全国でも珍しい公立の女子大学で、1年生は全寮制で同級生や留学生と共同生活を送るといったユニークな学びが特色の福岡女子大学。2010年から2017年まで8年をかけて整備された新キャンパスに、良い感じのカフェがあると聞いてお出かけしてきました。
開かれた大学の一環として2014年にオープンした「Cafe Nanの木」。女子大ですが、男性も含め一般の人も利用OK。キャンパス中央にある、図書館の入る建物の一角にあり、館内からも外のテラスからも入ることができます。
カフェが入る図書館棟。周りは緑が多く、くつろげるベンチも
カフェの近くの通路からの眺め。別の棟につながる大きな階段が目を引く
カフェの敷地はそこまで大きくないけれど、天井が高く、外に面した大きな窓から光がさしこむため、明るく広々と感じられます。テーブル席のほか、ソファ席やカウンター席、テラス席があり、用途や気分によって使い分けられそう。
白と赤を基調としたおしゃれな店内
4人で囲めるソファ席
一人のときは窓際のカウンター席へ
キッチンカウンターのレジで注文・会計すると、番号札が渡され、呼ばれたら取りに行くシステム。今回は同行の2人と色々オーダーし、天気も良かったのでテラス席でいただきました。
テラス席ではきれいなキャンパスを眺めながら食事を楽しめる
まずは、メインとして注文したインド風ビーフカレー。クセがなく食べやすいながらも、後味はピリッと来る本格派。雑穀米とよく合います。女子大らしく、量は少し控えめでスプーンも小ぶりなのが優しい。
インド風ビーフカレー(600円)+サラダセット(330円)
続いて、たまごとツナの2つがセットになったホットサンド。パンは自家製というだけあって、外はカリッ&中はもっちり。そして、サンドの中身はやわらかジューシーで濃すぎない優しい味付け。きちんと手作りされている…と嬉しくなるおいしさです。
自家製食パンのホットサンド(330円)+ドリンクセット(150円)
最後は、女子人気も高そうなパンケーキ。たっぷりのクリームにフレッシュなベリーがキラキラたくさん! 見た目のかわいさもさることながら、一口食べて生地のふわふわ具合にびっくり。中にはアイスクリームも隠れていてボリュームがあるのに、甘さ控えめのクリームやベリーが良いアクセントになってペロリでした。
ベリーベリーの他には、チョコバナナやホイップも。今度はこちらも食べてみたい!
ベリーベリーパンケーキ(530円)+ドリンクセット(150円)
そして、特筆すべきはコーヒーのおいしさ。実はこの「Nanの木」は、福岡市内にコーヒー豆屋やカフェを数店舗展開しているコーヒー専門店。確かな品質と技術でていねいに淹れられたコーヒーは薫り高く、雑味がなくクリアな味わい。フードとの相性もばっちりで、食後には、単に空腹が満たされただけではない、満足感と充実感が訪れました。
コーヒー豆やお菓子なども販売。コーヒー豆は挽いてもらうこともできる
ドリンクは、ブレンドコーヒー(M250円)のほか、エスプレッソを使用したカフェラテ(M330円)、キャラメルラテ(M380円)、抹茶ラテ(M350円)などアレンジメニューも豊富。また、自家焙煎のコーヒー豆も販売されていて、そのおいしさに感動した私は思わず購入してしまいました。
フードメニューも、自家製黒ゴマパンのサンドイッチ(200円~)や数量限定ランチのハンバーグプレート(520円)など、他にもおいしそうなこだわりのメニューがいろいろ。
新しくてキレイなキャンパスで、専門店のおいしいコーヒーやフードをリーズナブルに楽しめる穴場スポット。お近くの方はぜひ一度訪れてみてくださいね。