650万。この数字何だと思います?実はコレ、2015年の「京都造形芸術大学卒業展/大学院修了展」の総売上。学生の作品販売も行うこの卒展が、今年は2月27日(土)~3月6日(日)まで開催される。内2日間はオープンキャンパス(事前予約制)とも初コラボ。毎年1.5万人の来場者数を誇る、本気のアートフェアをお見逃しなく!
京都造形芸術大学の卒展は、まずそのスケールに圧倒される。80,000㎡以上ものキャンパス全体を使って、学生作品を展示しているのだ。絵画、立体、染色作品、インスタレーション、建築模型、映画、ドキュメンタリー作品、舞台公演などなど、13学科すべての作品(総勢750名以上!)を一挙に楽しむことができる。
圧巻のスケール
キャンパス全体が美術館
それだけでも十分活気が伝わってくるが、卒展そのものがアートフェア(作品を展示販売するイベント)になっているのがすごい。京都造形芸術大学は、全国の美大・芸大に最も先駆けて卒展をアートフェアとして展開したそうで、未来のアーティスト発掘のため、有名ギャラリストやコレクターが多数やってくるという。
学生は目の肥えた業界人相手に自らプレゼンし、値段交渉を行う。自分がコレクターでなくとも、そんな生々しい現場をチラ見できそうなのはおもしろい。(自分が学生だったら、これはかなりキツイ泣)
作品は個展形式で展示されている
さらに3月5日(土)、6日(日)は事前予約制(定員100名/2月18日(木)17:00~受付開始)にてオープンキャンパスを同時開催。受験を考えている人向けに、卒展を監修する美術工芸学科学科長、椿昇教授のレクチャーや大学全体説明会、作品の鑑賞ポイント解説、卒展見学ツアーといった充実のプログラムが用意されている。
また、入学個別相談コーナーのほか、3月5日(土)には卒展をきっかけに有名ギャラリーにスカウトされた卒業生を招いて、トークショー『絵を描きつづけて、見つけたこと』もあるので要チェックだ。
学生スタッフに気軽に話しかけてみよう
京造ならではのゲストに会える
ほかにも、学生作品を手頃な価格で買えるミュージアムショップ、カフェ、外部のクリエイターによるレクチャーなど誰でも参加できる特別企画がいっぱい。受験生はもちろん、アート好きからちょっと縁遠い大人も、京造卒展の熱いエネルギーをぜひ感じてみてほしい!