1880年に創設され日本最古の私立の薬科大学といわれている、東京薬科大学。東京ドーム6個分の広々とした八王子キャンパス内には、緑がいたるところにあり四季折々の自然が楽しめます。
今回はそんな東京薬科大学の図書館棟1階にある、レストラン「マグノリア」に行ってきました。
学生の胃袋を満足させるボリューム満点ランチ
お目当てのレストランは、大学の入り口から真っ直ぐ進み階段を登った左側の棟にあります。
レストラン「マグノリア」が入る図書館棟(写真奥)
店内に入ると、奥には一部吹き抜けの空間が広がり、壁側にショウズクやナンテンなどの植物が植えられています。ショウズクの種子は香料やスパイスなどに使われているといった、薬用植物としてどんな用途で使用されているかがわかる解説文がつけられていて、見ているだけで楽しめます。
天井が一部吹き抜けになっている店内。写真左壁面には緑が植えられたゾーン
1人席には教室の机を彷彿とさせるテーブルが!
メニューは定食ランチ(530円)や特製カレー(400円)といった定番メニューのほか、体にやさしい健康応援ランチ(490円)もあります。
購入する際は機械でチケットを購入のうえ、カウターにチケットを出すスタイルです。機械は現金のほか電子決済も可能です。
定食から麺類、パスタなど種類も豊富なランチメニューがラインナップ
今回は定番メニューだからこそ、味にはこだわりたい唐揚げ定食をチョイス。唐揚げはお肉が柔らかくてジューシー! 噛んだ途端ザクッというのが、何とも気持ちいいです。
お米は長野県産の減農薬ブランド米で炊き上げられたふっくらとした食感。ダシがしっかりと利いているお味噌汁もついています。
ボリューム満点のランチは、唐揚げ定食が一番人気なのだとか。筆者には少々ヘビーな量でしたが、学生さんを見ているとみなさん美味しそうに完食していたので、学生さんたちにはちょうどいいボリュームなのかもしれません。
とても柔らかくふっくらとした鶏肉の唐揚げなので、ぜひ食べてみてくださいね。
唐揚げは、数種類の調味料で下味されたこだわりよう
またコーヒー好きにたまらないのが、ヨーロッパのカフェブランドとして有名なCOSTAのコーヒーが購入できる点。こちらは電子決済のみの対応となります。
COSTAのコーヒー購入時は、写真左側にある機械で電子決済
植物を眺めながらランチやコーヒーが楽しめる
東京薬科大学らしさも魅力
東京薬科大学内には食堂以外にも、一般人も入れる薬用植物園があります。そこには、さまざまな薬用植物が育てられていて、医療品の研究にも使われています。
そんな背景のある大学のためか、レストランまでの道のりでもたくさんの植物に出会えます。
薬用植物ならではの説明書きが書かれている植物も見られましたよ。たとえばクスノキには「【用途】局所刺激、強心、防虫」と書いてありました。筆者はクスノキを見て「癒やし」を感じますが、東京薬科大学の学生は癒やしだけではなく、植物の持つ効能や用途に目を向けるなど、植物の見方が違うのかなと感じました。
興味を持たれた方は、レストラン「マグノリア」でゆっくりしたあとは、東京薬科大学内にある薬用植物園を楽しむのもいいですね。
クスノキの解説文。「用途」の記載が薬科大ならでは