今シーズン「おじさんはカワイイものがお好き。(通称:おじカワ)」というドラマが読売テレビで放映されているのをご存じだろうか? 通常、おじさんはカワイイものなんか好きなはずがない……という先入観があるから、このタイトルにインパクトがあるのだろう。でも、である。実際、世の多くのおじさんたちはカワイイものが大好きだ(断言)。ついでに、甘いものも大好きだ!今回は、女子大生や女子高生はもちろん、おじさんも虜にするような、カワイイ大学マスコットキャラクターを、おじさんである筆者が集めてみた。ぜひ、カワイイ大学キャラクターの世界を堪能してもらいたい。
謎多きマスコットキャラクター、文教大学の「BUNKO」
まず紹介したいのは、文教大学の公式マスコットキャラクター「BUNKO」。創立50周年記念事業の一環として生まれた、このキャラクターはとにかく、謎が多い。まず、何の生物なのかがわからない。ポシェットの中身も謎だ。また、手に持っているのは「はんぶんこ」にしたハートなようで、うつろな目つきと相まって、受け取りようによってはだいぶ物騒だ。紹介文をよくよく読んでみると、このハートは、分かち合う幸せや、人との絆やつながりを表現しているとのこと。実は、とってもあたたかみのあるキャラクターなのである。
グッズが充実しているのも、BUNKOのステキなところだ。ぬいぐるみはもちろん、ハンドタオルや文庫カバー、さらにはLINEスタンプ(第1弾、第2弾)も発売されている。個人的にお気に入りなのはラインスタンプ。立体物では(予算的に)表現できない、さまざまな仕草や表情を見せてくれるので、そのキャラクターとなりがわかって楽しい。
グッズはどれもステキなものばかり。チャームポイントは、やっぱり目だろうか。ぼんやりしているところが愛らしい
シンプルのなかにカワイイあり。大阪経済大学の「はてにゃん。」
かわいい動物の王様といえば、やっぱり猫だろう。次に紹介したいのは、大阪経済大学のマスコットキャラクター「はてにゃん。」だ。この猫の特徴は、耳としっぽが名前にあるように?(はてなマーク)でできている。ちなみに、驚いたり、ひらめいたりすると、この?は!に変わるのだとか。こういう芸の細かさは、萌えポイントである。なお、はてにゃん。は、ウィキペディアにページがあり(!)、そこを読んでみると、最初は名前がなく使用されていて、その後、名前を募集し「はてにゃん。」「はてにゃ」「ぴんくる」「はてねこ」「くえすけ」の5つに候補にしぼられ、最終的に今の名前に決まったとのこと。くえすけ……、どういう発想でこの名前がでてきたのか、すごく気になる。
ちなみに、はてにゃん。には、大学のウェブサイトで四コマ漫画を連載している。なんともまったりとした、平和な四コマは受験生にも、ひとときのやすらぎを与えてくれるに違いない。さらに、変わり種として、昨年掲載されたリアル(?)はてにゃん。の交通広告もあわせて紹介しておこう。
サイトを見たとき(2020,9,1)の最新の四コマはvol.251。この連載数は、ほんとにすごい
交通広告に登場した、はてにゃん。これはこれでイケメンというか、イケネコである
逆転の発想が生んだカワイイの奇跡、千葉工業大学の「チバニー」
次に取り上げたいのは、千葉工業大学の公式キャラクター「チバニー」。イラストレータであり、絵本作家である坂崎千春さんの手によって誕生したキャラクターだ。このキャラクターの、ステキポイントはやっぱり顔だ。見て欲しい、チバ工(千葉工)って書いてある。言うまでもなく、キャラクターにとって、一番大事なパーツは顔である。その顔部分に、つぶらな瞳もキュートなお口も描かずに、チ・バ・工、である。しかも、これ、見慣れるとすっごくカワイイ。大学グッズにはよく、デザインがいいんだけど、大学名が入っているから日常づかいできないんだよねぇ……というのがあるが、チバニーに関しては、これだけ目立つところに入っているのに、まったく気にならないのである。
千葉工業大学の受験生応援サイトには、色とりどりの学科別チバニーや、チバニーのプロフィールが掲載されている。昼寝とピョンピョ~ンステップが得意で、学生食堂でよく目撃されるという、おちゃめな一面を持つキャラクターのようだ。
カラフルな学科別チバニー。チバニー七変化……どころじゃない!
愛想のない名前が逆に愛おしい。おいしそカワイイ、東京大学の「物性犬」
続く4匹(?)目は、「物性犬」だ。これは東京大学の物性研究所のキャラクター。物性研究所だから、学内では略して「物性研」と呼ばれているのだろう。なので、物性犬……。キャラクターの名前をつけるとき、少しでもかわいらしい名前を、という気持ちが湧きそうなものだが、この犬に関してはものすごくストレート。そもそも、名前というより犬種だ。天才バカボンの「ウナギイヌ」を彷彿させる。でも、その姿といえばどうだ。ふわっふわっのもっふもっふである。ちなみに、モチーフが犬+柏餅なのは、物性研究所が柏キャンパスにあるからだろう。
物性犬の情報を調べていると、物性研究所のTwitterにぬいぐるみの紹介を発見!物性犬のふわふわした感じが見事に表現されており、これはすごくステキだ。大学のウェブサイト等で、グッズの販売ページは見当たらなかったので、どうしても欲しい場合は、問い合わせてみるしかないかもしれない。
他にもいろいろとカワイイ大学マスコットキャラクターはいるが、今回はここまで。続きはぜひ、あなたご自身で探してみて欲しい。グッズ販売をしているところも多いので、あなたのハートを射止める推し大学キャラを見つけられたら、グッズを手元に置いておくというのもいいだろう。サン○オや○ィズニーほどメジャーではないけれど、多様性があってマニアックで面白い。大学マスコットキャラクターの世界は、宝の山である。