大学とゲーム。
一見、相反するイメージがある2つですが、実は大学で「ゲーム」が開発されています。その最大の魅力は、なんといっても遊ぶことで楽しみながら自然と専門知識がつくこと。
そこで、これまでの記事からゲームに関する記事をまとめてみました。またゲームつながりで、ゲームセンターにあるクレーンゲームの攻略法のインタビュー記事もあわせてご紹介します。
● 日常で知っておきたい法律が学べる。慶應義塾大学発『こども六法すごろく』。
子ども向けに作られた『こども六法すごろく』は、日常の出来事と「法律」がつながるエピソードがすごろくのマスに盛り込まれ、ゴールをめざしながら専門知識がついてくボードゲームです。「少年法」と「いじめ防止対策推進法」に触れているのも特徴。開発者で慶應義塾大学SFC研究所所員の山崎聡一郎さんには、『こども六法すごろく』や、執筆された児童書『こども六法』(2019年)に込めた思いも聞きました。
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●現役東京大学院生 開発「刑法ポーカー」。なんと勝者は「最も重い罪」を作った人!
続いてご紹介するのは、法律の中でも「刑法」をクローズアップ。現役の東京大学院生の伊藤誠悟さんが開発した「刑法ポーカー」というカードゲームです。配られる手札で役をつくり、その役が一番強い人が勝ちというのは、ポーカーのルールと同じ。ただ、この「刑法ポーカー」では、勝者は「最も重い罪」を作った人になるので、勝つために自ずと刑法を学ぶことができます。
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●中央大学と日本自然保護協会の共同開発。「ウナギいきのこりすごろく」
こちらは中央大学と日本自然保護協会が開発した、絶滅危惧種の天然ニホンウナギの生態を学習できるゲームです。普通のすごろくと違うのは、先にゴールした人が勝ちではないこと。スタート時のウナギ25匹がゴールにたどり着くまでに何匹生き残れるか、そしてどうして減ってしまうのかを、参加者で話し合いながらゲームを進めます。波乱万丈のウナギの生態をゲームにすることで、私たちに何ができるかを考える、新しいタイプの「すごろく」です。
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●鹿児島大学教授が伝授! クレーンゲームの景品ゲット攻略の鍵
最後にご紹介するのは、ゲームセンターでよく見かけるクレーンゲーム攻略法のインタビュー記事。アームをうまく操作して景品を獲得することはなかなか難しいものですが、鹿児島大学の小山教授によると、物理学の視点から攻めると成功しやすくなるかも知れないというのです。ただ、ゲームセンターもいろいろと戦略を仕掛けてくるので、それをまた物理を意識して攻略していく必要があり…。読めば景品をゲットする確率が上がるかもしれません。
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デジタルゲームが流行している一方で、近頃はアナログゲームも注目されているそう。友だちや家族と顔と突き合わせて、ご紹介したゲームをチャレンジすれば、新しい発見がきっとあるはずです。