1日の来場者は約5万人、4日間で20万人が訪れるといわれる慶應義塾大学の三田祭に行ってきました。お天気はあいにくでしたが、三田祭の公式アプリをダウンロードして予習は万全!凍てつくような雨を忘れさせてくれる、熱~く盛りあがった三田祭をご案内しましょう♪
第61回三田祭は4日間(2019年11月21日~24日)。訪れたのは2日目となる22日(金)です。悪天候の平日、あまり来場者がいないかも…そんな不安を持ちつつ三田キャンパスへ。
スマホの公式アプリはiPhone/Androidに対応、検索機能があるので便利。でも歩きスマホは厳禁です
正門にはたくさんの来場者に一安心、三田祭のスタート!
出展団体400で見どころ満載!コンパクトでムダのない動線に文句なし。
三田祭に使用されているのはキャンパス内の4つの校舎、そして中庭にはメインステージ、ミニステージ、演舞場、リングと約40の模擬店が設営されています。街ごと賑わう早稲田祭に比べてギュッと凝縮した感じです。
時間が進むにつれて来場者は増加。中庭奥に第一校舎、左手にメインステージがあります
まずは、昭和初期に建てられたレトロな第1校舎に向かいます。ほぼすべての教室で企画・イベントが実施されていて、この校舎だけでも充分に楽しめます。校舎内は来場者でいっぱいですが、ルートを決めておけば教室から教室の移動はとてもスムーズです。
校舎内にはデジタル掲示板。ここで公式アプリのダウンロードも可能
廊下に響く塾生の呼び込みの声に吸い寄せられ、事前準備で見落としていたもの、予期せぬ出会いも楽しみのひとつになります。
あがるイベントとお目当てを求めて、教室→中庭→教室をホッピング!
お目当ての慶應大学公認のゲーム制作サークルによる「表情診断&ゲーム試遊」の第1校舎の2階123教室へ。いくつかのお題に対してリアクションを取って、表情を診断してくれるというもの。個室に入って表情を作るのですが、誰も見ていなくても意外に難しかったです…。
表情診断&ゲーム試遊は300円、結果を見て笑ってしまいました
この123教室には6つの企画が催されており、クイズや喫茶店なども。なかでも盛り上がっていたのが、“筋肉を極めた真の慶應ボーイ”を紹介する「筋肉図鑑」が運営する「マッチョカフェ」です。筋肉自慢の塾生がプロテインを力いっぱいシェイクして、お客さんもテンションあがりっぱなし。
シェイクはチョコ、ストロベリー、ヨーグルトなど全6種、各300円
筋肉を堪能したあとは、おやつの時間に合わせて中庭へ。
焼きそば、唐揚げ、ケバブ、豚汁のボリューム系から人気のタピオカ、ワッフル、チュロスなどのスイーツまで
2018年模擬店エリア1位に輝いたベビーカステラ(300円)を購入
ベビーカステラを持つ目の前に長蛇の列を発見!三田祭の名物と言われる大人気の「福引」でした。とても豪華な賞品が当たるチャンスがあるそうで、とりあえず1本(300円)引くことに。
まずは参加賞としていろいろな商品が勢いよく袋に詰められていきます。さらにクジ引いて、豪華賞品をGETするというもの。賞品に関わらず盛り上げてくれます
参加賞は飲料水にシャンプー、トリートメント、賞品はポーラ美術館の優待券でした
次はアカデミックな企画を求め南校舎へ。1階から7階までぎっしりと研究会の発表が行われています。シネ研で映像を鑑賞、敷居が高そうな教室はドアからそっと覗かせていただきました。
10の研究会が発表展示していた477教室
終盤に向かって来場者がUP、ボルテージはマックスに!
陽が落ちてくると学校帰りの小学生から高校生、会社帰りのビジネスパーソンなど来場者の年齢層が広がり、賑わいがグッと増してきました。三田祭のラストは18時、まだ時間はたっぷり残っています。
ラストスパートをかけ、呼び込みをする塾生の声もますます大きくパワフルになってきました。「無料です!やっていきませんか?」の声に誘われ、やってみました体力測定。
選んだのは肌年齢測定。ちょっと嬉しい結果に
何か食べようかと、模擬店を探していると…。着物姿の塾生に「時間ありますか?」と聞かれ、案内されたのが「慶應寄席」。演者は3年生の女子、軽快な噺しでテンポよく笑いをとっていきます。客席と舞台が一体化する空気感はなんとも言えません。
出演者の写真はNGなので、おもしろさは次回ご自身でご堪能ください
「慶應寄席」を出るとちょうどいいところに「ボルシチ屋」。ボルシチはウクライナの伝統料理のひとつ。今まで経験したロシア風のボルシチと具材もほぼ同じようですが、よりサラッとした感じの味わいでした。
1杯500円、ウクライナの文化なども紹介されていました
たっぷり楽しんで、校舎を出ると外はすっかり暗くなっていました。雨の勢いと冷たさはUP。それなのに中庭にはあふれる人々!メインステージでは熱いパフォーマンスが繰り広げられ、一体となって今日一番の盛り上がりを見せていました。
傘で舞台はほとんど見えませんが…観客には伝わっていました♪
ジワジワと盛り上がっていき楽しみが尽きない三田祭。次は何があるのだろう?好奇心が刺激され、興味もどんどん湧き上がって、いつの間に時間を忘れてしまいます。よく慶應義塾は圧倒的なブランド力でハイセンスなイメージが強いと言われますが、三田祭では塾生が気さくに声をかけてくれる手が届くおもてなしに好印象を受けました。
公式パンフレット(100円)が購入できるので、スマホアプリがなくても安心です
11月1日(金)に横浜で開催された前夜祭を含め、トータル5日間という豪華な三田祭。ぜひ、皆さんも三田祭で濃いい1日を過ごして、心に残る瞬間を思いっきり楽しんでください!