近畿大学は、西日本一帯に6つのキャンパスとさまざまな研究施設を持つ、西日本最大規模の総合大学。奈良市郊外の奈良キャンパスでは、自然豊かな環境のもと農学部の学生が学んでいます。2025年4月には、「もりもり食堂」がリニューアル。木に包まれたほっとする空間で人気のランチを味わいました!
自然に囲まれたキャンパスで森林浴気分
近鉄奈良線「富雄」駅からバスに10分ほど乗り、「近畿大学」で下車すると、目の前に奈良キャンパスの豊かな緑が広がります。一見しただけでは建物がどこにあるのか迷ってしまうほど。

中央奥、木々の間に建物が見えているのがわかりますか?
「もりもり食堂(櫻月館)」があるのは、キャンパスの中でも奥まった場所。入口すぐの「つながる館」を左手にまっすぐ進みます。通路の脇にも木々がたくさん植えられていて、気分はまるで森林浴。

中庭の手前の案内板。研究棟(ならやま館)の方へ
中庭を通り抜け、階段を上がると「もりもり食堂」に到着!
テラス席を備えた二階建てのログハウスで、周囲の自然に溶け込むデザインが素敵です。

屋根に配された緑が目を惹く建物です

入口には看板とメニュー表

暖色系の照明もぬくもりを感じさせます
ボリューム満点の「もりもりランチ」をいただきます!
注文は、券売機で食券を買ってカウンターで受け取るスタイルですが、先端的なシステムも取り入れられていて、スマホからモバイルオーダーすることも可能なのだとか(初回は登録が必要)。行列に並ばず、座って注文できるのはありがたいですね!

券売機は2台。現金払いの他、各種キャッシュレス決済に対応
メニューを見ると、もりもりランチ(\650)、ワンコインプレート(\500)、週替わり丼(\550)、今週のラーメン(\450)などの限定メニューと、唐揚げ定食(\630)、カツ丼(\500)、カレーライス(\450)、かけうどん・そば(\300)などの定番メニューがあります。ミニサラダ(\150)やフライドポテト(Sサイズ・\150)などのサイドメニューも豊富で、目移りしてしまいます。
学生がたくさん並んでいた麺類も気になりつつも、やはりここは看板メニュー。日替わりの「もりもりランチ」を選びました。この日のメニューは、小鉢付きの回鍋肉定食。メインの回鍋肉は、しっかりした味付けでごはんが進みます。サラダや春巻き、小鉢も添えられていてボリューム満点で大満足!お腹いっぱいになりました。品数が多く、いろんな味が楽しめるのも魅力的。

日替わりの「もりもりランチ」は650円。+100円でご飯を大盛にも
もう一品、「近の鶏卵ふわとろオムライス(\750)」も注文。「近の鶏卵」は近畿大学薬学部の先生が開発に協力し、低コレステロールを実現した卵だそうです。この卵を使ったオムライスは、半熟のとろりとした卵の食感と程よい濃さのデミグラスソースが絶品です。デミグラスソースには角切チーズがトッピングされ、味も食感もよいアクセントに。実は食べる前に「チーズはコレステロール値が高いのでは? せっかくの低コレステロールの卵なのに、台無しにならないのかな…」と思っていたのですが、後から調べたところチーズのコレステロール値はそれほど高くないそうです。よくないですね、思い込みって…。

卵は2個使用しているとのこと
2階にもお邪魔してみると、飲食スペースとベーカリーショップの2エリアに分かれていました。訪れた12時半頃には、残っているパンは3つほど。今度、訪問する機会があれば早めに行って、どんなパンがあるのかじっくり見てみたいものです。

ベーカリーショップの営業時間は10:00~13:30

2階の飲食スペースは仕切られているので、一人で落ち着いて過ごしたいときによさそう
カフェテリアやキッチンカーも人気
奈良キャンパス内には、他にも「カフェテリア 茶寮」があります。カフェテリアが入っている「つながる館」は、Wi-Fi完備の多目的ホールになっており、食事をするだけではなく、ゆったりとくつろぐ学生の姿がうかがえました。

「カフェテリア 茶寮」の営業時間は月~金の10:00~17:00(土日祝は休業)

コーヒーやアイスクリームといったカフェメニューの他、パンやお弁当などの軽食も購入できます

憩いの場「ブックカフェ」
中庭に学生の長蛇の列があり、何かと思えばキッチンカーが出店していました。こちらは不定期での出店とのこと。お天気の日にベンチで座って食べるのもピクニック気分が楽しめそう。

この日出店していたのは、牛タンのオーバーライスが食べられるオリンピアダイニング
ランチを堪能してさて帰ろう、と思いきや、次のバスの時間が30分後…。「つながる館」に戻って時間をつぶすことになりました。バスが少ない時間帯もあるため、訪れる際は帰りのバスをあらかじめ確認しておくのがおすすめです!