東急ハンズといえば、工具や雑貨、アウトドア用品などの豊富な品ぞろえが魅力的な都市型ホームセンターである、この東急ハンズがプロデュースしたカフェがあるというだけで驚きなのだが、なんとそのカフェが大学内にあるというのだ。一体どんなカフェなのか、現地に行ってみた。
今回、訪れたのは、東急ハンズと奈良県にある総合大学、帝塚山大学がコラボレーションした「TEZUKAYAMA FOREST CAFE」。2015年9月にオープンしたこのカフェは、店名に“フォレスト”とあるように森の中にあるカフェをイメージしており、“木漏れ日”を空間演出のテーマにしているとのこと。
実際に訪れてみると、カフェ内の床、天井、テーブルはすべて木で統一されており、とても落ち着いた雰囲気。黒板のついた大きな円柱が、いくつもカフェ内にそびえており、これがまるで大木のようだった。
また、店内には学生に混じって、学外から訪れた一般客らしき人の姿も。いろんな世代の人が気兼ねなくくつろいでいるのは、見ていて心地がよかった。
料理はカウンターで頼み、できあがったら取りに行くスタイル。メニューを見てみると、サンドウイッチやスィーツが充実しており、なかには奈良の老舗牧場である植村牧場の牛乳を使ったドリンクや、帝塚山大がプロデュースした大和ベジサイダーや帝塚山ロールなどの名前も。ちなみに大和ベジサイダーについては、以前、ほとゼロの記事で取り上げているので、興味のある方はぜひ読んで欲しい。
いろいろと悩んだあげく、頼んだのは人気商品だと店長にすすめてもらった「わ〜のスイートポテトパイ」と、植村牧場の牛乳を使った「まほろばプリン」。ちなみに帝塚山大の男子諸君にはスィーツ男子が多いらしく、わ〜のスイートポテトパイはボリュームがあり、男子にもかなり人気だとか。
わ〜のスイートポテトパイ(300円)
まほろばプリン(250円)
で、実際、食べてみると、うん、やっぱり美味しい。わ〜のスイートポテトパイは、あったかくてサックサクのパイと冷たいソフトクリームの組み合わせが絶妙。まほろばプリンは濃厚だけど甘すぎずクセになる味だ。学内でここまで本格的なスイーツを楽しめるのは、かなり贅沢なのではないだろうか。
帝塚山大はフォレストカフェが一般利用できるだけでなく、大学の図書館も一般利用できるうえ、年間60回ほど公開講座も開催している。わざわざカフェだけのために大学に行くのは…という人も、これら取り組みと合わせて利用してみれば、重たい腰もグンッと軽くなるはずだ。ただしフォレストカフェは土日祝が休みなので、利用するときはご注意を!