現在、大阪芸術大学スカイキャンパス(あべのハルカス24階)にて開催中の『世界をつなぐマンガデザイン展in OSAKA』。
「マンガデザイン・・・?」と気になったので、行ってきました!
そもそもマンガデザインとはなんなのか。大阪芸術大学学長 塚本邦彦氏の挨拶より抜粋すると「マンガデザインとは、漫画とグラフィックデザインを融合した広告デザイン」とのこと。そんなマンガデザインを分かりやすく展示しているのが今回の展示会のようです。
さっそく見ていきましょう~!
こちらは『日本の祭り/獅子舞』という作品。
日本全国からピックアップされたお祭りがマッピングされている作品。文化庁の事業の一環で作成されました。大判かつ立体的な仕上がりになっていて、見ているだけで楽しくなります。2018年にはお祭りのなかでも獅子舞を深く調査したそうで、事業の特設サイト(http://japancultureproject.com/)で4コママンガが公開されています。
獅子舞が登場するお祭りを4コママンガとともに紹介
全国のお祭りがイラストやマンガで表現されていることで、子どもや海外の方にも伝わりやすいのではないでしょうか。(特設サイトでは日本語以外にも、英語・中国語・韓国語・タイ語が選択可能!)
「海外に伝える」がテーマのエリアでは、外国人への接客風景をマンガにしたものが展示されていました。このマンガは訪日外国人旅行者向けの『居酒屋の楽しみ方』と飲食店スタッフ向けの『接客ロールプレイ』を記した冊子に掲載されていて、マンガを通して旅行者、飲食店スタッフにどんなところに注意すれば良いのかを分かりやすく伝えています。
言語の壁を越えて伝わるマンガ、「世界をつなぐ」チカラが感じられます!
先へ進むと、見えてきたのがこちら~!
『宇宙兄弟』! 『ジョジョの奇妙な冒険』!!
このエリアでは「漫画家とのコラボ」をテーマに、有名漫画家先生とコラボすることで新たに生まれる広告の可能性を展示。
たしかに、広告にマンガを使用するとファンの方がマンガをきっかけに広告対象物だったりイベントだったりを知ることができます。マンガをきっかけに新たなお客が増える、これも企業とお様を「つなぐ」マンガのチカラですね!
マンガとコラボした映像広告が上映されているスペースも!
言葉の説明が分かりにくくても、マンガを通すことでスッと頭に入ることってありますよね。しかも、マンガは世界共通の表現方法で、国内だけでなく国外に発信するにもとても便利な手法。マンガの持つ「つながる」チカラを改めて実感し、そんなチカラを反映したマンガデザインの今後が楽しみになりました。
今回ご紹介した作品はごく一部だけ。マンガデザインの魅力をより知りたい!という方はぜひ行ってみてください。
さらに開催期間中にはVR体験や似顔絵イベントなども予定されています。
6/10(日)には「大阪芸術大学卒業生トークイベント」、最終日である6/24(日)には「特別講義「ライブエンターテインメント市場における劇団四季 その現状と展望」が開催予定。要申込ですので、気になる方はWebサイトをご確認ください。
大阪での開催終了後は中国、シンガポールなど世界に飛び出す『世界をつなぐマンガデザイン展』。お見逃し無く!
VR体験が楽しめるイベントエリア
ハルカス高層階なので作品と同時に景色も楽しめる!