普段めったに出会うことのない希少な生き物たち。身近にいるはずなのに、誰にも振り返られなかった生き物たち――。そんな「文字通り珍しい生き物」「実は詳しく知られていない生き物」の研究者にお話を伺う連載企画「珍獣図鑑」。
研究者たちと生き物との出会いから、どこに魅了され、どんな風に付き合っているのか。そしてもちろん基本的な生態や最新の研究成果まで。生き物たちと研究者たちの交流が織りなす、驚きと発見の世界に誘います。
第17回目は「ウォンバット×高野光太郎さん(サンシャインコースト大学 健康・行動科学部 博士課程在籍)」です。それではどうぞ。(編集部)
鋼のおケツで敵を撃退!? かわいいダケジャナイ、魅惑の野性味
「ずんぐり」「むっくり」という言葉は、ウォンバットを表すために生まれたものかもしれない。ああ、いつ見ても愛くるしい。なんて癒される生き物なんだ…。
たびたび現実逃避のために訪れる「ウォンバットてれび」(大阪『五月山動物園』のウォンバットをライブ放映するWebページ)を眺めながら悦に入っていたところ、本場オーストラリア在住の“ウォンバットを愛し、ウォンバットに愛されたウォンバット研究者”にお話をうかがえるという僥倖が到来!
ねっ、高野さん、ウォンバットの魅力は、あの辛抱たまらんカワユさですよね!?
「かわいいところがフィーチャーされがちで、僕も実際かわいいと思いますが、野生の世界において、かわいいだけでは生きていけません。その気になればウサイン・ボルトくらい速く走れるほど機敏ですし、お尻で敵を殺す能力も持っているんです」
なんですってぇぇぇ!? あのきゃわゆいウォンバットのおケツが凶器の殺戮マシーンですと!?
「とはいえ、よっぽどしつこく敵に狙われたときだけですよ。天敵はあまりおらず、オーストラリア本土だとディンゴ、タスマニアだとタスマニアデビルが、まれにウォンバットの子どもを襲うぐらい。ウォンバットは大きくなると30~40kgにもなるので、ディンゴであっても簡単には殺せませんからね。もし追いかけられても、ウォンバットはああ見えて短距離であれば時速40kmほどで走れます。近場の巣穴に逃げ込み、玄関で止まって、お尻でフタをするんです」
お尻でフタ?! もしやスカンク的な毒ガスに殺傷能力が…。
「ウォンバットのお尻は最大で厚さ6cmくらいの組織に覆われていて、お尻をノックするように叩いてみると、コンコンとまさに机を叩いているような音がするくらい、非常に硬いんです。だから肉食獣に噛みつかれても少し毛が抜けるくらいで、歯は貫通しません。しかもそんなに神経が通っていないので、痛みもあまり感じないんですよ。その状態になると、大抵の肉食動物は引き下がります。ただ、たまに往生際の悪い動物が諦めない場合、ウォンバットはわざと姿勢を低くするんです」
ぬぬ、必殺技を繰りだす構え!?
「そこで肉食動物が首に噛みつこうとした瞬間、ウォンバットはお尻を上げてその頭を巣穴の天井で挟みます。それを何度も繰り返しているうちに、敵は頭蓋骨が粉砕され、息絶えてしまう。たまにウォンバットの巣穴の前で死んでいる肉食動物が見つかるのは、そのためです。だからオーストラリアでは、ウォンバットの巣穴を見つけても絶対に腕を入れてはいけないと言われています。昔、子どもの腕が折られたこともあったようです。見た目にそぐわず、荒々しい技を持っているんですよ」
動物園での姿を見ているだけでは思いも寄らない、衝撃の事実! しかしわが身や子どもを守るために俊足と硬ケツを駆使するとは……ワイルドな一面もかっこよく思えてきました。いわゆるギャップ萌えってやつですね。
「あんなにずんぐりむっくりでかわいい見た目なのに、野生動物ならではの強さや凶暴さ、荒々しさを兼ね備えているのが逆に魅力でしょう? 動物園やペットの動物もかわいいですが、触るよりも遠くで見て、厳しい環境を生き抜くそのたくましさに惹きつけられるのも野生動物の良さ。ウォンバットは、かわいさとたくましさが共存している動物だと思います」
野性味あふれるウォンバット。かわいいダケジャナイという言葉を裏づける力強い様子がうかがえます
もふもふに見えて実は…。出会うなら夕刻のタスマニアで!
まだまだ奥が深そうなウォンバット。オーストラリアの固有種で、生息地は本土の南東部とタスマニアです。そのエリアに行けば、普通に出会えたりするんでしょうか?
「彼らは割とさまざまな環境にうまく適応して生きています。草原、森林、雪山、稀にビーチにも降りてくることもあり、暑くなく十分な食料さえあれば基本的には大丈夫みたいです。
夜行性ではあるものの、タスマニアのような寒いところでは昼間でも見られます。
タスマニアの面積は、だいたい北海道と同じくらい。個体数で言えばより広い本土のほうが多いのですが、個体間密度で言えばタスマニアの方が高いので、ウォンバットを見たいとなればタスマニアの方がいい。夕方頃に彼らの生息地の国立公園内などをウロウロしていれば、結構出会えるんじゃないでしょうか。とはいえ、農場や道路のために生息地が破壊されたり改変されたりして個体数の減少が懸念される地域もあるのも事実です」
まだまだ気軽に豪州へGO、とはいけませんが、ばったり遭遇できるなんて夢があります。日本では現状、大阪の『五月山動物園』と長野の『茶臼山動物園』にいるだけですからね。オーストラリアの動物園でもウォンバットは人気のようですが、オーストラリアに住んでいる人も動物園に見に行ったりするのかしら。
「もちろん長年オーストラリアに住んでいる人でも、都市に住んでいたら見られませんし、ウォンバット目当てで動物園に見に行く人たちもいるようで、場所によっては抱っこもできたりもしますね。ただ、日本と違って入園料がとても高く、僕が住んでいるサンシャインコーストの動物園で7千円くらい。抱っこするのに1万円ぐらいかかるところもあります。そのお金を園の運営や野生動物の保全に使ったりしているんですよ」
カルチャーショック! 日本だと『茶臼山動物園』も激安だし、『五月山動物園』なんて無料ですもんね。ありがたいけど、ちゃんと動物にお金が使われると聞くと、高くてもいいような気がしてきました。そういや、もふもふのイメージなんですけど、触り心地はどうなんでしょう。
「毛はかなり硬いですよ。硬さで言うと、イノシシと同じぐらいです。ちなみにコアラやカンガルーはとても柔らかいです」
これまた意外! なんとなくコアラぐらいを想像していました。触ったこともないですが…。イノシシを触ったこともないですが、イメージ的には相当硬そう。体重も重いようだし、抱っこは夢想で留めておくほうが良さそうです。しかし毛も硬いっていうのは、そこにも攻撃的理由が…?
「というより、巣穴を掘るときに泥がつくので、硬い方が都合もいいのではないでしょうか」
体重20~35kgにもなるウォンバット。ずっしりとくる重さ
四角いウンチの秘密は、人間宅でも普通に使っている〇〇代わり!?
そういや巣穴があるんでしたよね。どういう暮らしなんでしょう。
「基本的には単独行動。群れは成しません。他のウォンバットと必要以上に近づくのを避けるため、どんな手法を使うかというと、たまに話題になる四角い糞です。研究内容が2019年にイグノーベル賞を受賞したことでも有名になりましたよね」
そうだ、肝心な疑問を忘れていました! Twitterだかで流れてきた画像を見て「!?」となったものの、とくに理由も調べず…。やっぱ何かしらの理由があったんですね。他のウォンバットを寄せつけないってことは、スクエア・ウンチに結界的なパワーがあるとか?
表札がわり?!な四角い糞
「自分の巣穴の前に糞をしておけば、他のウォンバットが来たとき匂いで気づきます。今ここにすんでいるので入ってこないでくださいという、表札のような役割を果たしています」
なるほど、表札だから四角いわけですね…って、いやいや、それは人間にとってのスタンダードなだけじゃ?
「丸いと風や雨で転がってしまうからです。1日にだいたい80~100個くらい糞をするので、巣穴が使われているかどうかはすぐわかります。ウォンバットは、目はそれほど良くないんですが、鼻は結構利くようです。人付き合いならぬウォンバット付き合いが非常に苦手な彼らが他の個体との接触をなるべく避けるために採用したのが、このフンの匂いを使ったコミュニケーションなんですね。ちなみに、研究のフィールドワークの一環で、野生のウォンバットを捕まえる際に大きな虫網のようなものをかつぎながら遠くからゆっくり近づいていくのですが、風上に僕らが立つと、50mくらい離れていても匂いで逃げてしまいます。つまりそれくらい『匂い』というのは彼らにとって重要な情報源なのです」
それはかなり敏感! 音に対してはどうなんでしょう。
「おそらく耳も悪くはなく、音を立ててしまうと逃げられる。草を食べている間は大丈夫なのですが、物音に気づくと顔をあげてキョロキョロし、目が合ったらあっという間に逃げてしまいます。気のせいかと思うとまた草を食べ始めるので、その間に抜き足差し足で近づいていく。まさに『だるまさんがころんだ』のように、動いて止まってを繰り返しながら距離を詰めていくんです」
うわあ、その様子も見てみたい! それは無理だとしても、四角いウンチは動物園に行けば見られるものなんでしょうか。百発百中で四角くなるのですか?!
「野生のウォンバットはあまり水を飲まず、食べ物から水分を摂取し何日もかけて草を消化していくため、糞は非常に乾燥した状態で出てくるので四角くなりやすいんですが、動物園のウォンバットは草以外にも果物や穀物なども与えられているので、柔らかくて四角さを保てない傾向にあります」
もし動物園で見られたら、かなりラッキーなわけですね!
コアラと同じ祖先をもつウォンバット。木登りしないため「地上のコアラ」と称されることも
ウォンバットは全部で3種類。うち2種類は想像とは違う“毛鼻”?
草食のウォンバットは、葉っぱも食べれば根っこも食べます。必要であれば木の皮も食べるんだとか。
「面白いのは、有袋類なのにげっ歯類と同じく一生前歯が伸び続けること。だから固いものを食べて、長くなり過ぎないようにしています。ウォンバットは全部で3種類いて、日本にいるもの、つまりウォバットと聞いて皆さんが思い浮かべるのはヒメウォンバット。一番メジャーな種類で、オーストラリア本土の南東部に広く生息しています。英名はコモンウォンバットなんですが、common=一般的と聞くと、生息地減少や交通事故、または感染症で個体数が減っている地域もあるのに身近で見られるという印象を与えかねない。ということで最近は、ベアノーズドウォンバット(Bare-nosed wombat)、つまり鼻がむき出しのウォンバットと呼ばれつつあります」
知らなかった! ふだん思いを馳せているウォンバットだけじゃなかったんですね。ヒメウォンバットの鼻がむきだし、ってことは、あとの2種類は…。
「鼻が毛で覆われている、ミナミケバナウォンバットとキタケバナウォンバットです。ミナミケバナウォンバットは南オーストラリア州に小さな個体群が点在しているのみ。3種類のなかで一番小さい種類で、ヒメウォンバット同様、生息地減少、交通事故、感染症、または家畜やウサギなどの外来種との競争により個体数が減少しつつあります。3種の中で一番大きなキタケバナウォンバットは絶滅危惧種。現在はクイーンズランド州の保護区に350頭がいるだけです。18世紀ごろに始まった西洋人入植前はオーストラリア東部に広く分布していましたが、畜産などによる森林伐採や生息地減少、またはヨーロッパから同時期に持ち込まれた野犬などの捕食により、1980年代には35頭くらいにまで減ってしまいました。それを受け、生息地を柵で囲って野犬やキツネなどの肉食獣またはそれらが媒介する感染症からウォンバットたちを守るなど強力な保全努力を続けた結果、奇跡の生還を果たしました。とはいえ、まだ350頭なので、地球上で最も珍しい哺乳類一つです」
母親を交通事故で亡くし、ボランティアさんに保護された孤児のヒメウォンバット。数時間置きの授乳や、家具を破壊する野生のパワーなど、簡単な仕事ではありません
研究の成果が新たな治療薬の認可につながった
個体数が減ってきている原因として現在、大きな問題となっているのが、高野さんの研究対象でもある疥癬(かいせん)と呼ばれる皮膚病なのだとか。
「疥癬はダニの寄生によって引き起こされる皮膚病で、人間も含めた150種類ほどの哺乳類で報告されています。とくにウォンバットの被害はひどく、疥癬によって絶滅している地域もあるほど。それをなんとかしようという研究プロジェクトに、ここ数年携わっています。
治療薬は家畜やペットにも使われている寄生虫駆除薬。肩甲骨の間に垂らし、皮膚の中に吸収されると血液とともに体中に回っていき、ダニに作用するものです」
疥癬は人から人への感染も問題になっている病気ですよね。だけどなぜ、ウォンバットでは絶滅につながるほど、被害が拡大してしまったのでしょう。群れないってお話だったのに…。
「一つはウォンバットの巣穴がダニにとって非常にいい環境であること。普通、そのダニは宿主がいないと数時間から数日で死んでしまうところ、ウォンバットの巣穴は、外気の環境に関係なく一定の温度と湿度が保たれていて、ダニが宿主なしでも最高16日間くらい生き延びられてしまうからです。もう一つの理由が、ウォンバットが自分の掘った巣穴だけでなく他のウォンバットが掘った巣穴にも移りすむこと。4~10日毎に移動するんですが、この珍しい習性によって早いスピードで広がってしまうわけです」
なるほど。ダニが宿主なしで生き延びている間に、疥癬に感染したウォンバットが使っていた巣穴を健康な個体が使うと伝染(うつ)っちゃうわけですね。にしても巣穴を移動して暮らすのはなぜなんでしょ。ジッとしてりゃあ、感染することもなかろうに…。
「疥癬に侵されたウォンバットは健康な個体と比べて長い距離を移動すると考えられています。それはなぜかと言うと、この病気と戦うことは非常に多くの体力を必要とし、そのためにより多くの栄養が必要になります。その結果、ウォンバットは生息地に点在している栄養価の高い種類の植物や水源を求めて彷徨う傾向があるからです。それはまさにダニに操られたゾンビのように。そして移動した先でも同じように巣穴を介して感染は広がっていき、いつの間にかその地域のウォンバットの多くが感染しているという状況に陥ることもあります」
疥癬撲滅ってできるのでしょうか。
「これまで唯一、オーストラリア政府から認可されていた『サイデクチン』という治療薬は、一度ウォンバットに投薬すると効果が続くのは約1週間。だけどダニは巣穴で16日間も生きてしまうので、2~3回投薬し続けない限り再感染が繰り返されてしまうというわけです」
野性のウォンバットに2~3回も投薬するなんて無謀なのでは?!
「そのとおりです。野生のウォンバットに運良く複数回遭遇し、確実に投薬することは至難の業。一度の投薬でダニの生存期間をカバーできるような長い効果持続期間を持つ薬があれば…。そしてそれこそが僕がタスマニア大学の修士時代に取り組んでいた、犬や猫では3カ月間効果が続くと言われている治療薬『ブラベクト』のウォンバットでの安全性を確認するプロジェクト。副作用や健康状態への影響、治療効果などを検証しました。その結果を引き継ぎ、現在は他のチームが地域からどのくらい感染個体が減っていくかを調べているところですが、今のところ再感染はほとんどなく、今年5月に『ブラベクト』の使用がオーストラリア政府に認可されました」
スゴイ! 研究の成果が、より有効な治療薬の認可につながったわけですね!
フィールドワーク中のひとコマ。野生のウォンバットに近づくのは至難の業!
激しいかゆみを伴う疥癬を患ったウォンバット
疥癬によって引き起こされる皮膚の過角化(鱗のようにひび割れ厚くなる状態)は、目の周辺にも起きやすく彼らの視力を奪っていくほど
きっかけは偶然。でも人生を変えるほど魅力的なウォンバット
幼い頃から動物が好きだったという高野さん。海外へ行きたいという思いもあったことから、高校卒業後にタスマニア大学の動物学科へ進学します。その際、たまたま出会ったのがウォンバットの研究だったとのこと。
「オーストラリアに来た当時は英語も話せず、授業についていくのも大変。その中でとくに嫌だったのが試験です。分厚い問題用紙と3時間も対峙しなくてはいけないこの試験のシステムが本当にストレスで…。何とかして試験を一つでも減らせないかと調べたところ、1学期間、研究プロジェクトを行い、卒論的なものを書けば単位がもらえる教科を発見。とりあえず一番怖くなさそうな先生の研究室を訪ねると、ウォンバットの巣穴の研究ならあると言われて関わったのがはじまりでした」
卒業後は日本の大学に進もうと考えていたところ、その先生に「少しなら奨学金も出せるから」と疥癬の研究プロジェクトに誘われ、今に続くウォンバットまみれの生活を送ることになったのだそうです。若くして現状、日本で一番詳しいウォンバット研究者である高野さん。先月(2022年10月)25日には、初の著書『ウォンバットのうんちはなぜ、四角いのか? ――とあるウォンバット研究者の数奇な人生』(晶文社)を発行されました。
ウォンバットのさらなる謎を知りたい方はぜひご購入ください!
「やはりまだまだ日本では馴染みの薄いウォンバットという生物のことをどう伝えたら一番イメージがわきやすいかと考えた結果、読んでいる方と一緒に、フィールドへ行っているような書き方にしました。ウォンバットの情報だけではなく、現地はどんな地面で、どんな木が生えていて、どんな気候で、どんな匂いがしているのか。情景を思い浮かべてもらえるような内容にしています。僕が研究している疥癬は、動物だけではなく人獣共通の感染症。人間と動物、相互に伝染することもあるんです。この本をきっかけに、ウォンバットについてはもちろん、ウォンバットを含め動物をそして環境を守ることが人間を守ることにもつながるんだと知っていただけたらうれしいです」
まだまだ確立したとは言えない、疥癬の治療法。ウォンバットを治したい気持ちは同じはずなのに、ボランティアの方や獣医師、研究者の間でも意見が割れてしまうことが少なくないのだとか。
「ベストなガイドラインをつくり、より効率的に治療していける方法が確立できるのが、現在のめざすところです。それにはさまざまなデータや研究結果、現場の声も必要です。道のりは短くありませんが、ウォンバットにも人間にもストレスの少ない治療を実現させていきたいですね」
今日も高野さんは、日本から離れた実験室でフィールドで、ウォンバットを救うことに徹しています
【珍獣図鑑 生態メモ】ウォンバット
オーストラリア固有種の有袋類。大人の体長は約1m、重さ30kgほど。穴を掘る最大の動物でもあり、巣穴は長いもので20m近くにもなる。臀部は厚さ6㎝にもなる軟骨のような組織で覆われていて異様に硬い。群れは成さず、基本的には単独行動。四角いフンを使って縄張りをアピールする。