ほとんど0円大学 おとなも大学を使っっちゃおう

  • date:2016.10.28
  • author:河上 由紀子

最新のキャンパスってこうなってます!大谷大学「慶聞館」

京都の大谷大学に、2016年9月、新たな教室棟「慶聞館(きょうもんかん)」の中央・南エリアが2018年4月のグランドオープンに先駆けて誕生しました。地上5階建て、近代的なガラス張りの建物に京都らしいシックな色合いです。かっこ良くておしゃれな建物で、学生さん達がうらやましい!興味津々で見学させていただきました。

大谷大学は、国の登録有形文化財に指定されている「尋源館(じんげんかん)」がシンボルの歴史ある大学です。
大谷大学には文学部と短期大学部がありますが、2018年度には社会学部、教育学部が新設される予定。これからの時代に合わせたキャンパス作りが進められています。

尋源館

尋源館

 

その一つが今回ご紹介する「慶聞館」。スタイリッシュな外観ながら、どこか“和”な雰囲気も感じさせる建物で「尋源館」や他の施設ともマッチしています。

これが学び舎とは・・・!

入るとすぐの広々としたフロアには、おしゃれな椅子やソファー、海外の空港にありそうなカフェ。焼きたてのパンがどんどん運ばれていました。(カフェや学食は一般の方も利用可能!)

1階フロアの「学生ロビー」

1階フロアの「学生ロビー」

 

学生がよく利用する教務課や学生支援課、キャリアセンターなどの事務室も1階に集まっており、ガラス張りでとても入りやすい雰囲気。

自分の学生時代を思い出すと、事務室はキャンパスのあちこちに点在していたし、壁の向こうで入りづらい場所でした・・・。こうして集約されているとすごく便利!

さらに館内は吹き抜けになっており、なんとも快適な施設。いいなぁという言葉しか出てきません!

明るい光が差し込む吹き抜け

明るい光が差し込む吹き抜け

 

さて、新築のにおいがするガラス張りのエレベーターに乗り込み、まずは5階へ上がってみました。

吹き抜け横の廊下には、コモンスペースと呼ばれる、グループワークやミーティングに適した共有スペースが設けられています。

コモンスペースは学生が自由に活用できる

コモンスペースは学生が自由に活用できる

 

机やホワイトボードが並び、少人数用スペースもあり。ホワイトボードや様々なデバイスからモニターに投影してグループワークができるようになっています。

同じく5階の先生の個人研究室エリアを通り抜けると、マルチスペースが現れました。こちらはじゅうたんが敷かれ、ソファーも落ち着いたデザイン。先生方の打ち合わせや学生の自習利用はもちろん、学会のレセプションなどもできるそうです。

各階にあるこのマルチスペースは、机と椅子のデザインがそれぞれ違うものになっていて、すでにお気に入りの場所で勉強中の学生がちらほら。
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マルチスペースは落ち着いた空間からカジュアルな空間と様々に設置

また、ここからは尋源館がとてもきれいに見えるんです! 「赤レンガ」の眺望を大切にした空間です。
たびたび尋源館は見ていますが、この角度は初!

歴史を感じられるビュースポット!

歴史を感じられるビュースポット!

 

また、こちらは2、4階にあるサブゼミスペースと呼ばれるところです。プロジェクタとホワイトボードがあります。

開放的な2階のサブゼミスペース

開放的な2階のサブゼミスペース


特に2階は、開放的な空間でプレゼンテーションをしたり、他の学生の発表を近くで見学できたりします。見られていると緊張しそうですが、そんな経験が刺激となり、学生の大きな成長につながるのかもしれません。

各教室もやはりガラス張り。集中力がアップしそうです!

ピリッとした空気がこちらにも伝わってくるよう

ピリッとした空気がこちらにも伝わってくるよう

通常は一般教室。机を持ち上げるとPC教室に早変わり

通常は一般教室。机を持ち上げるとPC教室に早変わり

新教室棟建設にあたり、伐採された樹木が再利用されている

新教室棟建設にあたり、伐採された樹木が再利用されている

他にも、フレキシブルスツール(腰掛け)やフレキシブルテーブルといった、学生が自由に動かして利用できる設備がたくさん。

実は、今回取材したのは慶聞館の「中央・南エリア」と呼ばれる部分で、「北エリア」は現在も建設中。完成後は慶聞館の向いにある研究施設とブリッジでつながり、より学生の学びを活性化させることが期待されています。

図書館や博物館のある施設と連結ブリッジでつながる(写真はイメージ)

図書館や博物館のある施設と連結ブリッジでつながる(写真はイメージ)

 

北エリアは2018年4月完成予定。全エリアのオープンが楽しみです!

さて、一通り見学を終えたところで、2限目終了の時間が来たようです。吹き抜けにある階段から、ランチに向かう学生たちが降りてきました。

1階のカフェか学食に続々と向かう模様

1階のカフェか学食に続々と向かう模様

 

なんと大谷大学では、学内食堂も慶聞館と同時期にリニューアルオープンされたんです。
すごい大盛りのカレーがあるとかないとか・・・!
というわけで、次回はカフェと学食のグルメレポートをお届けします!

後編はこちら!

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