神戸港内に浮かぶ人工島「ポートアイランド」に2007年に開設された、神戸学院大学ポートアイランドキャンパス。広大な敷地に、赤レンガで装われた美しい校舎や天然芝がキャンパスグリーンとしてゆったり広がっており、開放感抜群の空間だ。
しかも海沿いに立地しているため眺めも最高。目の前に木々や花々が彩る「ポーアイしおさい公園」を挟んで神戸港が広がり、対岸に神戸ポートタワーや神戸モザイクなどが一望でき、ザ・港町神戸! な景色が楽しめる。
そんなキャンパス内屈指のビュースポットに店を構えるのが、フランス語で“美しい港”という名の「レストラン ジョリポー」。155席もある広い店内は、オープンキッチンや大きな窓で、明るく開放的な雰囲気が漂う。学生たちが集う場所だからと、会話やアイデアの“引き出し”をイメージしてデザインされたという、取っ手付きの壁面やイスも面白い。
窓からは神戸の港を見渡せる
明るい雰囲気の店内。引き出しをイメージしたという壁面が目を惹く
とは言え、学食だから料理はそれなり……と思われそうだが、この店をプロデュースするのは「神戸ポートピアホテル」。ホテルのシェフとスタッフが、ホテルレストランさながらの上質な味とサービスを提供しているのだ。
メニューは、メインディッシュが週替わりの「シーガルランチ」や「シェフのおすすめランチ」をはじめ、「黒毛和牛ハンバーグランチ」や「松花堂弁当」など、和洋幅広いメニューが充実。ホテルクオリティながら、食べ応えのあるボリューム、理想的な栄養バランス、セットでも800~1,800円という低価格(学生・職員限定で600円のメニューもあり!)の3拍子を実現している点は、ちゃんと学食仕様で驚かされる。その他、カレーやオムライスなどのア・ラ・カルトに、ホテルパティシエ特製のケーキやアイスクリームなどのデザートメニューも豊富。カフェ利用でも十分楽しめる。
シェフのおすすめランチ(1,200円(税込))※メインディッシュは週替わりですので写真と異なる場合がございます
キャンパスと「ポーアイしおさい公園」の間には何の境界もないため、散歩中にでもふらりと立ち寄りやすく、誰でも気兼ねなく利用できる同店。土曜日は7~8割が一般客というのも納得だ。平日は学生で混み合う12:45~13:45を避けて訪れるのがベター。たまには大学で、リーズナブルで優雅なランチ&ティータイムを過ごすのも良いのでは。
※掲載価格はすべて税込です。