世界中から訪れる観光客で賑わう伏見稲荷大社のほど近くにある、龍谷大学の深草キャンパス。正門をくぐるとすぐに見えてくるのが円形でガラス張りの建物、『カフェ樹林』です。
『カフェ樹林』は伏見稲荷の観光後にもオススメ
龍谷大学正門! 大きい!
このカフェが普通の学食と違うのは、障がい者が働く場を提供する役目を担っているところ。“障がい者を含む多様な人間が補いあい、活かしあって暮らす社会こそノーマルな社会である”という、龍谷大学が掲げるノーマライゼーションの理念を実践するために設置されたものです。学生も運営に携わっています。
といっても、福祉に関わる施設だからと変に身構える必要はまったくありません。中に入ってみると、明るいスタッフが迎えてくれる、おしゃれな雰囲気の店内。たくさんの学生に混じって一般の人もおしゃべりを楽しみ、みんなの憩いの場となっているのです。
カレーライスや定食、軽食、スイーツ、各種ドリンクと、しっかり食事したい時にもティータイムにも利用できるメニューが揃っています。とくに、わらび餅やパフェ、ケーキなどのスイーツが女性に人気。うまくタイミングが合えば、瀬田キャンパスで採れたはちみつを使ったメニューなど、期間限定で登場する新作に出会えるチャンスも!
今回注文した「樹林セット」は、手作りサンドにポテトとドリンクが付いて500円。ホットドッグ、ピザトースト、チキンカツ、バケットサンド、デミチキから好きなサンドが選べます。パンは焼いてから出してくれるので、サクサクとした食感が良くて美味! 揚げたてのフライドポテトは、じゃがいものホクホク感が楽しめる太めのサイズです。そして、選べるドリンクの種類の多さにも注目! コーヒーや紅茶はもちろん、抹茶ラテ、ココア、オレンジジュースなど10種類以上のドリンクがあり、その日の気分によって選べますね。
500円でこのボリューム!
おいしい食事やスイーツを楽しみつつ、社会の在り方について考えるきっかけをくれる、素敵なカフェでした。京都・伏見の穴場的カフェとしてご利用してみてはいかがでしょうか?