ビールにウイスキー、ワインに日本酒。さまざまなお酒のさまざまな銘柄が味わえる現代ですが、「大学で売られているお酒」というちょっと変わったものはご存知ですか? 大学とお酒に焦点を当てる大学発飲んだくれ紀行、今回は北の大地の国立大学、北海道大学が販売している日本酒「ポプラ並木」を紹介します。
日本人がこよなく愛するお米は、日々の主食としてはもちろん、さまざまな加工品にも利用されてきました。その中でも一番、量・種類とも多いのは、日本酒ではないでしょうか。全国の米処、水のきれいなところでは必ずと言っていいほど酒蔵があり、日本酒が造られています。全国各地にある大学でも、日本酒を取り扱っているところがたくさんあります。
純米酒「ポプラ並木」2,400円(税込)。ポプラ並木のイメージが描かれています。
箱を開けると、細長い変わった容器が出てきました。一見では日本酒の入れ物とはわからないのではないでしょうか?贈り物としてもおしゃれで良さそうです。
特長的なフラスコ型の容器です。お酒には見えない?
「ポプラ並木」という名前とデザインは、北大のシンボルであるポプラの木からとられています。明治36年に行われた林学実習で、ポプラの苗木が植えられたことがシンボルとなったきっかけだとか。大学の歴史と自負が感じられます。お酒自体も、北海道産のお米と札幌南部の雪清水で造られています。
いよいよ中身の話に移りましょう。業務も終わりに近づいた週末の社内で、お酒好きの方と一緒に味見をしてみました。
「濃い目でしっかりとした味、でも後味はすっきりしている」
「米の味が感じられる日本酒らしい日本酒」
「フロンティア精神の味(?)がする」
…などなど様々な意見が。
週末の疲れをいやす一杯。
薄く黄色がかったお酒で、お米のふくよかな香り。グイグイ飲める、というよりは腰を落ち着けて飲みたい旨みの強いしっかりとした味でした。これと北海道の食材を合わせると、さぞかしおいしいんだろうな…。クセの強い食べ物でも合いそうです。
ちなみに、この後の会社の飲み会では見事に日本酒を飲みすぎました。