ほとんど0円大学 おとなも大学を使っっちゃおう

怪しくも面白い。東洋大学らしさが生んだ妖怪とスポーツの世界へようこそ。

2020年4月2日 / 大学PRの世界, 大学を楽しもう

2020年1月に公開された東洋大学のWebコンテンツが、話題を呼んでいる。

タイトルは「妖怪 meets SPORTS」。

 

オリンピック・パラリンピックと連携したさまざまな事業や、東洋大学の在学生・卒業生アスリート、指導者のインタビューなどが掲載されたサイトの1コンテンツとして誕生したのだが、異彩を放つ仕上がりだ。

 

一言でいうと、オリンピック競技の解説企画。しかし話はスポーツだけにとどまらない。さまざまな競技にまつわる誤解や思い込みを紹介するだけでなく、スポーツを取り巻く社会や歴史、科学技術の進化を、東洋大学の教授やスポーツ指導者が解説してみせる。しかも、その案内役を務めるのは“妖怪”(!)なのだ。

 

10回シリーズのうち、例えば「怪力という“思い込み”に隠された真実【だいだらぼっち】×【ウエイトリフティング】」の場合。

「だいだらぼっち」は日本各地の山や湖を作ったと言われている妖怪だが、「国づくりの神」への厚い信仰心が、人々の思い込みによって巨人として表象され、怪力の妖怪の姿へ変化していったとされる。一方、「ウエイトリフティング」は、腕の力だけでバーベルを持ち上げる競技と思いがちだが、実は…と解説が続く。“思い込み”と“怪力”をキーワードにした技ありの掛け合わせに加え、ページの最後には、パワーリフティング・ウエイトトレーニング部の監督が、具体的なトレーニング方法や選手をサポートする最新の取り組みを紹介している。

【だいだらぼっち】×【ウエイトリフティング】ページ。このあとに指導者の解説“スポーツを哲学する”が続く

【だいだらぼっち】×【ウエイトリフティング】ページ。このあとに指導者の解説“スポーツを哲学する”が続く

 

10回とも、必ず東洋大学の現役選手や指導者、教授などが登場。競技やテーマについてきっちり解説してくれる。だから、「へえ~♪」と思えるトリビア的な知識とともに、スポーツを通じたさまざまな知識に触れることもできるのだ。

 

妖怪とスポーツなんて、全然結び付かないと思っていたけれど、こうしてみると意外に接点はあるらしい。ときには、「百鬼夜行」と開・閉会式、「鬼火」と聖火なんて変化球も飛んでくるが、それはそれで面白いし、それぞれ好き勝手にスポーツしながら行進している妖怪たちの姿は、見ているだけでも楽しい。

味わいのある妖怪たちは、東洋大学の卒業生でイラストレーターの伊野孝行さんによるもの

味わいのある妖怪たちは、東洋大学の卒業生でイラストレーターの伊野孝行さんによるもの

 

「発想のもとになったのは、本学の創立者・井上円了が研究した妖怪学でした」と話すのは東洋大学総務部広報課の担当者。「明治時代の哲学者だった円了は、自ら考える姿勢を身につけることを“哲学の第一歩”とし、人々を根拠のない迷信から解放するための活動として、全国をめぐり、妖怪を科学的に解明する研究にも取り組みました。世間ではこう言われているけれど、よく調べてみたらこうでしたよ!というように、誤解や勘違いを解決していく。このコンテンツも、井上先生の妖怪学を参考にした考え方なんです」。

白山キャンパスにたつ井上円了像

白山キャンパスにたつ井上円了像

約10年間の調査研究の結果をまとめた『妖怪学講義』。迷信の多かった当時の日本において高く評価され、明治天皇に奉呈された

約10年間の調査研究の結果をまとめた『妖怪学講義』。迷信の多かった当時の日本において高く評価され、明治天皇に奉呈された

 

このコンテンツに関する最初の話し合いが持たれたのは、2018年の夏頃だったという。その頃はまだ、もっとシンプルな大学の体育会学生による競技解説ページを想定していたそうだが、翌2019年が井上円了の没後100周年というメモリアルイヤーだったことで、風向きが大きく変わったらしい。

 

29歳で東洋大学の前身にあたる「私立哲学館」を創立し、妖怪研究においてもパイオニアとして知られる井上円了。学内全体が、そんな円了や大学のルーツを振り返るムード一色に包まれる中、“東洋大学らしさ”を探し求めていた広報スタッフが出会ったのが“妖怪”だったとか。

「円了の妖怪学とスポーツとをうまく結びつけられれば、面白いものができるんじゃないか」。

そこからが、制作の本格的なスタートとなったという。

 

東洋大学の建学の精神は「諸学の基礎は哲学にあり」。哲学を学ぶのではなく、哲学することを学ぶ。周囲に惑わされずに自分で考えて行動することを重んじる。そんな活動主義の哲学者だった円了の精神は、いまの東洋大学にも脈々と受け継がれているのだろう。

広報課の皆さんが作られたこのコンテンツにしても、かなり異質であり、いい意味で挑戦的だ。

 

実際「スポーツに妖怪」という前例のない企画に、最初は周囲からも戸惑いの声が上がっていたそうで、今にして思うと「没後100周年じゃなかったら企画が通らなかったかも?」と考えたりもするとか。

けれども、だからこそ、どの競技と妖怪を組み合わせるか、あるいは、そのテーマについて誰に解説してもらうかについては、一番頭を悩ませ、その分時間をかけて検討を重ねたうえで、最終的に10組のストーリーを選び出した。

 

そんな苦労のかいもあって評判はよく、公開以来、PV数も順調に伸びているそう。ウェブデザインのサイトでの紹介や、妖怪雑誌からの思わぬ取材依頼もあるそうで、予想を超えた広がりをみせているようだ。

 

当たり前のことだけれど、スポーツの楽しみ方は一つではない。たとえば勝ち負け以外の面白さ、それをひもとくヒントをお探しの人がいたら、ぜひ一度、この妖怪たちの棲み処をのぞいてみたらいかがだろう。もしかしたら、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれない。

頑張れ学生ベンチャー!千葉商科大「鉄板大学」こだわりのB級グルメを堪能♪

2019年12月24日 / 学生たちが面白い, 大学を楽しもう

2015年グッドデザイン賞受賞の“おしゃれ食堂”、「The University DINING」がある千葉商科大学。レベルの高い学食づくりで知られる同大学に、実はもう一つ、個性派の食堂があるのをご存じですか? その名も「学生ベンチャー食堂」。現役大学生が経営している、まさにベンチャーな学食です。気になるその仕組みや今秋オープンした新しい店のことなど、現地でいろいろ取材してきました。

「店舗は教室」の学食システム

最寄りのJR市川駅からはバスで10分ほど。千葉県市川市にある千葉商科大学は、1928年(昭和3)設立の歴史ある社会科学系の総合大学です。特に力を入れているのは、建学の精神にも掲げる「実学」教育。「実学」とは、社会で役立つ実業の学問のことですが、千葉商科大学では、これを体験を通して身につける環境が整っていて「やってみる、という学び方」として、学校案内等にも詳しく紹介されています。

千葉商科大学の本部がある市川キャンパスの正門。構内はゆったりと広く、緑豊かでモダンなキャンパス風景が広がっている

千葉商科大学がある市川キャンパスの正門。構内はゆったりと広く、緑豊かでモダンな風景が広がっている

正門を入ってすぐ左側にあるカフェテリア風の建物が「The University DINING」。早稲田大学学食研究会の学食ランキングでは1位を獲得するなど、一般客からも人気の学食

正門を入ってすぐ左側にあるカフェテリア風の建物が「The University DINING」。早稲田大学学食研究会の学食ランキングでは1位を獲得するなど、人気の学食

 

そんな背景から、同大学ならではの試みとして、2011年4月にスタートしたのが「学生ベンチャー食堂」。学生に起業のチャンスを提供することを目的に始められたこのシステムは、大学側が「こんな店をやりたい」という学生による食堂の事業計画書を学内公募し、その書類をもとに、厳正に審査。そして、最終的に選ばれた学生には、キャンパス内の食堂に自分の店を出す1年間の出店権利を与え、各自の裁量で店を営業してもらおうというものです。

南門近く、案内図には「学生談話室(アゴラ)」とある建物の1階にある「学生ベンチャー食堂」。座席数100席ほどの食堂フロアに、学生が経営する3つの店がテナントとして入っており、日常的に利用されている

南門近く、体育館の隣にある「学生ベンチャー食堂」。座席数100席ほどの食堂フロアに「鉄板大学」の他にも学生が経営する「満腹ダイニング」「彩食菜」がある

 

なかなか思い切った制度ですが、学生にとっては貴重な起業経験ともなり、開業の際に必要となる資格の取得や役所への届け出、税務署への申請等も、責任をもって行うことになります。大学としても学生自身が体験して学ぶことを重要視しているので、サポート役として毎月、各店の決算状況を確認するほか、改善が必要と判断されれば大学院の修了生である中小企業診断士による相談やアドバイスを行っているそうです。

100%の理想を目指して「鉄板大学」進化中!

「すごくいい経験になりました」と、初めて自分の手で店を開いた感想を話してくれたのは、牧野弘宗さん(商経学部経営学科3年)。同学科の矢澤佑冴さんとの友人コンビで共同経営している「鉄板大学」が、学生ベンチャー食堂の新店舗に選ばれたのは、今年7月のこと。その前の1カ月間は事業計画のためのデータ収集と書類の作成。後の1ヵ月で開店資金を貯めたといいます。そして9月に入り、ようやく空っぽの店舗スペースに入居できた後は、10月のオープンまでの約1カ月間、ほぼ休みなしで開店準備にあたったとか。

「鉄板大学」共同経営者の牧野弘宗さん(左)と矢澤佑冴さん(右)。木の看板は、牧野さん達が手作りしたもの

「鉄板大学」共同経営者の牧野弘宗さん(左)と矢澤佑冴さん(右)。木の看板は、牧野さん達が手作りしたもの

店の壁には氏名欄に「牧野弘宗」とある営業許可証と食品衛生責任者票が

店の壁には氏名欄に「牧野弘宗」とある営業許可証と食品衛生責任者票が

 

学生ベンチャー食堂では、経営者が在学中はテナント料が無料になり、光熱水道費、ゴミ処分費用、アルバイト人件費の一部も補助が受けられます。ただしそれ以外は、店の内装から什器や厨房機器の設置、仕入れ用の食材や消耗品代まで、すべて学生負担。仮に赤字になっても大学から補てんは一切出ないので、計画段階から“継続的に経営可能なベンチャーであること”も選考基準のひとつとなっています。

 

「昔よく食べた大阪風の焼きそばの店がやりたい」。牧野さんのそんな思いから始まったという「鉄板大学」の場合は、相方の矢澤さんの提案もあって、他ではあまり見かけない「鉄板」で一般的な学食と差別化をはかることや、「B級グルメ」を軸にした店づくりが話し合いの中で決定。そこから、鉄板を使ったライブパフォーマンスも売りにして、五感で楽しんでもらえる店に、といった発想も生まれて、具体的なメニュー作りも進んでいったそうです。

鉄板で焼きそばを仕上げる牧野さん(写真奥)。鉄板を使ったライブパフォーマンスや五感で楽しむおいしさも売り

鉄板で焼きそばを仕上げる牧野さん(写真奥)。鉄板を使ったライブパフォーマンスや五感で楽しむおいしさも売り

営業時間内に無駄なく効率的に販売するため、3種の人気丼は20食づつプラ容器に盛り付け、カウンターに並べる

営業時間内に無駄なく効率的に販売するため、3種の人気丼は20食づつ容器に盛り付け、カウンターに並べる

 

店での調理やメニュー開発は、バイト先の高級居酒屋で数年の料理経験がある牧野さんが担当。一番人気は、レシピづくりでも一番こだわった「鉄板焼きそば」だそうで、地元の製麺所に特注しているモチモチの太麺と、自家製&オリジナルブレンドの甘辛ソースを使って、これぞB級グルメ!といった、パワフルでクセになる味わいに仕上げています。シンプルな豚丼や新感覚の親子丼なども、地元産の素材をいかした繊細な風味で、ご飯が進む逸品。毎日食べたくなると女子たちにも好評で、わざわざ買って帰って家で食べる一般客も意外に多いのだとか。

 

一方、矢澤さんが担当しているのは、毎月の売上報告ための数字や帳簿の管理、授業で習った知識を生かして店の財務を支えます。さらに「鉄板大学」をもっと知ってもらうためのイベントを企画するなど、店の将来像を見据えて販売戦略等を練るのも仕事の一部。ゆくゆくは食品ロスの問題などにも取り組んで、自分たちのビジョンや取り組みを発信していきたいとも考えています。

ジューシーな鶏ささみ肉と生卵の黄身、スクランブルエッグという三位一体の優しい味わいが楽しめる「炙り漬けササミの新親子丼」450円

ジューシーな鶏ささみ肉と生卵の黄身、スクランブルエッグという三位一体の優しい味わいが楽しめる「炙り漬けササミの新親子丼」450円

ブラックペッパーの香りとアクセントが利いた豚バラ肉が、シンプルに旨い。白ご飯のおいしさも存分に楽しめる「BBP丼」450円

ブラックペッパーの香りとアクセントが利いた豚バラ肉が、シンプルに旨い。白ご飯のおいしさも存分に楽しめる「BBP丼」450円

ツナというより肉っぽい?ヘルシーながら旨みと食べごたえがあって、思わす箸が進む新感覚のネギトロ丼。「焦がしにんにく味噌のネギトロ丼」450円

ツナというより肉っぽい?ヘルシーながら旨みと食べごたえがあって、思わす箸が進む新感覚のネギトロ丼。「焦がしにんにく味噌のネギトロ丼」450円

ほんのり辛みを利かせた甘辛い特製ソースと太麺が相性ばっちり「ばくだんソース鉄板焼きそば」と親子丼のセットで850円

ほんのり辛みを利かせた甘辛い特製ソースと太麺が相性ばっちり「ばくだんソース鉄板焼きそば」と親子丼のセットで850円

 

いまは履修の関係で、開店時間もウイークデイの昼休み45分間のみの営業スタイルですが、彼らが学生である以上、それもまた仕方のないこと。それでも朝は毎日8時から簡単な仕込みと開店準備があり、夜は夜で片付けや翌日の準備に20時、21時までかかることもあるのだとか。

 

「それでも今はまだやりたいことの60%ぐらい。営業時間が限られていたとしても、その中で回転率をあげていくとか、方法はあると思うので。100%理想の店にするためにいろいろ考えていきたいと思っています」と矢澤さん。

 

「今はまだスタートしたばかりなので、今後は料理やメニューについても、少しずつでもよりよい方向で変えていけたらと思っています。実行できていないアイデアもたくさんありますし、俺たちはまだこれから。むしろ伸びしろしかない!」と牧野さん。一番大事にしたいのはお客さんの声。だから、マイナスの意見もよく聞いて、自分たち自身でもできることをよく考えて、もっと上を目指していきたい。そんな彼らの真っすぐで熱っぽい想いは、昼休みのホールに響く元気な呼び込みの声とも重なって、どこかすがすがしい気持ちにさせてくれました。

大学で一足お先にクリスマスを祝おう♪2019 青山学院クリスマス・ツリー点火祭

2019年12月19日 / 体験レポート, 大学を楽しもう

高さ約10mのヒマラヤ杉に、色鮮やかな光が輝く瞬間…!寒さを忘れさせてくれるあたたかさが、キャンパスを包み込んでいました。

 

渋谷の街が、より一層きらびやかになるこの季節。青山学院大学では、イエス・キリストの降誕を待ち望む礼拝として、クリスマス・ツリーに灯りをともす点火祭が行われます。特に、幼稚園児から大学院生まで、各年代の学院生が集う青山キャンパスでの点火祭は、首都圏の大学のクリスマス行事の中でもとりわけ人気が高く、1年の締めくくりを飾るにふさわしい一大イベントです。

 

学院全体で取り組んでいるこの行事には、毎年、学外からも来場者約2300人が詰めかけ、卒業生(筆者含む)や園児・児童の保護者なども参加して、会場を大いに盛り上げます。

 

 クリスマス当日までの4週間のことを、教会暦ではアドヴェント(待降節)と呼びますが、これはキリスト教徒にとって、世の光として誕生する救い主を迎えるための大切な期間。キリスト教教育の一環として行われている青学の点火祭も、それに準じて1977年の開始以来ずっと、アドヴェントに入る前の金曜日に開催されてきました。

 

 今回の「2019青山学院クリスマス・ツリー点火祭」が行われたのも、11月29日(金)。当日はちょうど前日からの雨も上がり、少し肌寒さはあるものの澄んだ空気が心地よい、絶好の点火祭日和となりました。

 

クリスマス・ツリーは、正門からイチョウ並木を直進した先に見える、大きなヒマラヤ杉です。

学院創立145周年、大学開設70周年を迎える今年は、装飾用の電球の数も大幅に増え、約440個の電球が飾られました。

 

そんなツリーを望むガウチャー記念礼拝堂前の広場が、本日の点火祭会場。陽が傾きかけた頃から続々と人が集まり、開始予定時刻の17時50分にはハンドベル・クワイアの軽やかな前奏とともに礼拝が始まりました。

 

冒頭は神からの“招きの詞”。続いてブラスバンド演奏の下、参加者全員で讃美歌「久しく待ちにし」を合唱。さらに聖書朗読、祈祷、聖歌隊の奉唱と続くプログラムは順調に進み、終盤、ついに待ちに待った“点火”の瞬間が訪れます。

 

今回の点火者は、幼稚園から大学院までの代表7名と青山学院山本与志春院長。一人ずつ壇上に上がって点火ボタンを押し、頂にある星から順に灯をともしていきますが、最後の山本院長の点火でツリーが全灯した後は、司会者の呼びかけに応えて、会場にいる全員が各々ペンライトやケータイの明かりを空に掲げると、辺り一面、無数の光でいっぱいになって、クリスマス・ツリーの輝きがより一層美しく照らし出されます。

頂点から順に点火し、ツリーが彩られていく

頂点から順に点火し、ツリーが彩られていく

参加者たちが掲げる光とともに会場に喜びが広がった

参加者たちが掲げる光とともに会場に喜びが広がった

 

ああ、きれい…。思わずため息が漏れるようなその幻想的な風景は、まさに今日のこの瞬間にしか出会えないもの。そこには、かつて学生だった頃にはよくわからなかった神様に対する思いや古き良き伝統、人と人とのつながりのようなものも感じられて、しみじみと温かく心洗われるような気持ちになりました。

 

この日ハンドベルを演奏した、青山学院女子短期大学グロリアス・クワイアの学生二人は、「ハンドベルを始めたのは短大に入ってから。点火祭は2度目になりますが、今日はメンバー全員大きなハプニングもなく、良い演奏ができました」とほっとした様子で笑顔をみせてくれました。

(左から)今村真子さんと黒澤愛さん

(左から)今村真子さんと黒澤愛さん

 

また、参加者にプログラムを配るスタッフとして参加した青山学院大学ゴスペル・クワイア所属の学生たちは「小さなお子さんから年配の方までたくさんの方が来られます。こういうスケールの大きなイベントがあるのも、青山学院ならではですね」。

(左から)黒田桐子さん、塩野千恵さん、樽見清香さん

(左から)黒田桐子さん、塩野千恵さん、樽見清香さん

 

「皆さん“きれいだったね”って喜んで帰ってくださるのがうれしかったです」と話してくれました。

 

この後も各種のコンサートや礼拝など、クリスマスに向けてのイベントは続きますが、ツリーの点灯は2020年1月5日(日)まで(16時から21時 休日、冬期休業期間を除く)。仕事や買い物などでお近くに出かける際には、ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょう?

猫は自分の名前を聞き分ける!話題のネコ学特別講座@慶應義塾大学

2019年11月12日 / 体験レポート, 大学を楽しもう

2019年9月、慶應義塾大学日吉キャンパスで、自然科学研究教育センター講演会「猫は自分の名前を聞き分ける―ネコとヒトのコミュニケーション―」が開催されました。これは先に英学術誌で発表されて話題になった、伴侶動物の対ヒト認知能力に関する研究をはじめ、さまざまな調査や報告、情報等も紹介しながら、ネコについてより深く総合的に学ぼうというもの。参加者の熱気に満ちた会場で、最新ネコ学を聴講してきました。

会場となった日吉キャンパス来往舎2階の大会議室。収容人数90名の会議室に130名以上の参加者が集まった

会場となった日吉キャンパス来往舎2階の大会議室。収容人数90名の会議室に120名以上の参加者が集まった

意外に新しいネコの認知科学

昨今のブームもあり、何かと話題の“ネコ”ですが、実は、その知性に関わる研究が日本で始まったのは、ほんの10年ほど前。意外に新しい分野でもあって、その動向は各方面から注目されています。

 

今回の講演者、上智大学総合人間科学部心理学科の齋藤慈子(さいとう・あつこ)准教授は、いわば先駆けともいえるその道のスペシャリストです。

 

「今日はいろいろと比較対象とするためにイヌの家畜化の歴史や、私たちの研究以外で分かったさまざまな認知についても、ご紹介していきたいと思っています」

冒頭、比較認知科学や発達心理学などがご専門の齋藤先生らしい挨拶があって、約1時間半の講演がスタート。「イヌとネコの家畜化の歴史」「ヒトとの共存によるネコの変化」「イヌとネコの対ヒト社会的認知能力」という3つのテーマでお話を伺いました。

講演会冒頭には、齋藤先生のお子さんと飼い猫がスライドに。ネコは、ヒトの子どもに対しては、絶対に手を出さない寛容さがある、といったエピソードも紹介

講演会冒頭には、齋藤先生のお子さんと飼い猫がスライドに。ネコにもよるが、ヒトの子どもに対して手を出さない寛容さがある、といったエピソードも紹介

伴侶動物の起源と家畜化の歴史

近年、ペットは家族同然の身近な存在として「伴侶動物」と呼ばれます。その最も代表的な動物がイヌとネコ。学術的には、そうした伴侶動物も家畜の一種に含まれます。

 

家畜化の歴史は、最古の家畜といわれるイヌの方が、ネコより早く始まりました。イヌの家畜化は、まだヒトが狩猟採取生活を送っていた5万年~1万5000年前のこと。ネコがヒトと共存し始めたのは、およそ1万年前。いわゆる農耕が始まった時代といわれます。

 

イヌの祖先種にあたるオオカミには、群れで生活する習性や雑食性などの特徴があります。社会性も高かったオオカミは、早い時期にその一部が分かれ、家畜化してイヌとなり、猟犬や牧羊犬など、ヒトと一緒に働く家畜として長い歴史を歩むこととなりました。

 

一方、現代のネコたちの祖先種に最も近いと考えられているのが「リビアヤマネコ」。その特徴には、群れをつくらない「単独性」「なわばりの形成」「特化した肉食性」などがありますが、実は、これらはいずれも家畜化の障害となるものです。

 

では、もともと家畜化しにくい特徴を持っていたネコが、なぜヒトに飼われるようになったのでしょう?

そのきっかけとなったのが、農耕生活の始まりと、それに伴う定住化でした。農耕が始まると、ヒトが穀物を蓄え、そこに集まってきたネズミを狙ってネコも集まってくる。そうした流れから、ネコとヒトとの共存も始まることとなったのです。

 

ヒトにとってもネコはネズミ捕り。有能なハンターであり益獣でした。だから野生のままでよかったし、家畜とするには障壁となる餌の問題も、自分でネズミを獲って食べるネコに限っては、かえって好都合でした。

イヌに対しては、家畜化が進む過程で繁殖等も管理され、積極的な人為淘汰でさまざまな多様性がもたらされました。しかし、ネコに対しては、そうしたことはほとんどなく、各々勝手に繁殖し、ずっと自由に生きてきた。だから結局、飼育はされても完全な家畜化には至らず、ネコの行動にはいまも野生が残っているんですね。

ネコの社会性とゴロゴロの使い分け

毛の色など家畜化に伴う見た目の変化は、現代のネコの中にも見られます。ただし、ネコの場合はほとんどが自然淘汰によるもの。血統書付きのネコのようなごく一部の稀なケースを除けば、たいていはネコ同士の自然な営みから生み出されたもので、それが代々続いて今ある姿になったと推察されます。とはいえ、そんなネコたちにも、ヒトとの暮らしの中で変わってきたことがあります。

 

例えば、その生活スタイル。農耕でネズミの数が増えると、ネコたちは同じなわばりに複数頭棲み、「群れ」を作るようになりました。群れのメスたちは、子殺しに来るオスやカラスなどの天敵から子ども守るために、交替で巣に残って子供の面倒を見たり、おっぱいをあげ合うなど、メスたちが共同保育する事例も報告されています。

 

ネコはもともと単独性ですが、群れの成熟とともに社会性が備わって、身体のなめ合い、こすりつけ合いといった、ネコ同士のやり取りも見せるようになります。よくネコはゴロゴロ喉を鳴らしますが、これももともとは赤ちゃんがおっぱい中に母ネコに向かって鳴らしていたもの。それがいまでは、互いの親和的な関係を表すために大人がゴロゴロしあうようになった。これもまた、ネコならではのユニークな進化の一例といえるでしょう。

 

ネコは、ヒトと暮らす中で、ヒトに対する社会性も発達させてきました。例えば、ネコ同士の挨拶行動として知られる尾をあげて身体を擦りつける動作は、ヒトに対してもよく行われます。

それからニャーという鳴き声ですが、実はネコ同士ではそうは鳴きません。鳴くとしても子ネコが母ネコに鳴くだけで、大人になると全然鳴かない。ところが、ネコはヒトにはニャーと鳴くんですね。このニャーは、おそらくヒトに対するコミュニケーションだろうといわれています。

 

興味深いのは、ネコが人に対して発するゴロゴロのこと。実は彼らのゴロゴロには、ご飯がほしいときなどの要求ゴロゴロと、気持ちいいよ、うれしいよと気持ちを伝えるときのゴロゴロの2種類があるのですが。その2つの音は、音響学的には少し違っているそうなのです。

 

さらに、要求ゴロゴロの音には人間の赤ちゃんの泣き声と類似した効果があるともいわれており、もしかすると、私たちはそれを聞いて「なんとかしなきゃ!」という思いに駆られて、ネコたちのいいように動かされてしまっているかもしれません。

ごろごろ~

ごろごろ~

イヌとネコの対ヒト社会的認知能力

このように、ネコにも猫独自のコミュニケーション方法があります。ネコを飼っている方はお分かりになると思いますが、彼らは意外に賢くて、人間のこともよくわかっている。ただ、それをストレートに訴えかけてくることはないので、非常にわかりにくいんですね。

 

齋藤先生ら研究グループが取り組んでいるのは、そうしたネコが持っている人に対するさまざまな認知能力を、実験によって明らかにしていくこと。実験には、人間の赤ちゃんの心理や行動を調べる際に用いられるテスト方法等を応用し、多様な条件下でネコに音声や言葉、表情、ポーズなどの刺激を与え、どんな状況のとき、どんな反応を示すか、データをとりながら検証していきます。

 

ここでは実例として2つほどご紹介します。

【実験1:ネコは飼い主の声を聞き分けるか?】

4種類の他人の声と飼い主の声で、連続してネコの名前を呼んだとき、ネコの反応がどう変わるかをテスト。人間の乳幼児にも使用される「馴化(じゅんか)-脱馴化法」を応用した方法。

最初は、いきなりスピーカーから声が聞こえてネコが驚き、反応が強く出るが、2人目、3人目と他人の声が続くと次第に慣れて刺激に対する反応が低くなる。次の4番目に飼い主の声で名前を呼ぶと、脱馴化し再び反応が強く出る。この結果から、ネコは飼い主の声を聞き分けていると判断できる。

 

【実験2:ネコは自分の名前を聞き分けるか?】

同じく「馴化-脱馴化法」を用いて、飼いネコが「自分の名前」と「他の一般名詞」、「同居猫の名前」を区別し、聞き分けているかを検証。

① 飼い主の声で、ネコの名前と同じ長さの単語を4種類聞かせ、その後、ネコの名前を呼ぶと反応するか?

→  反応する。明らかに4つの単語と自分の名前を区別している。

 

② 飼い主の声で、同居する猫の名前を4種類聞かせ、その後、ネコの名前を呼ぶと反応するか?

→  一般家庭に飼われているネコは反応する。ただし猫カフェのネコでは反応が見られない。猫カフェでは他のネコの名前と自分の名前が区別できない可能性が。

 

③ ①と同じテストを、多頭飼育の環境下にあるネコで行う。

→  一般家庭で1頭飼い(または少数頭飼育)されている①の条件に比べて反応は薄いが、自分の名前を呼ばれた際には、脱馴化の反応があった。

 

④ 飼い主ではなく、見知らぬ人の声に対する反応を見る。

→  見知らぬ人の声では、飼い主のほど高い反応は見られないが、区別できていることがわかった。

聞こえてるにゃ

聞こえてるにゃ

 

他の実証実験により、現段階で以下のようなこともわかっています。

・イヌもネコも、特定の人物に愛着を持つ

・イヌもネコも、知っているヒトと知らないヒトを区別する

・イヌもネコも、飼い主の声を聞くと飼い主の顔を思い浮かべる

・イヌもネコも、ヒトが見ていることを敏感に察知する 

・イヌもネコも、ヒトが見ているか見ていないかで行動が変わる 

・イヌもネコも、目の前に不明物があると飼い主の顔を見て、その表情を伺う

・イヌもネコも、指差しだけで餌の場所を探し出すことができる

・イヌもネコも、ヒトの言語音を弁別・理解する

・イヌは、エサが取れなくて困ったときにヒトに目線を送る

・ネコは、ヒトが自分を見ていないときの方が、ヒトを長く見ている。

・イヌは、ヒトを模倣する

・ネコは、ヒトが見ていると瞬きの頻度が増える

・ネコは、ヒトの目線だけで餌箱の場所を探し出せる

 

最後に面白い話をご紹介しますと、ヒトとネコが直接ふれ合っている時間をトータルで比較すると、ネコからのアプローチで触れ合っている時間の方が、ヒトきっかけで始まる接触時間より、実は長いのだそうです。たしかに、ヒトからネコにじゃれついても、相手にしてくれないことの方が多いですよね。

 

つまり、ネコとヒトのコミュニケーションにおいては、主体はやっぱりネコにある。ヒトが愛するネコたちに振り回されている感じが、ここからもわかる気がします。

 

ネコは内に秘めた知性もヒトに対する愛情も持っているけれど、わかりにくくて、その示し方もイヌとは全然違う。ここ最近、一部には「ネコのイヌ化」を指摘する声もありますが、それでもやっぱりネコにはネコらしくあってほしい。それが「元来のネコ好き」という齋藤先生の偽らざる想いなのだとか。

 

なお、齋藤先生も参加しているネコ研究集団「CAMP NYAN TOKYO」では、猫を飼っている方で、調査やアンケートにご協力いただける方を募集中とのこと。よかったらぜひご登録を!

ネコ研究集団「CAMP NYAN TOKYO」

BIO&オーガニック満載の自然派レストラン 聖心女子大学「La Mensa jasmin」

2019年8月20日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

食の安全、あるいは環境に対する意識の高まりから、昨今、注目されているのが「Bio」、「オーガニック」といった自然派食材。これらは、農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず、より自然に近い形で生産された農作物や、精肉や卵などの畜産品を指し、それらを原料につくられた加工品もそこに含まれます。

 

今年6月にグランドオープンした聖心女子大学の「La Mensa jasmin」は、そんなBio、オーガニックにこだわる自然派のカフェレストラン。コスト重視の大学の学生食堂としては珍しいその取り組みついて、もっと詳しく知りたくて、お話を伺ってきました。

「2番目の学生食堂」が果たすべき役割

東京メトロ日比谷線の「広尾駅」から、歩いて2分ほど。目指す店は、聖心女子大学のメインキャンパスへと続く北門から、通り一本ほど離れた「4号館/聖心グローバルプラザ」の1階にありました。

4号館/聖心グローバルプラザの入り口。海外からの来客も多い同館1階、右奥にレストランがある

4号館/聖心グローバルプラザの入り口。海外からの来客も多い同館1階、右奥にレストランがある

店名の「La Mensa」とは、イタリア語で学生食堂という意味

店名の「La Mensa」とは、イタリア語で学生食堂という意味

 

「この場所は、グローバルプラザというだけあって、海外からお見えになる方も多いですね。上のホールで大きなイベントがあるときは、その後の皆さんのパーティースペースとしてもご利用いただいています」

というのは、「La Mensa jasmin」店長の松永領太さん。

 

4号館/聖心グローバルプラザは、聖心女子大学が独立行政法人国際協力機構(JICA)の跡地を取得し、2017年9月に開設したもの。地球環境や食糧問題など様々なテーマでの国際交流や国際協力、そのグローバルな活動や研究の拠点として設けられた施設です。そのため、当初から国内外から多くの来場者が訪れることが予想され、大学側も「学外から来られた方々にも使ってもらえたら」と、施設のオープンに合わせて、館内に2番目の学生食堂を開くことを決定。それが現在の店の前身となったジャスミンという名のカフェだったといいます。

明るくおしゃれな店内には、携帯やパソコン用の電源やWi-Fiも完備

明るくおしゃれな店内には、携帯やパソコン用の電源やWi-Fiも完備

 

「もともと自然に交流が生まれる場といいますか。学内外問わず、みんなで集まって自由にいろいろなことができるサロン的なスペースとして、始まったものではないかと思うのです。新しくなった今の店も、学生さんが学食として利用できる形はありつつも、それだけではなく、一般の方も気軽に入れるカフェレストランになっています。その上で、ひとつの大きなテーマとなっているのが、Bio、オーガニックというものなんですね」

「健康に優しい」が「地球に優しい」につながる

提供する料理は、バリエーション豊かなオリジナルメニュー。材料はひとつひとつ吟味し、Bio野菜やオーガニックのドリンク類など、より安全で自然な味わいの食材を使用しています。

Bio野菜のバーニャカウダは、ディナーの人気メニュー

Bio野菜のバーニャカウダは、ディナーの人気メニュー

 

なかでも特にこだわっているのが、野菜類。関東近郊で有機栽培に取り組む若手農業家たちと手を組み、毎日穫れたての新鮮野菜を畑から直送で送ってもらっているのだとか。

 

「グローバルプラザに来られる方々は環境への意識が高い方が多いと思うんです。食べ物も、輸送距離が伸びれば伸びるほどガソリンを多く使って、二酸化炭素の量が増えて地球によくないとか、農薬をたくさん使うと土壌にもよくないとか…。そういうことってありますよね? ですから、私たちも基本的に群馬、栃木、千葉、茨城など関東近隣で採れたBio野菜を使っています」

 

ランチメニューのイチ押しも、そんな野菜づくしの「Bioサラダボウル」。トマト、カボチャ、ジャガイモ、パプリカ、レタスにベビーリーフ…等々。十数種類もの季節の野菜がどっさり入っていて、どれも甘く、歯ごたえシャキシャキ♪ 食べる直前にかけるハニーハラペーニョの自家製ジュレドレッシングは、冷蔵庫で1日寝かせてまろやかに仕上げるそう。しっかり野菜を包む味わいは、ちょっとくせになります。

サラダボウルランチセットは、自家製フォカッチャ、スープ付きで950円。サラダは十数種類の有機野菜、ドレッシングにはハラペーニョとハチミツ、ニンニクを使用。野菜の旨みが引き立つ

サラダボウルランチセットは、自家製フォカッチャ、スープ付きで950円。サラダは十数種類の有機野菜、ドレッシングにはハラペーニョとハチミツ、ニンニクを使用。野菜の旨みが引き立つ

子どもと一緒に通える店に

Bioやオーガニックへのこだわりとともに、松永さん達スタッフが目指すもうひとつのテーマが、“子どもと通えるレストラン”。

 

「ベビーカーでの入店が大変であるとか、周囲の目も気になるとか。おいしいもの食べに行きたくても、小さなお子さんがいるとなかなか行けない現状があると思うのです。だからうちの店では、ベビーカーや車いすでも通りやすいようにテーブルをゆとりをもって配置したり、改装の際に授乳室やおむつ替えの部屋もつくりました。お子様向けのメニューも、野菜ばかりではなかなか食べてもらえないので、例えばフライものに全部野菜からつくったタルタルを添えるなど工夫して作っています」

テーブルの間隔を広くゆったり配置しているため、ベビーカーや車いすでも移動しやすい。総席数は60席だが、立食なら150人まで収容可。6~10名用のテーブル個室もある

テーブルの間隔を広くゆったり配置しているため、ベビーカーや車いすでも移動しやすい。総席数は60席だが、立食なら150人まで収容可。6~10名用のテーブル個室もある

赤ちゃん連れでも気兼ねなく過ごしてもらえるように、授乳室やおむつ交換用のベビーベッドなども用意

赤ちゃん連れでも気兼ねなく過ごしてもらえるように、授乳室やおむつ交換用のベビーベッドなども用意

 

月替わりのランチメニューでも、お子様セットの内容は、もっと充実させていきたいと松永さん。一方、大人向けのメニューでは、人気のパスタなどに加えて、カレー専門店とコラボしたテイクアウトOKのレモンライスカレーや、パニーニなどの新メニューが近日登場予定。Bioサラダボウルには、蒸し鶏などの選べるトッピングや選べるドレッシングが追加され、よりパワーアップする予定です。

「聖心女子大生の手作りオーガニックハーブティー」。園芸クラブの学生たちが、キャンパス内の畑で育てたレモングラス、ステビア、ペパーミント、カモミールをブレンド

「聖心女子大生の手作りオーガニックハーブティー」。園芸クラブの学生たちが、キャンパス内の畑で育てたレモングラス、ステビア、ペパーミント、カモミールをブレンド

 

昼時には、大学生や教職員、広尾に暮らすマダムなど女性客で賑わう店内は、ウッディなインテリアが醸し出すやわらかく温かな雰囲気と開放感があって、居心地は上々。個室での女子会やパーティーの際には大皿のコース料理も用意しています。

天気の良い日はテラス席も気持ちよさそう。ドッグパーキングもあるので、愛犬の散歩に立ち寄ってみては?

天気の良い日はテラス席も気持ちよさそう。ドッグパーキングもあるので、愛犬の散歩に立ち寄ってみては?

誕生日のメッセージ付きデザートプレートは要予約

誕生日のメッセージ付きデザートプレートは要予約

 

毎日11:30~23:00まで通し営業しているので、時間を気にせず過ごせるのもこの店の魅力のひとつ。

夜のディナータイムには、ソムリエ厳選のBioワインも傾けて…なんて楽しみ方もできる、都会のおしゃれな隠れ家で、憩いのひととき過ごしてみませんか?

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