12月に、とうとう冬も本格的に到来かぁ…と思っていたら、1月になるとさらにそこから寒くなってきた、しかも桁違いに。毎年のことではあるけれど、この時期は本当に寒い。寒いというか、もうほとんど痛い。こんな時期にこそ、体調管理をしっかりしないといけないわけで、ぜひ役立てて欲しい大学発商品があるので、これについて紹介していこう!
ダイエットにも最適、長崎が生んだ不思議なお茶
まず紹介したいのが、こちら、長崎県と長崎県立大学、長崎大学、九州大学が共同開発したお茶「ワンダーリーフ・美軽茶」。このお茶は、長崎特産の「びわの葉」と「お茶の葉」を揉み込んで、一緒に発酵させる「混合発酵」という世界初の製茶法で作られたお茶になる。「カテキン重合ポリフェノール」なるものが多く含まれており、高い脂肪燃焼効果と脂肪吸収を抑えて体外へ排出する効果などがあるという。
実際に飲んでみたところ、味は紅茶に近いものの、それより渋みが少ない。ほのかな甘みもあって、かなりおいしい。正月太りした身体をすっきりさせるのに、もってこいのお茶なので、ぜひ冬にこそ常飲してもらいたい逸品である。
アミノ酸サプリで、厳しい冬も乗り切ろう
続いて取り上げるのが、東京大学発の人気商品「体力式Ⓡアミノ酸ゼリー」だ。これは健康維持に必要なアミノ酸900㎎と10種のビタミンを素早く吸収できるゼリータイプのサプリメント。味もさわやかなリンゴ味で飲みやすく、ちょっと体力が落ちているなと思ったときに飲むと、回復を感じられる。
ちなみにこのゼリーは、大谷勝(元 東京大学大学院特任教授)のアミノ酸研究の成果をもとに商品化された。この研究では「アミノスタローン」と名付けられた競走馬を使って、効果実験を行ったのだが、これがなかなか面白い。
「アミノスタローン」は母馬の胎内にいるときに、母馬にアミノ酸を含んだ飼い葉を食べさせ、誕生後もアミノ酸を含む飼い葉で飼育された。決して速くない父母をもつ馬だったのだが、この飼育方法のおかげで、東京シティ競馬で6勝を挙げたのだ。何よりも血統がものをいう競走馬の世界で、これは大きな快挙だった。
現代社会におけるサラリーマンは、会社というジョッキーに鞭打たれながら走る競走馬みたいなものである(やさぐれ気味)。人はもちろん、馬にも効果が期待されるアミノ酸を摂取して、この寒くて厳しい冬場のレースに勝利して欲しい。
冬場ののどケアは音大発ののど飴で
冬は空気が乾燥するため、のどがイガイガする人も多いように思う。そんな人にぜひ手にとって欲しいのが、「ボイスケアのど飴」だ。この飴は、カンロ(株)と国立音楽大学の声楽を学ぶ学生と教員によって共同開発された。
声楽を専門にする学生といえば、のどのケアを常に考える、のど飴のヘビーユーザーである。そんな学生たちの意見を取り入れ、トライ&エラーを繰り返し、なんと3年もかけてこの飴は開発されたのである。
さてどんな味なのかとなめてみたところ、甘さのなかにハーブの苦みが感じられる。すーっとする感覚が、いかにものどによさそうだ。甘さやおいしさだけを考えた“飴ちゃん”じゃなく、のどを第一に考えた、これぞ“のど飴”というストイックな味である。
のどを酷使する人たちから、お墨付きをもらった飴だ。営業マンや店舗スタッフ、おしゃべりなおばさまなど、日頃からたくさん声を出す人に、冬場ののどケアアイテムとしてぜひ活用してもらいたい。
今回は“冬場におすすめしたい”をテーマに、大学発商品を3つピックアップしてみたが、いかがだっただろうか。これから寒い日が、もうしばらく続きそうである。おいしいうえに、体調管理にも役立つ、これら優れものたちをうまく活用して、ぜひ今年の冬を乗り切って欲しい。