12万人にのぼる来場者がたった3日間で訪れる「駒場祭」。多くの人々を魅了する秘密は何だろう?公式サイトで事前チェックをしたものの…一歩足を踏み入れると、知的好奇心は刺激されっぱなし!幅広いジャンルでなおかつ優れたクオリティの「駒場祭」をご案内します♪
「駒場祭」が開催されるのは毎年11月の3日間で、今回お邪魔したのは中日にあたる2018年11月24日(土)。あいにくの曇天で気温も上がらない日でしたが、キャンパス内には学生と来場者の熱気にあふれていました。
いざ!ワクワクが止まらない「駒場祭」へ。
訪れた人を最初に出迎えてくれる正門広場でのパフォーマンス
旧制第一高等学校時代から残っている900番教室では演奏会などが行なわれた
子どもたちを熱くするフォーミュラカー展示近くのレーシング・ゲーム
緑豊かで広い敷地の駒場キャンパス。散策だけでも心地よく、時折聞こえる笑い声や音楽が彩りを添えてくれます。旧制第一高等学校時代から残る1号館や900番教室はじめ今回利用されている建物は10棟以上。さらにステージ、体育館などもあるので「駒場祭」を存分に楽しみたいなら、事前にルートをチェックしておくのがおすすめです。
キャンパス内は休憩スペースもあり、人の流れも緩やかに
パフォーマーが観客と一体となって盛り上がる。いちょうステージ
観る、聴く、体験する、学ぶ、企画・イベントが豪華ラインナップ。
公開講座、模擬裁判、リアル謎解きゲーム、エコイベント、茶会、コンサート、ダンス、乗馬にゲーム…。大人も子どもも満足できる「駒場祭」の企画やイベントは約300!気になる企画を絞り込んで混雑状況を把握しておかないと、お目当ては楽しめません!
第二グランドでは乗馬体験と餌やり体験ができるお馬さんに会おう!
コスプレが体験できる変身ルーム☆のご案内係?
体験型のリアル謎解きゲームは長蛇の列。スタッフの学生に状況を確認したら時間的に厳しくて断念。模擬裁判をのぞいたり、「襖(ふすま)張り替え実演」なるものを見学したりしました。この実演は、創立60年以上の歴史を誇る襖クラブが主催しているもの。部員は襖の張り替えを仕事として請け負っており、依頼数はなんと年間約100件!この企画では高い技術力を間近で見ることができます!
司法の場から庶民生活まで、このジャンルの振り幅の大きさも「駒場祭」の魅力のひとつです。
会場の空気が張りつまった、臨場感あふれる2時間半にも及ぶ模擬裁判
職人並みの技術で襖を張り替え。個人でも依頼できる!
他にも、LEGO部や東京大学サイエンスコミュニケーションサークル(CAST)、生物学展示会など、その内容は圧巻!大人の知的好奇心を刺激し、その世界へとどんどん引き込まれ時間を忘れてしまいます。
街並のような大型ものから小さなものまでLEGOで造り出された精美な世界
CASTの科学実験に食い入るように見つめる子どもたち。大人も楽しめます
学生がフィールドワークで集めた生物の展示、ルーペで細部まで確認できる
情熱か、味か、そして発想力?工夫を凝らした味に舌鼓を打つ。
模擬店も外せません。軽食、スイーツ、飲み物、雑貨などの模擬店が並ぶのは東エリア、西エリア、銀杏並木と3つのエリア。その数、200を超えています。
あちこちから聞こえる商売熱心な呼び込みに心が動かされながらも、エネルギー補給をかねて牛肉の串焼きをいただくことに。
牛肉の串焼き(350円)、味付けは柚子胡椒で
温泉コーヒーにおせんべいをつけて(250円)、温泉効能はどうだろう?
留学生がそれぞれの出身の味を提供するポテト(300円)の店。選んだのはインド出身の彼の味
食べ物の模擬店ではないのに人人人…ミス&ミスターー東大コンテストのブースだった。
また、飲み物を求めて生協へ行くと、コンビニ2つ分ほどの広さに豊富な商品ラインナップ。東大グッズも購入できるということで、お土産を購入する人でいっぱいでした。
東大生協。生協前の案内所がキャンパスツアーの集合場所
東大生協横で開かれていた古本市、東大受験で使われた参考書も
「駒場祭」では4つのキャンパスラリー(景品付き!)や4つのキャンパスツアーなど、キャンパス全体で楽しむ企画も。東大生の情熱と底力に触れることができた1日、「さすが東大!」と広く、深く、楽しむことができました!