※本記事の取材は、東京都知事による外出自粛要請前の2020年3月中旬に行いました。
東京都千代田区にある二松学舎大学は、明治10年に漢学者・明治法曹界の重鎮だった三島中洲(ちゅうしゅう)によって創建された歴史のある大学です。夏目漱石や、昨年の大河ドラマで一躍有名となった嘉納治五郎などの著名人を輩出してきました。
そんな二松学舎大学には、千鳥ヶ淵・日本武道館を見下ろしながらランチが楽しめる「Café sora」があります。大学の学食にも関わらず、レストラン並みのランチが楽しめると人気が高く、一般人の利用も可能。また、春になると期間限定の「さくらまつり」を開催しており、毎年大盛況のうちに終わるのだそう。
残念ながら、今年は新型コロナウイルスの影響で「さくらまつり」は中止となりましたが、噂の展望とレストラン並みの食事を楽しみに行ってきました!
内堀通り沿いにある二松学舎大学の1号館
二松学舎大学は、地下鉄「九段下」駅から徒歩で10分ほどの場所にあります。「Café sora」がある1号館の13階へは、専用のエレベーターで向かいます。
1号館正面入り口すぐにあるエレベーター
13階の「Café sora」に着いたら、受付で食券を購入して、係の人へ渡します。メニューは日替わりランチとハンバーグランチとカレーランチの3つ。
こちらが「Café sora」の受付
この日の日替わりランチは「鶏もも肉のソテー おろしポン酢」です。どのメニューにも、サラダと紅茶・コーヒーのドリンクバーとデザートが付いています。
本日のメニューが書かれた看板
金額は3つとも一般利用者は1100円(税込)、学生は900円(税込)になります。この日は、私は日替わりランチに、友人はハンバーグランチにしました。
レストランのようにテーブルにクロスが敷かれている
「Café sora」は、フロアの半分が一般客利用スペース、半分が学生利用スペースに分けられています。靖國神社側にある一般客利用スペースからは、噂通り千鳥ヶ淵と日本武道館が望めました。
窓際の席からは日本武道館が見えた
私たちが訪れた日は、桜の開花宣言が出たばかりのタイミングだったので、残念ながら桜は1~2分咲きといったところ。カメラをズームにしたら、うっすらとピンク色に染まっているのがわかる程度でした。訪れるのが翌週だったら、ピンク色に染まった景色が楽しめたかもしれません。
気を取り直して、料理が来る前にドリンクコーナーへ。
コーヒーと紅茶がズラリ
おかわりするのが楽しいドリンクバー
アイスコーヒーにホットコーヒー、紅茶の葉の種類も多く、充実しています。しばし、コーヒーを飲みながら世間話をしていたら、お待ちかねの料理が到着しました!
お待ちかねのランチの登場
日替わりランチの「鶏もも肉のソテー おろしポン酢」です。付け合わせは、大きめのじゃがいもとブロッコリー。さらに、サラダとライスがついてきます。お肉だけじゃなく、野菜もきちんと摂れるのがうれしいですね!
脂っこくないのでパクパク食べられる
鶏もも肉は柔らかくて、ナイフがスッと入りました。おろしポン酢ソースのおかげで、さっぱりしていて、いくらでも食べられます。
少し大きめでふっくらしたハンバーグ
「ハンバーグランチ」の方は、ソースが毎回変わるとのこと。私たちが訪れた日は、キノコとガーリックのソースでした。しっかりガーリックが効いた大人のハンバーグに、ご飯がどんどん進みます。また、たまに出てくるキノコの食感も楽しい!
お持ち帰りしたいくらい美味しいガーリックソース
ハンバーグ自体もふっくらしたやや肉厚タイプで、ジューシー。食べ応えもあります。
オレンジのムース(プリン?)とビターなチョコレートのコンビネーションが美味しい
この日のデザートは、「オレンジとショコラのケーキ」。さっぱりとしたオレンジとビターチョコの組み合わせが最高です。甘さ控えめなので、甘いものが苦手な人にもオススメです。あたたかい紅茶と合わせて、優雅なティータイムを楽しみました。
今回訪れた日は、桜が咲きはじめたばかりでしたが、次回は桜満開の時に訪れてみたいと思いました。もし、靖國神社や千鳥ヶ淵近辺へ行く際には、ぜひ二松学舎大学の「Café sora」にも立ち寄ってみてくださいね。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、「Café sora」は5月6日(水)まで営業を中止しています。また、状況によっては期間に変更が生じる場合もあるので、訪れる際には二松学舎大学の総務・人事課(TEL 03-3261-7407)に問い合わせることをオススメします。
【参考】https://www.nishogakusha-u.ac.jp/news/?contents_id=1564