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大学発広報誌レビュー第22回 金沢大学「Acanthus」

2021年6月22日 / コラム, 大学発広報誌レビュー

新入生を一人にさせない、「人の顔」が見える学内誌。

日本全国の大学が発行する広報誌を、勝手にレビューしてしまおうというこの企画「大学発広報誌レビュー」。第22回目となる今回は、金沢大学が発行する「Acanthus」を取り上げます。

 

金沢大学は明治維新を目前に控えた1862年、加賀藩の下で設置された種痘所に端を発する、160年近い歴史をもつ国立大学。現在は「地域と世界に開かれた教育重視の研究大学」を掲げ、教育・研究両面のグローバル化に力を入れています。さて、今回取り上げる広報誌「Acanthus」のタイトルは、葉薊(ハアザミ)という植物の名前からとられたもの。校章のモチーフになっており、学生や教職員にとっても親しみのある存在のようです。

 

2021年4月発行「Acanthus」48号の特集は「学生サポート完全ガイド」。金沢大学が行っているさまざまな学生支援を9つのカテゴリーに分け、カジュアルなイラストと関係者のコメントを使って紹介しています。それぞれの支援制度を活用すれば何が得られるかをわかりやすく、堅苦しくないトーンで見せている点が「上手いなあ」と感じます。こうした情報を必要とする学生にとっては、各部署が発行するリーフレットやwebコンテンツを探すよりも、こうして一括で紹介してもらえる方がありがたいでしょう。

多数の学生と教職員の声で「何が得られるか」をイメージさせる

多数の学生と教職員の声で「何が得られるか」をイメージさせる

 

大学の広報誌はさまざまなステークホルダーに向けた情報が混在しがちですが、この「Acanthus」は在学生に向けた誌面作りに特化しています。例えば、今号からスタートした学生による学生のためのキャンパス紹介ページ「Enjoy!!」。学内カフェのメニューやキャンパス内の花見スポットなどを紹介するほか、学生SNAPのコーナーも単なるファッションチェックに終わらず、「コロナ禍で楽しんでいること」をひと言ずつ語ることで、金沢大学の「現在」を感じることができます。

知り合いがまだ少ない新入生にとって、先輩のリアルな声はありがたいはず

知り合いがまだ少ない新入生にとって、先輩のリアルな声はありがたいはず

 

2020年春から続くコロナ禍において、一番しんどい思いをしているのは新入生だと思います。地元を離れて下宿生活を始めた新入生にとって、キャンパスに行けず、友達がなかなかできない日々への不安やストレスは非常に大きいでしょう。「Acanthus」は大学のホームページから閲覧できるので、この学内誌の存在を新入生に気づいてもらう仕掛けがされていれば、学内誌として非常に価値があると感じました。

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