ほとんど0円大学 おとなも大学を使っっちゃおう

プリンスホテルの味を鴨台食堂でリーズナブルに@大正大学

2017年5月9日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

贅沢な味わいの引き締まった鴨肉のスライス。うま味たっぷりの新鮮なサーモンのカルパッチョ。そんな上質なオードブルやデザートが食べ放題で、さらにメインプレートがついてくるハーフビュッフェが楽しめる学食があると聞き、西巣鴨の大正大学へと向かった。

プリンスホテル直営の鴨台食堂が開業したのは4年前。プリンスホテルの味を気軽に楽しめる学食として、数多くのメディアにも注目されている。鴨台食堂の「鴨台(おうだい)」は大正大学のある巣鴨の高台を指しており、「食堂(じきどう)」は食する場所を表す仏教用語からとっているらしい。

三田線 西巣鴨駅の3番出口を出て2分ほど歩くと、「大正大学」「大正大学大学院」と書かれた校名プレートに使用されたエメラルドグリーンの差し色が美しい、大きな正門を発見。
正門

門の手前には早速、おいしそうな料理が掲載された鴨台食堂のメニュー看板が置かれており、期待感が高まる。
メニュー看板

大学の敷地内には新旧さまざまな建物が立ち並んでいるのだが、なぜか鴨台食堂への目印は特に見当たらない。でも、とりあえず真っすぐ進むと、右手にガラス張りの建物(5号館)が見えてくるので、その中に入ろう。
外観

奥にあるエレベーターで8階に上がると、右手にレストランの入り口が。店内は広々としており、見晴らしがとてもいい。土曜日の昼どきだったが、店内の席は近隣在住の主婦たちと思われる女性グループが大多数を占めており、ファミリーや学生らしき方たちの姿もチラホラと見受けられる。
内観

席に着くと、行く前から気になっていた網焼きサーロインステーキ(2,100円)を注文。そちらの料金の中にハーフビュッフェ代(料理、デザート、ソフトドリンク)も含まれている。

注文後は、すかさずビュッフェコーナーへ。

まずはサラダをとり、オードブル全種をお皿に盛り、さらに別プレートにパスタを乗せる。他にもカレーなどがあったが、メインが入らなくなることを恐れ、あえて欲張らないことにした。
ビュッフェ

それらをテーブルに運ぶと同時に、サーロインステーキも到着。全部揃うと、なかなかと豪華だ。自ずとテンションも上がってくる。
メニュー1

一番初めに口に運んだのは、サーモンのカルパッチョ。ひと口食べて、安心した。素材も、味も、ちゃんとホテルクオリティになっている。その後、鴨肉、チーズ、タコのマリネなどを次々と食べてみたが、いずれも期待を裏切らないおいしさだ。

オードブルを食べ切ったところで、早速メインプレートに突入。ステーキを食べやすい大きさにナイフで切り、一切れ口に含んでみた。

ひと言で表すと、「肉のうまみがギュッと凝縮された、良質なお肉」。必要以上に脂が乗っていないので非常に食べやすく、味わうたびに幸せな気持ちに浸れる。
メニュー2

こちらは友人が食べていた魚のプレート。上品な味わいの鯛を使用しており、ソースもやはりホテルクオリティだ。お肉と魚を堪能したあとは、パスタで〆る。
メニュー3

食後のコーヒーをいただくため、デザートコーナーの横をとおると、キラキラとしたスイーツたちが誘惑してきた。ケーキ各種、アップルパイ、フルーツカクテルなどに加え、チョコレートファウンテンまであるではないか。
デザートビュッフェ

もうお腹はいっぱいのハズなのに、4種類のケーキをプレートに乗せ、コーヒータイムに突入。
デザート

デザートも全部おいしいのだが、お気に入りは断然チョコレートケーキ。コーヒーとの相性が抜群にいいので、コーヒーのおかわりがてら、さらに2つとってしまった。

ハーフビュッフェは土・日限定だが、時間制限はないので、おいしい料理を食べながら、家族や友人とゆっくりと過ごしたいときにはもっていこいだ。他にもカフェタイムにはスイーツ&ドリンクセット、ディナータイムにはコースの用意などがあり、平日はお得なランチメニューも提供している。個室もあるので、さまざまなシーンで活用できるだろう。

建物の入り口から店内の席に至るまで段差のないバリアフリーになっており、車椅子やベビーカーの利用も可能なので、小さなお子さま連れの方やご年配の方も安心して食事を楽しむことができるのもうれしい。

巣鴨周辺を訪れた際は、ぜひ大正大学の鴨台食堂で、あなただけのひとときを堪能してみてはいかがだろうか。

味も、雰囲気も、まさに本場!アジアン食堂「食神」@神田外語大学

2017年3月23日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

その日の気分に合わせて、中華、韓国、インドネシア、ベトナム、タイ料理が楽しめる、神田外語大学のアジアン食堂「食神」。土日のみ一般開放しており、本場の味を楽しみつつ、現地さながらの空気が味わえる食堂として、地元の方たちから人気を集めている。

JR総武線 幕張駅から徒歩約20分。若干遠いが、大通りが多いので道はわかりやすい。神田外語大学と書かれた門が現れたらそちらをくぐり、まっすぐ奥へと進んでいくと、左手に三角屋根が目印の平たい建物が見えてくる。
外観1

中央にデカデカと「食神」と書かれた看板が見えるので、その下の扉を開けよう。
外観2

店内に入ると、異国情緒あふれるアジアの歌謡曲も流れる中、各国のランチプレートのディスプレーとメニュー看板がお出迎え。
内観1 内観2
内観3

ディスプレーの横に記載されていた注文方法を確認したところ、まずは5ヵ国のプレートの中から1皿選び、さらに麺とデザートを1皿ずつ選べるシステムのようだ。すべて込みで、いずれもお値段は1,000円。さらに200円プラスするだけで、飲み放題のドリンクバーもつけられる。

ナシゴレンがおいしそうだったので、今回は「インドネシア」のプレートを選択。麺はベトナムの「フォーガー(鶏入りフォー)」をいただくことにした。ディスプレーの隣に置かれた食券を店内奥の会計場所に持っていって支払えば、料理が用意でき次第、音が鳴るブザーをくれる。デザートは追って、デザートコーナーで選べるとのことだ。
内観4

料理を待っている間に、席を取ろう。店内は広々としており、驚くことに、エリアごとに各国のテーブルや椅子が配置されている。どのエリアも魅力的で、どこの席に腰を下ろすか悩んだが、中国の丸椅子に座ることにした。

他にもオシャレな屋台があったり、タイのタクシー「トゥクトゥク」が置かれていたり、あちこちで“たのしいアジア”が展開されている。中央にはパフォーマンスエリアがあり、時折、在学生によるアジアの伝統舞踊や器楽演奏が行われるそうだ。さらに、2階にはウェイティングルームやダイニングルームもあるらしく、とても大学の食堂とは思えない。
内観5 内観6
内観7

ブザーが鳴り、おいしそうな料理が乗せられたトレーを受け取ったら、デザートコーナーへ。タピオカのココナッツミルク、白玉あずき、マンゴープリン、オーギョーチーの4種類が置かれていたが、タピオカをいただくことにした。

すべて揃うと、なかなかボリューミーだ。
また、メインプレートに描かれた「インドネシア」の文字とイラストがカワイイ。
メニュー1 メニュー2

まずは、つけ合わせから。
アヤムゴレン(鶏のから揚げ)、帆立と茄子が入ったお惣菜、温野菜や厚揚げがごちゃまぜになったガドガドなど、日本人でも違和感なく食べられる料理が並んでおり、いずれも美味である。サクサクとしたクルプック(えびせん)は、たくさんあったら永遠に食べ続けてしまいそうな病みつき食感だ。

ナシゴレンは、思いのほかマイルド。一般的なエスニック料理店のものと比べてクセがないので、ツウには物足りないかもしれない。しかしながら、逆に言えば、万人受けしそうな一品に仕上がっている。

こちらは友人が食べていた中国のランチプレート。
炒飯をシェアしてもらい、ナシゴレンとの食べくらべを試みたが、今回は炒飯の味の方が少し勝っていたように思う。麻婆豆腐は辛くないのに、うま味たっぷりでおいしい。
メニュー3

お腹いっぱいになってしまったので、今回はいただくことができなかったが、お腹に余裕があれば無料でかき氷を楽しむこともできる。
かき氷

ちなみに、土曜日の夜限定でディナーバイキング(制限時間120分)も実施している。5ヵ国の料理とデザートを心ゆくまで堪能することができて、ドリンクバーも込みで、たったの2,000円。各国の料理をたくさん食べたい方にはこちらが断然おススメだ。さらに、お酒を飲みたい方には、各種アジアビールも取り揃えている(※1瓶400円/ランチ時も注文可能)。
ビール

「食神」は、日本で初めてNAHA(日本アジアハラール協会)「ムスリムフレンドリー・ハラール認証」を取得した学生食堂。イスラム教では豚肉とアルコールの摂取が禁じられているため、豚肉を使用しないことはもちろん、しょうゆはアルコールが含まれているので代わりにダシを使う、(ムスリム向けでない料理に使用した食器などは好まれないため)専用のカトラリーを用意する、などといった管理が徹底されている。
カトラリー

エスニック料理がお好きな方はもちろん、ハラール食を食べてみたいという方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがだろうか。

スター○ックスもびっくり?!早稲田大学のオシャレカフェ「Uni. Cafe 125」

2017年3月7日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

早稲田大学といえば大隈講堂が有名だが、そのすぐ近くにスター○ックスやタリ○ズといった大手コーヒーチェーンにも引けをとらない、スタイリッシュなカフェがあることをご存じだろうか。

その名も「Uni.Cafe125」。早稲田大学の公式グッズを販売する「Uni.Shop125」と共に、「Uni.Shop & Cafe 125」という建物の中に入っているお店だ。

建物は全面ガラス張りになっており、テーブルと椅子が配置された魅力的なオープンデッキを配している。周辺を散歩しており、たまたま通りかかったのだが、吸い込まれるように入ってしまった。
外観

扉を開くとまずはショップスペースがあり、トレーナー、マグカップ、ペンなどがズラリと並ぶ。いずれも大学のオリジナル商品とは思えないほどクオリティが高い。中には有名ブランドとのタイアップ商品もあり、卒業生でもないのに欲しくなってくる。
内観1

その奥にはカフェスペースが。この日は残念ながら曇りだったが、店内は太陽光がたっぷり差し込むようになっており、とても明るい印象。学生の姿はほとんど見受けられず、大学関係者や近隣住民、ノマドワーカーと思われるような人々でいっぱいだ。
内観2

ランチメニューは全部で7種類。いずれもサラダ、スープと食後のコーヒーがついて880円とお値段も良心的。お肉が食べたい気分だったので、「ハッシュドビーフ」を注文することにした。
料理1

まずは、サラダをパクリ。たっぷりとオイルを使用した、深みのある味わいの和風ドレッシングがかかっており、非常においしい。

次に、ハッシュドビーフに手を伸ばす。野菜と牛肉の味がしっかりとしみ込んでいながらも、万人受けしそうなマイルドな仕上がりだ。牛肉もたっぷりと入っており、空きっ腹をジワジワと満たしてくれる。
料理2

途中、友人が注文した「サバの香草パン粉焼き」も味見させてもらったが、一瞬、鶏肉ではないかと思ったぐらい、うま味たっぷりに味付けされていた。
料理3

一般的な女性にはちょうどいい量だと思うが、よく食べる方や男性にはちょっぴり物足りないかもしれない。そんなときは、スイーツを追加注文。私も少々物足りなかったので、ガトーショコラ(320円)をいただいた。他にもチーズケーキやパウンドケーキなど豊富に取り揃えており、すべてお店で手作りしているそうだ。

ちなみにコーヒーは、メニュー提供時に引き換え用の小さなプラスチック製のコインが手渡され、それをレジに持っていけば交換してくれるので、食後にアツアツの一杯が楽しめる。

というわけで、コーヒータイムに突入。
コーヒーの苦味が濃厚なガトーショコラの甘さを引き立ててくれ、一口食べるたびに幸せな気分になれる。友人と近況を語り合いながら、至福のひとときを堪能した。
料理4

帰り際、大隈講堂の前でガイドツアーに遭遇した。調べたところ、ガイドしているのは早大生で、大学の歴史を、自身の学生生活におけるエピソードなどを交えて案内してくれるそうだ。

一般の方々に大学に対する理解を深めていただくことを目的に行われているらしく、大隈講堂、大隈銅像、総合学術情報センター(中央図書館)を回るキャンパスツアーを定期的に実施しているとのこと。もし興味があれば、そちらも併せてチェックしてみてはいかがだろうか。

ホテルクオリティの料理をお得に!カフェ ポンヌフ@中央大学駿河台記念館

2017年2月2日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

メイン料理、サラダ、スープ、パン(or ライス)、デザート、コーヒーまでついた贅沢なランチコースを、たった1,080円(税込)で堪能できるお店があるという。その名も、「カフェ ポンヌフ」。中央大学駿河台記念館内にある、阪急阪神東宝グループの「第一ホテルサービス」が運営している喫茶室だ。

JR御茶ノ水駅 聖橋口を出て3分ほど歩くと、建物の中央部分が円筒になった、左手に赤みを帯びた茶色の建物が見えてくる。そこが、中央大学駿河台記念館である。入口の階段を降りきってすぐに右方向に進むと、喫茶室への目印である『護法の像』を発見。
外観1

中央大学といえば法学部が特に有名だが、『護法の像』は、「すべての人間は社会において集団の一員として法に従って生きていかなければならない」ということを表すため、アリが擬人化されている。同大学の創立100周年にあたり、駿河記念館が建てられた際に寄贈されたそうだ。

そのすぐ側には喫茶室のメニューが載った看板が置かれており、「肉 ハンバーグ 和風仕立て」、「魚 白身魚のパネソテー」などと書かれていた。肉は「肉コース」、魚は「魚コース」を意味しており、メニュー名はそれぞれの本日のメイン料理のことを表している。ちなみにパネソテーとは、「揚げ焼き」のことらしい。
メニュー表

『護法の像』と看板の間を抜けた先にある入り口に入ると、カフェに到着。レトロな外観ではあるが、右手には装飾されたウイスキー瓶などが飾られており、さりげなくオシャレ感を醸し出している。
外観2 外観3

中に入ると、さらにびっくり。なんと、ホテルの喫茶室さながらの上品な空間が広がっていた。しかも、お昼どきを若干過ぎていたせいか、土曜日にも関わらず(逆に土曜日だからだろうか)、ほぼ空席だ。片側は全面ガラスになっており、そこからはお隣の日本大学理工学部のキャンパスや道行く人々の様子がよく見える。
内観

ランチの種類は他にもいくつかあるのだが、肉・魚コースはやはりお得感がある。肉にするか、魚にするか、メニュー表を見ながら迷っていると、店員さんが本日のお肉/お魚料理の写真を見せてくれた。「白身魚のパネソテー」のビジュアルに惹かれ、今回はそちらを注文することにした。

一皿目のレタスと水菜のサラダは一見シャビーだが、シャキシャキしており、かかっているサウザンアイランドドレッシングもおいしい。かぼちゃのスープはまろやかでコクがあり、濃厚な味わいだ。
料理1

そして、メインの魚料理。
運ばれてきた上品なプレートには、キツネ色にこんがりと揚がったパネソテーを中心に、パプリカ、ズッキーニといった色鮮やかな野菜が美しく散りばめられていた。

パネソテーは魚の身がとても柔らかく、高級感あふれる味わいのホワイトソースとの相性も抜群。あっという間に平らげてしまった。つけ合わせのパンも、マーガリンをつけたり、メイン料理の残ったソースをつけたりしながら、おいしくいただいた。
料理2 料理3

ちなみにこちらは、友人が注文した「ハンバーグ 和風仕立て」。
ひとくち味見させてもらったところ、深みのある味わいの上品な和風ソースが、お肉のうま味と見事に口の中でマリアージュした。
料理4

食後のデザートには、ミルクプリンとコーヒーが登場。ほどよい甘さの、なめらかな舌触りのミルクプリンは一瞬でお皿から消えてしまった。しかしながら、その後もコーヒーとお冷を片手に友人と雑談をしながら、一時間近くゆったりと過ごさせていただいた。
料理5

運営元がホテルとはいえ、さすがに接客・サービスまではホテルクオリティとは言えない。しかしながら、一味ちがう贅沢なランチをお得に楽しみたいときには大変おすすめだ。もちろん、ドリンクのみの注文だけでもOKなので、ゆったりと読書や勉強をしたい方もぜひ一度訪れてみてはいかがだろうか。

学食のイメージが180度変わる!東大農学部の「レストラン アブルボア」

2016年12月14日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

「非日常的な空間」の中で「リーズナブル」に「おいしいランチ」を「ゆったり」と楽しみたい。そんなときは、東京大学農学部 向ヶ丘ファカルティハウス内にあるレストラン アブルボアがおすすめだ。

東大といえば本郷キャンパスが有名だが、農学部はその隣の弥生キャンパス内にある。最寄りは南北線の東大前駅で、1番出口を出て左に少し歩くと農正門が現れる。
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門をくぐり、奥に向かって歩くこと約7分。アブルボアと書かれた旗を目印にさらに進んでいくと、白い建物が見えてくる。そこが向ヶ丘ファカルティハウスだ。
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ひと気がないことにちょっぴり不安になりながらも、とりあえず近づいてみることに。存在感のある木製の引き戸を前に一瞬ちゅうちょしてしまったが、おそるおそる開けてみた。
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フランス語で「動物達の水飲み場」を意味するアブルボア。エントランスでは早速、壁に描かれた木登りをするおサルさんが出迎えてくれた。
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右手に進み、階段を降りるとレストランへの入り口があり、興味をそそるプリミティブな調度品が飾られている。食事を楽しむお客の姿も見え、ようやく一安心した。
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休日のお昼どきだったので多少混んではいたものの、ほとんど待たされることなく窓際のカウンター席に通された。細長い窓の天板の上にも不思議なオブジェが置かれ、壁にはラスコーの洞窟壁画のような絵が描かれている。
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店内は天井が高く、広々としており、テーブル席側の壁にはジャングルを想起させる緑深い絵が描かれていた。また、お客は学生ではなく、近隣に住むマダムやファミリーだと思われる人がほとんどだ。
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メニューの「人気No.1」の文字にひかれ、「日替わり9種盛り合わせ定食(980円)」を注文。ご飯は佐渡産のコシヒカリ(朱鷺米)を使用した白米と十六穀米の2種から選ぶことができるのだが、今回は十六穀米でお願いした。なお、ランチ注文時はコーヒーが100円(通常350円)になるので、食後にいただくことに。

しばらくするとサービスのジンジャーティーが、その後、9種のおかず、ご飯、サラダ、スープをのせた豪華なお膳が運ばれてきた。
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まずは、胡麻ドレッシングがかかったサラダをパクリ。レタスがシャキシャキしていて、とてもおいしい。にんじん、たまねぎ、もやしといった野菜のうま味がしっかりとしみこんだスープからは、体へのやさしさが感じられた。栄養たっぷりの十六穀米は程よくかたさを残した炊き方をしているため、一粒ひと粒の雑穀が持つ美味しさを存分に味わうことができる。

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ナスのおひたし、サーモンのマリネ、ポテトサラダ、油淋鶏、カキフライ、揚げシューマイ、こんにゃくなどの煮つけ、卵焼き、ひじきと豆の煮物が盛られた9種盛り合わせは、それぞれ素材を生かした味つけがされているので、一品一品の完成度が高い。

友人が食べていた加賀カレーも味見させてもらったところ、こちらは酸味と甘味のバランスが抜群。「和カレー」と称しているのだが、やはり野菜のうま味がしみこんでいるのだろうか、洋カレーさながらのしっかりとした味が楽しめる。それでいて胃もたれする感じは全くなく、お値段が730円というところもうれしい。
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ひと通り料理を堪能したら、コーヒータイム。
オリジナルのマグカップにも、おサルさんのシルエットが描かれていた。
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温かいコーヒーに癒やされながら、友人とまったりすること30分。せっかくなのでキャンパス内を散策してから帰ろうということになった。

あてもなくブラブラと歩いていたら、なんとニワトリに遭遇!
まるで伊藤若冲の絵から飛び出てきたかのように色鮮やかな一羽である。
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足が少し悪いようで、びっこを引きながらも、カメラを構えるたびこちらへズンズン近づいてくる。こんなに人懐っこいニワトリに出会ったのは初めてだ。

ニワトリを放し飼いにしているなんて、さすが農学部・・・と思ったら、近くに飼い主がいた。話を聞いてみると、彼女はここの学生で、連れているのは実験材料だった卵を誤ってふ化させてしまったニワトリだという。普段は自宅で飼っており、この日はお散歩をするために大学に連れてきたらしい。

まだまだ色々な出会いがありそうな予感満載の弥生キャンパス。
農学生命科学研究所所蔵の貴重な資料を展示した「農学資料館」があったり、農学に関する公開セミナーが定期的に開催されたりもするので、アブルボアに行く際はぜひ併せてチェックしてみよう。

アスリートじゃない私が、鹿屋アスリート食堂に行ってみた@鹿屋体育大学

2016年12月5日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

週末、皇居の周りを散歩していると、走っていない自分がなんだか恥ずかしく思えてくるぐらい、大勢の皇居ランナーたちが走っている。そんな彼らがランニング後、足しげく通う店があるという。「鹿屋アスリート食堂」だ。

飲食店の企画・経営をする株式会社バルニバービ、トップアスリートが多数在籍する鹿屋体育大学、鹿児島県鹿屋市からなる産学官連携プロジェクトとして発足し、スポーツ栄養学に基づいた「一汁一飯三主菜」を基本としたバランス食を提供している。
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今回訪れた神田錦町本店は、東京メトロ東西線「竹橋駅」3b出口より徒歩3分。首都高速道路の下をくぐり抜けた先にある。
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店内はやわらかい陽が差し込むモダンな空間。さりげなくイスに掛けてあるブランケットに思いやりを感じる。建物の3・4階はロッカールーム、シャワールームになっているので、手ぶらで食堂に来る皇居ランナーの姿も多く見受けられた。

さて、肝心の食事だが、注文方法が少々変わっているので、まずは下記をご覧いただきたい。
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メニュー表の中から、ごはん(アス米or白米)とおかず3種類を選び、オーダーシートに記入。お味噌汁は必ずついてくる。
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おかずは月替わりで、常時15種類のメニューを用意しているとのこと。
「なかなか選べず、後ろに並んでいる方に迷惑をかけてしまうのでは・・・」
心配な方は、栄養管理士おすすめの組み合わせに従えば安心だ。無論、優柔不断な私は「美肌代謝UPチョイス」に従って注文した。

[左上]ジャガイモのスパニッシュオムレツ、[右上]アス食カレー、[中央]ほうれん草と柿の白和え、[左下]アス米、[右下]あさりの味噌汁

[左上]ジャガイモのスパニッシュオムレツ、[右上]アス食カレー、[中央]ほうれん草と柿の白和え、[左下]アス米、[右下]あさりの味噌汁

 

一品一品が異なる和食器に盛られた、彩り豊かな料理たち。いずれも塩分控えめだが、素材の味がしっかりしているので美味しい。また、チョイス名どおり、美肌づくりや代謝アップに欠かせない栄養素を豊富に含んでいる。

ジャガイモがギッシリと詰まったスパニッシュオムレツと、上品な味わいの白和えからは、美肌づくりに欠かせないビタミンCをたっぷりと摂ることができる。

鹿屋産イクヒカリの胚芽米にキヌアや押し麦など数種類の雑穀を配合したアス米は、代謝を助けるビタミンB群、鉄、食物繊維などが白米より多く含まれた、栄養バランス抜群のオリジナルブレンド米だ。なお、ビタミンB群はお味噌汁にも含まれている。

さらに代謝を促してくれるのが、スパイスの効いたアス食カレー。食べると体がポカポカと温かくなってきて、ご飯もおかずもグングンすすむ。食欲をそそる香りも相まって、あっという間に完食してしまった。

「今日は肌と体にいいことしたなぁ」
満足感に浸りながら帰宅すると、ポケットに突っ込んでいたレシートを取り出した。
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「あれだけ食べて970円は安い!・・・って、あれ?」

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なんと、カロリーと栄養素が記載されているではないか!
充実した食事だったにもかかわらず、糖質、脂質がかなり抑えられていたことにも驚きだ。

ちなみに「鹿屋アスリート食堂」は都内だと、有楽町、品川、両国にも店舗がある。鹿屋市には研究開発本部があり、大阪市では「バランス食堂&カフェアスショク」としてお店を構えている。

アスリートの方はもちろん、健康・美容に関心のある方はぜひ一度、足を運んでみてはいかがだろうか。

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