4月9日は「大仏の日」というのをご存知でしょうか。752年、奈良の東大寺で大仏開眼供養会が行われたことから制定されたそうです。あの奈良の大仏さまが完成した日なんですね。そちらにちなんで、今回はこれまでお届けしてきた、仏教にまつわる記事を集めました。
●平等院鳳凰堂に響く天上の音楽を聴く――京都市立芸術大学 オンラインセミナーをレポート
平等院は、大河ドラマ「光る君へ」でも話題の藤原道長の別荘で、子の頼通が寺院に改めたもの。その翌年建立された鳳凰堂の内部には、52体の菩薩像とともに極楽浄土の光景が表現されています。菩薩像の多くは手に楽器を持ち、音楽を奏でているそう。どんな音楽なのか、想像をふくらませてみませんか。
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●日本の明朝体のはじまりを拝見。関西大学博物館の展示「お経と印刷」
今ではおはじみのフォント「明朝体」ですが、それが日本に普及するきっかけとなったのは「お経」が関係しているそうです。普及には印刷技術も必要でした。そんなお経と印刷の意外な関連性にスポットをあてた企画展を、関西大学博物館の学芸アシスタントの方にお話を伺いながら取材しました。
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●アジアの女神は変幻自在? 龍谷ミュージアム特別展「アジアの女神たち」レポート
女神像というとどのような姿をイメージするでしょうか。この展覧会では、先史時代の土偶からインドの女神、仏教に取りこまれた女神や観音など多彩な姿が登場します。繁栄、豊穣、多産などをもたらす女神がいる一方、インドで絶大な人気があるという、悪魔を滅ぼす女神も。エキゾチックな世界をどうぞ。
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●仏教と宇宙から見えてくるものとは? 佛教大の講演会で、今後の社会に必要な 「融合」について考えてみる
「宇宙と仏教~近未来の人間の生き方から」と題された講演会です。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の岩渕泰晶氏による基調講演と、岩渕氏と佛教教育学園理事長の田中典彦氏による対談が行われました。仏教において宇宙とはどのようなものなのか、そして国や宗教などを超えた宇宙開発とは何かを考えるきっかけとなりそうです。
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音楽や印刷、アジアの女神、宇宙といったさまざまな切り口の取り組みをお届けしました。仏教そのものも興味深いですが、なじみのあるもの、一見遠いと思うようなものとのかけ合わせから、仏教が紡いできた歴史や文化、考え方をぜひのぞいてみてください。