2022年4月に大阪府立大学と大阪市立大学が統合して、大阪公立大学が誕生しました。今回訪れた杉本キャンパスのカフェ&レストラン「野のはなハウス」は、旧大阪市立大学にあります。
住宅地に突如現れる杉本キャンパス。もちろん正門や壁もありますがそれは限定的で、全体的に地域に開かれた大学という印象。校舎に囲まれた中庭のベンチでは、手押し車をそばに置いたシニアの方がお茶を飲んで寛いでいる姿も見られ、近隣の方の憩いの場という雰囲気です。そんなキャンパスなので、学術情報総合センターにある「野のはなハウス」には一般の方も気軽に入れます。
学生用の大学図書館や一般利用スペースなどを備えた学術情報総合センターに「野のはなハウス」はあります
雰囲気はレストラン、なのに学食プライスがうれしい
ランチタイムは11時から15時までとゆったり設定で、メニューは「Aセット(パスタ)」580円、「カレーセット」690円、「ワンプレートランチ(10食限定)」580円、「デラックスセット(Aセットとメインとデザート)」950円の4種類。ワンプレートランチ以外は日替わりです。
お店は学術情報総合センターの奥にあるメニューが目印
学食といえば好きな料理をピックアップするカフェテリアスタイルが定番ですが、こちらは席でのオーダースタイル。おまけに、テーブルには自由に手に取れる風景の写真集などが置かれ、大学にいることを忘れてしまいそうです。
メニューはしばし悩んで「Aセット」をお願いしました。日替わりパスタは「ベーコンとキャベツのオイルベース」です。
パスタに、サラダ、スープ、パンが付いて580円!
メニューは「ベーコンとキャベツ」となっていましたが、具材はほかにも白菜、小松菜、トマトが入り、予想を裏切る豪華バージョン。「ちょっと、多いかも」と思ったパスタも、火が通ってクタッとした甘いキャベツと、シャキシャキした白菜の食感、ぶ厚いベーコンのうまみで、おいしく完食! ごちそうさまでした。
手作り生地のピッツァも味わえる
「野のはなハウス」では10時から11時はモーニング、15時からはアラカルトを提供。アラカルトはパスタやカレーのほか、ドリア、オムライス、ピッツァ、小皿料理などがあり、いただいたチラシによると、ピッツァの生地は自家製というこだわりっぷり。
▼ピッツァのレポートはこちら
ボリューム満点だけど本格派!大阪市立大学のイタリアンレストラン「野の花はうす」
入り口のメニュー。15時からはワインか生ビールがセットになった「ほろ酔いセット」「お疲れ様セット」も
こちらのレストランは、社会福祉法人「野のはな」による運営で、障がいがある方がスタッフとして働いているそう。また、テーブルにあったリーフレットによると、「野のはな」では活動の一環として農業も手掛け、収穫された野菜は系列の高齢者住宅や障碍者事業所、グループホーム、デイサービスのほか、「野のはなハウス」でも使われているとのこと。今日いただいたパスタの野菜も、そんな農作物が調理されていたのかも。そんなことを思い、ほっこりとしたランチタイムとなりました。
おまけ テイクアウトした焼菓子も美味でした
レジ前には、社会福祉法人「野のはな」が運営するカフェのパンやスイーツも並んでいます。甘いものには目がない私。リンゴのケーキとブラウニーをゲットしました。
リンゴのケーキ200円、ブラウニー180円。もっと買えばよかった…
手にするとどっしりと重いリンゴのケーキは、甘酸っぱいクランベリーがアクセントになって、食べ飽きないおいしさ。ブラウニーはというと外はサクサク、中はしっとりと個人的に好きなテイストで、これはもう無限ブラウニー! 大学でのランチタイム、そして持ち帰りのスイーツと二度おいしい、大阪公立大学の「野のはなハウス」でした。