前回「講演×試飲!大阪大学の日本酒サークルイベントに潜入(前編)」で、大阪大学日本酒サークルが主催した「第2弾スキになる日本酒」の第1部の様子や、日本酒サークルの活動についてお伝えしました。今回はその第2部として行われた、試飲会についてのレポートです。
第1部では、大阪大学にゆかりのある秋田の酒蔵、秋田銘醸、新政酒造、小玉醸造の3つの解説が行われました。第2部ではこれら酒造の酒に、サークルオリジナルの日本酒「hajime」を加え、本格的な試飲会を開催しました。
サークルのオリジナル日本酒、「hajime」。日本酒初心者を意識し、アルコールは抑え目。
法被を羽織って準備万端。
椅子が片付けられ、会場の4隅に各日本酒の試飲所が設置されます。参加者も今か今かとその時を待ちます。
待ちきれなさをひしひしと感じます。
説明ののち、いよいよ試飲スタート。和らぎ水もあるので安心。
第1部の講演とは打って変わり、にぎやかな声に包まれる会場。酒蔵ごとに4種類の銘柄が置かれ、ぐるぐると人の流れができます。自分もその流れに乗り、全種類コンプリートをめざして回りはじめました。
現存する最古の酵母「6号酵母」の親元、新政酒造が手掛けるその名も「No.6」。
とはいえ、今回は取材の身。酔いも回りもほどほどに、参加されている方の姿を少し観察してみると、想像以上に若い方の姿が目につきます。
会場の大部分は学生らしき姿で埋まっていました。
もちろん、お酒が好きそうな年配の方の姿もありますが、参加する前はどちらかというと年配の方が多そうなイメージだったので、少し意外でした。大学構内で行われたということもありますが、着実に大阪大学内で日本酒サークルの活動、ひいては日本酒の存在が着実に認知されているのか…と感じ入りました。
シメの挨拶を行う小山代表。みんな、ちゃんと聞きましょう。
楽しい時間はあっという間。小山代表が閉会を告げるシメの挨拶を行い、名残惜しい雰囲気に包まれながら今回のイベントが無事終了。講演と試飲会、なかなか欲張りな構成のイベントでしたが、知識欲と飲酒欲の両方を満たせる大満足なイベントでした。一介のお酒好きとして、こんなイベントがもっとあったら…とつい期待をしてしまいます。今後の大阪大学日本酒サークルの活躍には目が離せません!