今年の夏も猛暑日が続きますが、そんな時こそ食べたくなるのがカレー。外へ食べに行くのも良いですが、涼しいお家で食べるレトルトカレーもこれまた良いですよね。みなさんは様々な大学が個性ある商品を出しているのはご存じでしょうか?2015年の対決記事から久方ぶりに、今回は新たに4つのお取り寄せできる大学発カレーを、社内で食べ比べしてみました。
☆メンバー紹介
編集H(男性)、編集T(男性)、編集K(女性)、編集O(男性)、編集T.K(男性)、編集U(女性・筆者※実はカレーが苦手・・・)
8月某日まだまだ日の高い午後5時ごろ、4種類のカレーが会議室に並べられました。取り寄せたのは、東北大学「普通カレー」「怒髪天カレー」、北里大学の「草熟北里八雲牛カレー」、そして東京薬科大学の「The 魔 curry」。ホトゼロチーム6名が各々好き勝手に、商品について語り合いました。
東北大学の「普通カレー」
1967年の開店以来、東北大学生の胃袋を支え、惜しまれつつも2008年に四十余年の歴史に幕を降ろした川内第2食堂の定番メニュー「普通カレー」。当時を知る卒業生と元店長監修のもと復刻したそうです。パッケージの「貧食」って何?と調べてみると、この食堂は建物の外観や値段の安さから「貧民食堂」略して「貧食」の愛称で親しまれてきたそう…。
東北大学生の胃袋と懐を支えた味とはいかほどか…。
東北大学の「怒髪天カレー」
同じく「貧食」のカレー。四十余年の中で数々の名物メニューが誕生したようですが、この「怒髪天カレー」は当時の学食史上最も辛いカレーといわれています。
こちらは商品名の下に~天を衝く辛さ~とあり、いかにも辛そうだ。七大戦(全国七大学総合体育大会)へと旅立つ応援団に依頼をうけて、当時の川内第2食堂の店長が開発した味だそうだ。
北里大学の「早熟北里八雲牛カレー」
北海道二海郡八雲町、北里大学獣医学部附属フィールドサイエンスセンター八雲牧場で、100%自給飼料で育て、ブランド化に成功した北里八雲牛。地元函館にある創業明治12年の老舗レストラン「五島軒」が、赤身肉と地元食材を活かしじっくり煮込んで仕上げた特製ビーフカレーです。
「北里八雲牛」というブランド牛は輸入飼料を使わず、牧場内で生育した牧草だけを飼料として育てているそう。
東京薬科大学の「The 魔 curry」
東京薬科大学の陸上競技部が監修し、エナジー系商品のカレー版として「The魔curry」を開発。マカ・ガラナ・高麗人参など元気エキスを配合し、食べた後の身体を“覚醒”させるとか。元気エキス入りは薬科大学らしい!?
まるでエナジードリンクの「モンスターエナジー」をイメージしたかのようなパッケージ。「魔力で差を付けろ‼」というメッセージがパッと目を引く。一番味の想像がつかない。
濃いめの味付けでご飯がモリモリ進む!どこか懐かしさを感じる東北大学の「普通カレー」
T.K:ドロっとしていて、少し粉っぽさも感じられますね。「じっくり煮込んだカレー」というような見た目ですね。
T:あ、見て。箱のデザインもなかなかレトロ調で可愛いよ。卒業生はもちろん、お土産として渡しても喜ばれそうだね。
東北大学生の胃袋と懐を支えた味とはいかほどか…。
いざ実食
U:なんだか給食のカレーのような懐かしい味がしませんか?
O:たしかに素朴な味ですね。安心するというか…。
H:カレーだけを食べてみたんだけど、味付けは濃いめかな?しょっぱさというか塩気も少し感じられてご飯がすごく進むし、これこそ王道カレーだね。
T:あー、確かにご飯とすごく合うね。貧食って箱に書いてあったけど、あえてご飯が進むように濃いめの味付けにしているのかもしれないね。
K:原材料はたっぷりの玉ねぎと、少し豚肉が入っているみたいです。
T:なるほど!玉ねぎが入っているから塩気を感じるんだね。
T.K:僕はこのカレーすごく好きな味ですね。この塩気の感じがちょうどご飯と合っているし、美味しいなって思いました。毎日このカレーでも飽きないくらい好みです!
全員味の感想が出てこないくらい、とにかく辛い。東北大学の「怒髪天カレー」
K:辛さを売りにしているので、てっきり真っ赤な見た目のカレーなのかな!?と想像していましたが、先程と同じく美味しそうなカレーですね。
H:そうだね、さっきの「普通カレー」と見た目は同じように見えるね。
先程と同じ大学の商品だが、そんなに見た目は変わらない…?
いざ実食
T:…あ、これは結構辛い…、辛すぎる!
H:あー、確かにこれは辛い!僕自身辛いのは好きだしむしろ得意だけど、なかなか舌にピリッと来る辛さだね。
T.K:食べ終わった後も、舌がジンジンしますね…。これは本当に「怒髪天カレー」の名前の通り、本気で辛さに特化したカレーですね。
O:最初の一口よりも、時間が経ってからの方がより辛さを感じる気がします。
K:全員味の感想が辛いしか出てこないくらい、本気の辛さを感じますね。香辛料としか書いていないけど、なにがここまで辛くしているのかが気になりますね。
U:…。(舌が痛すぎてひたすら水を飲む。)
T:水を結構飲んだけど、まだ舌が痛いな…。「怒髪天カレー」は本当に天を衝く辛さだったね。
自社ブランド牛の圧倒的美味しさ。北里大学の「草熟北里八雲牛カレー」
U:今回のカレーの中で唯一、外箱に加えてレトルトパウチにも素敵なデザインが印刷されていましたよ。
K:さすがですね。「私たちはこの商品を本気で作りました」という気合を感じます。自社ブランド牛を使用している点からも、期待が高まりますね。
T:見た目も美味しそう!結構ゴロっと肉も野菜も入っている感じで、食べ応えがありそうだね。
外箱だけではなく、レトルトパウチにも緑色の文字で説明が。力の入れ具合に一同の期待が高まる。
いざ実食
H:「北里八雲牛」って初めて食べたけど、こんなに濃厚な味なんだね。赤身肉だからか脂っぽさは全く感じないのに、程よく甘くて、口の中でとろけてなくなる感じ。
K:歯で噛まなくても食べられるお肉とは、この事を言うんでしょうね。
O:他と比べると高級志向で、ちょっと贅沢なカレーという感じがしますね。値段もこの中で一番高い540円(税込)でした。でも美味しいですね(笑)
H:今の時期だとなかなか遠くに食べに行ったりできないし、お家で涼みながらプチ贅沢気分を味わえて、むしろ最高なのでは…?
T.K:たしかに!ちなみにこの商品にも入っている「北里八雲牛」は栄養価も高くて、地域の学校給食や北里大学医学部の附属病院で病院食としても利用されているみたいです。
U:お肉のおかげなのか、カレー自体に甘みも感じられてこれはハマりそうです…。
T:ジャガイモと人参も大きくカットされていて、結構ボリューミーやね!食べ終わった後満足感が感じられるし、これは万人受けするカレーだね。
ほんのり甘味を感じるカレーと思いきや、後味に薬味!?東京薬科大学の「The 魔 curry」
U:このカレー、1本だけソーセージがはいっているんですかね?
T:ソーセージが1本…?
T.K:原材料確認してみたんですけど、これベビーコーンみたいです(笑)箱は今回の中で一番インパクトのあるデザインですね。
H:箱に味の説明が詳しく載っていない所も、謎のカレーという感じで面白いね。空けるまでのお楽しみというか、なんだかワクワクするね。
まさかのソーセージ⁉と思いきや…ベビーコーンでした。見た目は赤いカレー。
いざ実食
H:このカレー、「ごはんですよ」っぽい味がする!?食べると甘みを感じるね。
K:見た目が少し赤かったので、辛いのかな?と想像して食べてみたんですけど、全然辛くないですね。それにHさんが言っていたように、のり佃煮のような、ほんのり甘さが感じられる優しい味のカレーですね。
O:たしかに!でもそれと裏腹、食べ終わった後に薬味のような味が残りませんか?少し漢方っぽい感じというか。
K:原材料を確認すると、マカ、ガラナ、高麗人参エキス、クエン酸と、牛スネ肉が入っているみたいです。
T:なるほど、この後味はマカとか高麗人参エキスが効いているんだろうね。後味に薬科大学らしさを入れてくるあたり、面白いね!
U:カレーはご飯との相性が抜群ですけど、この「The 魔 curry」は違う意味で抜群ですね。例えるならば、のり佃煮のような「ごはんですよ」感覚でご飯に合う気がします。
まとめ
今回のカレー対決では、満場一致で北里大学の「八雲牛カレー」が人気でした。しかし素朴な味でご飯が進む東北大学の「普通カレー」や、最初はほんのり甘く、後味に薬味を感じられる東京薬科大学の「The 魔 curry」も、メンバーからは大好評でした。大学発商品だからこそ、個性的な商品や味はもちろんのこと、パッケージにひと工夫が加えられていたりと、全ての商品にワクワクさせられました。みなさんは紹介した中で、気になったカレーはありましたか?この夏は個性豊かな大学発カレーを食べて、一緒に夏を乗り切りましょう!