新型コロナによって自宅で過ごす時間が圧倒的に増えた昨今、筆者が痛感したのはオンラインの有難さだ。余暇を自宅でひとり過ごす日々の中で、オンライン上で家族や友人と話をしたり、SNS等で思いがけず出会った誰かの言葉に気づきや元気をもらったり、「日常」で当たり前に使っていたツールに多くを支えられた。
そんな日常への有難みを噛み締めつつ、“おうち時間”のおともに活躍してくれたのが「読書」だ。読書時間が増えるなかで、さらにこの時間を実り多いものにできたら…と思っていた矢先に見つけたのが、今回ご紹介するアプリ「ReadHub」。
これはソーシャルリーディングアプリで、本の感想を共有できるサービスを提供している。アプリを手掛けるのは、ReadHub株式会社だ。この会社の代表である青木郷師氏は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)3年生で、同大学のビジネス学生団体『KBC(Keio Business Community)』に所属していた。
同団体活動を通じて、起業に興味を持った青木氏が“自分が求めている本になかなか出会えない”という課題に直面した際、信頼を置いている人から勧められた本が良書だったという経験を同アプリのサービスへ昇華させた。
2019年10月のリリースから着実にユーザーを増やしながら、進化し続けている同アプリの最大の特徴は“人から本を探せる”という点だ。読書管理、書籍レビュー投稿及び閲覧などの機能を使ってみながら、このアプリの魅力を探ってみたい。
まずは登録から。登録方法はLINE、Facebook、Apple、メールアドレスから選択できる。登録時には、名前、所属先、肩書、自己紹介の入力とプロフィール画像設定を行う。名前以外はスキップすることも可能だ。
さっそくホーム画面をタップしてみた。
カテゴリーは一番下のアイコン『ホーム/サーチ/アクティビティ/マイページ』4つにわかれている。各ユーザーが投稿した新着のレビューがタイムラインとして表示されている。ニックネーム等で登録されている方もいるが、実名で所属先、プロフィール画像も設定されている方が割合的には多そうだ。
ホームボタン横のサーチボタンをタップして書籍を検索してみた。
左上のサーチ画面に本の名前や著者名を入力すれば、書籍が検索できる。一番左のバーコードをタップすればバーコードスキャン画面に移行し、書籍のバーコードを読み取り、読みたい本や読了本を登録することができる。
次は、最近私が読んだ本を検索してみた。
該当の本が一番上に表示された。
クリックしてみると、すぐに投稿画面へ。
各項目に沿って入力してみた。SNSへのシェアにも対応しており、Twitterを覗くとハッシュタグ# ReadHubの投稿が見受けられた。
1冊投稿できたので、アクティビティをタップしてみた。
記念すべき1冊がアクティビティへ記録された。月ごとに読書数の推移がグラフで可視化されているのがいい。
ふつふつ…、登録したい欲が自然と生まれる。最近読んだ本…読んだ本…本棚をゴソゴソ。
ノリに乗ってきた。こちらも検索してみた!
作品説明でまだ読んでいない本のあらすじが読めるので、気になる本はどんどんチェックできる。さらにAmazonページへのリンクもあるなんて、至れり尽くせり!
ここで一息。基本的な機能は網羅したようだ。
最後は「ReadHub」では外せない!人から本を探せる機能をみてみよう。
SNSと連携しているので、知人を探すことも可。
やはり、開発者である青木さんの本棚は気になるところ。さっそくフォローしてみた。
言わずもがなビジネス書籍が多い。コメントを読むだけでも学びが多そう。
日付は変わって翌朝!
昨晩投稿したレビューに“いいね”が2つ。うれしいな!
“いいね”してくれた方の本棚覗いてみた。
私の心の声:「はじめて知る本ばかりだ~」
こうやって本との出会いが広がっていく。
匿名ではなく実名・所属先・肩書での登録を推奨しているので、自身の興味のある分野で活躍されている方がどんな本を読んでいるのか、そしてどんなコメントをされているのか、効率よく知れるのは画期的だ。
本を読む前の下調べにも、読んでいる途中の息抜きにも、読んだ後のアウトプットや記録にも、いつでも読書のサポートをしてくれる同アプリ。ぐるりと一周探索してみましたが、いかがでしたか。
最後にもうひとつみなさんにご紹介しておきたいのが、同アプリを開発する同社のオウンドメディア「ReadHub TIMES」。これは、各業界の第一線で活躍する人達に影響を与えた本をインタビューによって紹介する「Professional Library」などの記事を掲載している。様々な分野で活躍する方々の記事が読めるので、読書の幅がさらに広がるはず。
2020年9月11日時点のアクセスランキング1位はLINE株式会社代表取締役社長の座右の書の記事だった。
不要不急の外出自粛要請が解除されるなか、ゆるやかに秋の気配を感じる今日この頃。例年よりも休暇をお家で過ごす選択をされている方も多いのではないでしょうか。ぜひ、この機会に読書経験値をあげるおともに同アプリをはじめてみては。きっと実りある読書の秋になるはず!