しています)

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注文から3分で、ハンバーガーができあがりました!おしゃれなカゴにできたてのハンバーガーがのせられており、ハンバーガー専門店のようなクオリティです。

早速いただきます。
口にいれた瞬間、学校で食べられるハンバーガーのクオリティを遥かに超えていると驚きました!とにかく野菜が新鮮なのです。作りたてなのでレタス、トマト、玉ねぎがとてもシャキシャキしていて美味しい!チリソースがピリッときいていて少しスパイシーなのもやみつきになり、あっという間に完食してしまいました!
食堂オリーブで鮪づけ丼を食べたにもかかわらず、完食できたことに自分自身もびっくりです。

カフェ・ミッキーは、ハンバーガーには特にこだわっているようで、「一番美味しいできたてを学生に食べてもらいたい」という思いからこうしたサービスを実施しているそうです。
こちらお店も、お客さんである学生のことを第一に考えている情熱が伝わる素晴らしい飲食店でした。

 


 

前編・後編に分けて関東学院大学の学食をレポートしてきましたが、どの店舗も共通していることは、作り手の方々が熱い信念を持ってお仕事をしているということです。
お話を聞いている中で、店長さんたちから「学生たちを喜ばせたい」という思いがヒシヒシと伝わってくる素晴らしいお店ばかりでした。

学食のイメージを覆すクオリティを誇るメニューの数々、機会がありましたらぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

これぞプロ魂!情熱あふれる関東学院大学の食堂に行ってきた【9号館食堂オリーブ編】

2017年7月27日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

関東学院大学は、1949年に設立された神奈川県横浜市金沢区にある私立大学です。今回はこの関東学院大学が誇る自慢の食堂を取材させていただくことに。
60年以上の歴史を持つ大学の食堂で、一体どのような料理が味わえるのかワクワクしながら関東学院大学へ向かいました。
今回訪れたのは「9号館食堂オリーブ」、「Cafe POND」、「カフェ・ミッキー」の3軒、前編・後編に分けてお届けいたします。

都心から京急本線で60分。ゆったりと電車に揺られながら、最寄り駅の金沢八景駅で降り立ちました。

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金沢八景駅から徒歩15分でいけるのですが、この日はあいにく雨模様。駅の改札を出てすぐ近くにある京急バス「関東学院循環」を利用することにしました。5分ほどすると関東学院大学のキャンパスが見えてくるので、「関東学院正門」で降り立ちます。


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バス停からすぐ先に関東学院大学の横浜・金沢八景キャンパスがあります。とても綺麗なキャンパスで、近代的な大学といった印象を受けました。

関東学院大学正門から入って、奥の突き当たり右に進むと9号館食堂「オリーブ」が見えてきます。

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こちらの食堂は、関東学院大学卒業生なら誰もが懐かしむほどの歴史ある老舗の食堂だそうです。
数多くある食堂の中でも学生の利用率はダントツだというオリーブは、栄養・味・ボリュームともに満点!
お腹いっぱい食べたい学生には嬉しい食堂です。
また、学外の方も利用できるので、学生以外の多くの人からも愛されているそうです。

食堂内は広々としており、お昼時は学生でいっぱいになるそうです。

食堂内は広々としており、お昼時は学生でいっぱいになるそうです。

 

今回オリーブで注文したのは、料理長である佐藤さんのオススメである「三崎鮪づけ丼」「ポテスコ」

こちらの2品は食堂オリーブの自慢のメニューで、ぜひ食べてほしいとのことだったので期待に胸を膨らませながらオーダーしました。特に楽しみにしていたのが鮪づけ丼で、学食で鮪づけ丼を食べられるとは夢にも思わず嬉しい誤算です。

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メインの「三崎鮪づけ丼」がこちら!

惜しみなくたっぷりとのっけられた鮪の量に思わず驚きと喜びの声をあげてしまいました。佐藤さんが言うには、通常、鮪づけ丼に入っている鮪は大体が70gのところ、オリーブでは新鮮な鮪がなんと100gも入っているそうです!

学食にしては少しお高めの670円ですが、鮪づけ丼と考えると、かなり安いといえるのではないでしょうか。
なぜこんなに安く提供できるのかというと、関東学院大学の卒業生に三崎鮪の卸売業を営んでいる方がおり、その協力があるからだそうです。
安く鮪を仕入れることで、安価でたくさん提供することができているとのことで、お客側としては大変ありがたいですね!

お味の方は・・・
一口食べてみて最初に抱いた感想は「鮪が新鮮!酢飯の食感が面白い!」でした。

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鮪の赤身は、新鮮な上に贅沢に厚切りされ、存分に三崎鮪のうまみを味わうことができました。漬けだれの味はあまり濃すぎず、鮪本来の味が生きていたのが印象的です。

また、佐藤さんのこだわりである「酢飯」も注目ポイントです。本来、酢飯からは感じることのない「ポリッ」とした食感が得られたのは驚きでした。
三浦大根と呼ばれる三浦半島からとれる大根を酢飯に混ぜることで、新食感を作り出すと共に、よりヘルシーにしています。
また、酢飯の酢についても、酸っぱすぎずまろやかで非常に食べやすかったのも印象的です。佐藤さんによると、酢飯が苦手という人が案外多いそうで、そういった方々でも美味しく酢飯を食べられるように酢の配合にこだわり抜いたとのことでした。

三崎鮪づけ丼は、食堂スタッフの皆さん一丸となって開発・研究に取り組み、試行錯誤の末にようやく完成した理想の鮪づけ丼です!

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もう一つ頼んでいた「ポテスコ」。こちらも佐藤さんオススメのメニューなのだそう。

このメニューは、関東学院大学の材料・表面工学研究所所属の角田客員研究員が考案したもので、見た目はコロッケですがコロッケにあらず!

3大アレルゲンである卵・牛乳・小麦粉を一切使用しておらず、アレルギーのある人でも美味しく食べられる今までにない関東学院大学オリジナルメニューとなっています。

じゃがいも・かぼちゃ・スイートコーンの甘みがしっかりと出ていて、とても美味しい一品でした!
子供から大人まで幅広い年代の方々に愛されるメニューだと思います。
衣はカリっとしていますが、揚げ物にもかかわらずしつこさはなく、何個でもいけちゃいそうなくらい食べられます。

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「今までにないものを作り出したい」と目を輝かせて力説していた佐藤さん。アレルギーを持った人も楽しく食事ができるメニュー作りに取り組んでいるようで、現在も新メニューの開発中なのだとか。
佐藤さんだけでなく、研究者や他スタッフさんも一丸となってメニュー開発に尽力しているところにとても好感が持てました。

歴史がある食堂ときいていたので、もっと「伝統」を重んじているのかと思いきや、常に「進化」を求めるパッションあふれる食堂でした。
味・ボリューム、食堂スタッフさんの対応、すべてにおいてクオリティが高く、お腹も心もとても満足することができます!

外部の方も入ることができるので、関東学院大学自慢のオリーブ食堂のこだわりメニューをぜひ食べにきてみてはいかがでしょうか?

後編では、関東学院大学が誇る飲食店「Cafe POND」と「カフェ・ミッキー」についてご紹介します。ぜひご覧になってくださいね。

本格フレンチ料理が食べられる!?首都大学東京の「ルヴェ ソン ヴェール南大沢」

2017年6月8日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

2010年4月にオープンしたレストラン「ルヴェ ソン ヴェール 東京」は、首都大学東京内にある本格的なフレンチを堪能できるレストランです。

 

南大沢駅

 

あまり人が多い印象ではない駅ですが、東京都八王子市の南大沢駅の改札をでるとアウトレットが近くにあり、お洒落なカフェが並び立ち、上品な空間がひろがっていました。

 

駅から目的地まで

 

しばらくこのアウトレット通りを歩くと、首都大学東京の建物が見えてきます。

 

大学の正門から入り、のどかな緑の木々に癒されながらさらに5分ほど歩くと、国際交流会館にたどり着きました。

 

首都大学東京の国際交流会館は、学術交流に関する事業や外国人研究者・留学生の宿泊に利用される国際色豊かな建物。建物自体が公共建築賞優秀賞の建築作品の一部となっていて、目を引く美しいデザインが印象的です。

 

入り口

国際交流会館に入ってすぐに目的の「ルヴェ ソン ヴェール 南大沢」が目に入ります。
店のロゴからも本格的なレストランであることがうかがえ、大学内にいることを忘れてしまうほどでした。

 

ここでは、一般的な学食のようなチケット制ではなく、1組ずつ会計を行うシステムとなっていました。クレジットカード(VISA、マスター、アメックス)も問題なく使えるのがありがたいです。

 

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スタッフに案内され、予約していた窓際の席へ。
店内は奥行きがあり、とても開放的で上品な雰囲気が漂うレストランという印象を受けました。ちょうど平日のお昼ごろ入店したので、学生が多くいるかと思っていましたが、見る限り客層は年齢層が高く、むしろ学生らしき人はあまり見られませんでした。

 

今回予約したデザート付きのランチコースメニューはこちら。

 

メニュー

<ランチコース 1620円>
築地より鮮魚の海藻蒸し ベルガモット風味のブールブランソース
味わい地鶏もも肉のスパイス焼き トルチュエピスの香り
トロピカルフルーツのクランブル ミントのジュレ 北島牧場の濃厚牛乳を使った
シャーベットと共に

 

これに前菜とドリンク、パンのビュッフェが付いています。ランチとしてはやや高めですが、肉料理と魚料理の2品を一皿で楽しむことができるのが魅力。また、普通のランチコースであれば肉料理もしくは魚料理のどちらかを選んで、なんと1000円で食べることができるのでかなりお得です。ただし、普通のランチコースは予約不可なので注意が必要です。

 

前菜とドリンクはすべてセルフサービスとなっており、ビュッフェスペースへ行くために席を立ちました。

 

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まず向かったのはドリンクバー。ドリンクは紅茶とコーヒーの2種類。ホットとアイス両方用意されています。
また、ドリンクバーの奥はバーカウンターになっており、お酒も頼むことができます。昼間でなければ、料理のお供にワインの一つでも頼みたいところでした。

 

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ビュッフェスペースは、サラダ・オードブル・パンと品数が豊富。特にサラダとトッピングは種類が多く、自分好みのサラダを作ることができてとても贅沢な気分を味わえました。ドレッシングも2種類用意されていたので、飽きることなく新鮮な野菜をたっぷりとることができます。ちなみに、私はキャベツ・玉ねぎスライス・水菜・にんじんを盛り合わせ、トッピングにオニオンチップス・クルトン・粉チーズをたっぷりかけたスペシャルサラダを作らせていただきました!

 

また、オードブルは、マカロニサラダやパングラタンなどがありましたが、その中でも気に入ったのは、パプリカを使った一品です。スタッフに尋ねてみると、セロリの葉・たまねぎ・ビネガーなどをあわせてつくったソースとパプリカを絡めているそうで、さっぱりとしているけれど深みのある味でとてもおいしかったです。

 

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前菜が食べ終わったあたりで、スタッフがメインを出すか尋ねてきたのでお願いしたところ、出てきたメインの一皿にとてもびっくりしました!料理の見た目もさることながら、お皿の大きさといい、本格的なフレンチ料理そのものだったからです。

お肉と魚をメインに、アスパラガスやロマネスコなどの春野菜をふんだんに使用。豆のソースとホワイトソースは、しつこくなくさっぱりとしていて食べやすいです。癖がないシンプルな味付けなので、老若男女食べられると思います。また、クスクスと呼ばれる小麦粉から作られる粒状のパスタも新食感で珍しく、魚や肉と共にたくさんの食材を楽しむことができた一皿でした。

 

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メインを食べ終わった後に出てきたのは、夏にぴったりのトロピカルフルーツを使ったデザート。上にのっているミルクシャーベットはくどくなく、程よい甘さでいくらでも食べられそうでした。クランブルと呼ばれるクッキーのようなものはすこし硬く、食べるのに少々苦戦しました。
底のほうにはミントのジュレが敷かれ、フルーツとあいまってすっきりとした味わいで最後の一口を終えることができました。

 

食事を終えても、しばらくドリンクバーのドリンクを飲みつつゆっくりさせてもらいました。静かで優雅な空間がとても居心地よく、つい長居してしまいましたが、とても満足した気持ちで店を後にしたのでした。

 

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全体を通して料理・接客ともに素晴らしく、優雅なランチタイムを過ごすことができました。また、大学構内で本格的なフレンチが堪能でき、しかも税込み1620円という値段で食べられるのは大変お得で貴重な体験だったと思います。フレンチといえば癖があるものもありますが、「ルヴェ ソン ヴェール 東京」の料理はとても食べやすい味付けのものばかりだったので、比較的安価で良質なフレンチ料理を食べたい方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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