ほとんど0円大学 おとなも大学を使っっちゃおう

学生有志の「海の家」で残暑を乗り切ろう!!

2015年8月17日 / 学生たちが面白い, 大学を楽しもう

和歌山の浜辺といえば白良浜が有名だが、白浜から少し北に位置する田辺市の「扇ケ浜海水浴場」も、地元民に愛される注目のスポットだ。JR紀伊田辺駅から徒歩約10分。大きすぎず狭すぎず、ほどよい広さの扇ケ浜が松林の向こうに見えてくる。

海の家_海辺

夕方だったからか人は少なめ。のんびり過ごせそう

扇ケ浜では、田辺商工会議所青年部と和歌山大学の学生有志が企画・運営する海の家「バルデガハマ」が昨年に続いて出店中だ。のべ30人のスタッフが、付近のシェアハウスで暮らしながら運営している。

看板メニューの串焼きほか、焼きそば、カレー、生ビール、かき氷(シロップかけ放題♪)などなど海水浴客にうれしいメニューが用意され、夜はバー使いもできる。飲み放題プランもあり、波の音を聞きながら和歌山のおいしい梅酒を飲み比べ…なんて楽しみ方もできてしまう。

5~6種類のシロップかけ放題♪

5~6種類のシロップかけ放題♪

創業明治30年という老舗の梅酒など10数種類!

創業明治30年という老舗の梅酒など10数種類!

一番上の写真をご覧のとおり、スタッフのみなさん、こんな暑い中でもめちゃくちゃ楽しそう…!昨年から参加している水谷陽太郎さん(観光学部4回生)、宮地佑騎さん(システム工学部4回生)は、「夏はココ!と決めている。商工会議所のみなさんと関わるのは勉強になりますし、地域の人や海外からのお客さんなど、毎日いい出会いがいっぱいです」と声をはずませ答えてくれた。

そんな出会いを生み出すのも、学生のアイデアがあってこそ。スイカ割りや「サンセット読書会」、DJを呼んでの「Sunset Beach Party」など、さまざまなイベントを学生が企画し客を呼び込んでいる。ビール、英会話などをテーマにした企画も進行中だ。

私は海は暑いしちょっと…と気後れしてしまうのだが、水谷さん、宮地さんが「バルデガハマ」の目の前に沈む夕日はすごくキレイ!と教えてくれた。イベントは主に夕方からなので、昼間は白浜で遊んで、扇ヶ浜へ出かけてみるのもいいかも(電車・バス移動もできます)。

白良浜と間違えたというお客さんもいるそうだが、決して損した気分にはならなかったはず。国内外からの観光客もじわじわ増えてきているようで、ここが地域活性化に一役買っているのがわかる。今後のイベント情報はfacebookでぜひチェックを。

夕暮れちょっと前。この続きはぜひ扇ヶ浜で!!

夕暮れちょっと前。この続きはぜひ扇ヶ浜で!!

本と人、人と人をつなぐ「まちライブラリー@OIC(立命館大学大阪いばらきキャンパス)」

2015年6月24日 / 大学の地域貢献

書店バイトをしていて思ったことがある。本はその人の内面を垣間見れてしまう、と。
おにぎりをレジ袋に入れるのとはちょっと違う。手にした本のタイトルで、お客さんの興味や悩みなんかがちょっとわかる。

そんな力を持つ「本」を通じて人と出会い、交流を深める取り組みが「まちライブラリー」だ。
蔵書0冊の本棚からスタートし、参加者自らが書いたメッセージ付きの本を持ち寄り、本棚に“植本”(寄贈)することでライブラリーを育てていく活動だ。礒井純充氏(森記念財団啓発普及部長)によって提唱され、オフィスや個人宅で誰でもオーナーとしてライブラリーを始めることができる。今では大阪府立大学I-site なんば他、全国約180カ所(2015年6月現在)に広がっている。

2015年4月には、立命館大学大阪いばらきキャンパスに「まちライブラリー@OIC」がオープン。ライブラリーを支えるスタッフやサポーター会員の市民が常駐し、ワークショップなどの企画を行っている。

サポーター会員(有料登録)になれば本を借りることも可能

サポーター会員(有料登録)になれば本を借りることも可能

開設前の様子。ここに日々本が植本され唯一の本棚ができあがっていく

開設前の様子。ここに日々本が植本され唯一の本棚ができあがっていく

「まちライブラリー@OIC」にとって初めての大規模イベント「第1回植本祭」では、22のワークショップが行われた。テーマは「美味しいビールの理由」「大阪万博」など、本と関係あるの?という内容も並ぶ。ただし、参加するにはテーマにまつわる本を一冊持ってくるのがお約束。参加者どうしで自己紹介&持参した本について伝え合う。

すると不思議なことに、最初は緊張した面持ちの参加者たちが、本を介すとあっという間に打ち解けていく。同じテーマで集まったはずなのに、自分とは違う切り口、考え方、思いを聞きながら、ぐんと距離が縮まっていくようだ。

ワークショップが終わると「まちライブラリー@OIC」へ植本。1グループ4~10人程度と小さいながらも「また集まりましょう!」とわきあいあいとしたコミュニティができあがっていった。

200人を超える参加者が集まった

200人を超える参加者が集まった

絵本がテーマのグループ。自分では見つけられなかった名作に出会えることも!

絵本がテーマのグループ。自分では見つけられなかった名作に出会えることも!

2年をかけ開設に取り組んできた服部利幸教授(同大政策科学部)は、参加者に「目が学生のようにキラキラしておられた。市民のみなさまが主体となって、ご自身の学生時代のようなキャンパスにしていただければ」。提唱者の礒井氏も「隣の人が持ってきた本を見て、なぜこの本を持ってきたのか?その人の思いを受け止めてみてほしい。ぜひこれからも今日の出会いを大切に」と呼びかけた。

2015年5月開催のイベント「いばらき×立命館DAY」でも「まちライブラリー@OIC」が開放され、市内外から多くの人がつめかけた。
トークショーで礒井氏は「郵便局の数は昔から2万ほど。これはだいたい日本中どこでも郵便物が出せる数」と例にあげ、本屋は1万に減ってしまっていることを指摘。「街に大きな書店はありますが、何が問題かというと子どもたちが行きにくい。小さなライブラリーを少しずつ増やしたり、そこに本を一冊でも寄贈することで、若い世代に本を通じて人と交流する機会をもってもらえる」と語り、市民の小さな一歩の積み重ねが、大きなうねりにつながることを伝え、イベントを締めくくった。

参加者の感想を聞く礒井純充氏(左)と服部利幸教授(右)

参加者の感想を聞く礒井純充氏(左)と服部利幸教授(右)

京都や明石のライブラリーオーナーも集まり、自身の経験を語った

京都や明石のライブラリーオーナーも集まり、自身の経験を語った

「まちライブラリー@OIC」は、オープン前から市民などの協力を得てワークショップを何度も開催。オープンから2ヶ月がたった現在、会員(登録有料)は200人に。0冊だった蔵書も400冊を超えたが、まだまだ受付中だ。

大切な本は、見知らぬ人との心を開く鍵になってくれる。茨木市近隣の人は「まちライブラリー@OIC」へ行くもよし、地元で探すのもよし。本を持って新たな出会いを探しに出かけてみては?

立命館大学の新キャンパス・大阪いばらきキャンパスが楽しい!

2015年6月12日 / 話題のスポット, 大学を楽しもう

カフェにレストラン、おしゃれなライブラリー、そして目の前には市の公園が。立命館大学の新キャンパス「大阪いばらきキャンパス」は、一見、大学とは思えないほどユニークな取り組みが盛りだくさん!敷地を囲む塀や門を取り払い、地域に開かれた場所として新たな大学モデルを生み出している。

■「教室」のないキャンパス!?

最寄のJR茨木駅から約5分、サッポロビール工場跡地に建てられたキャンパスの敷地面積は約11万平方m。学生約5,500人に加え、散歩する人や家族連れがゆったりと過ごしている。

実はこのキャンパスには「教室」というサイン表示がどこにもない。すべての空間を、教える場ではなく、主体性をもって学び合う場にしたいとの思いからだそう。9階建の学舎(A棟)に入ると、長さ200mのコンコースが奥へどーんと伸び、ガラス張りの部屋が並ぶ。とにかく開放感があって、“壁”や“境界”を感じさせない、知的でおしゃれなラボといった雰囲気。

また、いたるところに椅子やソファ、机などが置かれていて、“たまり場”が自由に作れるようになっている。使い方は特に指導しているわけではなく、学生が柔軟に活用しているようだ。

最大長さ200m×幅18m。広々としたコンコース(廊下)も学び合う空間

最大長さ200m×幅18m。広々としたコンコース(廊下)も学び合う空間

 

コンコース脇のミーティングスペース。壁一面がホワイトボード  

コンコース脇のミーティングスペース。壁一面がホワイトボード

学生の提案でデザインされた学習スペース・アカデミックラウンジ

学生の提案でデザインされた学習スペース・アカデミックラウンジ

 

広々としたセミナールームは公開講座などのイベントにも使用可能

広々としたセミナールームは公開講座などのイベントにも使用可能

座布団ルーム!?斬新なアイディアが生まれるかも!

座布団ルーム!?斬新なアイディアが生まれるかも!

 

■地域と育てるキャンパスの魅力&学びの場

斬新な施設を見学するのもおもしろいが、もう一つ、このキャンパスの魅力は「地域に開かれている」ということ。一般の人が参加できるさまざまな取り組みが複数にわたって進行中だ。

例えば、里山、ガーデニング、本をテーマとした交流会やワークショップを開く「コミュニティ創造プロジェクト」。地域の人にとっては、大学というアカデミックな場所で楽しめる大人のサークル活動。大学の先生はもちろん学生も参加しているので、立場や世代を超えた仲間ができる。

コミュニティ創造プロジェクトの一つ、まちライブラリー@OIC。蔵書0冊からスタートし、参加者が本を持ち寄り本棚を育てていく。会員はすでに200人近くに(2015年6月現在で191名)

コミュニティ創造プロジェクトの一つ、まちライブラリー@OIC。蔵書0冊からスタートし、参加者が本を持ち寄り本棚を育てていく。会員はすでに200人近くに(2015年6月現在で191名)

他にも近隣の企業などの協力のもと、学生がソフトクリームやビールの新商品を開発するプロジェクトもある。2015年5月に開催されたイベント「いばらき×立命館DAY」では、初披露された商品に長蛇の列ができた。

日世&サッポロHDとのコラボで作った「茨木バニラホップ」。当日はこの人気ぶり!学内のレストランで販売予定

日世&サッポロHDとのコラボで作った「茨木バニラホップ」。当日はこの人気ぶり!学内のレストランで販売予定

 

1万人を超える来場があり、注目度の高さがうかがえた

1万人を超える来場があり、注目度の高さがうかがえた

大学発の商品開発や地域連携は今に始まったことではないが、ここほどキャンパス全体で取り組み、大きくPRしているところはまだまだ少ないといえるだろう。さらに大学主導というよりも、市民、学生が主体となったイベントやワークショップが続々と開催されており、人々の交流の場はこれからも広がっていきそうだ。

涼を求めて…神戸山手大学ホタル観賞会

2015年6月3日 / 体験レポート, 大学を楽しもう

神戸の中央区でホタルを楽しめる?!

そう聞きつけて、期間限定でキャンパスを開放している神戸山手大学を訪れた。

最寄のJR元町駅から山側へ登ること約15分。同大を流れる宇治川の「蛍橋」にはすでに人影が。

夕暮れ時、川をわたる風が心地よい

夕暮れ時、川をわたる風が心地よい

 


西門から入ると「宇治川ホタル研究部」の学生に迎えられ、蛍橋へ向かう。近隣の家族づれや会社帰りとおぼしき人々が、日が落ちるのを待っていた。

ホタルへの期待が高まる

ホタルへの期待が高まる

 



19時半をまわった頃―。

「光った光った!」と子どもが大興奮で指さす方向を見ると、河川敷の草むらにふんわりと光が見えた。1つ気づけば、目が慣れてきて20数匹があちこちにいることが分かる。ホタルが飛び立ち暗闇に光が舞うと、会場は一気に盛り上がった。


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うれしいことに「去年に比べ今年は多いんですよ」と教えてくださったのは、生物学専門の吉岡英二教授(同大現代社会学部)。2002年に初めて宇治川でゲンジボタルが確認されて以降、研究部の学生とともにホタルの保護と生態研究を続けている。

生育にあたっては、エサとなるカワニナの入手や与える量の調整が難しいポイントだそう。そのため極端に数が減ってしまった年もあったが、13年間絶えることなく地元の人を楽しませてきた。

「あまり飛ばない年もあるので安心しました」とほっとした表情の吉岡教授。2002年当初は近所の男性らとホタル観察をしていたが、今や200人が来場する日もあるほどのイベントになった。


期間が終われば、自然に産卵した卵やメスの成虫を採取し産卵させる。次の世代のはじまりだ。

来場者がもらえる特製ホタル飴!カラーバリエーション有

来場者がもらえる特製ホタル飴!カラーバリエーション有

赤レンガの学舎が映える大谷大学のキャンパス

2015年6月1日 / 話題のスポット, 大学を楽しもう

100年を超える赤レンガの学舎。

緑豊かなキャンパスに風格を添える建物「尋源館」。1913年竣工の大谷大学のシンボルです。

国の有形文化財にも登録されており、今もいくつかの授業が行われています。

尋源館は大谷大学が東京巣鴨から京都に移転した際に建てられたもので、当時は「本館」と呼ばれていました。中に入るとしんと静けさが漂い、タイムスリップしたような気分に。こんな歴史ある空間で学べるなんて、すてきですね。


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キャンパスを進むと「響流館」という建物が。「こうるかん」と読みます。
ここは図書館・総合研究室・博物館などが一体となった学びの施設です。

町屋の格子を模したデザインがエントランス。知の世界へと誘います。



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階段もなんだかかっこいい。↑

 


図書館には、82万冊の蔵書。

博物館は、国指定の重要文化財10点を含む、貴重な文化財12,000点を所蔵しています。

企画展、特別展では一般の方もたくさん訪れます。

 

真宗学科のある大谷大学らしい蔵書も。

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最後に、大谷大学の隠れたビュースポットをご紹介。

写真は、向かいの校舎のガラスに写った尋源館のお姿。お立ち寄りの際はお見逃しなく。 



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photo by : 藤岡みきこ

「大英帝国プディング」って何だ?/大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」レポート!

2015年5月17日 / 体験レポート, 大学を楽しもう

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大阪大学とクッキング?どこで結びつくのかと思いきや、これがなんと好相性。同大と大阪ガスが開催する「アカデミクッキング」は、教員による講義と料理教室を組み合わせた人気講座だ。阪大は敷居が高いという人、料理教室は初めての人双方にとって、知的でおいしい世界が広がっている。


「アカデミクッキング」当日は、大阪ガスクッキングスクールが阪大の“講義室”だ。発足から4年半、毎回高倍率の抽選に通った参加者たちが、エプロン姿で受講する。

取材時のテーマは「台所から世界を変える/食べる/考える 大英帝国プディングとローストビーフ」。なんだか大そうな“大英帝国プディング”とは一体何?!と思いつつ、イギリス文化好きの私としては気になる一品。しかし、今回の講義を担当する橋本順光(はしもと・よりみつ)先生(同大学大学院文学研究科准教授)が取り出したのは、真っ黒なカップケーキだった…!

本場のプディング。現在はクリスマスプディングと呼ばれる

本場のプディング。現在はクリスマスプディングと呼ばれる


「クリスマスの定番なんですよ」と橋本先生。試食してみると日本にはない相当な甘さのフルーツケーキで、お土産ならおいしいかな…という味。しかしこの小さなお菓子、かつては国の一大プロジェクトを担っていたらしい。おかげで血糖値があがった参加者たちは、前のめりで先生のお話に聞き入った。  

「食卓にこそ政治の極致がある」。
『エリゼ宮の食卓』のなかで、毎日新聞客員編集委員・西川恵が述べた言葉だ。橋本先生はこの言葉を取り上げ、食卓は政治と深く結びついていることを紹介。プディングもその一例なのだという。

というのも、レシピを考案したのはお役所「帝国通商局」。1926年のことだ。大英帝国の外から来た食材を買わせず、自国の経済圏(植民地含む)で物を調達しようと考え出されたのがこのレシピだった。南アフリカ産の干しぶどうにオレンジピール、カナダ産のリンゴ、ジャマイカからはラム酒といった具合に、すべて植民地から食材を集め、関税のかからない“国産”プディングを完成させた。

通商局は節約しようとしただけではない。この試みには帝国主義のプロパガンダが含まれていた。クリスマスに一族が集まるように、遠い植民地との絆を再確認し、英国のもとで共存共栄していこうという宣伝も兼ねていたという。

「これは形を変えてしぶとく残っている」と先生は指摘する。「一人ひとりの写真を組み合わせると、1つの絵になる作品がありますよね。アメリカのさまざまな土地から採れた石で建てたワシントン記念塔もそう。帝国主義ではありませんが、性質は同じ」。互いのつながりを意識し、一体感を高めようとする行動は、確かに今でもなじみがある。  

ほぉぉ~と参加者の目からウロコが落ちたところで、調理タイムがスタート!大英帝国プディングとは反対に、イギリス本国の食材だけで生まれたとされるローストビーフが今回のメイン料理だ。プディングは日本人向けに(かなり?)アレンジされたレシピが配られた。

この時間は大阪ガスクッキングスクールの先生たちがサポート

この時間は大阪ガスクッキングスクールの先生たちがサポート

 

いいにおい!

いいにおい!

 

今回が初参加という女性は「こんなお話が聞けるとは思っていなかった!」と満足げ。「テーマが料理なので、講義だけでは物足りず、料理だけだとあっけなかったかも。2倍楽しめる」と話してくれた。「阪大は第二の母校」と言うほど公開講座に足を運ぶ男性は「座学と違い参加者との交流もあっていいですね!」と笑顔を見せた。

“大英帝国プディング”には、“大英帝国”と冠する相応のワケがあった。英国の知恵と現在とのつながりを思いながら、最後にみんなで食卓を囲む。
おなかもアタマも知的に満たしてくれるぜいたくな時間こそが、アカデミクッキングの何よりの魅力だ。

実際に作ったローストビーフ

実際に作ったローストビーフ

そしてプディング。ふわふわのおいしいフルーツケーキができた

そしてプディング。ふわふわのおいしいフルーツケーキができた

 

ドクダン流対決!東大チョコVS京大チョコ

2015年5月17日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

おいしいのはどっち?なにかと引き合いに出される両大学。グッズのチョコレートをネタに、味はもちろん、パッケージやその裏の記載まで徹底比較してみた。チョコ通とはいえないほとゼロ編集部のあくまで独断だが、さて、軍配があがるのは?

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☆メンバー紹介+お気に入りコンビニチョコ 
藤(男性):明治のハイミルクチョコレート
花(男性):クランキー
岸(男性):ルックチョコレート
中(女性):ダース(ホワイト)
河(女性):ミニビット
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チョコ云々より大学名。

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河:東大チョコは注文したのが2月初旬。バレンタインの時期でした。

 

花:バレンタインに受験生がもらったらイラッとしそう。

 

中:ネタで使えそうですけどね。中のパッケージは高級感があっておしゃれ。

 

花:京大はあずき色にイメージカラーの濃紺のオビ。配色がハイセンス!

 

岸:でも、どちらもチョコってわかりませんねー。

 

花:一応英語で書いてるけど、中身よりも大学名の自己主張がすごい。

 

藤:あえてチョコとはいわんぞ!っていうプライドがある感じやね。

 

岸:裏面を見ると、賞味期限は東大の方がちょっと長いですね。

 

中:あと製造者がメリーチョコレートカムパニーってはっきり書いてますね。名称も「東京大学オリジナルチョコレート」。

 

花:京大は単に「チョコレート菓子」。製造者も書いてないし、気合いは東大の方が感じられる。

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箱をあけるとこの違い。

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河:京大は和紙のような紙にカバーされてて、はんなり京都っぽい!

 

岸:東大はカードが入っています。メリーで特別限定生産していることや、大学紹介、イメージカラー(ライトブルー)の説明がライトブルーで書いています。

 

中:“おみやげ”というのをすごく意識してますね。

 

花:しかも中の箱がゴールド、ど真ん中にクラウン。俺がトップや!!ていう。

 

藤:クラウンの下に若干場違いっぽいのが入ってるけどね…。京大の方が、あっさりはしてるけど上品かな。

東大

東大

京大

京大

   

いざ実食!サプライズがいっぱい?!

岸:京大の羽根か葉っぱ型のチョコは、ミルクの方は懐かしい感じ。一方ブラックはダースのビターっぽい。

中:例の東大のクラウンは中が2層になってますよ!ブルーベリーソースとホワイトチョコ。甘いけど、ブルーベリーの酸味が全体を引き締めていておいしい。

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河:京大あやうしですね!京大のロゴ入りのは…一応2層ですよ。ホワイトチョコのコーティング!

 

花:京大もわかってるやん!味もアーモンドペースト風味でダブルサプライズやー。単調に見せかけてカウンターを食らわせる、京大やばいな。

 

藤:いや、ちょっと薬っぽい味が…。

 

中:それはないでしょう!なにか香料を入れているみたいなので、ひとくせあるように感じるのでは?

 

岸:一方の東大ロゴ入りチョコは、キャラメルっぽい甘い味ですね。まろやかでヤサ男な感じ。まぁ、糖分補給ができてアタマにいいんじゃないですか。

 

河:それぞれ良さがあって甲乙つけがたいですね!?

 

…となんだかんだで食べちらかした結果。

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藤:男性、女性ではっきり分かれたね。

 

岸:京大は甘すぎない感じがいい。シンプルなのとちょっと工夫されたのと、2つのキャラがみれてよかった。

 

花:チョコに対してのちょっと不器用な感じとか実直な感じは評価できる。あー京大やなー。こびない感じがいい。中途半端な色気があるとブレてる感じがするし。

 

中:東大は完成度が高かったです。特別感がある。ちょっと甘いのが気にかかるけど、東大みやげとしてもらったら面白いし、うれしいです。

 

花:あのクラウンの高慢さ、自信のほどは東大らしい。大学側がクラウンを依頼したのか、「メリーさんが気を利かした」のかが気になる。

 

河:※意見には個人差があります。

 

 

 

まとめ♡

  • ・ 一見チョコとわからないが、どちらもステキなパッケージです。
  • ・ 東大は甘みが強くバラエティ豊かです。京大はシンプル。ビターが好きな方におすすめ。
  • ・ おみやげにぜひお買い求めください。

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