京都市北区にある京都産業大学は、すべての学部がひとつの拠点に集まる「ワンキャンパス」の環境が特長の総合大学です。大勢の学生でにぎわうキャンパスには、9つの学生食堂があります。今回訪問するのは、2023年にオープンした「やさい食堂イチマルイチ」。野菜が主役の食堂とのことですが、どんなお料理が食べられるのでしょう。お腹を空かせて行ってきました!
山の上にある見晴らしの良いキャンパスへ
京都産業大学のキャンパスは、山の斜面に広がるような形になっています。バス停「京都産業大学前」が位置するのは、敷地の中でも低いところ。なので、バスから降りて南を見上げると、高台に校舎が並び建つのが見えます。やさい食堂イチマルイチがあるのは、高台にある10号館の1階です。まずはバス停の近くにあるエスカレーターに乗って上へ。それから、「K」のロゴマークが刻まれた時計台を左に見ながら少し歩いて、再びエスカレーターに乗って上へ。突き当りを右に曲がれば、すぐに10号館が見つかるはずです。
バス停に着いたときは、「10号館まで、階段を上って行くのかな」「これは体力を使いそうだ」と、少し心配しましたが、エスカレーターがあるので、階段をたくさん上る必要はなし。思ったよりも短時間&楽々で10号館までたどり着けました。

バス停の近くにあるエスカレーターで上へ

ひとつめのエスカレーターを上がったら、時計台の向こうにある2つめのエスカレーターへ

10号館には、「イチマルイチ」の看板とのぼりが立っています
たっぷり野菜が食べられる!野菜が主役の学生食堂
10号館1階には、イチマルイチの大きな垂れ幕が掲げてあります。入口に置いてある看板を確認すると、主なメニューは「とん汁」「カレー汁」「野菜炒め」の3種。単品で注文しても、定食で注文してもOK。さらに、この日は20食限定でまぜそばも注文できるようでした。

10号館1階のガラス扉から食堂の中へ。正面に食券機2台があります
小鉢or漬物がつく「ゴロゴロ野菜のとん汁定食」や、鶏肉・豚肉が入った「肉野菜炒め定食(中)」にも惹かれましたが、プレーンな野菜炒めを堪能するために、今回は600円の「野菜炒め定食(中)」を注文することにしました。なお、野菜炒め定食(中)は、野菜炒め300g+ごはん並200g+スープ、という内容です。このほか、野菜炒め200gの(小)、400gの(大)、500gの(大マシ)、600gの(大マシマシ)があります。また、ごはんを大盛りや鬼盛りにしたり、生たまごやゆで卵をトッピングしたり、単品で揚げ物を加えたりすることもできます。もしも肉野菜炒めを注文するなら、お肉の量を増やすことも可能です。

定食、単品、トッピングなどが選べます。券売機は現金のみ利用可能

食券を購入したらカウンターへ。カレー汁、とん汁、野菜炒めコーナーに分かれています

きざみにんにくを加えることができます。調味料コーナーには、コショウ、すりゴマ、魚粉なども
ガツガツ食べる幸せも味わえる「野菜炒め定食」
料理を受けとるカウンターの近くには、調味料のコーナーがあります。おなじみのコショウやマヨネーズのほか、きざみにんにく、魚粉、すりゴマ、たまり醤油などもあります。試しに、野菜炒めにコショウだけかけてみました。

「野菜炒め定食」600円。ごはんとわかめスープ付き。野菜炒めにはコショウをかけています
日当たりの良い窓側の席で、野菜炒め定食をいただきます!
この日の野菜炒めには、もやし、玉ねぎ、にんじん、キャベツが入っていました。こってりしているように見えますが、たっぷりのシャキシャキもやしがメインなので、重さは感じません。でも、軽すぎるわけでもありません。背脂がトッピングされているからか、まろやかなコクがあり、食べ応えがあるのです。この適度な脂のおかげで、ごはんとの相性もぴったり。肉がなくても十分にごはんが進む野菜炒めでした。
山盛りの野菜炒めは、もちろん一口や二口ではなくなりません。気付けば夢中でガツガツ食べていました。完食後は、お腹が満たされた多幸感に加えて、「お皿いっぱいの料理を食べた!」という満足感も得られました。今回は、お肉なしの定食を注文しましたが、次は「肉野菜炒め」も食べてみたい。大きな野菜がゴロゴロ入った「とん汁」や「カレー汁」は、寒い時期に食べると温まりそうです。
やさい食堂イチマルイチは、キャンパス内にある学生食堂「らーめん壱馬力」の運営会社がプロデュースしているお店だそうです。イチマルイチの味が気に入った人は、壱馬力の味も気に入るかも。ラーメン気分のときは、壱馬力を訪れてみても良いかもしれません。

広々とした空間には、約220席の座席が

日当たりの良い窓際の席もあります