ほとんど0円大学 おとなも大学を使っっちゃおう

理系研究室は今、未来をつくってる! 明治大宮下教授に会ってきた。

2016年8月5日 / 大学の知をのぞく, この研究がスゴい!

理系の人って何してるんだろう?と、文系のみなさん、思ったことありませんか?聞いても分からないかもしれないけれど、直接聞けば少しくらい分かるかもしれない!ということで話を聞きに行きました。

答えてくれる先生は、人間の表現能力をコンピュータで拡張することを研究テーマにしている明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科教授の宮下芳明先生です。

宮下先生たちが技術協力をした、スマホでタッチ操作ができるダンボール製VR(バーチャルリアリティ)ゴーグル・MilboxTouchについても伺います。話の内容も出てくる言葉もかなり刺激的です。ではどうぞ!

理系の先生って何してるんですか?

松原 文系というか、一般の人には理系の研究者の方って、どんなことをしているのか実感がわかないのですが…。

宮下 たしかにそうですね。僕たちは総合数理学部という数学の学部ですが、一般の人からすると、「おじいさんが紙と鉛筆でむずかしい意味不明な数式を解いている」ような古くさいイメージで見られがちです。

松原 (う、ばれてる)はい。

宮下 古くさいどころか、「未来すぎる」から伝わらないんだと思ってます。

松原 (もっとわからん)……。

宮下 例えば、ギリシャ時代にアリストテレスがやっていた数学は、それはコンピュータ内部の演算原理そのものなのです。

宮下 研究の当事者たちも想像できなかったぐらい社会が変わるという点では、一番未来へぶっ飛んでるのが数学だと思います。アリストテレスも数千年後、コンピュータが出来るぜ!とは言っていなかったので(笑)。

松原 知らなかったです。タイムラグがかなりあるんですね。

宮下 そうですね。だから一般の人には実感がわきにくいかもしれない。あ、アラン・ケイさんって知ってますか?最初にパーソナルコンピュータっていう概念を考えた科学者なんですが。
当時、コンピュータは軍とか政府とか企業が持つ共有物で、個人が使うものっていう発想がまったくなかったんです。この絵、40年以上前のものですが、予言書みたいだと思いませんか?

アラン・ケイのパーソナルコンピュータのイメージ図  Children using proposed Dynabook, 1968

アラン・ケイのパーソナルコンピュータのイメージ図 
Children using proposed Dynabook, 1968


松原 すごい。iPadだ。

宮下 そうですね。アラン・ケイが提唱していた概念はかなりiPadと符合しています。A4サイズで、片手で持てるべきだとか。

松原 おお~。

宮下 こどもに与えても問題がなく低価格なもの。あとはネットワークに繋がらなければならないとか。この時代は今言うインターネットがなかったにもかかわらず、英語だけじゃなくて多言語の表示ができないといけないという記述もあります。iPad やパソコンが普及するずっと前から、科学者による構想が行われていたことになります。

松原 怖いぐらいです。

宮下 科学技術はみんな「未来すぎて伝わらない」ものですね。ドローンは第二次大戦中から研究されていますし、VRが発明されたのは60年代。3Dプリンターは1980年。
逆に言うと、科学者たちは、数十年後、数百年後ぐらいの未来であっても、それに貢献することを考えていると言えます。

人とコンピュータの関係はどうなるんですか?

宮下 世間で言われているのは、人が機械に仕事が奪われてしまう未来がやってくるといった話ですよね。まず、すでに改札で切符を切る人も、電話の交換手もいませんし、今に始まったことではない気がしています。

松原 その…もっと技術が発達した時に、人って何をするのかなって思うんですけど。人ってたぶん働きたい…と思うんですよね。

宮下 僕もそう思います。

松原 でも、何を働けば良いのか見いだせなくなりそうな気がして。

宮下 ほんと?(笑)

松原 はい(笑)。

宮下 そんなに不安がる必要はないですよ。例えば今もこの職(ライター)があるじゃないですか。パソコンやインターネットを駆使して文章を書いていますよね。

松原 でもなくなる仕事もあるしなぁとか…。

宮下 人間の表現力というのは上に上がっていくので大丈夫です。人はまだまだ表現力を高めることができます。たとえば、たくさんの人たちがボーカロイドである初音ミクをプロデュースできるようになったからといって、プロがたくさん失業したという話はあまり聞かないですよね。

松原 確かに。

宮下 むしろ人間の歌唱力は以前に比べ上がっているような気すらします。ボーカロイドのすごいところは、人間の声よりさらに高い声とか、あり得ない速さだとか人間にはできないだろうっていう表現ができるところだったりしますが、それに対抗してボーカロイドみたいに歌うのを本気でやっている人たちもいます(笑)。

松原 なるほど。拮抗してどんどん上がっていくんだ。

宮下 オリンピックの記録も止まってないですよね。人間は記録を更新し続けている。

松原 !!じゃあ、人ってちょっとずつ進化してるってことですか?

宮下 はい、身体能力も表現能力も、経済も社会システムも同じです。そんなに不安がる必要はありません。もちろん、パソコンやインターネットや携帯電話を拒絶しながらライターを続けるのがいま大変なように、「現状のまま」ということに固執しないほうがいいと思いますが。

松原 じゃあ、みんながもっと良い記事が書けるようになったり、良い表現ができるということですね。

宮下 そうです。僕たちは「表現の民主化」って言っています。

松原 みんな誰でもつくる人になるってことですか?

宮下 そうですね。僕たちは「創造的生活者」と呼んでいます。文章に限らず、音楽でもゲームでも、VRコンテンツについても、「表現の民主化」が起こってます。私たちのMilboxTouchについても、VRコンテンツを自由に開発できるようにSDK(ソフトウェア開発キット)を公開しています。


次ページでは、宮下先生の開発したMilboxTouchについて聞かせていただきました!

大学産の美味しいもので1日3食過ごしてみた。(後編)in 新宿タカシマヤ

2016年6月29日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

前半に続いて、新宿高島屋で開催された大学の物産展『大学は美味しい!!』フェアで手に入れた食材を使って、晩ごはんを作ってみました。贅沢に3大学の商品を使ってコラボレーション。まずは商品の説明から。

晩ごはん

千葉大学 園芸学部「ノンメタポーク」
東京大学 農学生命科学研究科「スモーク牡蠣の醬油仕立て」
東京農業大学 国際食糧情報学部「JAS認証 有機栽培こしひかり」

きれいな薄切りロース(200g)880円

きれいな薄切りロース(200g)880円


メイン食材は千葉大学の “ノンメタポーク”。製品だけじゃなくて、食材まで大学で作るんですね。びっくりです。ノンメタの由来はノンメタボリックからきていて学生さんの話によると、食べた人間がメタボリックでなくなるのではなく、豚自体がノンメタボリックということでした。特殊な微生物で豚の腸内環境を整えることによって肉質が良くなり、余分な脂肪がなく美味しく食べられるということです。とても健康な豚らしい。確かに、不健康な豚より健康な豚を食べたい。

海洋深層水仕込みの牡蠣(120g)1,620円

海洋深層水仕込みの牡蠣(120g)1,620円


続いてこちらは、牡蠣のスモーク醤油。植物プランクトンと海洋深層水と再生可能エネルギーについて研究をしている学部の商品なのですが、研究内容をどうやったら牡蠣に繋がるのか想像がつかないので調べてみました。
ざくっと説明すると、海の植物プランクトンを利用して、沙漠の地を良くしよう!という研究で、海洋深層水は清浄性があるので、そこに着目して牡蠣を浄化した商品開発につながったそうです。研究内容と商品のギャップが大きい…。でも、私のような一般人にも親しみやすくて美味しい商品を作ってくれるなんて、心が広いし本当にすごい。

化学肥料、農薬不使用のお米(3合)475円

化学肥料、農薬不使用のお米(3合)475円


最後は東京農大のコシヒカリ。株式会社じょうえつ東京農大という会社を起ち上げていて、研究活動と連携した商品づくりが盛ん。米だけでなく野菜や漬け物、そば、乾燥野菜、甘酒など東京農大ブランドの商品をいくつも作っています。学生も実習で畑に出て収穫や製品づくりを手伝うそう。
ホームページではお米の定期便などの通販もしていて、大学が利益を生み研究に使うというサイクルが出来ているようです。国際食料情報学部で、めざす方向とやっていることが合致しているのでカッコいい。たくましい学部ですね。

作ってみました。大学は美味しい!!定食

作ってみました。大学は美味しい!!定食

 

素材のことを知って作るとワクワクしますね。良い食材は料理するだけで楽しい!牡蠣はごま油を垂らすと美味しいと書いてあったのでちょろっとかけました。豚肉は、豚のおいしさが分かるように味付けは塩コショウのみでキャベツと炒めて、白米は土鍋で炊きました。

お米もつやつや~

お米もつやつや~


さっそくお米をひと口。甘いです。そしてくっきりした味わい。普段食べるお米より気のせいか野性味のようなものを感じます。力強いというか。けしていやな感じではなく、なんかお米ってこういうものなのかも。米で米が食べられるというやつかもしれない…。白米には鈍感なのですが、うま!ってなりました。

豚のおいしさを引き出したつもり

豚のおいしさを引き出したつもり


続いてノンメタポークのキャベツ炒め。薄切りロースなのですが、お肉ふわふわ。そしてジューシー。硬くない。そして肉の旨みー!噛めば噛むほど旨みが出てきます。豚もそんなに得意ではないのですが美味しい。なんでしょう…。風味も違うし食感も違う。決定的にいつもの豚と違うのは、さっぱりしています。ギトギト感ゼロです。炒めていたら脂が結構出てきたのですが、気にならない。むしろ豚の油でコーティングされたキャベツが美味しい。塩コショウでここまでおいしいのか…。素材の力すごい。

あつあつごはんにオン!がおすすめ

あつあつごはんにオン!がおすすめ


最後は、牡蠣のスモーク。ひと口でぶわっと広がる、牡蠣ー!スモークー!美味しいー!ぎゅぎゅぎゅっとこれでもかと旨みが凝縮されています。旨みのかたまり。すこし垂らしたゴマ油が風味を格段に上げていて、ごはんと食べるとマジで至福です。ビールでもいいかも。缶詰の牡蠣スモークは塩辛かったりしますが、この牡蠣はマイルド。バランスが絶妙です。全体的に米が進みます。大学の食材でここまでおいしい晩ごはんになるとは思いもしなかった…。

どの大学の商品も開発の軸がはっきりとしているので、とがった商品が多くとてもおもしろかったです。そして、とにかく美味しい。素材や作り方にこだわっているので、自動的に美味しくなるというイメージです。一般のメーカーにはできないような、大学ならではの商品力を感じました。また、安全面に気遣った商品も多いので、食にこだわる方におススメです。これから大学発の食が広まって、普段から買えるようになれば嬉しいなと思う商品ばかりでした。

ごちそうさまでした!

大学産の美味しいもので1日3食過ごしてみた。(前編)in新宿タカシマヤ

2016年6月27日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

百貨店の催事で人気がある物産展。北海道や九州などよく見かけますよね。今回行ってきたのは、なんと大学の物産展『大学は美味しい!!』フェア。研究成果と食を繋げた個性的な商品がたくさん販売されています。その中から気になる商品を5つピックアップして、朝・昼・晩ごはんを大学の美味しいものづくしで過ごしてみました!

では、いきます!

朝ごはん

文教大学 健康栄養学部「レジどら~紅天使de腸活~」

研究している学生が販売しているので、説明もていねいで分かりやすい

研究している学生が販売しているので、説明もていねいで分かりやすい


朝ごはんはサクッと食べられる健康そうなものがいいなあ…と探したところ目に入ったのがこちらの“レジどら”。レジはレジスタントスターチから来ているらしいのですが、まったく何か分からない…。さっそく大学発のマニアックな目の付け所を感じます。


ちなみに、レジスタントスターチとは…
野菜や果物に含まれる水溶性食物繊維と、穀類に含まれる不溶性食物繊維の両方の性質を持つ併せ持つデンプン。

ほう!分かるような分からないような…。ざっくりまとめると、おなかに良いらしい。だから腸活なんですね。機能が朝ごはんにぴったりなので、これに決定!

さつまいも餡のどらやき。1個162円

さつまいも餡のどらやき。1個162円


“レジどら”といういかつい名前とは違い、しっとりと軽い口当たりのふわふわ生地。そして中のさつまいも餡がねっとりとして、口にとろっと広がります。余韻が長い。美味しい焼芋ってこんな口当たりがするー!パーフェクトなねっとり感。和菓子として、とてもおいしい。優しい甘さで食べやすく、餡がお腹に貯まるので朝ごはんにちょうど良い。これで腸活になるなんてすごいなあ。(※このあと本当に腸活効果出ました。びっくりです)

昼ごはん

石巻専修大学 経営学部「鳥取・境港発カニだしラーメン」

カニ以外にも、シャケとサバも

カニ以外にも、シャケとサバも


続いてお昼ご飯を麺類で探していると、“カニだし”という文字を発見。カニをラーメンにするなんて贅沢すぎてもったいない!と学生さんに話を聞いたところ、鳥取県の境港市の水産加工会社から出る紅ずわいがにのゆで汁を使っているとのこと。再利用なんですね。地方都市同士の連携をして、地域の資源を使って商品開発をしているそう。経営学部らしい商品開発ですね。学部によってアプローチの仕方が違うところが、大学発の物産展という感じがしておもしろいです。

透きとおったスープに期待大。2食入り540円

透きとおったスープに期待大。2食入り540円

 

麺とスープのセットなので、具材はスーパーで買い足しました。が、なくても良かったかもしれないとひと口スープを飲んで思いました。加工品を入れるのがちょっとはばかられる雑味のない旨み。それでいて、カニの風味がしっかり。魚介系スープは物足りなくてあまり得意でないのですが、甲殻類だからなのか深みもあっておいしい。しょうゆベースの飲み干せる系のスープです。麺もつるつるもちもちで私が好きなタイプ。宮城県産の小麦粉を使ったこだわりの麺だそう。つるっと一瞬でなくなりました。悲しい。もっと食べたい。もう1食は良い海苔とか新鮮なネギを入れて大事に食べようと思います。


後編は、大学生まれの食材を3品使った、ちょっと贅沢な晩ごはんレポ!(後編はこちら

朝を制する者は人生をも制する!?早稲田の新カフェ

2015年11月27日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

今日は早稲田大学からすぐ近くにある、「グッドモーニングカフェ早稲田」に行ってきました。まだオープンして約3ヵ月の新しいカフェ。ちょっと変わった名前に込められた意味とは? 近年増えている大学とカフェの取り組みについて店長代理の柴崎さまにお話を伺いました。


グッドモーニングカフェのコンセプトは?
当店で良い朝を過ごしてもらうことで、良い一日が始まる。朝型のライフスタイルは健康な体づくりにつながる、そういう考えがもとになっています。近ごろは朝活として読書やランニングをする人も増えて、朝の過ごし方も多様になっています。そういった方の需要に応えていけるようになりたいですね。
また、ここは早稲田大学の近くにあるので、朝なかなか時間がなく自宅でご飯を食べられない学生たちにも利用してもらえればと思っています。

学生寮のエントランスに位置する店舗

学生寮のエントランスに位置する店舗


オープンのきっかけは?

はじまりは、早稲田大学から声がかかったことでした。当社は各地で大学内のカフェや食堂をビジネス展開しているので、その実績が評価され、大学側の投資協力を経て出店しました。
また、この地域は古い街で学生も多いことからカフェ文化などが根付いているのですが、10年前と比べると街の活気がなくなってきているそうで、一石を投じる意味で。今、商店街では街全体を盛り上げていこうと動いています。
当店のような新しい店、昔から残る文化の両方をうまくかけあわせて、学生や街全体がつながり、活気あふれる地域にしていきたいです。

思わず写真を撮ったカフェ付近のジャズ喫茶

思わず写真を撮ったカフェ付近のジャズ喫茶

味のある焼肉屋さん

味のある焼肉屋さん


なにか具体的にイベントなどされたりするのですか?

商店街全体で、修学旅行生を引き受けて職業体験をしたりしています。たとえば、八百屋さんでは修学旅行生たちが野菜を八百屋さんで売ったりしています。当店はカフェなので、職業体験が終わった修学旅行生たちがご飯を食べたり休んだりする場所として協力したいと考えています。

オープンしてどのようなお客さんが来ていますか?
平日は学生さんが中心ですが休日は一般のお客様が多いですね。年齢もさまざまです。偶然前を通って入ってきていただいたり、評判を聞いてきて下さったり。オープンして約1ヵ月(取材時)ですが、よく来ていただく方や客層もつかめてきました。
グッドモーニングカフェは“朝”や“カフェ”のイメージが強いのですが、夜はお酒やビストロ料理などでしっかりとしたお食事もしていただけます。今後は夜も多くのお客様に楽しんでいただきたいと考えています。

お洒落な店内。テラス席もあります

お洒落な店内。テラス席もあります


現在の学生とのかかわり方はどのような感じですか?また、これからどのようにしていきたいですか?

今はランチの場としてやカフェ利用が多く、学生の憩いの場として“空間”を提供しています。理想は学生がやりたいことや困ったことがあった時に、ここに来たらどうにかなる!というような場所にしたいです。カフェなので飲食をしたり集まるのももちろんですが、それだけでなく一歩踏み込んだ、ライフスタイルの一つに取り込んでもらえるような広い枠組みで活動していきたいですね。



大学のカフェをいくつか取材するなかで、学食の役割としてだけでなく、人が集まる場として価値を生み出すことが重視されてきているように感じています。大学を中心に学生と学生、学生と地域がつながる場を作ったり、街や地域全体のことを考えて出店する流れは続きそうです。これからグッドモーニングカフェ早稲田がどのように活躍していくのか楽しみです。

最後にオススメのグッドモーニングカフェ早稲田店限定の「早稲田バーガー」をいただきました!

早稲田バーガー750円(ランチは税込・スープ付でお得! ディナーは税抜なのでご注意を)

早稲田バーガー750円(ランチは税込・スープ付でお得! ディナーは税抜なのでご注意を)

 

バンズがふっくら!具がぎっしり!の王道バーガーです。しかもお肉は牛バラ!パテじゃないっていうところがいいですね。大学生向けにボリュームがたっぷりです。バーガー用の袋があるので、入れて食べると食べやすいです。ためらわず大きな口で食べましょう!

よくソースが絡んでいて一体感もばっちり

よくソースが絡んでいて一体感もばっちり

 

パテにはない満足感のあるグルメなバーガーです。付け合わせのポテトも塩味にうまみが足されていて癖になる味。
もちろんグッドモーニングカフェなので、朝ごはんも豊富にあります!まずは土日に足を伸ばして、良い朝を過ごしに来てはいかがでしょうか?

 

ロハスを身近に感じてみよう!

2015年10月7日 / 美味しい大学, 大学を楽しもう

近年聞くようになったロハス。だけど、「詳しくはわからない…」「体によさそう・・・」「エコ…?」という方が多いのではないでしょうか。
今後も広まっていくであろうロハスを軸に、武蔵野大学環境学部の学生たちがコンセプト作りから取り組んでいるカフェが、武蔵野大学有明キャンパス内にあります。オープンして4年目。いままでの取り組みやこれからのビジョンについて、店長の足立さんにお話を伺いました!

ほとゼロ:こんにちは。今日はロハスをキーワードにしたカフェが大学内にあると聞き、お話を伺いに来ました。よろしくお願いいたします。

足立さん:よろしくお願いします。

ほとゼロ:どのようなことがきっかけで、ここにカフェを作られたんですか?

足立さん
:ここはソトコトという雑誌を出している木楽舎という出版社が運営しています。武蔵野大学に新しいキャンパスが建ち、環境学部が入るということで声がかかりました。ここではロハスを軸に環境に関する活動をしたり、人と人とが繋がるイベントなどを行います。

ほとゼロ:そうなんですね。

緑を感じる広々とした空間。90席あります。

緑を感じる広々とした空間。90席あります。

足立さん:学生のみが利用する学食ではなく、近隣の方にも気軽にご利用いただいています。不定期ですが一般の方に向けたイベントの開催もしています。

ほとゼロ:そうなんですね。最近だとどのようなイベントを?

足立さん
:たとえば、夏祭りとか。盆踊りやお祭りが有明にはないので。お神輿まではいかないけれど、ヨーヨー釣りやわたあめの屋台をしました。

ほとゼロ:場所はここで?

足立さん
:そうです。このカフェとテラスを解放してですね。バンドも入れて音楽も一緒に。音楽と食の繋がりですね。8月23日に1日限定でやりました。

ほとゼロ:楽しそうですね。

足立さん
:あとは、7月の内1週間だけ七夕を。近所の子どもたちが短冊に願い事を書いたり、笹を装飾して楽しみました。

ほとゼロ:この辺りって住んでる方は多いんですか?

足立さん
:ここ最近、急激に増えてきていると思います。近隣にもマンションがどんどん立っていて。前の通りを歩いている人も増えてきたし。

ほとゼロ:常連さんも増えましたか?

足立さん
:おかげさまで結構増えてます。特に最近は夏休みということもあって、一般の方にもたくさん来ていただいてますね。子連れの方も多いです。

広いキッズスペースもありますよ!

広いキッズスペースもありますよ!

ほとゼロ:学生も一緒に夏祭りなどのイベントをしたんですか?

足立さん
:七夕では環境学部の子たちがやっている活動のひとつで、フェアトレード商品(途上国の生産品を公正な対価で買取り、継続的に輸入販売することで生産者を支援することを目的にした商品)であるバナナペーパーを広めているのですが、そのペーパーを使ってみんなで工作をしました。

バナナペーパー(バナナの茎と古紙を使った環境に優しい紙)で作ったアニマルクラフト

バナナペーパー(バナナの茎と古紙を使った環境に優しい紙)で作ったアニマルクラフト

足立さん:あとはカフェから出る廃油でロウソクを作ってキャンドルナイトをしたり。ほかには、環境学部はハチを育てているので、採れたはちみつをデザートにして出したり、今年から菜園もはじめたので、ハーブやバジルを作って、ジェノベーゼパスタとかに使っています。

ほとゼロ:すごいですね。環境学部の学生全員が取り組んでるんですか?

足立さん
:実際に会ったことのある学生は20人ぐらいかな?ひとりの先生がいて、その方が窓口なんです。学生との関わりのスタートは店を始めるときの内装からで、間伐材を使った店内の柱の装飾などは、学生たちのアイデアで出来ています。卒業していって新しく入ってきて、またその子たちが何かアイデアひらめいて出してくれて。七夕も最初からあったわけじゃなくて、おととしの学生が始めて、今年で2年目です。はちみつは今年からですね。

ほとゼロ:アイデアがいっぱいあるんですね。

足立さん
:あとはテラス菜園をオープン当時もやっていましたが、今年から改めて始めました。普通の菜園と少し違うのはミミズを育てているところですね。野菜の皮や芯などと一緒に専用のプランターでミミズを育てています。そして、その土から染み出た水を肥料として菜園に使っています。ミミズは正に天然の肥料ですね。
なので、ちょっとずつ学生たちと関わることが多くなってきています。

よく見るとミミズがいます

よく見るとミミズがいます

菜園のバジル。たくさんできるので小分けにして配っているんだそう。

菜園のバジル。たくさんできるので小分けにして配っているんだそう。

ほとゼロ:これからは何をしていきたいですか?

足立さん
:すぐには無理ですけど、テラスの前に芝生があるのでそこか、中庭で芋掘りできるところを作りたいです。プランターじゃなかなか育たないんですよ。小さい頃芋掘りしましたか?

ほとゼロ:しました!楽しいですよね、いっぱい採れて。

足立さん
:あれを有明の子供たちみんなでしたいんです。それをうちで料理して食べたいですね。

ほとゼロ:きっと喜びますね。

足立さん
:あとは隣にある「水の科学館」には小学生たちが遠足でやってくるので、そういう場とも繋がっていきたいですね。近所の人や小学生、そして環境と食が有明キャンパスで繋がるような。

ほとゼロ:これから有明全体がまとまっていくといいですね。

足立さん
:そうですね。みんなそういう考えは持っています。近所の人とも話すんですけど、なかなか土地に根付いている人が少ないんです。下町だったら町内会とかで仲良くなれたりすると思うんですけど、みんな基盤が違うので腰が上がらない。
そんな中、ロハスカフェARIAKEは大学との繋がりがあるので、そこを使ってこれからいろいろ出来るようになるといいなと思ってます。

ほとゼロ:なるほど。料理はロハスということでこだわりとかありますか?

足立さん
:基本は手作りです。既製品のマヨネーズとかケチャップってすごくおいしいんですけど、がんばって手作りしたり。牛乳でなく豆乳を使ったりだとか。あとバターを使わないでケーキ焼いたりとか。料理もしっかりソースから手を加えて作っています。そういうところは意識しています。

ほとゼロ:足立さんが実践する「ロハス」ってどんなことですか?

足立さん
:僕が思うのは、電気やガソリンなどのエネルギーを使わないことは大事だと分かっているけど、バスとか電車って必要だから全く電気やガソリンを使わずにはいられない。それと同じように野菜が身体に良いことは分かっているけれど、完全にベジタリアンにはなれない。ストイックな方法が続けられない時には、現実的に可能な範囲で歩み寄り長く持続させていく方法、それが「ロハス」なんじゃないかなと思っています。

ほとゼロ:なるほど。

足立さん
:無理に意地張ってやってもストレスたまるじゃないですか(笑)。そんなことしてても、心が豊かにならない。理想の田舎暮らしでも、万が一倒れたときとかのために携帯一個ぐらいは持っておこうよって。それは悪いことじゃないし。江戸時代とか昔には戻れないから。話飛んじゃいましたね(笑)。

ほとゼロ:大丈夫です。とても分かります。

足立さん
:まあそれぐらいのバランスでお料理もやってます。完全な自給自足はできないけど、手作りで出来るだけやりたいんです。冷凍されたものを温めて出すだけはいやだし、ソースは一から作りたい。学食だから低価格でおいしいものを出すっていう根底があるので、無理はしない程度ですよね。そこは正直にやっていこうと思ってます。

ほとゼロ:続けていけないと意味がないですもんね。メニューは何が人気ですか?

足立さん
:学生に人気なのはタコライスですね。一般的なカフェで使っているサルサソースとかと全く違うと思います。チリコンミートは何時間もかけて煮込んで作っていますし、自信があります。

ほとゼロ:ではそれをいただいて帰ります!

タコライス750円(ライス小盛)

タコライス750円(ライス小盛)

ということで、学生に人気のタコライスをいただきました!(筆者が胃腸の調子が悪くて小盛の写真ですみません…)
まずぱっと見て、野菜が新鮮です。それだけでポイント高い!おいしそう!まぜて一口食べると、とてもフレッシュなことに驚きます。ソースがふわっと口の中に広がるんです。そして酸味も絶妙。これは足立さんが自信を持つのも納得です。肉感がたっぷりあって、学食でこのレベルのタコライスは絶対ない。自然な風味でそれぞれがおいしいです。
手が込んでるなあと一口で分かります。染みるというか。手料理のタコライスという感じです。これから菜園が本格化していくと、もっとおいしくなるんだろうなあ…。他のメニューもとても気になる!私が学生だったら毎日くる!開放的な雰囲気も最高です。
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取材前まではロハスってストイックそうだなあ…と思っていたのですが、ゆるやかに自分たちのできることを続けていくというスタンスにとても共感できました。
お話の途中でお金を得ることも大事だけれど、細く長くでも良いから続くことが大切とおっしゃっていたのが印象的でした。ロハスには持続可能という意味も込められているので、そこが大切なんですね。

 

渋谷の裏を見にいこう!

2015年9月9日 / 体験レポート, 大学を楽しもう

“渋谷”と聞いて知らない人はいないはず。でも街の歴史については意外と知らないのではないでしょうか。今回は「死と再生」をテーマに、あまり知られていない、渋谷の裏側を知ることができる國學院大學博物館の企画展SHIBUYAをご紹介します。今回は学芸員の石井匠さんに案内をしていただきました!

まず入って目に入るのが、渋谷で発掘された旧石器時代の石器から近現代の陶器の展示。2万5千年がぎゅっと凝縮されています。写真NGなので、ぜひ間近で見ていただきたいと思います。
渋谷は早くから開発が進んでいたので、多くの遺跡が壊されているのですが、今も文化の中心としてたくさんの人や物が集まっているので、なんだか土地の力を感じますね。

突然ですが!この展示の中でひときわ目を引く存在がありまして…。横目にずっと映り込んで、無視できないので紹介してしまいます!

キラキラハチ公

キラキラハチ公

どーーーーーーーーーーーーんっ!!!!どやっ!と言わんばかりの、キラキラハチ公。このハチ公にも、この企画展のテーマ、「死と再生」のストーリーがあります。
今の渋谷駅にあるハチ公は、なんと2代目。1代目はというと、第二次世界大戦の金属回収令で、鉄の塊なってしまったんです。ハチ公の一部は船になったり、戦闘機になったりしたのかもしれません…。

銅像になってからも波瀾万丈

銅像になってからも波瀾万丈

ちなみにこちらの“デコレーション忠犬ハチ公”はテレビ東京「チャンピオンズ」の番組の中で製作されたもので、今は渋谷の名前の縁から神奈川県大和市の高座渋谷駅近くの渋谷学習センターにいます。まさしく3代目ハチ公ですね。

まつ毛もばっちり!

まつ毛もばっちり!

目線の先には初代忠犬ハチ公のパネル写真があり、新旧で対面していてシュールです

目線の先には初代忠犬ハチ公のパネル写真があり、新旧で対面していてシュールです

ネイルもHACHIKO♥

ネイルもHACHIKO♥

ハチ公ネイル2

気軽に学食、食べに行こう! with 早稲田大学学食研究会【後編】

2015年8月13日 / 学生たちが面白い, 大学を楽しもう

早稲田大学学食研究会のみなさんと一緒に、横浜市立大学・金沢八景キャンパスのシーガル食堂をレポート。気軽に学食、食べに行こう! with 早稲田大学学食研究会【前編】に引き続き、今回はおすすめの学食をインタビューします!
(幹事長の山崎さん(写真左奥)ほか、堀田悠生さん、足立優美香さん、坂爪慶一郎さんにお話を伺いました)

 

------さて、みなさん今日の学食はいかがでしたでしょうか?

山崎さん:意外とおいしかった!

足立さん:え?期待してたんじゃないの?

山崎さん:期待してたんだけど、入口のメニューちょっと少なかったから…。一瞬あれって思ったんだけど、でも、竜田丼は味が染みてておいしかった。

堀田さん:まあ生協は大体メニューが同じですからね。

ほとゼロ:そうなんですね。
じゃあ、食べに行っても早稲田と同じメニューだったりするんですか?

山崎さん:そうなんですよ。

堀田さん:早稲田だったら、大隈定食とかちょっとずつ色は入れていたりするんですけど基本は同じですね。

ほとゼロ:なるほど。平日でもみんなで集まっていくんですか?

山崎さん:放課後とか行きますよ。みんなで集まって。

ほとゼロ:放課後!?夕ごはんってことですか?

山崎さん:夕ごはんで食べに行きます。

ほとゼロ:へえー!意外です。


------みなさん入ろうと思ったきっかけとかは?

立教大学 社会学部2年生の足立さん。ほんわかしたムードメーカー的存在

立教大学 社会学部2年生の足立さん。ほんわかしたムードメーカー的存在

 

足立さん:キャッチーだったので。それに、ニッチでいいなと。

坂爪さん:やっぱり変わってて、楽しそうだなと。

山崎さん:僕はサークルの本を見ていて、偶然目に入って、いろんな大学行けるっておもしろいなというのと。大学生にしかできないっていうのも。

堀田さん:僕は大学が決まった時に、サークルどうしようかなと思っていたら、母親からめざましテレビで学食研究会ってあったよって聞いて。ちょっと調べていってみようと思って。


------食べに行く学食を決めるポイントとかあるんですか?

山崎さん:そうですね…。定例会があるので、そのときに参考にするのは過去の雑誌とかを参考にしたり、自分の中で行きたいと思ってるところを取り上げてみんなに言ったり。ネットで見たりとかですね。

足立さん:あとは、友達が行っている大学とか行きますよ。


------今まで食べた学食でおいしかったメニューは?

山崎さん:僕は東洋大学の学食ですね。おいしかった。チキンドリアなんですけど。でも、最近つぶれたかもという噂が…。

堀田さん:フードコートで入れ替わりが激しいんですよね。

山崎さん:学食研究会で2回目に食べたんです。

ほとゼロ:最初の方にヒットきたんですね。それを超えるものはまだない?

山崎さん:同じレベルはいっぱいあるんですけど、最初がやっぱり一番残りますね。

堀田さん:舌が肥えてるんじゃないですか?(笑)

全員:(笑)

足立さん:私は立教なんですけど、立教の第一食堂が好きです。

ほとゼロ:自分のところ?(笑)

足立さん:はい(笑)。かつ丼がおいしいです。

山崎さん:確かに立教のかつ丼はおいしい!

足立さん:めっちゃおいしいです~。建築も教会みたいで。ゴシックというか。ちょっとハリポタの晩餐会みたいな。

立教大学池袋キャンパスの第一食堂。クラシカルな雰囲気が漂っています!

立教大学池袋キャンパスの第一食堂。クラシカルな雰囲気が漂っています!

 

ほとゼロ:へー!素敵ですね!

山崎さん:けっこう似てます。

ほとゼロ:ちなみに坂爪さんは?

坂爪さん:僕も東洋ですね。

ほとゼロ:お!チキンドリア?

坂爪さんは早稲田大学 文化構想学部の1年生。クールで的確に答えてくれる

坂爪さんは早稲田大学 文化構想学部の1年生。クールで的確に答えてくれる

 

坂爪さん:いろいろお店があって、僕はカレーです。

ほとゼロ:東洋大学はコンスタントにおいしいということですか?

山崎さん:そうです。

堀田さん:そうです。だいたい全部おいしい。

山崎さん:学食ランキングでも1位なんです。

ほとゼロ:へー!

堀田さん:まあ、うちがつくってるランキングなんですけど(笑)。

ほとゼロ:そうなんですね。カレーはどんなのですか?

坂爪さん:インド人っぽい人が目の前でナンを焼いてくれる。

堀田さん:インド人かわかんないけどね!

山崎さん:前に調べたらネパールだった(笑)。

全員:(笑)

ほとゼロ:堀田さんは?

堀田さん:國學院大學ですかね。

ほとゼロ:なにがおいしいですか?

堀田さん:うどんですね。香川から仕入れているんです。

ほとゼロ:すごい!

堀田さん:特にカレーうどんがおすすめですね!ごろごろしたカレーがそのままかかっていて、大学生にはうれしいです。

ボリューム満点のカレーうどん!

ボリューム満点のカレーうどん!

 

 

------こんな学食があったらなとかありますか?

山崎さん:ステーキあったらいいな…好きなので。あと、学生と連携したメニューは良いですよね。ここも昔、学生考案メニューが売れていて、神奈川で人気だというのを記事で読んできたけど…

ほとゼロ:…なかったですね。

山崎さん:すごくショックです(笑)。

足立さん:私は東京でご当地のメニュー食べられたら。ほかの県のものを食べたいですね。お好み焼きとか。

ほとゼロ:さっきの香川のうどんも、ご当地でいいですよね。

山崎さん:そうですね。実際に関西大学でタコカツ丼っていう、ご当地メニューとか本当においしかったんで、増えてほしいですね。

ほとゼロ:物産展みたいに色々あると楽しみですよね。他ありますか?

堀田さん:というか、意外と探してみると実際にあるんですよね。

ほとゼロ:たとえば?

話しやすいお兄さんタイプの堀田さん。早稲田大学 教育学部2年生

話しやすいお兄さんタイプの堀田さん。早稲田大学 教育学部2年生

 

堀田さん:お寿司とか、海鮮丼とか。東大の柏キャンパスなんですけど。そこはビールも飲めて。店主さんがフレンドリーで、学食研究会でTwitterしてるんですけど、行く前に呟いていたらバレてたりとかしました(笑)。

ほとゼロ:お寿司いいなぁ…

山崎さん:あとは、ビュッフェ形式でグラム売りとかもありますよ。明星大学なんですけど、100g単位でぴったりだと半額になったり。


------サークル内の伝統とかありますか?

堀田さん:義務とかはないよね。

山崎さん:うーん…昔はあったんですけど。いただきますを言うときに、『箸取らば、親と自然の恩を知れ己一人で食うと思うな。いただきます』って言ってから食べるんです。

足立さん:えーっ!知らなかった!

山崎さん:2、3年前まで。前の前の幹事でなくなりました。活動人数が多いとテーブル分けて座るんですけど、テーブルをまわりながら言ってたんで、そうするとやっぱり目を引くことになるので…。大事なことなんですけど。

堀田さん:今は口に出さずに、心の中でね。(笑)


------最後に、みなさんにとって学食とは?

幹事長だけあって、落ち着いていてしっかり者。山崎さん

幹事長だけあって、落ち着いていてしっかり者。山崎さん

 

山崎さん:大学の学食は多様になっていて色々あるので、学食は大学の顔になってると思ってます。高校3年生にアピールする場合も学食がおいしいよとパンフに入れたり。力を入れているので。

堀田さん:うまくまとめられちゃった(笑)。

坂爪さん:あと学食は、大学の雰囲気が分かりますね。にじみ出るというか。

堀田さん:確かに。様々ですよね。

ほとゼロ:なるほど。今日はありがとうございました!

久しぶりに学食を食べて、安さとおいしさにあらためて感動しました。ほとんどの大学は一般の方も入れるので、食堂はハードルが…という方は、大学内にあるレストランへ行ってみてはいかがでしょうか?大学は緑も多く静かなので、これからの季節はランチにぴったりだと思います!

気軽に学食、食べに行こう! with 早稲田大学学食研究会【前編】

2015年8月12日 / 学生たちが面白い, 大学を楽しもう

安い・早い・うまい!?の3拍子が揃う、大学生のお腹を満たす学食。
学食で大学を選ぶわけじゃないけれど、おいしかったら結構うれしい。
お弁当でもなく、給食でもない。大学生ならではともいえる学食を研究している早稲田大学学食研究会のみなさんと一緒に、横浜市立大学・金沢八景キャンパスのシーガル食堂をレポートします!
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シーガル食堂 今日はここでランチをします!あいにくの曇天…

シーガル食堂 今日はここでランチをします!あいにくの曇天…

はじめに簡単なサークルの紹介を。早稲田大学学食研究は1999年に早稲田大学と学習院大学により設立されたインカレサークルで今年16年目。週に1~2回のペースで都内にある大学の学食を調査しているそうです。

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幹事長の山崎駿斗さん。早稲田大学 先進理工学部3年生

なんと山崎さんは、BS日テレの「週刊!大学生活図鑑」で学食の紹介をしています。ほとゼロもマニアックな大学の取材が多いのですが…学食をテレビのコーナーにするとは!さすがBSですね。


では、サークルの活動内容をさくっとご紹介します。

①メニューを選ぶ!

大学生におなじみ、生協の学食です

大学生におなじみ、生協の学食です

②注文する!

そうそうこの感じです。おばちゃんに急かされるんですよね

そうそうこの感じです。おばちゃんに急かされるんですよね

③レポート用に写真撮り&食べる!

私はそばを頼みました

私はそばを頼みました

④レポートを書く!

さすが大学生!こういうところが16年続く理由かもしれません

さすが大学生!こういうところが16年続く理由かもしれません

一気にサークルっぽくなりました。しっかり書き込みます。私も書きました

一気にサークルっぽくなりました。しっかり書き込みます。私も書きました

以上で終わり。すっきりとした分かりやすい活動です。


雰囲気は終始ゆるい感じで、スポーツ系サークルにいた私としては、なんとも不思議な感じでした。スポーツ系だとごはんの時間=反省会のようなときありますからね…。インカレサークルなので、いろいろな大学から集まっているのもあるかも。

活動後は大学構内を散歩したり、付近の名所に行く、飲み会やファミレスへ行くなどのアフター活動をしているそうです。いいですね~。今日はこのまま横浜・八景島シーパラダイスに行くそうです。楽しそうでうらやましい!ちなみに、年中会員募集中だそうです。


おいしく食べてレポートを書いたところで、インタビューへ!おすすめ学食など聞いていきます。
(インタビューは後編に続きます)

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