社会人になって早数年、この頃一気に増えたのが友人の結婚式ラッシュ。去年も2件の結婚式に参加しました。あいつもいよいよ家庭人か…と勝手に感慨深くなるものです。そんな中、ちょっと変わった結婚式に参加してきました。
大学時代からの友人から来た結婚式の案内。会場名を見てみると、関西学院大学という見慣れた名前。どうやら挙式を母校で行うとのことで、記事にさせていただきました。
関西学院大学は1889年に設立された、兵庫県でも古参の大学の1つ。キリスト教、プロテスタント系の流れをくむ大学として知られています。そのため、キャンパス内にはチャペルもあり、キリスト教にまつわる科目も多々。アメリカの建築家、ヴォーリズが手掛けた見事な西洋建築が親しまれています。正門から覗く時計塔と中央芝生の姿に、懐かしさを覚えます。附属の中高から進学する学生も多く、そんな人たちは大学に対して愛着も(おそらく)深いものがあります。今回の新郎である友人もおそらくその1人。
結婚式は、西宮市上ケ原キャンパスのチャペルと、併設されている関西学院会館を使って行われます。大学での挙式は、関西なら同じくキリスト教系の同志社大学、変わったところで龍谷大学の仏前式などもあるようです。通われていた方なら一度目にしたことがあるかもしれません。
学生時代、土日に大学に行くとたまにその様子を見ることができましたが、まさか自分が参加するとはその時思ってもいませんでした。
3年ぶりに足を踏み入れたキャンパスは、当たり前ですがほとんど変わっていませんでした。挙式は、正門に入ってすぐ横のチャペル、ランバス記念礼拝堂で行われます。受付でプログラムを配り、しばし。参加者も大学時代の友人が多く、ちょっとした同窓会のよう。
卒業生に人気があるのは、こういった気安さがあるからかもしれません。
牧師資格を持った教員が誓いの言葉を促す。
新郎新婦の退場。このあとシャボンシャワーに見舞われていました。
チャペルから出た後は、関学名物の中央芝生で一堂に会して記念撮影を行います。土日とはいえちらほら人影があり、かなり注目されます。
並んで記念撮影。写ってないですが、背後に時計台があります。
式の後は、隣にある関西学院会館で食事を行います。学生時代、まるで縁のなかった場所ですがかなり綺麗で豪勢。知らんかったぞこんなところ…。
皿の柄まで校章と関学尽くし。
コース料理を楽しんでいると、さりげなく学校のシンボルの三日月が登場するなど最後まで関学を意識させる結婚式でした。
見えづらいですが十字架の飾りつき。
アピールしてくる三日月。
あまりイメージの湧かなかった大学での結婚式ですが、なじみのある場所であるからか変な非日常感があり、かなり興味深い体験でした。キャンパスの建物など、統一感があることも良い雰囲気を出して、これはアリです。卒業生の方もそうでない方も是非ご一考を。