昨年も紹介した大阪芸術大学の卒業制作展。今年も行ってきました!!
(昨年の様子はこちら→ひらめきと努力の祭典! 大阪芸術大学卒展レポ!)
行った日は卒業制作展最終日の日曜日。11:00開始ということで、11:00ごろに大阪芸大に到着したのですが、すでに人がちらほらと。とっても良い天気だったので、お散歩がてら見にきていた方もいらしたかもしれません。(わたしもそんな感じでした)
まず向かったのは総合体育館。美術学科・工芸学科・写真学科の卒業制作が展示されている場所です。
広いスペースに大型の作品がずらりと並びます。大きな作品はじーっと見ていると思わず吸い込まれそう。ひとつひとつの作品をていねいに見て回られている方が多く、静かな盛り上がりをみせていました。
『宇宙に惹かれて』
『想 巡る』
わたしは並んでいる作品のなかでも特にガラスの作品に惹かれました。ガラス独特の光りの透け方や、繊細な雰囲気にしばし見とれていました。
『万謝』
体育館2階ロビーには独特の雰囲気を醸し出すものが。陶土で作られている作品のようで、近づいて見てみると…。
『万謝』
鮮やかな色と力強い目に圧倒されます。少し恐怖を感じるほどでした…。
そろそろ体育館を後にし、優秀作品が集められている芸術情報センターへ向かいます。
入るやいなや大きなカマキリが出迎えてくれました。
『カマキリ』
すごく大きなカマキリにちょっとびくびくしながら展示会場の中へ。
会場全体は少し暗めの照明で、作品ひとつひとつを明るく照らしています。なんとも落ち着いた雰囲気。通路の幅が広く、他の人を気にすることなくゆっくりと見られるのが嬉しかったです。
『oru in oru 折る祈る』
こちらはただの折り紙ではなく「折る回数で年齢を 色で老化を 形で意味を(作品説明より引用)」と三つの要素で人の一生を表したものなんだとか。最初は単純なかたちがどんどん色がつき複雑になっていく様はまさしく人の一生を見ているようでした。
『つみじ』
こちらは「つみき」ならぬ『つみじ』。積めることに特化したフォントの制作から行われたという作品です。子どもはもちろん、大人も惹かれるかわいい積み木。なんだかすぐにでも商品化されそうでした! 発売されたらわたしも欲しい…!
と、なんだかんだとゆっくり見てまわり卒業制作展を満喫してきました。
残念ながら大阪芸術大学の卒業制作展はもう終了してしまったのですが、まだまだ卒業制作展を楽しめる大学もありますので、ぜひ遊びに行ってみてください!
■開催中(もうすぐ開催)の卒業制作展
●2016年度 京都造形芸術 大学卒業展・大学院修了展
2017 2/25(土)~3/5(日)
特設HP:http://www.kyoto-art.ac.jp/sotsuten2016/
●2016年度多摩美術大学美術学部卒業制作展・大学院修了制作展
2017 3/20(月)〜3/23(木)
多摩美術大学:http://www.tamabi.ac.jp/
●東北芸術工科大学「卒業/修了研究・制作展東京展」
2017 2/23(木)~2/27(月)
東北芸術工科大学:http://www.tuad.ac.jp/2017/02/63006/
●金沢芸術工芸大学 第60回 美術工芸学部卒業制作展
2017 2/24(金)~3/1(水)
金沢芸術工芸大学:http://www.kanazawa-bidai.ac.jp/
●平成28年度 第40回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展
2017 2/23(木)~3/5(日)