大学には、研究の成果を取り入れたものや地域連携、キャラクターものなど、さまざまなオリジナル商品があります。そのなかから今回は、大学とゆかりがあるスイーツに注目。というのも、「ほとんど0円大学」で7月に大学関係者を対象に「大学広報勉強会」を開催したのですが、その際“大学にゆかりがあるスイーツを交流会のお茶菓子にしよう”となったからです。
▼大学広報勉強会のレポートはこちら
【第7回】ほとゼロ主催・大学広報勉強会レポート。「研究広報」を三者三様の視点で掘り下げる
そんな機会に便乗して(!)編集部メンバーもしっかり(ちゃっかり)味見。前置きが少々長くなりましたが、実食レポートをお届けします。
和洋のスイーツ3種類でもぐもぐタイム
今回お取り寄せしたスイーツは、北から順に以下の3種類。和・洋を意識して選んでみました。
・北海道大学✕きのとや「北海道ミルククッキー札幌農学校」
・東京農業大学「農大羊羹」
・徳島大学✕グリラス「C. TRIA クランチ」
それでは、どんな商品なのかを見ていきましょう。
■北海道ミルククッキー札幌農学校
札幌市にある洋菓子店「きのとや」が販売する「北海道ミルククッキー札幌農学校」は、北海道大学認定の商品です。パッケージに大きくプリントされた「札幌農学校」は同大学の前身で、クラーク博士が招へいされ、農業専門家の育成をめざしたという歴史があります。 さて、クッキーの感想はというと「めっちゃ、ミルク感がある」「バターの風味もあいまって濃厚」という声が。サクサク食感で、何枚でも食べたくなるクッキーです。
●「北海道ミルククッキー札幌農学校」24枚入り 1,300円(送料別)
※ほか3枚入り、12枚入り、48入りあり。
きのとやオンラインショップ https://www.kinotoya.com/shop/
■農大羊羹
まるで四字熟語のような商品名のとおり、東京農業大学が販売する「農大羊羹」。味は〈本練・いも・小倉・抹茶〉の4種類があります。農大ショップ「農」の藏Facebookによると、北海道産の小豆を原料に使っているそう。編集部メンバーからは「甘さがほどよい」「〈いも〉はサツマイモが強すぎず、バランスがちょうどいい」という感想が聞かれました。
●「農大羊羹」ミニサイズ8本入り(4種類、各2本ずつ)1,240円(送料別)
東京農業大学生活協同組合 https://www.univcoop.jp/nodaicoop/info/info_30.html
※通販ページはないため、購入希望の問い合わせが必要です。
■C. TRIA クランチ
最後に紹介するのは「C. TRIA クランチ」です。こちらは徳島大学の基礎研究をベースに設立されたグリラスの商品なのですが、なんの研究かというと……コオロギ! 今話題の食用コオロギの粉末が、チョコクランチに入っているのです。恐る恐る口に運んだ編集部メンバーですが、「コオロギが入っていると知っていても、コオロギは感じない」「パフがサクサクで、口あたりも食べごたえも軽い」と新発見な味わいでした。
ちなみに「ほとんど0円大学」では過去にグリラスの取材もしているので、よろしければこちらの記事もどうぞ。
食用コオロギが地球を救う!? ベンチャーを立ち上げた徳島大学の先生たちに聞いてみた。
●「C. TRIA クランチ」10個入り980円(送料別)
グリラスオンラインストア https://gryllus-online.jp/
大学関係者が集まる場にスイーツを並べた反応は?
冒頭でお伝えしたとおり、今回紹介した3つのスイーツは7月に実施した「大学広報勉強会」のお茶菓子としてお取り寄せしました。今回の勉強会は「研究広報」をテーマに、対面とオンライン配信で開催。
座談会の様子
講演と座談会が終わると、対面参加の会場では登壇者と参加者の交流タイム「意見交換会」がスタート。コーヒーを手に、みなさん話が弾みます。そんな歓談の様子を見ながらも、気になるのはスイーツへの反応。個人的には、コオロギスイーツ(グリラスのC. TRIA クランチ)への関心が高かったような……。たしかに、ニュースなどで話には聞く食用コオロギですが、手に取る機会はあまりないですものね(私も勉強会のお取り寄せをきっかけに、はじめて食べました)。
各大学の特色が反映された、大学にゆかりがあるスイーツ。グリラスのように社会課題の解決につながる商品は、大学やその研究が身近に感じられることを実感。これからの大学オリジナル商品の開発に期待を抱き、今後もリサーチしていこうと思います。