ほとゼロではこれまで、あんなカレーやこんなカレーを紹介してきました。
今回登場するのは「安威(あい)川ダムカレー」です!
大阪府茨木市で2022年完成予定の「安威川ダム」。カレーはそのPRとして開発されました。
実は茨木市には数種類の“○○店バージョン”が存在します。注文するとそれぞれデザインの異なる「安威川ダムカレーカード」なるものがもらえ、コンプリートする人がたくさんいるとかいないとか・・・。
なかでも今回は、茨木市にある梅花女子大学 食文化学科×茨木市×いばらき茶屋(フードコート)がコラボした新メニュー(2018年の市制施行70周年記念バージョン)を紹介します。
梅花女子大学はチアリーディングも有名ですが、食文化学科における産学連携の取り組みも活発です。
2017年には同大学×中田食品(株)×凸版印刷(株)による、梅豆乳鍋つゆ「梅なでしこ鍋」を開発。他にもイオン系列店でコラボ総菜を販売したり、学生が店頭PRに立ったりと、さまざまな実績があります。
そんな学生たちが考案したメニュー。期待がふくらみます。
カレーを楽しめるのは、イオンスタイル新茨木店3階の「いばらき茶屋」です。
阪急茨木市駅から徒歩約6分。シックなフードコートです
看板がありました!
さて、注文して待つこと数分。いばらき茶屋 ver.はこちらです!
税込700円と良心的なお値段
ドライカレーでカラフルな見た目がいい感じです。ダムを表現したごはんが、ゆるやかなカーブを描きしっかりとカレー(ダム湖)をせき止めています。
ブロッコリーと唐揚げは、北摂山系の竜王山を表現しているそう。手前のサラダとともにダム周辺の緑豊かな風景がイメージされています。
おいしそうないい色です
主役のカレーは、市内の小学校給食にも使われているという茨木市名物「龍王みそ」を使用。塩分控えめで米麹独特の甘い香りと深みが特徴です。
口に含むと、コクのある味噌の味がほんのりと感じられ、後からくる辛さとの相性ばっちり。食べ応えもあっておいしいです。白ご飯にも合いそう。
そして何より注目したのは、ココ。
温泉たまごといんげんがスタンバイ
これは、ダムから水を放流するための洪水吐(こうずういばき)をイメージしています。ダム下流の河川環境を活性化させるため、定期的に放流を行うらしいのですが、それを「フラッシュ放流」と呼ぶそうです。
では、いきます。
フラッシュ!!
・・・・・・実際はフラッシュというよりトローリと放流。
たまごと混ぜながら食べると味噌ベースのカレーがマイルドになり、また違った風味を楽しめるのもおトクです。
最後に、もちろんコレもついてきました。
安威川ダムカレーカード いばらき茶屋ver
裏面にはしっかり情報が載っています
市の名物と風景がふんだんに織り込まれたダムカレー。フラッシュ放流というアトラクションも楽しめて、学生たちの茨木市への愛着も感じる一皿でした!