ほとんど0円大学 おとなも大学を使っっちゃおう

【大学はこう使え! 特別編】 大学研究広報の老舗サイト「Meiji.net」の担当者が語る、研究記事の楽しみ方

2022年4月12日 / コラム, 大学はこう使え!

あらゆる研究の知られざる面白さを伝えたい。そんな願いをもって記事づくりに励んでいる『ほとんど0円大学』ですが、近頃は大学発のオウンドメディアも増えてきました。その先駆けともいうべき存在が「Meiji.net」です。明治大学の教授陣が、社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイトとして構成。大学の公式サイトとは別に展開する意図や面白さは、どのあたりにあるのでしょう。「Meiji.net」の運営担当をしている、明治大学広報課の朝烏修平さんに、ほとゼロ編集長の花岡正樹が迫りました。

お話をうかがった明治大学広報課の朝烏さん

お話をうかがった明治大学広報課の朝烏さん

 

世界初のことしかやっていないのが研究者。その視点がまず面白い。

花岡 「Meiji.net」は大学発オウンドメディアの老舗というイメージがあるんですが、もともとはどういう経緯ではじまったんでしょうか。

 

朝烏 研究の社会への還元を主な目的として始まったサイトなんです。当時の広報スタッフたちが、大学の研究をどう伝えようかと考え続けた結果、辿り着いたのがこのスタイルだったようです。サイトが立ち上がった2013年の時点でも、研究内容を取り上げた記事は世の中にたくさんあったと思いますが、オウンドメディアにして、かみ砕いて記事化した情報を定期的に発信していた大学はほぼなかったようでした。

 

花岡 記事づくりは、どう進められているんですか。

 

朝烏 800名を超える専任教員のなかから月に5人の研究者をピックアップし、オピニオンとリレーコラム、それぞれの取材を同時に行い、毎月10本の記事を出しています。

オピニオンは、大学の公式見解ではなく、先生個人の立場・視点で研究内容を紹介してもらう記事のことで、ビジネス、社会・ライフ、国際、IT・科学、キャリア・教育という5つのカテゴリに分類しています。

リレーコラムは、不定期にテーマを変えつつ構成していて、現在のテーマは「人生で影響を受けた人物」。先生たちの人柄的な部分が知れるように意識しています。

そのほか、文字だと伝わりにくい場合などは、研究紹介アニメとして動画で構成することも。ビジネスパーソンをメインターゲットとしたサイトですが、さらに今後は、受験生や職場復帰をめざす女性など、さまざまな読み手を意識した特集記事にも力を入れていこうとしています。

「江戸切子×マーケティング」という切り口で、商学部の卒業生と教授との対談を扱った特集記事。ビジネスパーソンに加え、伝統工芸に興味のある層や、商学部の学びを知りたい受験生もターゲットとして意識。詳細はこちら

「江戸切子×マーケティング」という切り口で、商学部の卒業生と教授との対談を扱った特集記事。ビジネスパーソンに加え、伝統工芸に興味のある層や、商学部の学びを知りたい受験生もターゲットとして意識。詳細はこちら

 

花岡 あえて研究には直接ふれないリレーコラムは、研究者の考え方や価値観がよく伝わってきます。そう思うと、「Meiji.net」は研究を伝えるサイトであるとともに、研究者を伝えるサイトでもあると言えるかもしれませんね。

 

朝烏 先生たちが何に影響を受けて、今こうなっているかがわかってくると、より人間味が増してくるはずです。専門分野以外にも、こういう価値観を大切にしている一人の人間なんだというところが見えてくると、その視点の魅力もより見えてくるんじゃないかなと。

 

花岡 人となりがわかると、身近にも感じられる場合もありますしね。広報担当者として、そもそも大学の研究の面白さって、どういうところに感じていらっしゃいますか。

 

朝烏 研究ってそれぞれ先生方のオリジナルじゃないですか。だからこそ論文が出るわけで、ある意味、世界初のことしかやっていないんですよね。そもそも、先生一人ひとりの視点自体がまず面白いんです。

 

花岡 そう考えると、すべてに最新の情報が入っているとも言えますよね。今までにない視点を知るだけでもワクワクしてきますし。

 

朝烏 研究者の視点はあらゆる角度から何歩も先を行っていたり、普遍的な情報が多かったりして、信頼度が高い傾向にあります。そのため、、サイトに設置した人気記事ランキングを見ても、数年前の記事がまだ入ってきたりするんですよ。社会情勢に応じてPV(ページビュー)が上がってくる記事も異なりますし。自然と色あせない記事になっていくのが、研究を伝えることの面白さでもあります。

ある一つのテーマを明治大学の教授陣がリレー形式で語るコラム。詳細はこちら

ある一つのテーマを明治大学の教授陣がリレー形式で語るコラム。詳細はこちら

幅広い層に読み応えがあるよう、研究内容をわかりやすく翻訳。

花岡 大学の場合、プレスリリースで研究情報を発信しているわけじゃないですか。そういうなかで、あえて大学の研究を記事として出す意義って、どこにあると思われますか。

 

朝烏 まず違うのはアーカイブ性です。たくさんの記事を新鮮な気持ちで読み進めてもらえるように、意識しながらその数を財産として蓄積しています。あとは、専門性の高い研究内容をどう翻訳するか。研究をまったく知らない人に伝えるためには、どうすればいいかという問いからスタートさせています。

 

花岡 そこが大事ですよね。「ほとんど0円大学」では、記事を通じて、知らないことを知ることは楽しいことなんだということを、たくさんの人に伝えたいと思っています。これはうちだけじゃなく、研究を扱うサイトの一番大きなミッションなのかなと、僕は勝手に思っています。

 

朝烏 そのためにも、どれだけわかりやすい言葉にしていくかが重要になります。でも、言い換えていく作業って、つまりは事実から少しずつ離れていくことに繋がりかねないと思うんです。どれだけ綱渡りできるかが、広報としては難しいところでもあり面白いところでもあります。

ただ、わかりやすさと正確性を天秤にかけなければいけないなら、正確性を優先します。この表現で間違いないかどうか、細かく研究者に確認をとりますし。ニュアンスが違うとなると、論文にあった言葉に戻すこともあります。

 

花岡 わかりやすさと正確性のバランスが大切ですよね。

 

朝烏 両立させるためには、事前に調べつつも、こちらが何も知らないと思って教えてくださいという姿勢で取材を進めることが大事かなと。そうすれば、わかりやすい言葉に置き換えて説明しようとしてくれますしね。

大学としてではなく、研究者の立場から意見を打ち出せるのも強み。

花岡 一方で、読み進めてもらうためには面白くなきゃいけないじゃないですか。その部分で気にされているところは?

 

朝烏 読んでいる人たちが、どんなところに意外性を感じるのか、考えています。

 

花岡 そうですね。ただ、「へぇ~!」と思うことは入れたいですけど、トリビアとは違うというか。

 

朝烏 単なる知識ではなく、新たな視点に立って自分なりにその物事を考えられるようになる、きっかけであったり考え方であったりの気づきを私自身が体感しながら、読み手の方に与えられたらいいなと思っています。これまで知らなかった意見にふれ、自分であればどう思うのかと考えること自体が、面白い作業なのかなと。

真贋論争が起こっている国宝の「漢委奴國王」金印に関する研究記事。江戸時代につくられた偽物ではなく本物だと断言する内容で、100万プレビューを記録し大きな話題となった。詳細はこちら

真贋論争が起こっている国宝の「漢委奴國王」金印に関する研究記事。江戸時代につくられた偽物ではなく本物だと断言する内容で、100万プレビューを記録し大きな話題となった。詳細はこちら

 

花岡 なるほど。だから、研究を伝える記事をリサーチ(研究)じゃなくオピニオン(意見)と表現しているわけですね。

 

朝烏 研究者の意見と大学の意見は違うよというスタンスです。各記事の最後には、それがわかるように注釈も入れています。でもそうしていても、読者のなかには、研究者の意見イコール大学の意見と受け取る人はゼロではありません。それでも、この姿勢を変えずに発信し続けることを大切にするのが明治大学です。私はこれが強みだと感じています。

 

花岡 オピニオンが立っているほうが面白いけど、すべての研究者の意見が必ずしも合致しているわけじゃない。それがわかっているうえで、研究者が意見を出せる場を用意しているのはいいですね。

 

朝烏 極論、同じテーマでまったく違うことを言っている記事が上がっていても、それはそれでといいと思うんです。

 

花岡 違う意見を言っている人たちが大勢いるのが大学だと。

 

朝烏 まさに。大学としての立場じゃなく、研究者としての立場から意見を打ち出せるのも、「Meiji.net」の強みです。研究者自身に確信があれば、これまでの常識を覆すような説でも、サイトに出すことにためらいはありません。

 

花岡 そういうサイトだからこそ、取材を受けてくださる先生方も多そうな気がします。研究をわかりやすく翻訳し、面白く打ち出せると、先生方に喜ばれることもありませんか。

 

朝烏 そうですね。すごく反響があったと言われることもありますし、講演依頼や共同研究につながることもあります。名刺がわりにしてもらえているケースも多いようです。研究の実績って、論文を読んだりして調べないとわかりませんが、「ここにわかりやすくまとまっていますよ」といった形で、うまく活用してもらえています。

 

花岡 そういう話を聞くと、つくる側の励みにもなりますよね。

いち大学の広報サイトではなく、世の中的に意味のあるものにしたい。

花岡 「Meiji.net」の記事は、試験問題などにも使われていると聞いたのですが、本当ですか?

 

朝烏 高校の特別入試の作文テーマにさせてほしいといった依頼が定期的にあります。さらに今年度からは数研出版からお声がけいただき、高校の国語の教科書に載ることになりました。

高校1年生向けの国語の教科書に載った、コミュニティバスについてのコラム。2019年にアップされたものが2022年度に採用されていることからも、色あせない内容だったことがわかる。詳細はこちら

高校1年生向けの国語の教科書に載った、コミュニティバスについてのコラム。2019年にアップされたものが2022年度に採用されていることからも、色あせない内容だったことがわかる。詳細はこちら

 

花岡 それはすごい! 今後もっとこうしていきたい、みたいな展望はありますか。

 

朝烏 信頼性を強みにして、いち大学の広報サイトではなく、世の中的に意味のあるものにしていきたいですね。

 

花岡 明治大学のメディアというより、単独のメディアとして立たせていくというか。

 

朝烏 ニュース記事っぽく読み進めて、「これどこがやっているの? 明治大学なんだ」って思う人がもっと増えればいいなと。うちの大学と関係が薄い人が見て、いかに「明治いいじゃん」と思ってもらえるかが大事だと考えています。

 

花岡 まったく知らない人に、そこからファンになってもらえるのが理想ですよね。そこらへんの独立性が出てくると、できることが増えていきそうです。明治大学のこの先生と他大学のあの先生をつなげたら面白い、みたいな。

 

朝烏 他大学や企業のオウンドメディアとコラボレーションして、双方の視点から記事を載せ合うのも、お互いにとっていいかもしれませんよね。

 

花岡 大学の研究紹介系のメディアがもっとメジャーになることで、大学全体にもメリットがあるでしょうし。一般の人たちに、面白い情報があると思ってもらうことで、大学の見え方がより良く変わっていけばいいですよね。

 

100年前の国際的クリエイティブ集団?「我楽他宗(がらくたしゅう)」について、立命館大学のヘレナ・チャプコヴァー先生に聞いてみた。

2021年11月16日 / 大学の知をのぞく, この研究がスゴい!

今から100年前、まだインターネットはおろか電話も普及していない時代に、それぞれの土地に根付きながらお互いの「趣味」でつながる国際的なネットワークがありました。その名も「我楽他宗(がらくたしゅう)」。「宗」の文字からは疑似宗教のような雰囲気も伝わってくるようなこの謎の集団について立命館大学グローバル教養学部准教授のヘレナ・チャプコヴァー先生にお話を伺いました。

 

ヘレナ先生は2021年2月に多摩美術大学アートテーク・ギャラリーで開催された展覧会「我楽他宗―民藝とモダンデザイナー」のキュレーションを務めました。本展覧会は大正から昭和にかけて一世を風靡した蒐集家集団「我楽他宗」について初めて日本で紹介する機会となりました。

 

筆者は「民藝運動が盛んになっていた大正時代の日本において趣味を介してつながる国際的な蒐集家集団が存在した」という日本の民藝史の裏側のようなものに惹きつけられ、展覧会に足を運びました。実際に鑑賞してみると単なる好事家の集まりという側面だけではなく、ジェンダーを超えた平等性や当時の新宗教「神智学」との関わり、芸術関係だけではない多様な人々が交わるネットワークなど予期せぬ事実が盛り沢山の展覧会でした。平等性について言えば、外国人であること、それぞれの肩書、性別などで区別されず自由に意見を交わすことが出来る「風通しの良さ」を感じられ、この考え方は100年経った今でもこの「我楽他宗」から何かを学ぶことができるように思います。まずはこの集団の始祖である三田平凡寺という人物の紹介から始めます。

 

「我楽他宗―民藝とモダンデザイナー」展示風景 撮影:須田行紀

「我楽他宗―民藝とモダンデザイナー」展示風景 撮影:須田行紀

 

全ては三田平凡寺から始まった

 

我楽他宗の創始者は「趣味の王様」として知られる三田平凡寺(1876-1960)。本名を三田林蔵と言い、彼は幼い頃の事故が原因で14歳で聴力を失います。生来病弱であったことも起因して、学校にも通えず最終学歴は小学校までと言われています。それに反して、彼自身の博覧強記ぶりは止まることを知らず水墨画、狂歌など江戸由来の趣味的教養を高め、それに加えて旺盛な読書経験から近代的な知識も身に付け、独自の価値観が形成されていきました。

 

明治の終わり頃から林蔵は「平凡寺」を名乗り始めます。実家が材木商を廃した際に出た木材や建具などの「廃物」を使って自分専用の離れを立てそこを「拝仏」とかけて「廃物堂」と名付け、お堂があるのだからということで、その場所を「趣味山平凡寺」とダジャレ感覚で名づけられました。ここに集う数名の趣味家との間で偶発的に生じた遊び心がのちの「我楽他宗」の活動に繋がっていきます。

紙屑に埋もれる三田平凡寺

紙屑に埋もれる三田平凡寺

 

我楽他宗はネットワークである

 

それでは、ここからはヘレナ先生にお話を伺っていきます。

 

――まず、我楽他宗とはどのような集団なのでしょうか。

 

1919年から1940年まで活動した蒐集家の集団です。仏教において聖数とされる「33」名の正会員が常に在籍し、それぞれのパートナーや知人なども含めて会員として活動していました。東京以外の地方にいる会員は「別院」と呼び、支所として平凡寺と連絡を取り合っていました。それぞれの土地で蒐集したものについて絵や書を書き送り合ったり、会合ではお互いのコレクションを見せ合ったり食事をしながら大いに盛り上がっていたそうです。

 

――現代で言う「オフ会」のはしりのように聞こえますね。具体的にはどのようなものが蒐集されていたのでしょうか。

 

彼らが蒐集したものは招き猫のような動物グッズや富士山にまつわる物、郷土玩具、千社札と鈴など文字通りガラクタばかりでした。一見すると「変人の集まり」と言えます。

 

ただ調べていくうちに、彼らに特徴的なのはその蒐集の奇異さだけではなくて美術家や建築家や学者、外交官などあらゆる職業の人が身分を問わず参加していたことが分かってきました。「集団」や「宗」という漢字がついているので「宗教団体」とも形容されがちですが、私は彼ら彼女らを「ネットワーク」だという視点を持って研究に臨みました。

アサヒグラフ連載「エキセントリックな人たちと彼らのコレクション」

アサヒグラフ連載「エキセントリックな人たちと彼らのコレクション」

 

――前提として「ネットワーク」であるということですね。この中には具体的にどのような人物が在籍していたのでしょうか。

 

日本人では『滑稽新聞』などを発行していたジャーナリストの宮武外骨や小学校教員をしながら版画家として活躍した板祐生など個性的な文化人がいました。このネットワークで特徴的なのは外国との繋がりです。例えば、チェコ出身アメリカ人の建築家アントニン・レーモンド。彼は帝国ホテルをフランク・ロイド・ライトと共に設計をしたり、近代モダニズム建築において重要な人物です。アントニン・レーモンドは、インテリアデザイナーだった妻のノエミ・レーモンドの紹介で我楽他宗に参加します。他には、インド人のグルチャラン・シング。彼はインドの工芸運動を興した第一人者として知られています。日本の民藝運動を率いた柳宗悦などとも親交を深める傍ら、我楽他宗の集まりにもたびたび顔を出していました。他にはポーランドから抽象画家のステファン・ルビエンスキー伯爵、アメリカから人類学者のフレデリック・スタールなど各国の文化における重要人物が同席していたわけです。

我楽他宗の外国人メンバーたち

我楽他宗の外国人メンバーたち

 

レーモンド夫妻と平凡寺の出会い

 

――近代日本にこのような要人たちのつながりがあったのですね…なぜこのネットワークが今になって注目されるようになってきたのでしょうか。

 

このネットワークにはあらゆる分野の多彩な人物たちがいたことは前述のとおりですが、これらの人物についてはそれぞれ研究が掘り下げられています。しかし、多くの研究者にとって彼らの趣味活動はその功績にとってはいわば「B面」、あまり重要視されるような活動ではないと考えられていました。要は後回しになってしまっていたんですね。

私はもともとアントニン・レーモンドの研究をしていて、彼の自伝の中の日本での生活についての記述で我楽他宗というワードを発見しました。10年以上前にこの小さな事実が気になり、研究するに至りました。

 

――その小さな発見が、今年2月の展覧会に繋がっていくわけですよね。

 

そうですね。2005年に例の自伝の一説を読んで、2009年の日本長期滞在時に本腰を入れて調査を始めました。その年には、まず初めに我楽他宗関連のものを蒐集しているコレクターの藤野滋さんに直接コンタクトをとれたことが大きかったです。

 

――最初のキーパーソンに出会うことができたのですね。

 

はい、今回実施した展覧会の95%は藤野さんの蒐集したものと言っても過言ではありません。

 

――2009年にその膨大なコレクションに出会い、その後はどうしていったのですか?

 

それから5年が経ったころに「神智学協会」と呼ばれる学会の会員になり、そこで今回の展覧会の監修を務めることになる安藤礼二先生(多摩美術大学美術学部芸術学科教授)にお会いしました。その頃には我楽他宗について江戸時代のものとか民芸品の蒐集と関係があるだけではなく、その他に新宗教とか当時日本に来日していた外国人とのつながりなど他にもあらゆる事実が判明してきました。

2017年時点までの研究報告を学会のシンポジウムで話して、講演後に安藤先生もやはり何かするべきだと言ってくださって具体的な行動に移すことになりました。

 

 ――その後、多摩美術大学で展覧会をするという案が出てきたというわけですね。そもそも「神智学」とはどういった学問なのでしょうか。

 

1870年代にロシアに生まれたブラヴァツキー夫人がニューヨークで創始した新宗教あるいは新しい生活様式ともいえるものです。当初は「秘密仏教」(エソテリック・ブッディズム)と呼ばれていました。神智学の起源にはチベット密教が関わっていると言われています。神智学が既に広まっていた1920年代当時は東洋思想には何か未知なるものがあることを敏感に察知していた西洋人は多かったのです。生活様式の面で言えば、菜食主義やヨガなども実践していました。先ほど、話にも出てきたノエミ・レーモンドは神智学のロッジと呼ばれる場所で勉強をしています。このロッジは教会のような宗教施設というよりは私塾のような教育施設に近い場所ですね。そこに平凡寺やポーランドのルビエンスキー伯爵も参加していたわけです。

 

ルビエンスキーから平凡寺へと捧げられた絵画。『趣味と平凡』第11-13号掲載。

ルビエンスキーから平凡寺へと捧げられた絵画。『趣味と平凡』第11-13号掲載。

 

――ノエミ・レーモンドが神智学協会で平凡寺に出会い感化されたということですよね。

 

そうです。彼女が我楽他宗に参加した理由の一つとしては日本の伝統美術を勉強したかったことが挙げられます。平凡寺から書道や木版画を学んでいました。他にもお遍路巡りで使用される納札などについても教わり、その圧倒的な知識や技術は彼の魅力の一つであると言えます。伝統的なものに限らず、身近にあるつまらないものでもその魅力を見出し語れる平凡寺独自の視点にも感銘を受けていたと思います。彼女の作品を考察してみると、ノエミさんのインテリアデザインは確実に日本に影響を受けていると思います。

 

――平凡寺が彼女らに新しい視点を授けたということですね。

 

当時来日していた外国人は横浜でスーベニアショップ(土産物屋)に行くとか帝国ホテルでコーヒーを飲んだりとか一般の日本人とは異なる行動範囲で動いていたんですよね。何か見たいと思い立っても日本を深く知らない限り選択肢は限られていたと思います。いわゆる「観光客向け」のものですね。そこに日本の古い時代の美術からガラクタまでありとあらゆるものを知り尽くした平凡寺が現れた。そういう人たちにとっては、平凡寺は宇宙みたいな存在だったはずです。そして、その出会いのきっかけは神智学が深く関わっていたわけです。

aa

 

 

――この集合写真を見ていると構図がばっちりですよね。

 

会合がある時は頻繁に集合写真を撮っていたようです。これも新しもの好きの三田平凡寺らしい発想だと思います。彼は写真の技術も磨いており、我楽他宗の集合写真は常にクオリティが高かったんです。

平凡寺の魅力の話に戻れば、とにかく新しもの好きであった彼は外国のことにも興味があり、「趣味山平凡寺」への外国人の積極的な参加は最新の海外事情を聴きたいという彼の知識欲もあってそれを実現させていたと言えます。

 

我楽他宗は単なる蒐集家の集まりではなかった

 

――お互いの趣味が共通言語となり、「山」に集結したわけですね。

 

実を言うと、私は彼らが何を蒐集したかは興味の対象ではないんです。「蒐集」という行為自体が大切で、役に立たないモノに惹かれてしまう心理それ自体にとても興味を惹かれています。変なモノの蒐集家であるという肩書が我楽他宗の会員になる入口なのです。三田平凡寺の目指していたものは近代化する日本の中で何か特別な場所を作ることだったと思います。

彼自身はアウトサイダーであったけど、周りを囲んでいたのは世界中から集まった文化人あるいはエリートの集団でした。その肩書を一旦置いて付き合いができる空間というのも特徴かと思います。彼らは「趣味山」に入れば自由になれるのです。

 

――そのアウトサイダー的要素は我楽他宗の「他」の文字にも表れていると思います。

 

「趣味をきわめることにおいては皆平等」をモットーに趣味山はメンバーの立場や参加回数やジェンダーは気にせずに話ができる場を設けられていたと思います。

この「他」という漢字についてですが、今回の展覧会の表記はこれでそろえていますが、平凡寺は様々な「た」を使用していました。詩や日本の古語にも精通していた平凡寺は「当て字」が好きだったそうです。この我楽他宗という名称もその代表的なものと言えます。実は「た」だけではなく「がら」も色々なヴァリエーションがあります。他にも「世だれ會(よだれかい)」など宗会にも都度名前をつけたり、手紙でもよく遊んでいました。とにかくひねりを加えるんです。これらを翻訳するのはとても苦労しました…

 

――確かにそれぞれのニュアンスを伝えるのは骨が折れる作業ですね。そして刊行物も大量にあるのですよね。

 

代表的なものでいえば『趣味と平凡』という機関誌があります。これも非常に凝った作りで江戸時代の商人が利用する会計帳簿の形に似せています。数字にも拘りがあり、「33」ページで統一するというルールもあったようです。他には、イベントの様子を伝える「我楽他宗寳(がらくたしゅうほう)」という会報誌などを葉書の形で印刷して発行していました。内容は会員の関心を反映したものが多く、外国の文献に掲載された蒐集に関するエッセイや新しい事物についてのメモなどです。

記事の中では、この時代に日本ではあまり知られていなかった「精神病」という概念を紹介するなど情報の収集力には長けていたと思います。

趣味と平凡_01

『趣味と平凡』各号の表紙

『趣味と平凡』各号の表紙

 

――交流の場でもあり情報網でもあるのですね。最後に、度々現れる「平凡」という言葉について教えてください。

 

平凡性というのはすなわち平等性のことを指します。障害を持ち、学歴を持たず、世間に対して劣等感と距離感を抱いていた過去を持つ平凡寺にとって、家柄、性別、国籍を含めて、肩書を問わない「平凡=平等」こそが彼の求めていた理想の世界であったのです。

 

――その考え方は今のグローバル化が急激に進む世の中にもとても重要な気がします。今後この我楽他宗の研究はどのような展開をしていくのでしょうか。

 

海外から展覧会のオファーが何件か来ています。アメリカはニューヨークやハワイから、ヨーロッパはプラハですね。インドのグルチャラン・シングのコレクションアーカイブとも今回の展覧会をきっかけに良好な関係を結ぶことができました。コロナ禍が明けたら2023年の春にデリーでも展覧会を実現したいという構想もあります。

 

――100年の時を超えて「我楽他宗」がグローバルに展開していくのですね!本日は貴重なお話ありがとうございました。

大学はこう使え! 第20回 コロナ禍で急増!? 質・量ともに素晴らしい無料オンライン講座

2021年6月15日 / コラム, 大学はこう使え!

新型コロナウイルスの蔓延によって、日々いろんな我慢を強いられているが、いくつかいいこともある。たとえば、テレワークが世に浸透してきたり、たとえば、インフルエンザ感染者が激減したり。大学などによるオンライン講座が急増したのも、そんないくつかある、いいことの一つだろう。ほとんど0円大学でも、ここぞとばかりにオンラインの取り組みを取材させてもらっている(これとか、これとか、あとこれとか)。今回は、そんなオンライン講座のなかでも、コロナ禍&アフターコロナを考えるヒントになりそうなものをいくつかピックアップしてみた。ちなみに、すべて無料である!

立ち止まって、考える(京都大学)

ホトゼロとも絶賛コラボ中の京都大学人社未来形発信ユニットが主催するオンライン講義。人文・社会科学の研究者たちが、コロナ禍やアフターコロナを考えるヒントになる知恵や視座を提供してくれる。2シーズン実施された講義には、合計20名以上の研究者が登壇しており、一つのテーマに対して1回から5回に分けてみっちり語り尽くしてくれている。ちなみに1回の講義は1時間程度で、講師はすべて京都大学の研究者。正直、全部のオンライン講義を聴いたら、さぼりがちな京大4年生の1年分ぐらいの情報量になるんじゃないだろうか。これだけのものを、無料で提供する京大の懐の広さには、ただただ感謝である。

kyodai

►第1シーズンの動画リストはこちら  ►第2シーズンの動画リストはこちら

京都精華大学 講演会アーカイブ(京都精華大学)

次に取り上げるのは京都精華大学の講演会アーカイブ。コロナ・パンデミック以前のものもいくつかあるのだが、とにかく登壇者が豪華。坂本龍一、竹宮恵子、内田樹、ダライラマ14世などなど、さらにホスト役でしばしば登場するウスビ・サコ学長も日本初の黒人学長であり、著書も多い有名人である。アートや表現に関わるものから、BLM運動、フェミニズム、分断社会といった、これからの社会を考えるヒントになる動画もたくさんあるので、ぜひのぞいてみて欲しい。

seika

►動画リストはこちら

シリーズ動画「博士の回答」(近畿大学)

こちらは、子どもが思いつくような素朴で切れ味鋭い疑問について、近畿大学の研究者が真正面から答える動画企画だ。なんとこれら動画は、すべて研究者たちが自ら企画・制作しているのだとか。内容からすると、あまりコロナと関係ないのでは?と思ってしまいそうだが、実はそうでもない。というのも、コロナによって小・中・高への出張授業ができなくなった状況を受け、子供たちの学ぶ意欲を維持・向上してもらうきっかけづくりのためにはじめた企画だからだ。内容としても、大人が見ても十二分に楽しめる。動画が生まれた経緯や精神も含め、アフターコロナのヒントにして欲しい。

kindai

►動画リストはこちら

Choose大学(Choose Life Project

研究者たちのオンライン講座を楽しめるのは、大学のウェブサイトだけかというとそうでもない。むしろ大学以外が運営しているものの方が、いち大学の枠に収まらない魅力があったりする。「Choose大学」もまさにそんな魅力が詰まった、オンライン講座の一つになる。

主催するのは、「Choose Life Project」という、テレビ、映画、ドキュメンタリーを制作している有志による動画配信プロジェクトのみなさま。講座は毎週土曜日13時からの30分間。アーカイブもあるので見逃しても安心だ。テーマは国家や政治、民主主義など。ここだけ聞くと難しく感じてしまうかもしれないが、登壇するのはさまざまな大学や研究機関の若手研究者たちで、話し口調もフレンドリーで、内容もとてもわかりやすい。政治なんて知らないわからない、そう思っている人にこそ見て欲しいオンライン講座である。

choose

►動画リストはこちら

WIRED UNIVERSITY(WIRED

大学以外が主催するオンライン講座をもう一つ。こちらはテクノロジーによって「未来がどうなるのか」にせまる雑誌『WIRED』(日本版)の企画「FUTURES LITERACY」から生まれた動画企画になる。利他学、発酵メディア学、リモート学、プライヴァシー・デザイン学などなど、WIRED編集部が注目する研究者たちが語る学問の話は、どれも目新しく刺激的。これからの社会を生き抜くために、ぜひこの動画群で未来のリテラシーを身につけて欲しい。ちなみに、第1回に登壇し、利他学について語った伊藤亜紗先生は、ほとぜろでも取材をしている。興味がある方は、こちらもぜひ!

wired

►動画リストはこちら

 

いかがだっただろうか。本記事をまとめるにあたり、改めて調べてみたが、昨今のオンライン講義の充実ぶりは、本当にすごい。ここで取り上げたのはごくごく一部で、実際、探せば探すだけ出てくるような状態だ。まとまったシリーズ企画もあれば、オンラインで開催されたシンポジウムや公開講座を収録した単発ものもある。講義系の動画のいいところは、音声だけでもわりかし楽しめるところなので、通勤や家事、散歩のお供にしてもいいだろう。コロナ禍が生んだ恩恵を自分のスタイルで役立てて欲しい。

大学はこう使え! 第19回 新たな大学発エンターテインメント!? 個性豊かな大学公認Vチューバーのセカイにふれる。

2021年2月25日 / コラム, 大学はこう使え!

世は空前絶後のユーチューバーブーム。気がつけばテレビタレントよりも、ユーチューバーの方がお子さんたちに人気な状況ができつつある。このブームに、さらに追いブームとしてあらわれたのがVチューバーだ。実はこのビッグウェーブ、すでに少なからず大学業界にも影響を与えてきている。今回は大学の魅力を新たなカタチで表現する、大学公認Vチューバーたちを見ていこう。

大学発Vチューバーの元祖?大阪電通大の「花野てん」&「初日乃うい」

まず紹介したいのは、大阪電気通信大学の公式Vチューバー「花野てん」と「初日乃うい」である。ちなみに、二人とも大阪電通大の学生で、花野てんは初代公式Vチューバー、初日乃ういは二代目公式Vチューバーになる。花野てんが登場したのは2018年10月なので、大阪電通大の先見の明はなかなかのものである。

hananoten

コテコテな関西弁でキャラが立っている「花野てん」。好物はたこ焼きらしい

●大阪電気通信大学 初代公式Vチューバー「花野てん」の動画はこちら

 

二代目となる初日乃ういは、キャラクターの動きやクオリティにさらなる進化が見える。彼女のすごいところは、なんともいっても動画の更新頻度。毎週土曜日の17時から「ういラジ」という、約1時間の生配信をしているのだ。学生たちをゲストにした雑談配信は、ゆるくて楽しげ。たゆまず更新しているところに、ある種のプロ根性を感じてしまう。すごいぞ、Vチューバー・初日乃うい!

hatuhinoui

大阪電通大二代目公式Vチューバー「初日乃うい」。関西弁、ではない

●大阪電気通信大学 二代目公式Vチューバー「初日乃うい」の動画はこちら

デザイン系学部ならではのクオリティ!芝浦工業大の「芝浦ミドリ」

続いて取り上げるのは、芝浦工業大学の公認Vチューバー「芝浦ミドリ」。彼女は、同大学デザイン工学部のPRを使命に昨年12月にデビューした。なんと大学生と思いきや16歳の高校生Vチューバーなのだ。ちなみに住んでいるのは、ヴァーチャル芝浦。どういう街かすごく気になるので、いつか街あるき動画をアップしてもらえるとうれしい。

sibauramidori

大学Vチューバー界の緑レンジャーこと「芝浦ミドリ」。(嘘です、すみません)

●初芝工業大学 公認Vチューバー「芝浦ミドリ」の動画はこちら

全国初のVRキャラクター教員、吉備国際大の「朝霧けい」

次に紹介するのは、一昨年9月にVRキャラクター教員として吉備国際大学アニメーション文化学部に就任した「朝霧けい」先生。朝霧先生は吉備国際大の専任講師で、人間ではなく、ぶどうの妖精みたいなもの(!?)。手をまるっとさせながら「コスモポリタン☆」とささやく決めポーズを持っていらっしゃる。ちなみにアニメ系学部の先生ということもあり、だいぶアニメに詳しいし好きそうだ。ぜひ本当に授業を受け持ってもらいたい。

asagirikei

個性と個性が超合金合体するかのようなキャラ立ちのすごさ、「朝霧けい」先生

●吉備国際大学 バーチャル先生「芝浦ミドリ」の動画はこちら

今代(きんだい)カルチャー学の旗手、近大の「ニア教授」

オーラスを飾るのは、近畿大学のVチューバー「ニア教授」。ニア教授は19歳で教授という華々しいキャリアを歩んでおり、専門は「今代(きんだい)カルチャー学」。今代(きんだい)カルチャー学は、“今”のカルチャーについて研究する、ニア教授が起ち上げ確立しようしている研究分野だ。またニア教授は、同じ近大生まれのキャラクター(?)として、「打倒、近大マグロ」も目標に掲げている。かわいらしい顔をしながら、だいぶと野心的な先生なのである。

niakyoujyu2

髪飾りのかたちが実は近大の学園章、大学広報にもぬかりない「ニア教授」

●近畿大学 バーチャルYouTuber「ニア教授」の動画はこちら

 

いかがっただろうか、大学公認Vチューバーたちは? 学生、高校生、先生、さまざまな立場で大学をアピールする彼女たちは、個性豊かではあるものの、大学への愛があふれているという一点については全員が一貫している。今はまだ数えるほどしかいないが、今後ますますオンライン環境が充実していくと、多くの大学から公認Vチューバーがレビューするかもしれない。大学発の新たなエンターテインメントとして、また大学の魅力に触れる新たなキッカケとして、ぜひ大学公認Vチューバーの動向をあたたかく見守って欲しい。

大学はこう使え! 第18回 文化の秋なんて言いながら、なかなか出かけられないアナタに伝えたい大学博物館オンラインミュージアム!

2020年11月26日 / コラム, 大学はこう使え!

芸術の秋、文化の秋……。紅葉が深まってくると、一つ二つ文化的なスポットに足を運んでみようじゃないかと、いつもなら小説片手に出かけるのだけれど、今年ばかりは状況が違う。そう、コロナである。せっかくわき上がってきた文化熱(?)をどこにぶつけるのがいいのやらと、ほとほと困っていたら、大学ミュージアムによるオンライン展示というのが、あちこちで開催されていることを知った。今回はそのなかでも、個人的にグッときたものをいくつかピックアップしてみた。

明治大学博物館 Mm ONLINEミュージアム

明治大学博物館は、「商品部門」「刑事部門」「考古部門」という3ジャンルの展示がそろう充実した大学博物館だ。なかでも刑事部門に並ぶ拷問器具はインパクトがすごい。この明治大学博物館をまるっとオンラインで楽しめるのが、ここのオンラインミュージアムである。特筆したいのは「展示室をあるく」というコンテンツ。画面を操作すると、Googleのストリートビューのような感覚で館内を見て歩ける。博物館ならではの落ち着いた雰囲気であったり、あたりを見回しながら興味をおぼえたものに近づき、展示品まじまじと眺める、そんな博物館らしい体験をオンラインでいながら、たっぷりと味わうことができる。ちなみに、ほとぜろではこの博物館の「立体錯視特別展」をレポートしている。こちらもあわせて確認されたし。

meiji

サイト上では、特別展や常設展のアーカイブ動画や、各展示の解説も楽しめる

URL http://ict-museum-meiji.tokyo/

國學院大學博物館 オンラインミュージアム

考古、神道、校史をテーマにした、およそ11万点の所蔵資料がある國學院大學博物館。この博物館の常設展や企画展の内容を動画で紹介しているのが、國學院大學博物館オンラインミュージアムだ。テーマごとに分けられた動画は、この記事を書いている段階ですでに17本とかなりの充実ぶり。動画の種類は大きくは二つにわけることができ、一つは展示内容を解説するもので、もう一つは企画展のミュージアムトーク。常設展の展示内容の解説では、専門の研究者たちが解説してくれており、コンパクトにまとめられていながらもわかりやすい。日本史好きや古代にロマンを感じるタイプなら見ておいて間違いないだろう。なお、國學院博物館の企画展についても、ほとぜろではいくつか過去にレポートで紹介している。オンラインミュージアムとは、また違った趣があるので、こちらもぜひご覧いただきたい(「いのちの交歓 ―残酷なロマンティスム―」展レポート「SHIBUYA」展レポート

kokugakuin

動画コンテンツが充実。内容が深く、この分野が好きな人なら際限なく見てしまう!?

URL http://museum.kokugakuin.ac.jp/event/detail/online_museum

早稲田大学演劇博物館 オンライン展示「失われた公園-コロナ禍と演劇の記録/記憶」

 続いて紹介するのは、早稲田大学演劇博物館のオンライン展示。この博物館そのものの魅力については、みっちり語っているほとぜろの記事があるのでそちらにゆずりたい。ここで取り上げたいのは、今年10月より公開がはじまったオンライン展示についてだ。「失われた公演-コロナ禍と演劇の記録/記憶」と題されたこの取り組みでは、コロナ禍で中止・延期となった演劇公演のチラシ等をオンラインで展示している。ずらーっと並んだチラシを眺めていると、演劇公演といってもジャンルはさまざまなだなぁとか、こんなにコロナ禍で中止になったのか……と、なんとも言いがたい感慨が湧いてくる。また、この取り組みは、展示でありながら参加型アーカイブのプロジェクトとなっており、展示サイトからチラシの寄贈を呼びかけている。展示のテーマであったり、参加型の仕組みであったり、まさにコロナ禍の“今”をダイレクトに反映した展示だといえる。

FireShot Capture 1100 - 失われた公演 - 早稲田大学演劇博物館 オンライン展示 - www.waseda.jp

コロナ禍ならではのオンライン展示。この事態が演劇業界に与えた爪痕の大きさをまじまじと感じる

URL https://www.waseda.jp/prj-ushinawareta/

愛媛大学ミュージアム Web昆虫展2020

最後に取り上げるのは、愛媛大学ミュージアムによるオンライン昆虫展。例年、夏休みに5日間ほど開催される取り組みなのだが、今年はコロナの影響でオンライン開催となり、ありがたいことに今も公開されている。昆虫は「かわいい昆虫」「もふもふ昆虫」など、シンプルかつ興味深いカテゴリーにわかれて取り上げられている。それぞれの昆虫は、画像と研究者による音声解説を組み合わせた動画で紹介。例年の開催期間とテーマから考えると、親子連れや子どもの参加が多そうで、そう思うと文字より動画で伝えた方が効果的なのだろうと感じた。なお、それぞれの動画は非常に端的だ。なかには15秒程度で、研究者がひとことしゃべると終わってしまうなんてものも。素朴なんだけれど、それがいい。

kagawa

子どもはもちろん、大人も童心にもどって楽しめる。やっぱ昆虫いいよねと思わせてくれるオンライン展示

URL https://konchu.museum.ehime-u.ac.jp/

 

他にもいろいろとあるのだが、今回はいったんここまで。どれもコロナ禍という非常事態のなかで生まれた取り組みなので、試行錯誤の跡が見え、そこに今後につながる可能性のようなものを感じ取れた。今後ますますこういう取り組みが増えていくと、忙しい大人たちにとってはありがたい。なお、ほとぜろでは「デジタルアーカイブを楽しむ(第1回第2回)」という連載企画に取り組んでいる。文化的なものに飢えている人は、ぜひこちらでも文化を補充してほしい。

大学はこう使え! 第17回 おじさんまでも虜にする、大学マスコットキャラクターの世界をのぞいてみよう!

2020年9月3日 / コラム, 大学はこう使え!

今シーズン「おじさんはカワイイものがお好き。(通称:おじカワ)」というドラマが読売テレビで放映されているのをご存じだろうか? 通常、おじさんはカワイイものなんか好きなはずがない……という先入観があるから、このタイトルにインパクトがあるのだろう。でも、である。実際、世の多くのおじさんたちはカワイイものが大好きだ(断言)。ついでに、甘いものも大好きだ!今回は、女子大生や女子高生はもちろん、おじさんも虜にするような、カワイイ大学マスコットキャラクターを、おじさんである筆者が集めてみた。ぜひ、カワイイ大学キャラクターの世界を堪能してもらいたい。

謎多きマスコットキャラクター、文教大学の「BUNKO」

まず紹介したいのは、文教大学の公式マスコットキャラクター「BUNKO」。創立50周年記念事業の一環として生まれた、このキャラクターはとにかく、謎が多い。まず、何の生物なのかがわからない。ポシェットの中身も謎だ。また、手に持っているのは「はんぶんこ」にしたハートなようで、うつろな目つきと相まって、受け取りようによってはだいぶ物騒だ。紹介文をよくよく読んでみると、このハートは、分かち合う幸せや、人との絆やつながりを表現しているとのこと。実は、とってもあたたかみのあるキャラクターなのである。

img_mascot

グッズが充実しているのも、BUNKOのステキなところだ。ぬいぐるみはもちろん、ハンドタオルや文庫カバー、さらにはLINEスタンプ(第1弾第2弾)も発売されている。個人的にお気に入りなのはラインスタンプ。立体物では(予算的に)表現できない、さまざまな仕草や表情を見せてくれるので、そのキャラクターとなりがわかって楽しい。

FireShot Capture 917 - 文教オリジナルグッズ/大学案内|文教大学 - www.bunkyo.ac.jp

グッズはどれもステキなものばかり。チャームポイントは、やっぱり目だろうか。ぼんやりしているところが愛らしい

シンプルのなかにカワイイあり。大阪経済大学の「はてにゃん。」

かわいい動物の王様といえば、やっぱり猫だろう。次に紹介したいのは、大阪経済大学のマスコットキャラクター「はてにゃん。」だ。この猫の特徴は、耳としっぽが名前にあるように?(はてなマーク)でできている。ちなみに、驚いたり、ひらめいたりすると、この?は!に変わるのだとか。こういう芸の細かさは、萌えポイントである。なお、はてにゃん。は、ウィキペディアにページがあり(!)、そこを読んでみると、最初は名前がなく使用されていて、その後、名前を募集し「はてにゃん。」「はてにゃ」「ぴんくる」「はてねこ」「くえすけ」の5つに候補にしぼられ、最終的に今の名前に決まったとのこと。くえすけ……、どういう発想でこの名前がでてきたのか、すごく気になる。

download

 

ちなみに、はてにゃん。には、大学のウェブサイトで四コマ漫画を連載している。なんともまったりとした、平和な四コマは受験生にも、ひとときのやすらぎを与えてくれるに違いない。さらに、変わり種として、昨年掲載されたリアル(?)はてにゃん。の交通広告もあわせて紹介しておこう。

FireShot Capture 920 - はてにゃん。の4コマ|大阪経済大学 - blog.osaka-ue.ac.jp

サイトを見たとき(2020,9,1)の最新の四コマはvol.251。この連載数は、ほんとにすごい

 

0271d69785e79b410e24e75b65160a96-thumb-1600xauto-40425

交通広告に登場した、はてにゃん。これはこれでイケメンというか、イケネコである

逆転の発想が生んだカワイイの奇跡、千葉工業大学の「チバニー」

次に取り上げたいのは、千葉工業大学の公式キャラクター「チバニー」。イラストレータであり、絵本作家である坂崎千春さんの手によって誕生したキャラクターだ。このキャラクターの、ステキポイントはやっぱり顔だ。見て欲しい、チバ工(千葉工)って書いてある。言うまでもなく、キャラクターにとって、一番大事なパーツは顔である。その顔部分に、つぶらな瞳もキュートなお口も描かずに、チ・バ・工、である。しかも、これ、見慣れるとすっごくカワイイ。大学グッズにはよく、デザインがいいんだけど、大学名が入っているから日常づかいできないんだよねぇ……というのがあるが、チバニーに関しては、これだけ目立つところに入っているのに、まったく気にならないのである。

chibany002

 

千葉工業大学の受験生応援サイトには、色とりどりの学科別チバニーや、チバニーのプロフィールが掲載されている。昼寝とピョンピョ~ンステップが得意で、学生食堂でよく目撃されるという、おちゃめな一面を持つキャラクターのようだ。

学科別チバニー

カラフルな学科別チバニー。チバニー七変化……どころじゃない!

愛想のない名前が逆に愛おしい。おいしそカワイイ、東京大学の「物性犬」

続く4匹(?)目は、「物性犬」だ。これは東京大学の物性研究所のキャラクター。物性研究所だから、学内では略して「物性研」と呼ばれているのだろう。なので、物性犬……。キャラクターの名前をつけるとき、少しでもかわいらしい名前を、という気持ちが湧きそうなものだが、この犬に関してはものすごくストレート。そもそも、名前というより犬種だ。天才バカボンの「ウナギイヌ」を彷彿させる。でも、その姿といえばどうだ。ふわっふわっのもっふもっふである。ちなみに、モチーフが犬+柏餅なのは、物性研究所が柏キャンパスにあるからだろう。

970547_336695909795340_795438424_n

 

物性犬の情報を調べていると、物性研究所のTwitterにぬいぐるみの紹介を発見!物性犬のふわふわした感じが見事に表現されており、これはすごくステキだ。大学のウェブサイト等で、グッズの販売ページは見当たらなかったので、どうしても欲しい場合は、問い合わせてみるしかないかもしれない。

 

他にもいろいろとカワイイ大学マスコットキャラクターはいるが、今回はここまで。続きはぜひ、あなたご自身で探してみて欲しい。グッズ販売をしているところも多いので、あなたのハートを射止める推し大学キャラを見つけられたら、グッズを手元に置いておくというのもいいだろう。サン○オや○ィズニーほどメジャーではないけれど、多様性があってマニアックで面白い。大学マスコットキャラクターの世界は、宝の山である。

大学はこう使え! 第16回 休校中の子供たちに伝えたい、大学の学問や研究に触れられるウェブサイト

2020年3月17日 / コラム, 大学はこう使え!

新型コロナウィルス蔓延による一斉休校という、これまで体験したことのない異常事態が続くいま。コロナ予防もさることながら、暇を持てあましたキッズたちの対応に頭を抱えているマザーやファザーも多いのではないだろうか。

 

こんなときにこそ、子供たちに普段だと縁遠い大学のコンテンツに触れてもらい、学問の魅力や研究の面白さ、それに大学の奥深さみたいなものをぜひ感じ入ってもらいたい。そんな気持ちから、子供ないし親子で楽しめるウェブコンテンツをピックアップしてみた。

 

ちなみに今回の記事は、「科学技術広報研究会(JACST)」の「臨時休校対応特別企画」に触発されてつくった。本家(?)である科学技術広報研究会の取り組みでは、大学や研究機関のコンテンツ(動画や連載記事など)がメインだが、こちらはコンテンツの集合体であるサイトからピックアップした。大学や学部の広報ツールという位置づけで運営されているものも多く、一つひとつの取り組みにけっこうなボリュームがある。時間のある今こそがチャンス、ぜひ子供たちに紹介してもらいたい。

研究の魅力を端的に感じる、マニアック・エンタメサイト

サイト名:Buddience 大学名:奈良大学

大学といえば研究、研究といえば一つのことをとことん突き詰めて明らかにする学術活動である。奈良大学とマイクロソフトがコラボした研究成果をまとめたBuddienceは、ある種、端的に研究とは何かをあらわしている。このサイトには、216体の仏像写真から仏像の顔貌を客観的に分析した結果が載っている。面白いのは、自分の顔写真をアップロードすると、この分析結果をもとに、どの仏像に似ているかを測定してくれるのだ。大学の研究を知って欲しいといっても、なかなか子供は興味を持たないだろう。でもこの「Buddha Matching」があれば、ついついのぞいてみたくなるのではなかろうか。ちなみに私は「釈迦如来倚像」似だった。

buddience

ゆる~く楽しい動画で、経済理論に触れられるサイト

サイト名:経済はあなたを強くする。経済はもっと面白い! 大学名:大阪経済大学

こちらは大阪経済大学が経済用語を必殺技(!?)に見立てて表現する交通広告をもとに作成した動画を紹介するウェブサイト。ん?つまりどういうこと?と思ったら、早速、リンク先に飛んでみて欲しい、そのままだから。動画の点数はまだまだ少ないが、とてもゆるくて見やすいので、「経済」と聞くと首を傾げる子供が興味をもつ、よいきっかけになりそう。それぞれのポスターのビジュアルも作り込まれているので、こちらも必見。勉強ぎらいの子供にこそ、ぜひ見てもらいたい。

keizai_tuyokusuru

「?」を見つけ解決する、理系の魅力発見サイト

サイト名:TANQ 大学名:立命館大学

立命館大学の理系学部の専門分野と関わるさまざまな「?」について、学生と教員が明らかにしていく「TANQ」。このサイトが面白いのは、各コンテンツが動画と読み物の二段構成でつくられているところである。まずどんな出来事に、なぜ「?」を感じたのかを動画で紹介、その後に読み物で「?」について迫る。しかも動画はスマホを意識しての縦長の画角でつくられており、記事は長文になれていない子供でも読みやすいLINEのような見せ方。スマホ片手に読み進められるので、ぜひ理系の学問を知るきっかけになるので見て欲しい。

tanq

 

知らない世界をのぞき見る、禅の魅力紹介サイト

サイト名:ZEN‚ KOMAZAWA‚ 1592 大学名:駒澤大学

曹洞宗が禅の実践と仏教の研究を目的にして設立した「学林」を前身とする駒澤大学。この大学のアイデンティティである禅の魅力について、とことん伝えているのが、このサイトだ。子供にはだいぶ渋いかな……と思いつつ、おそらく禅は多くの子供にとって(大人も?)知らない世界なので、未知の世界に触れる、という大学らしい体験ができるサイトになると思い取り上げてみた。ちなみにサイトには、駒澤大学に社会人進学したコメディアン・萩本欽一(2019年自主退学)と学長との対談なんていうものも載っている。

zen_komazawa

 

食と農を、大学的・非大学的に楽しむサイト

サイト名:Mog-lab 大学名:龍谷大学

副題に「 食と農の楽しさを伝えるWEBマガジン」とあるように、取り上げている内容はすべて食と農に関わることばかり。なかには美味しいスィーツやランチの紹介などもあり、いい意味で大学らしくない。大学の研究紹介はたしかに読み応えがあるけれど、そればっかり読むのは、なかなか疲れてしまう。食と農にテーマを絞り、多彩な記事をあげているため、このテーマに興味がありさえすれば、ずっと読み続けられるのが、このウェブマガジンの魅力だ。ちなみに、ライター紹介の一覧をよく見てみると、「ほとんど0円大学」の名前があるゾ。

mogulab

「変人」たちの研究をのぞき見るサイト

サイト名:京大先生シアター 大学名:京都大学

変わった先生が多そうな大学ランキングというものをつくると、おそらく1位に輝くのは京都大学ではないだろうか。ここほど「変人」という言葉がしっくりとくる大学はない。そんな変人たちの総本山(?)で教鞭を執る、教員たちを動画で紹介しているのが、このサイトになる。2020年3月の段階で、登場している教員はなんと79名!どれも専門分野をコンパクトにまとめて説明してくれているので、学問の幅広さをひしひしと感じることができる。

kyodaisenseitheater

東京大学の知が詰まった動画サイト

サイト名:東大TV 大学名:東京大学

さまざまなサイトを紹介したが、トリとして取り上げるのは「東大TV」だ。このサイトは、東京大学の公開講座や講演会の動画が集まった、まさにウェブ上のテレビ局である。内容はたしかに難しいものが多い。このサイトの動画を見て、楽しくてたまらないという子供は、個人的にはちょっと嫌かもしれない……。でも、日本の最高峰の大学の知について、リアルとまではいかないものの、リアルに近い動画というかたちで知るのは、とても意義のあることではないか。わからなくてもいい、それでも背伸びして一度は見て欲しいサイトだ。

todaitv

 

本当は、他にも紹介したいサイトがいっぱいあるのだが、書き出すと本当にキリがないのでここまでにしておく。ただ、わざわざ探さなくても、たとえば、自分の住むエリアの大学のウェブサイトであったり、よく名前の聞く有名大学のウェブサイトをのぞいてみると、学問や研究について伝えるコンテンツがちらほらとあったりする。知らない世界に続く扉だと思って、まずは気軽に、そして、思いつくままに、子供たちには大学のサイトをのぞいてみてもらいたい。時間に余裕があり、本当は授業があるはずだった期間である今であれば、ちょっと見てみようかな、と思うのではないだろうか。

 

“食育”に力を入れる甲子園大学で、栄養バランスのよいランチを!

2019年7月9日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

兵庫県宝塚市にある甲子園大学は、宝塚市と連携して地域貢献活動を推進しています。なかでも、栄養学部の知的資源を活かしてセミナーや料理教室を開催するなど、力を入れて取り組んでいるのが“食育”の普及・啓発。学食「メイプルキッチン」の地域開放もその取り組みのひとつ。管理栄養士が考案した栄養バランスのよいメニューのある学食が学生以外の人も気軽に利用できるのです。

 

最寄りの阪急宝塚駅から徒歩20分強ですが、大学があるのはかなりの高台。急な坂道が長く続くので、体力に自信がない人はスクールバスの利用がおすすめ。宝塚駅の改札を出て左に進み、右方向にある階段を降りたところがバスの発着場です。運行スケジュールは甲子園大学ホームページで確認を。

送迎バス

甲子園大学に行くなら、スクールバスがおすすめ

大学遠景

高台にある甲子園大学は、眺望抜群!

 

スクールバスで大学までは7分ほど。バスを降りてすぐそばにある3号館の1階に、ガラス張りの明るい学食があります。日替わりメニューが人気で、日替わりランチ・日替わり丼は410円、日替わり麺は380円。この日の日替わりメニューは、タンドリーチキンランチ、とろろ牛丼、とり天ゆずおろしぶっかけうどん(そば)でした。管理栄養士が考案しているだけあって、定番の学食メニューとはひと味違う、そんな期待を感じさせるメニューばかりです。

食堂外観

3号館1階にある「メイプルキッチン」

 

券売機で食券を購入して、カウンターで注文。とろろ牛丼にはサラダ・みそ汁が付いています。やわらかくてしっかり味のついた牛肉に、とろろと卵をからめて食べると相性ぴったり! あきることなく最後までおいしくいただきました。栄養バランスが良いうえにおいしいなんて、とてもお得感がありますね。和洋中のバラエティに富んだ日替わりメニューが登場するので、訪れた日にはどんなメニューに出会えるかお楽しみに。また、食堂の一角にある売店には、手作りのお弁当やおにぎり、おかずが並んでいました。こちらもおいしそうな一品があったので、自分でお好みの品々をチョイスしてもいいかも。

日替わり丼

つやつやの生卵にグッとくる「とろろ牛丼」

売店コーナー

売店コーナーにも美味しそうなメニューが並ぶ

 

RANKINGー 人気記事 ー

  1. Rank1

  2. Rank2

  3. Rank3

  4. Rank4

  5. Rank5

PICKUPー 注目記事 ー

BOOKS ほとゼロ関連書籍

50歳からの大学案内 関西編

大学で学ぶ50歳以上の方たちのロングインタビューと、社会人向け教育プログラムの解説などをまとめた、おとなのための大学ガイド。

BOOKぴあで購入

楽しい大学に出会う本

大人や子どもが楽しめる首都圏の大学の施設やレストラン、教育プログラムなどを紹介したガイドブック。

Amazonで購入

関西の大学を楽しむ本

関西の大学の一般の方に向けた取り組みや、美味しい学食などを紹介したガイド本。

Amazonで購入
年齢不問! サービス満点!! - 1000%大学活用術

年齢不問! サービス満点!!
1000%大学活用術

子育て層も社会人もシルバーも、学び&遊び尽くすためのマル得ガイド。

Amazonで購入
定年進学のすすめ―第二の人生を充実させる大学利用法

定年進学のすすめ―
第二の人生を充実させる …

私は、こうして第二の人生を見つけた!体験者が語る大学の魅力。

Amazonで購入

フツーな大学生のアナタへ
- 大学生活を100倍エキサイティングにした12人のメッセージ

学生生活を楽しく充実させるには? その答えを見つけた大学生達のエールが満載。入学したら最初に読んでほしい本。

Amazonで購入
アートとデザインを楽しむ京都本 (えるまがMOOK)

アートとデザインを楽しむ
京都本by京都造形芸術大学 (エルマガMOOK)

京都の美術館・ギャラリー・寺・カフェなどのガイド本。

Amazonで購入

PAGE TOP