学生たちの4年間の学びの集大成があつまる場所、卒業制作展。
2018年2月14日から18日の5日間にわたり、京都精華大学で開催された卒業制作展、「京都精華大学展2018~卒業・修了発表展~」に行ってきました!
これまで京都精華大学の卒業制作展は、京都市美術館と京都国際マンガミュージアムを中心に開催されていましたが、今年から全ての展示を学内に統一。キャンパス全体に作品が展示されている様子で、どこに行こうか迷っちゃいました。
迷った結果、まずは体育館へ!
ここにはデザイン学部の卒業制作が集まっていて、実際に販売されることを想定した作品や学生の想いが込められた作品などがズラリ。なかには来場者が体験できるゲーム型の作品もあり、作者が展示スペースにいる時には直接、制作意図を聞くこともでき、来場者は思い思いに楽しんでいました。
次はどこへ行こうかなとふらふらしていたら、人だかりを発見! 近づいてみると、イラスト学科によるライブペイントが行われていました。
大きなキャンバス1枚に学生が2~3人で筆を走らせます。大胆に描いていく様子が見ていて気持ちいい! 完成するまで見ていたい気持ちを抑え、次の会場へ向かいます。
こちらは人文学部の卒業論文を展示している会場の様子。
卒業論文は、映像や立体物、絵画と比べるとどうしても展示風景が地味になってしまいます。でも、ここでは各題を大きく印刷した紙が会場全体に吊されていて、なんだか幻想的な雰囲気。窓辺のカウンターでじっくり論文を読む来場者の姿も様になっていました。
お次はマンガ学部アニメーションコースの学生が制作した長編アニメの上映会の様子。主人公が冒険を繰り広げるファンタジーアニメでした。プロ顔負けのクオリティでみんな見入っています。
こちらは芸術学部立体造形コースの作品です。とても大きな作品で迫力があります。余談ではありますが、立体造形コースでは実際に制作している作業場を作品を展示するために整理したのですが、その作業が本当に大変だったそう。こんな裏話を聞くのも卒展の楽しみの一つですね!
あまりの広さと、膨大な作品点数に少し休憩が欲しいなと思ったときに見つけたのがここ。芸術学部テキスタイルコースの3回生の有志が運営しているカフェ。このカフェのためにエプロンやテーブルクロスをデザインしたんだそう! コーヒーも先生こだわりのものらしく、とても美味しかったです。
このカフェ以外にもあちこちに学部やコース独自のカフェスペースが設けられており、どこも作品の感想を語り合う来場者で賑わっていました。
さてさて、まだまだご紹介したい作品や会場があるのですが、とてもじゃないですが全ては紹介しきれないので、特徴的だったものをまとめてご紹介します!
マンガ学部キャラクターデザインコースの作品。細部までしっかり作られてる!
芸術学部版画コースの作品。窓から差し込む光など、時間ごとに作品の表情が変わるのも見所の一つかも。
芸術学部洋画コースの展示会場。大きな作品の数々に圧倒されました。
芸術学部映像コースの作品。布で仕切られた空間に足を踏み入れると非日常的な空間が!
ポピュラーカルチャー学部ファッションコースの展示風景。まるでセレクトショップそのもの。
足早に紹介しましたがいかがでしたか? 「もっと見たい!」という方も多いのでは。
見応えばっちりの京都精華大学の卒展、会期は終了してしまいましたが、特設サイト(http://seikaten.kyoto-seika.ac.jp/)では引き続き、来場者や学生たちがInstagramでアップした写真が掲載されていて、卒展の様子を楽しむことができちゃいます。こちらをチェックしながら、次回の京都精華大学展を楽しみに待ちましょう!