奈良県明日香村で8/29(土)・8/30(日)に行なわれた「飛鳥 光の回廊2015」。
このイベントは明日香村各地を灯ろうで灯し、お寺のライトアップやオブジェが設置されるというもの。
関西大学は明日香村と地域連携を結んでおり、その一貫として5年前からボランティアセンター学生スタッフがこのイベントに参加しています。
一日目の8/29(土)は残念ながら雨のため、灯ろうを使ったイベントは中止となってしまいましたが、二日目の8/30(日)は一部中止となったものの無事開催されました。その様子をレポートします!
お昼時の飛鳥。すでに人がたくさん集まっています。
雨が降っていたこともあり、空気が澄んでいて、とても気持ちいい!
日が暮れると、灯ろうに火が灯され幻想的な風景が広がります。こちらは石舞台エリアに設置されていた「飛鳥 光の竹回廊」。
この日、関西大学ボランティアセンターの学生スタッフ3名に苦労したところと見所をお聞きすることができました。
左)商学部2年生の秋房さん、中央)今回リーダーを務めている文学部2年生の遠藤さん、右)昨年リーダーを務めていたという社会学部3年生の岡本さん
遠藤さん)大変だったのはやっぱり天気ですかね・・・。1日目は中止になってしまいましたし、2日目の今日も当初の予定より縮小して行っています。
岡本さん)1日目に設置は完了していて、今日は火を灯したんですけどカップにたまっていた水を捨てて、そして火をつけて・・・という作業を石舞台エリアに設置された灯ろう約950個分(!)行いました。あと、今年から後片付けにも参加するので、それも大変ですね。
秋房さん)見所・・・。どこでしょう・・・。
ほとゼロ)全部ということですかね?
3人)そうですね! 見所は全部です!(笑)
では見所は「全部」の灯ろうをどうぞ!
今年の灯ろうのテーマは「花鳥風月」。
こちらは「花」。
お次は「鳥」。
「風」。扇子で起こした風が風車を回しています。
最後は「月」。
石舞台の周りを見事に「花鳥風月」をテーマとした灯ろうが彩っていました。
会場では「分かった! 花鳥風月になってるんやわ!」とお客さんのたのしそうな声も聞こえてきます。
夏休み最後の思い出に、と家族連れの方もたくさんいらしていましたが、みなさん感嘆の声をあげてらっしゃいました。
ライトアップされた石舞台
灯ろうは石舞台内部にまで設置
石舞台エリア以外でもアート作品や灯ろうの展示が行われていました。
とてもキレイだったので、こちらも少しご紹介!
伝飛鳥板蓋宮跡(でん あすかいたぶきのみやあと)でのアート展示
街灯は無く灯ろうの光を頼りに歩いていく
高松エリア「光りの地上絵」
高松エリア「SPACE EGG -創造の卵-」
明日香村全体を使ったアートイベント「飛鳥 光りの回廊2015」。
同時開催されていた「飛鳥光の食舞台&世界の肉バルin飛鳥」も含め、多くの方々が楽しんでいらっしゃいました。
わたしの中で「飛鳥=歴史・自然」というイメージだったのですが、今回行ってみると、歴史や自然を感じることはもちろん、それだけではない土地の魅力・人柄の良さを感じることができました(一般家庭の前で住民の方が展示している切り絵を見ていたら、その住民の方に串こんにゃくをいただきました)。
こういったイベントをきっかけに明日香という土地の魅力を再発見する。そのきっかけ作りに関西大学の灯ろうも一役かっていました。これこそ「地域貢献」ですね!