2023年4月に開校した関東学院大学 横浜・関内キャンパスの地下1階に、オープンしたのが「BACON Books & cafe」。創立138年を超える関東学院大学と創業113年の歴史をもつ横浜の老舗書店である有隣堂がタッグを組んだブックカフェだと聞き、早速行ってきました。
関東学院大学と有隣堂の連携で生まれたカフェ
関東学院大学 横浜・関内キャンパスは、JR京浜東北線・JR根岸線「関内」駅南口を降りると、すぐ目の前にあります。
法学部、経営学部、人間共生学部が通う横浜・関内キャンパス
同キャンパスの1階には、昨年12月にオープンした「Nathan-Coffee 1884」と、今回訪れた「BACON Books & cafe」は、同大学と有隣堂が連携して運営するカフェなんです。
店舗名は「知は力なり」で知られる、イギリスの哲学者フランシス・ベーコンにちなんで付けられたそうです。「ベーコンの美味しいブックカフェなのかな」と思ってしまった筆者。お恥ずかしい……。
本屋さんも併設で、大人な雰囲気
1階の「Nathan-Coffee 1884」は明るいカリフォルニアをイメージした店内に対し、地下1階の「BACON Books & cafe」は落ち着いた大人の雰囲気。夜の時間帯も営業されていて、お酒も飲めるので、打ち上げなどで利用する人も多いそうです。
地下におりると、「BACON Books & cafe」の入り口
店内に入るとすぐに本や文具が置かれたコーナー。オシャレすぎて、ついつい買いたくなります
奥に進むと書籍コーナーには、雑誌や文庫のほか、さまざまな本が並びます
歴史書をはじめ、哲学、文学、心理学の学術書など、さまざまな「知」が学べます
店内は54席。カフェの入り口には、オシャレな文具が置かれ、右側には本屋さんが広がります。「知の拠点」として、有隣堂の選書チームが選んだ本が約5,600冊並んでいて、選ぶのが楽しくなります。「学生たちが研究するうえで役立ちそうな本が置かれているのかな?」と思いきや、そこはあえて意識せずに、純粋に思考や知識が深まる本を選んでいるそうです。
ちなみにカフェ内で読みたい場合は、購入をしてからとなるので注意してくださいね。
こだわりのメニューを注文!
お店に入って左側が、カフェスペースになっています。
メニューはランチメニュー(11〜14時)のほか、ティータイムメニュー(14〜17時)、ディナーメニュー(17〜22時30分、ラストオーダー21時30分)の3つに分かれています。
ランチメニューには、チキンオーバーライス(800円)、ジャンバラヤ(900円)、シュリンプコブサラダ バゲット付き(1,150円)など、学生や社会人がサクッと食べられるメニューがラインナップ。
店舗は地下にあるものの、入り口が日差しの入る広場になっているため明るい雰囲気
まるでホテルラウンジのような店内
ティータイムでは、デザートや軽食類が楽しめます。スイーツも充実していて、「自家製ベイクドチーズケーキ」(680円)や「ワッフル」(1,000円〜)など、パティシエが作ったものを楽しめるんです。
さらに、ディナーメニューには、「真鯛のブイヤベース」(1,800円)、「福島牛&白河高原清流豚のハンバーグ フライドポテト添え」(2,000円)などもあり、とっても豪華! イギリス産の珍しいクラフトビールも置いているので、要チェックです。
どのメニューも美味しそうで、何を注文するか悩むところですが、今回は「福島牛&白河高原清流豚のハンバーグ フライドポテト添え」を注文してみました。
今回、注文した「福島牛&白河高原清流豚のハンバーグ フライドポテト添え」は、指定されたエリアでしか売られていない福島県産黒毛種の牛肉で「学生たちに、いいものを食べさせてあげたい」という思いから、お願いして卸してもらっているそうです。通常のレストランで食べたら、倍の金額はするお肉を使っているのだとか。こういったことができるのも、関東学院大学と福島県には以前より交流があり、2022年に同大学の金沢八景キャンパスで「ふくしま物産展」を開催するなど、良い関係を築いてきた結果のようです。
ボリューム満点の「福島牛&白河高原清流豚のハンバーグ フライドポテト添え」
豚肉にもこだわり、さっぱりとした味わいの白河高原清流豚を使用。肉の食感を残すため、粗くひいたミンチ肉が使われています。
ケチャップや中濃ソースを使ったソースの上に、生クリームがかかっています
卵を使わずに作っているそうで、オーブンで全体的に蒸すように焼くことで美味しく仕上がっているのだとか。肉の味がしっかりしていて食べ応えがあるうえ、ポテトもたっぷり。かなりお腹がいっぱいになりました。
でもスイーツは別腹! ということで、食後に店内で一番人気のデザート、「ワッフル(ミックスベリー)」をいただきました。
ミックスベリーのワッフル。上にのっているバニラアイスも美味しかったです!
このワッフルも自家製。てんさい糖を使っているため、やさしい甘さが特徴です。外はカリッと、中はふんわり。よくワッフルの上にのっているソースやアイスは、別々で食べるほうが筆者は好みなのですが……こちらのワッフルを食べて、一緒に食べるとさらに美味しくなる!と感激しました。
なんでも手作りソースやアイスなどと一緒に食べてちょうどいい味わいになるように、ワッフルの甘さや質感などを調整して作られているそうです。だから一緒に食べると、おいしさが倍増するはずですね!
スタッフの方が専門家と共にコーヒー豆の配合を考えてつくった、オリジナルブレンドコーヒーもいただいて、至福の時間を味わうことができました。
もちろん学生だけではなく一般の方も利用できるので、気になる方は行ってみてください。
12〜14時は混みやすい時間帯。ゆっくり過ごしたい方は、それ以外の時間帯が狙い目です!