2021年6月にオープンしたガモール志學亭(しがくてい)は、大正大学と巣鴨地域の3商店街などが共同で設立した一般社団法人コンソーシアム巣鴨花街道が運営するカフェです。
店内では美味しいお食事やスイーツ、ドリンクなどのほか、日時が合えば落語も鑑賞できるガモール志學亭。「これは面白そう!」ということで、行ってきましたよ!
落語も楽しめるカフェ
JR巣鴨駅から歩いてすぐの巣鴨地蔵通り商店街の一角にあるガモール志學亭。店内には縁起が良いとされる七宝柄のオブジェや壁紙が用いられ、和モダンな雰囲気です。落語鑑賞ができるお店とあって、外国人観光客も訪れるそうです。
天井と壁にある七宝柄
取材当日は寄席が行われる日で、カフェ内はみるみる満席に。ガモール志學亭の店長でもあり、大正大学地域構想研究所の立川志らら氏が「ざる屋」「大山詣り」「短命」などの演目を披露。取材をした6月は、オープン2周年となる記念月。そのため「何となくおめでたい演目」を集めたそうです。内容はもちろんですが、本当に誰かと会話をしているみたいに語る姿に惹きつけられ、あっという間の約1時間でした。
ちなみに立川志らら氏は立川流の落語家でありながら、慣れない動きなどをして脳に適度な刺激を与え、活性化を図る「シナプソロジー」のインストラクターでもある人物。その知見を活かし、ガモール志學亭で「シナプロジー×落語」のイベントを行うこともあるそうですよ。
立川志らら氏の寄席を楽しむお客さんで店内は満席
寄席を楽しむには、木戸銭として1300円(ワンドリンク・菓子付き)が必要
そんなガモール志學亭には、現在7名の学生スタッフが勤務。イベントの運営のほか、商品開発に関わることもあるそうです。たとえば甘酒を飲みやすく牛乳で割ったドリンクを開発する際は、学生スタッフの意見を参考にして牛乳の割合などを調整。最初はミルク甘酒として提供する予定でしたが、学生のアドバイスで甘酒ラテ(450円)というちょっぴり今っぽさを取り入れたネーミングになったそうです。
ガッツリメニューから、スイーツまで!
メニューとしては、ステーキ丼〈小鉢・味噌汁付き〉(880円、ドリンクセット1100円)、ハンバーグプレート〈ライス・サラダ付きワンプレート〉(830円)、本日のパスタ(830円)などのフードメニューのほか、フルーツタルト(450円、ドリンクセット700円)、ガモールクレープ(450円)などスイーツも充実しています。
今回は学生スタッフの方がおすすめしてくれた、ステーキ丼とフルーツタルトを頼んでみましたよ。
おすすめは「フルーツタルト」と教えてくれた学生スタッフさん
ステーキ丼の牛肉はとても柔らかくてジューシー! ごはんもふかふかでとても美味しかったです。丼モノにしては量は少ないのかな……と思ったのですが、器は深さがあるためお米が底まで入っていて、見た目以上のボリューム感。しかし美味しいのでペロッといただいちゃいました。
フルーツタルトは、これまたくだものがぎっしり。タルト生地と甘酸っぱいフルーツのバランスがちょうど良くてしあわせな気分になりましたよ。
がっつり系メニューも、色鮮やかなスイーツもおいしい「ガモール志學亭」。公式ホームページで寄席を開催する日時を確認したうえで行っても楽しいですし、イベントのない日にゆったり過ごしても素敵な時間が過ごせると思いますよ!
柔らかいお肉が美味しい!「ステーキ丼 小鉢味噌汁付き」
フルーツがぎっしり入った、フルーツタルト
お店の外観