荘厳な空間で極上フレンチ。 同志社大学「french restaurant will」

京都御所が鎮座する「都の中心」に創立して140余年の同志社大学。
重要文化財に指定されている草創期からの赤れんがの学舎、日本建築史にその名を刻むウイリアム・メレル・ヴォーリズが手がけた建物が現存。
近年建てられた学舎もれんが造りにこだわり、歴史と伝統を物語る建造物と美しく調和しています。

クラーク記念館などキャンパス内も見どころたっぷり(同志社大学提供)
「こんな素敵なキャンパスで学べるなんてうらやましい」と思いつつやって来たのが、2004年竣工の学舎「寒梅館」です。
名称は同志社の創立者・新島襄が詠んだ漢詩「寒梅の詩」に由来。授業や研究だけでなく、地域交流にも活用されており、映画やコンサートなどを定期開催。
また、敷地に足利将軍家の邸宅「花の御所」があったことから室町時代の遺構・遺物が数多く出土し、館内に常設展示されています。
さて、前置きが長くなりましたが、今回の訪問の目的は寒梅館7階にある「french restaurant will」です。
直通エレベーターの扉が開いた瞬間、活気あふれるキャンパスとは一線を画す別世界に。
切妻屋根の三角を活かした天井、クラシカルな設えが荘厳なムードを演出。大きな窓からは今出川キャンパスや京都御所、相国寺、五山の送り火のひとつ大文字山などを見渡せ、ロケーションも抜群です。
料理は厳選素材を卓越した技で見事なひと皿にして提供。旬にもこだわり、ランチは月2回、ディナーは月1回、内容が変わるとか。
この店でしか飲めない地ビール「寒梅館」をはじめ、同志社ブランドのワインや日本酒も揃っています。
これだけ贅沢な空間で、これだけ本格的なフレンチとくれば、お値段が気になりますが、ランチコースが2,600円から、ディナーコースが3,250円からと、とてもリーズナブル。
クチコミで評判が広がり、近隣の方や観光客でつねにいっぱい。
ウエディングもよく行われ、貸切も多いので、お問い合わせ、予約が必須ですが、大切な記念日に、自分へのご褒美に、ぜひご利用を。格別な時間を過ごせるはずです。
※掲載価格はすべて税込です。
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