動物との生活は楽しいもの。しかし、長く動物と暮らすためには愛情や一時の楽しさだけに目を向けるのではなく、きちんとした知識を身につけることも大切です。そのなかでも猫に焦点をあて、動物との共生を学ぶことができるのが、熊本県立大学の絵本アプリ「ねこのまち」です。
「ねこのまち」は熊本県立大学飯村研究室と熊本市の動物愛護センターが協働で制作。熊本市動物愛護センターで作成された啓発用紙芝居をスマートフォンやタブレット等で読めるようにしたアプリです。
タイトル画面
アプリの使い方はタイトル画面の「つかいかた」から確認できます。
アプリのつかいかた
「?」ボタンをタップすると、より詳しい解説を見ることができます。
設定は歯車のボタンをタップすることで変更可能。
音楽や読み聞かせのオンオフを切り替えられます。
タイトル画面の「読む」をタップすることでストーリーがはじまります。
ストーリーは右から左にフリックで「進む」、左から右にフリックすることで「戻る」ことができます。
また、「じまく」をタップすることで、音の聞けない環境でもストーリーを楽しめます。
字幕表示。スクロールすることで話を読むことができる
画面をタップすることで音のオンオフやタイトル画面へ戻るためのメニューが表示される
ストーリー中には質問があり、この選択によってストーリーやエンディングが変化するマルチエンディングになっています。
質問は全部で3つ。それぞれ二択になっており、間違った場合はエンディング後にもう一度同じ質問にチャレンジできます。
質問の画面。「?」をタップすると質問に答えることができる
質問画面。選択次第でストーリーが変化する
間違ったものがあった場合は、エンディング後にもう一度質問にチャレンジできる画面が表示される
各質問の解説を見ることも可能です。
ストーリーは猫がたくさん暮らす街で人と猫との共生をめざすもので、飼い猫との関わり方だけでなく、野良猫との関わり方についても触れています。
話がとてもわかりやすく、文章も小学生でも理解できる内容になっているうえ、大人も知っておいた方がいい知識を身につけられるので、親子で楽しむこともできます。
簡単なだけでなく、放し飼いの危険性や室内飼育のポイントなども詳しく学べるのもいいですね。
動物を飼うことを考えている人も、そうでない人も、一度このアプリで動物との関わり方を考えてみてはいかがでしょうか。