ほとゼロ編集部の2018年度インターンシップ生です!
この記事ではわたしたちがタイムスリップしたお話をしようと思います!
タイムスリップ?いつに?どこに?とお思いでしょう…
なんと今回は!
スマートフォンアプリ「バーチャル平安京AR」を使って
平安京にタイムスリップしてきました!!!
このアプリは、立命館大学文学部の矢野桂司教授と株式会社キャドセンターが共同開発した、AR(拡張現実)技術を用いて、平安京の景観を現在の京都によみがえらせることができるというものです。
全部で3つのモードがあり、JR京都駅前の羅城門1/10模型に設置されたARマーカーを読み取ることで、360度VR表示の羅城門を眺めることができる「京都駅モード」。
南北約4kmにわたる朱雀大路(現在の千本通)上にある8箇所の地点で、当時の景観を表示する「VRモード」。
そして、実際の風景にスマホをかざすと天皇在所の大内裏内(南北約1.4km×東西約1.2km)をAR表示で体験できる「ARモード」があります。
実際に京都に行きこのアプリを体験してきましたので、
そのレビューを書いていきたいと思います。
まずは、京都駅にGO!
中央改札口を出て右手に進むと…ありました!!!
10分の1スケールの羅城門模型です。
右側の赤い矢印で指している看板に「ARマーカー」があります
トップ画面
アプリを起動し、全部で3つあるモードの中から、上から3つ目
「KYOTO STATION(RAJOMON 1/10 SCALE MODE)」をタップ。
模型前に設置された「ARマーカー」をカメラで読み取ると、
目の前の羅城門が、画面上ではほぼ実物大で浮かびあがりました
このように羅城門を通した平安京の360度画像が表示されます!
CGも綺麗で色合いが優しく見とれてしまいます。
見たい方向に携帯を向けると画面上の景色も同じように動くのでとても使いやすいです。
あと2つのモード「AR」「VR」を使うべく、次は二条駅にGO!
改札を出て千本通に出るまで歩きます。
全部で8つあるマーカーのうち、今回は上から1つ目と2つ目の地点に行ってきました
この千本通で使うモードは「VR」です。
千本通はかつて平安京の真ん中に通っていた朱雀大路。
そこに8つのマーカーが置かれており、マーカーをタップするとその地点から見た当時の風景が表示されるというものです。
「現在の風景」と「過去の風景」を比較して見ることができます。
(左)現在の千本通、(右)当時の朱雀大路
この二つの画像は 同じ場所から見た景色 なんです!!(マップの上から2つ目)
左は二条駅横の道路、右はマーカーを読みとったスマホ上での景色で、朱雀門に続く整備された通りが奥へと続いています。
現在では建物が多く立ち並び、車が行き交う交差点になっていますね。
マップと照らし合わせながら千本通をまっすぐ歩き、朱雀門手前あたりで上から1つ目のマーカーをタップすると、巨大な朱雀門があらわれます。
現在のこの位置に、立派で美しい朱雀門がたっていたのです!
まさか朱雀門のお隣に薬局がたっているとは当時の人達は想像もしていなかったでしょう。
VRモードでは、このように過去と現在を重ね合わせることができ、今は残っていない平安京をより身近に感じることができました。
そして、この朱雀門を超えるとそこは大内裏エリア!
ここから3つ目のモード「AR」を使うことができます。
ARモードは平安京の大内裏があった範囲(南北約1.4km×東西約1.2km)を対象として、現在の景観と同座標の平安京の再現モデルを重ねて表示できるというもの。
対象エリア内に入ると、このように大内裏の中の景観が表示されます。
実際に歩いて進むとスマホ画面上も進んでいくという形です!
さらに、VRモードと同じく360度見まわすことができます。
左右から真後ろまで見ることができるので、自分がどのくらい歩いたのか、
今どのあたりにいるのかなどの感覚がつかみやすく探索しやすいです。
さらにさらに、前後左右に自分が進みたい方向に動けるため、
とてもリアルな探索ができます!!
どんどん進んでいくとAR内で次の門の前まで来ました。
ぶつかるー!と思いながら進みつづけると、画面上がぱっと切り替わり、
門を越えて朝堂院(大内裏の正庁)のなかに入りました!
門だけでなく大内裏内の建物も細かく再現されており、
左右均衡に作られた建物の美しさに見とれてキョロキョロしながら進んでいくと…
平安宮で最も重要な施設である朝堂院の正殿「大極殿」に到着!
大極殿は天皇の即位式のほか、正月に行われる朝賀や御斎会、外国使節の謁見など、
国家の重要な行事が行われていた場所です。
威風堂々とたつ大極殿、迫力がありとても素晴らしかったです。
大極殿前から振り返り朝堂院を一望すると、遠い建物や門まできれいに表示され、粗を感じさせない美しい景色でした。
大極殿があった場所も今では大きな交差点となっており、多くの人々が行き交っています。日本の都であった場所が今では人が立ち止まらない場所だと思うと、感慨深いですね。
ARモードは、自分自身の足で自由に探索できるリアリティある体験でした。
大内裏内にはまだまだおもしろく、そして美しいバーチャルの景色が広がっています。
あなたも平安京を歩いてみてはどうでしょうか♪
楽しくてスマホ画面に集中してしまうかもしれませんが
周囲に気をつけながら歩いてくださいね!
平安京にタイムスリップできるスマホアプリ「バーチャル平安京AR」で
京都での体験をより素敵なものに。ぜひチェックしてみてください!
以上、インターンシップ生がご紹介しました!
「バーチャル平安京AR」
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