平安京の跡地内にあり、京都中心部に位置する花園大学。日本最大の禅寺、妙心寺の境内に創建された宗門子弟の教育機関が始まりで、150年の歴史を持つ大学です。石造りの重厚な正門をくぐり抜けて左側の「真人館(しんにんかん)」の地下には、リーズナブルで多彩なメニューが揃うカフェテリア「ふる~る」があります。
コスパ最強ランチを召し上がれ!
地下へと階段を下りていくと、カラフルな椅子が配置され、地下にありながらも上部に設けられた窓から自然光が差し込む、明るい雰囲気のカフェテリアに到着。壁面の一角には古い時代の京都の町が描かれた屏風絵が飾られ、歴史ある京都の大学らしさも感じさせます。

カフェテリア「ふる~る」が入る真人館

カフェテリアの入口

お昼時には学生で賑わう
メニューを見れば、その価格にびっくり。天ぷらうどん180円、カレーライス190円、カツ丼310円、ラーメン240円と、見間違いかと思ってしまうほどリーズナブルな価格のメニューが揃っています。値上げラッシュが話題となっている今、学生さんたちの強い味方になってくれるカフェテリアですね!

注文カウンターにはところ狭しと小鉢が並ぶ
京都で採れた食材を使った豊富なメニューがズラリ!
定番メニューの他には、京都で採れた食材を使用したバラエティに富んだメニューが登場する日替わりの定食や丼、麺などがあり、安さだけではなく、毎日通っても飽きさせないのもうれしいポイント。加えて月ごとに、創作ラーメン、オムライス、あんかけ、ベジボウルといったテーマを設定したフェアが開催され、毎週テーマに沿った異なるメニューが供されます。どんなメニューが登場するのか楽しみになりますね。注文カウンターに並んだ小鉢をプラスして、自分好みの定食にすることもできます。
今回は、茸オムライスフェアのハンバーグ デミ茸ソースオムライス(600円)と、きつねうどん(170円)を注文。このボリュームで800円以下です! 半熟卵に包まれたオムライスに、コクのあるデミグラスソースをたっぷりからめていただきます。オムライスとハンバーグとの相性も良く、数種類の茸の食感がアクセントとなって美味しさを引き立てます。洋食のおいしさを存分に楽しめるメニューです。

丼やカレーはプラス50円で大盛りに
やさしい出汁のうどんも食べれば、お腹いっぱい。あまりのリーズナブルさに少し欲張って食べ過ぎた感がありますが、大満足のランチでした。お財布にやさしく、日・月替わりのメニューもあり、毎日利用できる学生さんがうらやましくなる学食です。

カフェテリアの一角に飾られた京都の町が描かれた屏風絵。”京都”をいろんなところで体感できるのも魅力