9/27(日)に東京にて「第4回シンポジウム 神戸大学のミリョク」と題し、神戸大学を受験希望の高校生に向けたイベントが開催されました。場所は東京・秋葉原UDX。当日は駅前でフリーマーケットが行われていたり、賑わいを見せていましたが会場に入ると一変、そこは正に神戸大そのもの。静かで落ち着いた空気が流れていました。
受付でレジュメと「神大緑茶」いただきました
元宝塚歌劇団にいたという学生・神谷 彩さんの歌唱で始まったこのシンポジウム。本格的なパフォーマンスに驚きました。
そして武田 廣学長の挨拶。「関東では“神大”というと神奈川大学、“しんだい”というと信州大学を思い浮かべる方がほとんど。もっと神戸大学の存在感を高めていきたい」とおっしゃっていたのが印象的でした。
その後、二部構成の講演会がスタートです。
「世界の中野日本サブカルチャー神戸からの研究発信」/油井 清光教授
「はやぶさ2 人工クレーターへの挑戦」/荒川 政彦教授
どちらの講演も興味深いモノで、高校生だけでなく、この講演の聴講に来ておられる方もおられました。
講演が終わると、3次元可視化見学会が行われました。臼井 英之教授(システム情報学研究科)、目野 大輔特命助教(計算科学教育センター)のお二人が、スーパーコンピューター「京」などで計算したデータを目で見える形の3次元画像にすることの意義などを説明。参加された方は小惑星探査機のイオンエンジンの稼働状況や、津波の動きなどの立体映像を体感されていました。
また別会場では直接担当者に相談できる高校生向けの相談会や大学グッズの展示、研究成果の発表の場も設けられていました。
奥:神戸大の様子を伝える映像の上映。手前:神戸大グッズの展示
ズラリと並ぶのは神戸大の研究成果をまとめたポスター
こちらでは神戸ルミナリエの際に使われるという「光る募金箱」の展示が。
どのようなものなのか、実際にコインを入れてみます。
コインを入れると…
虹色に光りました!
簡単な作りだそうで「ホームセンターにあるもので作れますよ!」と教えていただきましたが、そうは見えません。絶対わたしには作れません。すごい。
ルミナリエで募金を集めるためにはどうすれば良いのか、と考え作られたのがこの「光る募金箱」。実際に使っていると子どもたちが喜んで募金に協力してくれるとのこと。確かに入れたくなる気持ちが分かります。
こちらもコインを入れると光ります!
そして今回のイベントでは神戸スイーツと、神戸大で栽培したぶどう ピオーネが参加者に振る舞われました。
しっかりした甘みが味わえる神戸大学産ピオーネ
神戸スイーツ:2004モンドセレクション 最高金賞受賞「丹波 黒豆おうじ」
このピオーネが本当に美味しいんです。とっても大粒で、一粒でもしっかり食べ応えがあり、とにかく甘みがすごい。ぶどう特有の渋みが薄く、食べやすかったです。参加者の中には「美味しい!」と、何度かおかわりをされている方も!
「今年は雨の影響で持ってこれなかったんだけど、本当は梨も持ってきたかったんだよ…」と担当の方はおっしゃっていました。これだけ美味しいぶどうはどこで作っていらっしゃるのかお聞きしたところ、神戸大学大学院農学研究科付属食資源教育研究センターという場所で栽培していらっしゃいました。そこは市街地からは離れていて、自然にあふれた場所で、ぶどうや梨の栽培、牛の放牧なども行っているとのこと。
ちなみに「神戸大学ビーフ」と呼ばれるお肉は、学内の方でもなかなか口にすることがない稀少なものだそうです。機会があれば、ぜひ食べてみたいです。
そして神戸が誇るスイーツとして用意された「丹波 黒豆おうじ」。こちらも大人気であっという間になくなっていました。
スイーツにあふれた街・神戸。美味しいスイーツで糖分補給したあとはしっかり勉学に励む。正に理想的なシチュエーションですね!
今回のシンポジウムでは、大学はもちろん神戸自体のミリョクも伝えることができているように感じました。