百貨店の催事で人気がある物産展。北海道や九州などよく見かけますよね。今回行ってきたのは、なんと大学の物産展『大学は美味しい!!』フェア。研究成果と食を繋げた個性的な商品がたくさん販売されています。その中から気になる商品を5つピックアップして、朝・昼・晩ごはんを大学の美味しいものづくしで過ごしてみました!
では、いきます!
朝ごはん
文教大学 健康栄養学部「レジどら~紅天使de腸活~」
研究している学生が販売しているので、説明もていねいで分かりやすい
朝ごはんはサクッと食べられる健康そうなものがいいなあ…と探したところ目に入ったのがこちらの“レジどら”。レジはレジスタントスターチから来ているらしいのですが、まったく何か分からない…。さっそく大学発のマニアックな目の付け所を感じます。
ちなみに、レジスタントスターチとは…
野菜や果物に含まれる水溶性食物繊維と、穀類に含まれる不溶性食物繊維の両方の性質を持つ併せ持つデンプン。
ほう!分かるような分からないような…。ざっくりまとめると、おなかに良いらしい。だから腸活なんですね。機能が朝ごはんにぴったりなので、これに決定!
さつまいも餡のどらやき。1個162円
“レジどら”といういかつい名前とは違い、しっとりと軽い口当たりのふわふわ生地。そして中のさつまいも餡がねっとりとして、口にとろっと広がります。余韻が長い。美味しい焼芋ってこんな口当たりがするー!パーフェクトなねっとり感。和菓子として、とてもおいしい。優しい甘さで食べやすく、餡がお腹に貯まるので朝ごはんにちょうど良い。これで腸活になるなんてすごいなあ。(※このあと本当に腸活効果出ました。びっくりです)
昼ごはん
石巻専修大学 経営学部「鳥取・境港発カニだしラーメン」
カニ以外にも、シャケとサバも
続いてお昼ご飯を麺類で探していると、“カニだし”という文字を発見。カニをラーメンにするなんて贅沢すぎてもったいない!と学生さんに話を聞いたところ、鳥取県の境港市の水産加工会社から出る紅ずわいがにのゆで汁を使っているとのこと。再利用なんですね。地方都市同士の連携をして、地域の資源を使って商品開発をしているそう。経営学部らしい商品開発ですね。学部によってアプローチの仕方が違うところが、大学発の物産展という感じがしておもしろいです。
透きとおったスープに期待大。2食入り540円
麺とスープのセットなので、具材はスーパーで買い足しました。が、なくても良かったかもしれないとひと口スープを飲んで思いました。加工品を入れるのがちょっとはばかられる雑味のない旨み。それでいて、カニの風味がしっかり。魚介系スープは物足りなくてあまり得意でないのですが、甲殻類だからなのか深みもあっておいしい。しょうゆベースの飲み干せる系のスープです。麺もつるつるもちもちで私が好きなタイプ。宮城県産の小麦粉を使ったこだわりの麺だそう。つるっと一瞬でなくなりました。悲しい。もっと食べたい。もう1食は良い海苔とか新鮮なネギを入れて大事に食べようと思います。
後編は、大学生まれの食材を3品使った、ちょっと贅沢な晩ごはんレポ!(後編はこちら)