ほとんど0円大学 おとなも大学を使っっちゃおう

  • date:2016.11.28
  • author:高村 四郎

大学発広報誌レビュー第15回 追手門学院大学「Bridge」

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奇を衒わない、直球勝負の広報誌。

日本全国の大学が発行する広報誌を、勝手にレビューしてしまおうというこの企画「大学発広報誌レビュー」。第15回目となる今回は、追手門学院大学が発行する「Bridge」を取り上げます。

追手門学院大学は大阪府茨木市に本部を置く全6学部の文系総合大学。多くの学生が学業はもちろん、スポーツにも力を入れていることで知られています。

今回ご紹介する広報誌「Bridge」。その名称は「学生と大学のかけ橋となる」に由来しているそう。学生企画広報スタッフが毎週スタッフ会議を行いながら制作しているとのことです。現在の名称になったのは2012年からですが、それ以前にも「OTEMON PRESS」として発行がされており、その歴史は浅くありません。

学生が制作に携わっていることから、おもしろおかしい誌面なのかと思いきや、そんなことはありません。むしろ、大学広報誌として非常にスタンダードな内容と言えるでしょう。

最新号であるvol.09の特集は、「自分史上想像以上のチカラをその手に。」。現在追手門学院大学で展開されている「社会で求められる次世代型の授業」を紹介する内容となっています。

大学広報誌として非常にスタンダードなコンテンツ展開

大学広報誌として非常にスタンダードなコンテンツ展開


カリキュラムのコンセプトを解説するとともに、注目の授業を多くのインタビューを交えて紹介。学生だけでなかなかこれだけの構成を考えるのは難しいでしょうから、大学の広報担当やプロの編集者の力も借りているのであろうことが伺えます。

特集以外にも、インターンシップや教員紹介、ファッションスナップといった大学広報誌では比較的「直球」とも言えるラインナップが並びます。デザイン面では企画内容ごとにシックなテイストや楽しげなあしらいが施されており、気配りが行き届いています。細かいことではありますが、各記事の文字数がフォーマットに合わせてきちんと整えられていることもすっきりした誌面の見栄えに貢献していると感じます。

文字数をきちんと揃えるなど細かい気配りも光る

文字数をきちんと揃えるなど細かい気配りも光る


奇を衒わず、伝えるべきコンテンツをていねいに積み上げていく。目新しさはないかもしれませんが、誠実な制作姿勢であると言えると思います。


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