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京都造形芸術大学の学園祭&オーキャンがすごい!!

2015年9月17日 / ほとゼロからのお知らせ, トピック

京都造形芸術大学の学園祭「大瓜生山祭~FUNtasist~」が9/19(土)・9/20(日)の2日間にかけて行われます。
両日ともにオープンキャンパスが同時開催され、一般の人はもちろん、京造をめざす高校生にとっても大学の魅力を体感できるのですが、とにかく開催されるプログラムがすごい、そして豪華! 今回はそんな学園祭「大瓜生山祭~FUNtasist~」の見どころを、ひと足先にご紹介しちゃいます!

有名アートディレクターが手がけるワークショップ!

奇抜なファッションで日本はもちろん、世界でも注目される“きゃりーぱみゅぱみゅ”。彼女のライブの演出・美術デザインを担当するアートディレクター増田セバスチャン氏によるワークショップが9/19(土)に開催されます(高校生・受験生限定/先着申込制)。

ワークショップのタイトルは『"Kawaii"の集合体で世界は変えられるのか?』。このワークショップでは、2015年から5年間かけて完成をめざすセバスチャン氏のパブリックアート『TIME AFTER TIME CAPSULE』の一部をつくることができます。

ちなみにワークショップの内容はというと、「『自分だけのKawaiiもの(自分だけの小宇宙、個人的で特別な思い入れ)』を透明なタイムカプセルに納入する」とのこと。(詳しくはコチラ

そして、なんとこのワークショップには、今人気の双子モデル「えまえり」が参加! みなさんも「えまえり」と一緒に自分だけの“Kawaii”をタイムカプセルに詰め込んじゃいましょう!

増田セバスチャン氏

増田セバスチャン氏

「えまえり」こと谷奥えま / 谷奥えり

「えまえり」こと谷奥えま / 谷奥えり

あの大人気漫画を実写化した監督の話を聞こう!

原作・大場つぐみ、作画・小畑健による大ヒット漫画『バクマン。』が大根仁監督のメガホンにより実写映画化!

漫画家を夢見る高校生を描いた大人気漫画『バクマン。』。芸術を志すワカモノなら感動すること間違いなしのこの漫画が映画化され、9/20(日)に特別試写会が行われます。さらに上映後に、本作品の監督である大根仁氏とプロデューサーの河村元気氏を迎えてトークショーを開催! 『バクマン。』の魅力を思う存分に堪能してください!
(既に試写会の申込み受付けは終了しておりますのでご注意ください)
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1年生による汗と涙の大傑作!

「大瓜生山祭~FUNtasist~」に足を運んだら、ぜひとも見ていただきたい展示があります。それは、入学して半年の1年生たちが21チームにわかれて12日間でつくりあげた「京造ねぶた」です。
去る9月14日(月)に表彰式が行われて学長賞(最高賞)が決定したのですが、なんとその作品のモチーフは「ブラジャー」でした。え?ブラジャー??と思われる方もいそうですが、見れば納得の出来映え。レースのつくり込みが、ほんとにすごいんです・・・。

学長賞・在日本フランス総領事賞「ブラジャー」

学長賞・在日本フランス総領事賞「ブラジャー」

こちらは優秀賞を得た「iPhone」。画面に入ったひびに重力を感じますね。実物(ひびの入ったiPhone)を元に作成されたようです。

優秀賞・学生賞「iPhone」

優秀賞・学生賞「iPhone」

他にも「学科対抗フードコロシアム」や大瓜生山祭名物の本格的な「お化け屋敷」などなど、まだまだ紹介したいイベントがあるのですが、ここから先はぜひ現地で体験してください。おとなも、こどもも、受験生も、この週末はぜひ京造の大学祭&オープンキャンパスへ! 芸大のすごさ、味わえますよ!

幻の小麦が生んだ京都大学×早稲田大学×黄桜の共同開発ビール「ホワイトナイル」【後編】

2015年8月10日 / 大学発商品を追え!, 大学の知をのぞく

ある大手ビール会社の100周年記念事業がきっかけとなり開発することになった京大と早稲田の共同開発ビール「ホワイトナイル」。前編ではいかにして開発されたか、その経緯を紹介した。後編では、開発後に見舞われたトラブルや試飲レビュー、姉妹商品紹介など、ホワイトナイルにまつわるエピソードと魅力をざっくばらんに伝えていく。

 

それはまるでビールの大吟醸。

京大と早稲田が共同開発したビールという強烈な話題性もあり、初年度の売り上げは7万本以上と予想をはるかに越えて売れた。大成功である。しかし、順調に思えたものの2年目に大きな問題にぶつかることになる。

 

実はホワイトナイルは、発売初年度のみエンマー小麦の量産が間に合わないため、エンマー小麦の近縁種である、デュラム小麦を使用して開発・販売を行った。

デュラム小麦というと、現在でもパスタの原材料によく使われている小麦である。「デュラム・セモリナ」というと、ハッとする人がいるかもしれない。これはデュラム小麦の粗挽き粉のことを指す。エンマー小麦ほどではないが、この小麦も紀元前1000年ごろに成立した、由緒正しき古代小麦なのだ。

 

それで、ホワイトナイルの発売2年目に、使用する小麦をこのデュラム小麦からエンマー小麦に変更した。すると、ホワイトナイルの味が変わってしまったのである。

 

「よくいうと香ばしさが増したのですが、以前の味とは別ものでした。そして、味が変わらない方がいいというのが全員一致した意見でした」

 

原因がわからないまま時間だけが過ぎた。そんな中、解決の糸口を見つけたのは黄桜だった。黄桜の技術者が、吟醸酒をつくるときのように、麦を磨いてはどうかと言い、実際にやってみると味がもどってきたのである。試行錯誤を繰り返し、最終的に65%まで精麦することで、従来のホワイトナイルよりも、さらに口当たりなめらかなビールにすることができた。

 

「こういうと日本酒業界に怒られるかもしれませんが、ビールの大吟醸です」

平井教授はそう言って笑う。

 

さわやかにしてコクのある逸品。

取材後、平井教授の取り計らいで、ホワイトナイルの製造工場が併設された京都・伏見の地ビールレストラン「キザクラカッパカントリー」に行った。

 

黄桜の専務取締役・若井さんと合流し、地ビール工場に入らせてもらう。工場のスペースは思いのほか狭かったが、銀色のタンクがいくつも並ぶ風景はなかなか壮観だった。

 

この日の仕込みは終わっていたが、工場でできたてのホワイトナイルを飲むという贅沢をさせてもらった。

 

グラスに注がれたホワイトナイルは、その名にふさわしく、白くにごった金色。あえて弱く濾過することで、この色合いと酵母の風味を出しているのだという。

飲んでみると、少し酸味があって、さわやかで飲みやすい。とはいえ、アサヒやキリンといった、普段、飲み慣れている大手ビール会社のものよりも明らかにコクがある。試飲といいながら、ビールをひと口飲んで味を確かめた後、残りを一気に飲み干す。おかわり! と、言いたくなる味だった。

カッパカントリー発酵タンク ホワイトナイル試飲

(左)銀色の醸造タンクが並ぶ、黄桜の製造現場 (右)醸造現場でいただいたホワイトナイル。泡がいっぱい。でも美味い!

 

ホワイトナイルの妹たち。

実は、このホワイトナイルには妹たちがいる。

コリアンダーとユズの香りを効かせ、デュラム小麦で製造した「ブルーナイル」。20世紀初頭にヨーロッパの探検家が見つけた謎の小麦「ピラミダーレ」を使った「ルビーナイル」。そして、デュラム小麦使用のノンアルコールビール、「サイファーナイル」だ。

 

これらすべてに少なくない開発秘話があるのだが、語り出すと文字数がいくらあっても足りないので、ここでは味の紹介だけにとどめさせてもらいたい。

 

まず、一番上の妹であるブルーナイルは、ホワイトナイルよりもいっそうさわやかな味わいで、グラスに鼻を近づけるとほのかなユズの香り、意識するとその後ろにコリアンダーの香りがわずかに顔をのぞかせる。さながら、日本(=ゆず)と中東(=コリアンダー)のハーフ美女といった感じである。

次に二番目の妹、ルビーナイル。こちらは注ぐと深い赤銅色をしており、一口飲むと甘みのある濃厚な味わいに驚かされる。その飲み口は、おっとしとしてグラマラスなおねえさん系美女を彷彿させる。

そして、一番下の妹、サイファーナイルは、アルコール分がほぼないため、味に深みは欠けるものの、ビールらしい苦みと麦芽のふくよかな香りが好印象。例えるなら、子どもっぽさが残る、健康的な美少女といったところだろうか。

 

さて、どこまで伝わるかは、はなはだ疑問だが、とにかくどれも個性的で美しい、ではなくて美味しい。ぜひ興味のある人は、飲み比べてみて欲しい。

 

ちなみにホワイトナイルを含めたこれら「ナイルシリーズ」はどれも人気が高く、地ビールの品評会でも高い評価を得ている。そして2015年5月末に、シリーズ合計で50万本、売り上げにして2億円を達成した。大学発商品を一つヒットさせるだけでも大変なことだ。そんななか、シリーズで大ヒットを飛ばすというのは、本当にただただスゴいとしか言いようがない。

 

ブルーナイル受賞メダル 

(左上)「アジアビアカップ2013」にてブルーナイルが銅賞を受賞 (右上)「インターナショナルビアコンペティション2013」にてルビーナイルが銅賞を受賞。ナイルシリーズは国際的にも高く評価されている (下)さわやかな苦みと麦芽の甘さが特徴的なサイファーナイル

出会いと情熱が生んだビール。

見学と試飲が終わると外はもう暗く、せっかくだからとキザクラカッパカントリーで平井教授と、若井さんと一杯やることになった。ホワイトナイルを飲みながら、ホワイトナイルについて語る。またこれも贅沢である。

 

「ホワイトナイルが1本売れるごとに京大と早大に入ってくるのはわずかな金額です。開発に1年以上をかけ、100人以上の人が関わったことを考えると、ビジネスとしてはマイナスです。でも、目的は金儲けではないんですよ。このビールを通じて、少しでも学問や大学に興味を持ってもらいたい。それが願いであり、ねらいなんです」

 

酒の席、平井教授が語った言葉が印象的で、今でもよく覚えている。

 

京大の植物遺伝学と早稲田のエジプト考古学とが出会い、紆余曲折を経て、1万年以上前の小麦が現代のビールとしてよみがえった。偶然や幸運もあったが、何よりこれが実現できたのは関係者たちの粘り強い努力のおかげだろう。そして、この努力の裏側には、大学人たちの熱い想いが詰まっていた。ともあれ、素晴らしいビールはできたのだ。酒飲みとして、これほどうれしいことはない。素晴らしいビールをつくった、素晴らしい人たちに、乾杯!! である。

カッパカントリー外観 カッパカントリーバーカウンター

(左)ナイルシリーズをごちそうになった、黄桜の直営レストラン「カッパカントリー」
(右)「カッパカントリー」では施設内でビールを醸造しており、日によってはできたての「ナイルシリーズ」を飲めることも

幻の小麦が生んだ京都大学×早稲田×黄桜大学の共同開発ビール「ホワイトナイル」【前編】

2015年8月7日 / 大学発商品を追え!, 大学の知をのぞく

アカデミックで、ドラマチックなビール。

「ホワイトナイル」の原稿を書こうとしたとき、まずそんなフレーズが頭によぎった。

 

2004年の国立大学法人化前後から、大学と企業が協力して商品開発に取り組む事例が増えてきており、その勢いは年々増してきている。大学と企業が連携する場合、一つの大学に対して一つの企業というのが一般的で、二つの大学と企業が連携するのは稀である。そんな中、2006年に発売されたホワイトナイルは、二つの大学が、しかも国立と私立が、さらに言うと“あの”京大と“あの”早稲田が、京都の酒造メーカー黄桜とコラボレートしてつくられた。この前代未聞のコラボレートは、なぜ実現したのだろうか。

 

きっかけは、市場に出回らない幻の小麦。

「そもそもはある大手ビール会社が創立100周年事業として、早稲田大学の吉村作治先生※1の指導のもと、古代エジプトの壁画を読み解いて、当時のアルコール飲料を『古代エジプトビール』として復元しようとしたのがはじまりです」

 

取材に応じてくれたのは、京大大学院農学研究科の平井伸博教授。平井教授は当時、京大産官学連携センターで澤田芳郎教授※2 と共に、ホワイトナイル開発の中心的な役割を担った人物である。

 

「このプロジェクトでは、パンを使ってビール酵母を培養するのですが、そのためにパン職人や、パン焼き窯をつくるレンガ職人までエジプトから呼び寄せており、とにかく手の込んだものでした。それで何から何まで忠実に再現しようとしたのですが、ビールに使われていた古代小麦だけは、どうしても見つけることができませんでした」

 

古代小麦……? どことなくロマンを感じるフレーズに、にわかにテンションがあがる。即座に質問をすると、正式名称は「エンマー小麦」、紀元前8000年ごろにトルコ東南部で成立した小麦だという。そして、この小麦は、現在、市場に出回っておらず、どこで栽培されているかもわからない「幻の小麦」なのだそうだ。

 

どこにもない、と思われていたエンマー小麦だったが、奇跡的に京大の研究室※3 にあった。およそ50年前に、京大の学術探検隊がエチオピアで採集したものが保存されていたのだ。

「恐らく、国内唯一のエンマー小麦」を手にしたことで、古代エジプトビールは、見事、現代によみがえったのである。

 

「つまり、それがホワイトナイル……?」

あまりに壮大な話にくらくらしながら聞いてみると、平井教授は首を横にふる。

「いえ、これはその前段階の話で、ホワイトナイルの話はここからです」

たしかにまだ黄桜の“き”の字も出ていない。どうやらフライングしてしまったようである。

 
エンマー穂 エンマー収穫
(左)「幻の小麦」とも言われるエンマー小麦 (右)エンマー小麦の収穫風景

 

ホワイトナイル開発プロジェクト開始。

「この古代エジプトビールに、当時、京大の総長だった尾池和夫先生※4 が興味を持ち、京大のレストランで売り出せないかと考えました。それで、ビール会社に問い合わせてみると、古代エジプトビールはどうも私たちが思うビールとはまったく違うものだとわかってきました。アルコール度が低く、今でいう“どぶろく”のようなものだったようです。しかも、単価が高く、単純に同じ製法でつくると、一本当たり8万円ちかくになることがわかりました。当然ですが、これじゃとても売れませんよ」

 

いきなり頓挫してしまったプロジェクトだが、平井教授の同僚である伏木亨教授から新たなコンセプトがもたらされる。古代の製法でつくるのが無理なら、現代の製法を使って、美味しい古代小麦のビールをつくるのはどうだろうかと。

 

このコンセプトが尾池総長に承認され、さらに早稲田の吉村教授と白井克彦総長※5 からも賛同を得ることができた。ここにきて、ホワイトナイル開発プロジェクトが本格的に動きはじめることになったのである。

 

新たなパートナー黄桜との出会い。

「開発するに当たって、古代エジプトビールをつくったビール会社に相談したのですが、期待生産量が少なかったため参画は難しいという返事がきました。しかし、代わりというか、同社で栽培したエンマー小麦を1kgゆずってもらえることになりました」

 

再びパートナー企業を探すことになり、そこで白羽の矢が立ったのが黄桜株式会社だった。なんと、同社の専務取締役である若井芳則さんと平井教授は大学時代の同級生なのだという。

 

「まるでパズルのピースがはまるように、自然とはまった感じです。でも、同級生だからお願いしたわけじゃありません。黄桜は地ビールづくりの実績を持つ京都の酒造メーカーで、規模も大きく、ふさわしい企業だったからです」

カッパカントリー外観 P1000460a

(左)黄桜の直営レストラン「カッパカントリー」 (右)「カッパカントリー」内にあるビールの仕込み室

 

大学ならではの視点、多飲量特性。

「こだわったのは、いかに多飲量特性に優れたものにするかです」

 

ホワイトナイルの開発でのこだわりを聞くと、平井先生の口から思いもよらない言葉が返ってきた。……タインリョウトクセイ??

 

「そうです。お酒を多く飲める人は、飲めば飲むほど下からもよく出ますよね。この状態を長く続けられるビールが、『多飲量特性』に優れたビールであり、飲み飽きないビール、つまり美味しいビールだと私たちは考えたのです。そこで、この特性について研究する伏木先生の指導のもと実験をしました」

 

実験というのは、大麦麦芽と小麦の割合を変えたビールをいくつかつくり、何人かの被験者に飲んでもらった後、一定時間ごとに超音波を使って胃の容積を測るというもの。当然、多飲量特性に優れたビールは、じゃんじゃん下から出てしまうので、胃の容積は減っていくことになる。この結果、大麦麦芽と小麦の割合は8対2がベストだとわかった。感覚的にうまい、まずいを決めるのではなく、理論をもとにしっかりと検証をするのが、なんとも大学らしい。

 

その後、吉村教授に考古学の観点からアドバイスをもらい、「ホワイトナイル」という商品名や、古代エジプトの護符「ウジャトの眼」をデザインした商品ラベルが開発され、晴れてホワイトナイルは世に出たのである。

ホワイトナイル記者発表 IMG_0178

(左)ホワイトナイルの記者発表風景。写真手前は尾池和夫 京大総長、その右は白井克彦 早大総長(いずれも当時)
(右)商品ラベルに強い存在感を与える「ウジャトの眼」

 

だいぶ文字数がかさんでしまったため、前編はここでおしまい。後編では、ホワイトナイルの売れ行きや味、さらに現在新たにラインナップされている姉妹商品についてなど。まだまだ書き足らないホワイトナイルの魅力について紹介していく。乞うご期待!

(後編はこちら

 

 

※1 日本におけるエジプト考古学の第一人者。現在、早稲田大学名誉教授(工学博士)、東日本国際大学学長

※2 現在、茨城大学URA(University Research Administrator)

※3 正式名称、農学研究科栽培植物起源研究室。1万系統におよぶ小麦種子を保存している

※4 第24代京都大学総長。現在、京都造形芸術大学学長。京大名物「総長カレー」の生みの親としても有名

※5 第15代早稲田大学総長。現在、放送大学学園理事長、日本電信電話株式会社取締役

大学はこう使え! 第2回 夏、それは理科・科学教室の季節!!

2015年7月31日 / コラム, 大学はこう使え!

夏休み、大学、そうくれば当然つぎにくるフレーズは「理科・科学教室」!!

唐突かつ強引な出だしに面食らう人もいるだろうが、そう言いたくなるくらい夏休みの大学では理科教室や科学教室が頻繁に開かれている。今回、この大学の夏の風物詩(夏以外もやってはいるけれど)にスポットライトを当てて、いろいろと書かせてもらいたい。

「理科・科学教室」と言ってはみたけれど…。

まずそもそも、理科教室や科学教室って何なのよ?という声が聞こえてきそうなので説明しておこう。これは簡単にいうと、理工系の大学・学部が中心になって開催する、子どもに理科や科学の面白さを伝える体験イベントである。

 

今では、理科や科学におさまらず、芸術やスポーツなどさまざまな分野で開催されており、名前も理科教室や科学教室でないものもたくさんある。だが、ここらへんを言い出すと、かなりややこしくなるので、本記事については理科・科学系のイベントを中心に取り上げ、イベントの名称も比較的よく使われる「理科教室」と「科学教室」をひっくるめた「理科・科学教室」という言葉に統一させてもらっている(ご了承くださいまし…)。

 

リーズナブルでエキサイティングなイベント。

理科・科学教室がはじまったのは、1980年代後半から90年代前半にかけて子どもの理科離れが深刻な社会問題になったことがきっかけだと言われている。そのため、これら教室はどれも“子どもに理科や科学に興味をもってもらう”ことを目的にしており、そのための工夫がいっぱいある。たとえば、化学反応を用いておもちゃをつくってみたり、本格的な機器を使って実験をしてみたり。科学って不思議! なぜそうなるの? そんな経験をたくさんできるのである。

 

しかもこれら教室への参加費は無料であったり、材料費のみであったりと、非常にリーズナブル! ついダラダラしがちの夏休みの利用法として、これは内容的にも、お財布的にも、かなり有意義なのではないだろうか。

 

ただ、魅力いっぱいの理科・科学教室だが、注意すべき点もある。それは、体験ベースがゆえに、どうしても参加できる人数に限りがあるプログラムがあることだ。とくに、ものづくり系のプログラムについては、予約が必要だったり、抽選があったりする場合が少なくない。事前に開催大学のHPをチェックしておくことをおすすめしたい。

 

 

全国最大規模の科学教室となる、工学院大学の「わくわくサイエンス祭 科学教室」。
2015年度は8月22日(土)・23日(日)に開催される。詳細はこちら

理科・科学教室はここで探せ!

理科・科学教室だが、これはどの大学でいつ開催されているのだろうか。調べる方法として、大学のHPをチェックしてみたり、「大学 理科教室」ないし「大学 科学教室」など、なんとなくありそうなワードで検索をかけてみたりするのも手ではある。しかし、これではちょっとアナログ過ぎる。おすすめしたいのは、JS日本の学校が運営するポータルサイト「JS88.com」内にあるコンテンツ「体験イベント in 大学」の利用である。

このコンテンツでは、エリアと日程の二つの切り口から、大学・短大が実施する子ども向けイベントを調べることができるうえ、対象学年やジャンル、有料・無料などの項目で細かく設定して情報を絞り込むことができる。夏休みの理科・科学教室を探すには、このサイトがナンバーワンである。

JS日本の学校の「体験イベント in 大学」。大学・短大で行われる夏休みの子ども向けイベントを簡単に探すことができる。

もう一つの理科・科学教室。

理科・科学教室と少し趣が違うのだが、「ひらめき☆ときめきサイエンス」も、子どもが理科や科学の魅力を知るうえでかなり魅力的な取り組みだといえる。これは日本学術振興会が主催しており、科学研究費助成事業に該当する研究機関の最先端の研究を子どもたちに体感してもらおう、というものである。

 

通常、理科・科学教室だと大学や学部が主催するが、「ひらめき~」は研究室単位で実施される。そのため、大学単位で見ると一大学当たり開催されるプログラム数は少ないものの、けっこうな数の大学で開催されているのだ。近場の大学で理科・科学教室が開催される予定がなくて残念がっている人も、「ひらめき~」を探せば面白いプログラムを近場で見つけられるかもしれないので、ぜひこちらも活用してみて欲しい。

日本学術振興会が主催する「ひらめき☆ときめきサイエンス」。さまざまな研究室の研究内に触れられる。

大学人たちの熱意に触れる。

まだまだ書き足りないこともあるが、けっこうな文字数になってしまったので、そろそろ切り上げようと思う。ただ、最後にほんの少しだけ書かせて欲しいことがある。それは、主催者側の熱意についてである。

 

どの理科・科学教室も、基本的に教員や学生が中心になって実施するプログラムを決めて準備を行い、当日、ブースに立ってプログラムの説明や指導を行う。その準備期間は短いもので数ヶ月、長いものだと半年以上もかかるという。この間、教員も学生も授業や研究があるわけで、そんななかで時間を見つけて取り組んでいるのである。

 

もちろん簡単なことではない。でもこれをやり切れるのは、教員や学生が“子どもたちに理科や科学の面白さを伝えたい”と強く思っているからに他ならない。これら教員や学生の頑張りや想いにも少し気を払うと、理科・科学教室がさらに味わい深いイベントに感じられるはずである。

 

さぁ、夏はまだはじまったばかりである。ゲームばかりしている子供のお尻を叩いて、知的な世界に飛び込んでみよう!

芸術の魅力は芸大と芸大生に聞け! 大学の底力を感じさせる、京都造形大のムック本!

2015年7月7日 / ほとゼロからのお知らせ, トピック

芸術大学がつくる「京都本」。

みなさんはコンビニや書店で「京都本」「大阪本」「神戸本」といった文字がデカデカと表紙に載った情報誌を目にしたことはありますか? 今回、この京阪神エルマガジン社が発行するムック本のシリーズに、新たに『アートとデザインを楽しむ京都本 by 京都造形芸術大学』が加わります。

 

実はこの情報誌、「ほとゼロ編集部(株式会社エトレ)」も制作に協力しているんです。なかなかユニークかつステキな雑誌なので、ピーアールを兼ねてその魅力をちょっとだけ紹介させてもらいます!

新しいコンセプト、新しい一冊。

大学と雑誌のコラボというと、最近だと『大学版AERA』や『Tokyo Graffiti』と近畿大学がコラボした『Kindai Graffiti』なんかが有名です。今回の『京都本(タイトルが長いので省略!)』も同じたぐいの雑誌だろうと思われる方がたくさんいそうですが、実はコレかなり違うんです。

 

平たく言ってしまえば、前者の2誌は大学の魅力を雑誌っぽく紹介している、いわば「大学案内」の変化球。でも、『京都本』は大学案内的な要素も若干あるものの、基本的には京都造形大のリソースを使って、どう読者に楽しんでもらうかを考えた「雑誌」なんです。

 

だから、メインコンテンツは“芸大生”という視点をフルに活かした京都ガイド。取り上げ方がかなりマニアックで、ギャラリー、カフェ、博物館・美術館といった定番はもちろん。書店やミニシアター、グッドデザインの寺社仏閣、美仏、アニメ&マンガの聖地などなど、地元芸大生ならではのスポット紹介が満載です!

 

さらに、京都造形大に縁のある芸術家やクリエイター、アーティスト、俳優などのインタビューを多数収録。アートに詳しい人なら、おぉっ…とうなり、そうでない人でも、あ、知ってる!と思わず手を叩きたくなるラインナップは、京都造形大の底力を感じさせます。

 

京都好き、アート好きには間違いなく満足してもらえる一冊です。正直、大学の仕事を日々している私たち「ほとゼロ編集部」にとっても、大学、そして京都造形大って実はこんなにオモシロいんだと再確認させてもらえる内容になりました。ぜひ、この魅力、このスゴさを、ご自身の目でお確かめください!

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(右)こだわりのアイテムがそろう「D&Department by 京都造形芸術大学」
(左)京都造形大生が伝えるアートなフードたち

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(右)京都造形大生が京都にあるアニメとマンガのスポットを紹介
(左)京都造形大にある「春秋座」の芸術監督に就任した市川猿之助さんのインタビュー

サイエンスカフェ誕生秘話を伊藤榮彦氏に聞く

2015年6月10日 / 大学の地域貢献

ものごとにはすべて“はじまり”というものがある。 タバスコを日本に普及させたのは、アントニオ猪木氏だし、ウィスキーづくりのノウハウを持ち込んだのは、最近マッサンで一躍脚光を浴びるようになった竹鶴政孝氏。ほとゼロで、これまでに取り上げたことのある「サイエンスカフェ」という取り組みを日本に持ち込んだのも、実はある人物のおかげなのである。人物の名は、伊藤榮彦氏。今回は伊藤先生(といつもは親しみを込めて呼んでいる)に、サイエンスカフェがなぜ生まれたのかを、先生がこれまで歩まれた道とともに語っていただいた。

そもそものはじまり、佐賀での日々。

まず伊藤先生について、簡単にその経歴を伝えておこう。1928年生まれの86歳。戦時中に墜落する戦闘機の下敷きになり、2年間寝込んだという破天荒なエピソードをもつ。先生は京都大学卒業後、同大学で助手として勤務していたが、知人の誘いを受けて佐賀大学に赴任することになる。この佐賀大学での経験こそが、後にサイエンスカフェを日本ではじめて開催したNPO法人「科学カフェ京都」を立ち上げる遠因になったと先生は言う。

 

「佐賀大学ではよく学生たちに遊んでもらったんですよ。向こうは車を持っている学生が多くてね。それで、先生、火山の噴火を見に行きましょうとか、何かあるたびに声をかけてもらったものです」

伊藤先生が九州のあちこちに出かけるなかで、次第に現地の小中高生に研究について話をしたり、小中高校の先生と交流を持つようになっていった。そんなかかわり合いがきっかけとなり、1994年に「さが科学少年団」という団体を先生は立ち上げることになった。これは月に一度、子ども向けのセミナーを開催し、子どもたちに科学を身近に感じてもらうことを主目的にした団体である。

 

今でこそ子ども向け理科教室や科学教室といったイベントを多くの大学が開催しているが、当時はかなりめずらしかったと先生は言う。しかし、「おかげでメディアにたくさん取り上げてもらい、さまざまな人が援助を申し出てくれた。講師には困りませんでした」

 

講師、というと、首都圏や京阪神エリアなど、いわゆる都会と呼ばれるエリアに住んでいる人だと、つい大学教授をイメージしてしまわないだろうか? 少なくとも私はこういう仕事をしているため、「さが科学少年団」ではてっきりどこかの大学教授が子ども向けの講演をしていたのだろうと想像した。だが、実際はどうも違うようなのである。

 

「『さが科学少年団』の講師の大半は、中学校や高校の理科の先生です。地方では大学の数があまり多くないでしょ。だから子どもたちの理科教育を支えるのは、自主的に活動する学校の先生たちなんですよ」

当時、「さが科学少年団」に講師を派遣してくれた佐賀県の科学団体は11団体。団体名が書かれた資料を見てみると「佐賀植物友の会」に「佐賀天文協会」、なかには「佐賀トンボ研究会」といったマニアックなものまであって、どれもなかなか面白そうである。そして先生はこれら団体に横のつながりがないことに気づき、「佐賀県科学団体連絡会」を組織。団体同士の情報交換が積極的にできる環境を整えることに尽力した。

 

さらにその後、先生が佐賀大学の理工学部長の任に就いたこともあって、2001年に「シニアーネット佐賀」という、50歳以上の高齢者を対象にコンピュータの使い方を教える団体もつくった。

次から次へと新しい取り組みをはじめるバイタリティ。これはすごいと言うしかない。当たり前だが、これら取り組みは大学教授という本業をこなしたうえでやっているのだ。でも当の本人は、これら業績を鼻にかける気はさらさらない。

 

「さが科学少年団は子ども、連絡会は大人、そしてシニアーネットは老人が対象。まったく意図していたわけではないんですけど、気がつけば全世代と関わっていたわけです」先生はそう言って楽しそうに笑う。

佐賀大学を退官し、京都へ。

「シニアーネット佐賀」を設立してから2年後、伊藤先生は佐賀大学を退官し、住み慣れた土地である京都に居を移す。そう、京都、である。やっとここからが、サイエンスカフェを日本で最初にはじめた「科学カフェ京都」の立ち上げの話になるのだ。

 

「そもそものきっかけは文部科学省が発行する『科学技術白書』に海外の事例として、サイエンスカフェの取り組みが掲載されていたのを目にしたことです。古くはギリシャ時代から、ヨーロッパには市民が科学を楽しんだり、科学者が市民に教えることに喜びを感じたりする文化がありました。日本にはそれがない。これは面白いと感じました」

 

興味をもった伊藤先生は、まったく面識のないダンカン・ダラス氏というイギリスのサイエンスカフェ運動の指導者に電子メールを送り、サイエンスカフェの情報を得るとともに、今後、国際的に一緒に活動しようと約束をとりつける。

さらにもう一人、NPO法人「STUDY UNION」の代表を務め、社会教育に積極的に取り組む関浩成氏ともダンカン氏と同様の手法、つまりいきなり連絡を入れて、「科学カフェ京都」を立ち上げる仲間に引き入れることに成功する。

 

「彼(関氏)のことは新聞記事で知って、サイエンスカフェはぜひこの人と一緒にやりたいと思い連絡先を調べてコンタクトをとりました。そうしたら、すぐ返事がきて、会って主旨を説明すると、いいですよ、と。似ているところがあるのかもしれませんね。トントン拍子で話が進みました」

大学はこう使え! 第1回 大学ビギナーは大学博物館を利用せよ!

2015年5月26日 / コラム, 大学はこう使え!

大学はやっぱり入りづらい。

学生以外にとって大学は入りにくい。門の横の詰め所に守衛がいて、「関係者以外立ち入り禁止」と書かれた看板がドンッと置かれているところもよくある。私のような英国紳士然とした身だしなみをした男(ぜんぜん怪しくない)であっても、正直、大学関連の仕事をしていなかったら近寄らなかったのではないかとさえ思う。

 

とはいえ、大学は面白い。いくら都心にあっても外部と切り離されたのびのびした空間が広がっているし、歴史的な建造物があるところも少なくない。一般の人が利用できる施設や、楽しめる催しだってたくさんある。なかに入ってしまえば意外なほどウェルカムなのに入りにくいだなんて、すごくもったいないことである。で、考えてみた。大学にほとんど足を運んだことのない人は、まず「大学博物館」を使ってみたらいいんじゃないかと。

大学博物館のここがステキ。

では、大学博物館の何がいいのか? まず一つに、一般の人を対象にした施設であることが挙げられる。つまり、もし万が一、ふらふらと大学に入って守衛に止められたとしも、「あ、博物館に来たんで!」と元気よく答えれば、そうですかと納得してくれるし、多少でも気の効いた守衛なら丁寧に場所を教えてくれるはずである(たぶん)。

 

もう一つは、大学博物館は一般の博物館と異なり、基本的に展示されている品々が研究資料なのである。研究資料というのは、読んで字に書くごとく、研究するために集めてきた資料のことを指す。つまり、展示を目的に集めたものではない。そのため、なかには見栄えしないものや、ちょっとわかりにくいものもある。でもだからこそ、研究の生々しい足跡を感じ取ることができるし、装飾されていないリアルさを感じることができる。これもまた、大学博物館ならではの良さである。

大学博物館の多彩な世界。

実はひとことに「大学博物館」といっても、いくつかのタイプがあるのをご存知だろうか。一つ目は、総合博物館。幅広いジャンルの展示がされており、大学の学問や研究の奥深さを一番ダイレクトに感じられる博物館・オブ・ザ・博物館である。代表的なものだと「東京大学総合研究博物館」や「京都大学総合博物館」、それに「大阪大学総合学術博物館」などが挙げられる。

調べてみると旧帝大には、すべて博物館が設置されており、名古屋大学以外は“総合”の名を冠していた。やはり歴史があり、研究領域もだだっぴろいため、自ずと多種多様な資料が集まってくるのだろう。

マチカネワニのマークが目を引く大阪大学総合学術博物館の入り口

マチカネワニのマークが目を引く大阪大学総合学術博物館の入り口

歴史を感じさせる大阪大学総合学術博物館の外観

歴史を感じさせる大阪大学総合学術博物館の外観

二つ目は私立大学に多いタイプで、教育内容(学部学科)と関連のあるいくつか、ないし一つのテーマにしぼって展示するタイプの博物館である。たとえば、京都・西本願寺の学寮を起原とする龍谷大学では、仏教をテーマにした総合博物館「龍谷ミュージアム」を運営している。また「禅」の精神を重んじる駒沢大学なら「禅歴史博物館」を、関西唯一の音楽単科大学である大阪音楽大学なら「音楽博物館」を学内に設置したりしている。 これら博物館は、展示を通して大学の特色を強くアピールしているので、展示を見るとどんな大学かが自然とよくわかる。それにテーマが明確なため、自分の興味に合う博物館を見つけやすいというのも利点である。

龍谷ミュージアムの外観

龍谷ミュージアムの外観

龍谷ミュージアムの貴重な仏教関連の資料 (ベゼクリク石窟復元大回廊 撮影:東出清彦)

 

 

そして最後、三つ目に挙げるのは、創設者や著名な卒業生の偉業を称えるタイプの博物館である。このタイプのものは比較的規模は小さく、図書館内部や建物に隣接して設置されていることも少なくない。 代表的なものだと、追手門学院大学の「宮本輝ミュージアム」、明治大学の「阿久悠記念館」、東洋大学の「井上円了記念博物館」など。人物にフォーカスしているため内容が具体的でわかりやすく、ファンならもろ手をあげて喜ぶようなレアな展示もたくさんある。研究を知る、というのとは少し違うが、これはこれで大学の魅力がつまった博物館なのだ。

追手門学院大学「宮本輝ミュージアム」の内観

追手門学院大学「宮本輝ミュージアム」の内観

同ミュージアムには宮本輝氏の直筆原稿などもある

同ミュージアムには宮本輝氏の直筆原稿などもある

とりあえず、行こう。

かなり強引にわけてみたが、大学博物館で主流になるのはおそらくこの3つのタイプである。他にも、博物館より水族館にちかい東海大学の「東海大学海洋博物館」や、マンガ図書館と博物館が融合した京都精華大学と京都市が共同運営する「京都国際マンガミュージアム」など、博物館の範疇におさまらない魅力的な大学博物館はけっこうある。でも、語り出すとほんとキリがないので、今回は割愛させてもらうことにした(ゴメンナサイ)。

 

ちなみに大学博物館の情報は、大学の公式HPを調べるとだいたい掲載されている。ただし、すべての大学に博物館が設置されているわけではないので注意してほしい。

 

初夏である。出かけるにはちょうどいい季節である。大学なんて卒業してから行ってないなぁ、なんていうアナタ、大学博物館に遊びに行ってみてはどうだろう。大学は勉強するだけでなく、楽しめる場所だと強く実感してもらえるはずである。

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