昨年、大好評だったトークイベント「珍獣Night」を今年も開催します!今回は、この夏に出版した『先生!なぜその生きものに惚れたんですか?』(玄光社)の出版記念として、本書に登場いただいたオオグソクムシ、ナメクジ、ナマケモノの研究者をお招きして、ゆる~く、そしてときにはアツく、生きものや生きもの研究の魅力についてお話いただく予定です。今回はそんなトークイベント「珍獣Night 第二夜」について、見どころを一足先にお伝えさせてもらいます。
◆ほとんど0円大学トークイベント「珍獣Night 第二夜」◆
日時:2025年11月29日(土)16:00~18:00
会場:エマ梅田(大阪・西梅田)・オンライン同時開催
参加費:
・会場 500円
・会場(登壇者3名のサイン本つき・限定10名) 2480円
・オンライン 無料
※会場参加者限定 特別なおみやげをプレゼント!
お申し込み締切:11月27日(会場参加は定員に達し次第締め切らせていただきます)
詳細・お申し込みについては特設ページをご覧ください。
▶前回の「珍獣Night」の開催レポートはこちら
▶書籍『先生!なぜその生きものに惚れたんですか?』の紹介記事はこちら
生きものを〈知る〉をテーマに、みんなで一緒に語り合う
書籍『先生!なぜその生きものに惚れたんですか?』は、ほとんど0円大学の人気連載企画「珍獣図鑑」をもとに生まれました。本書籍も「珍獣図鑑」も共通するのは、単に生きものの生態を伝えるのではなく、生きものの研究者や研究にもフォーカスしているところ。今回の「珍獣Night 第二夜」は、生きものの研究者や研究の魅力をどっぷり味わえるイベントにしたいと思い、「生きものを〈知る〉ということ」をテーマにしました。
「生きもの」といっても、その生態は実に多様です。研究のアプローチも、フィールドワーク、飼育、実験、解剖など、さまざまな方法があります。異なる生きものを、異なる視点と手法で研究する3人の研究者は、それぞれどのように生きものと向き合い、どんな瞬間に「知った」「わかった」と感じるのでしょうか。そもそも、生きものを〈知る〉とは、どういうことなのでしょうか——。
抽象的な問いではあります。でもだからこそ受け取り方は人それぞれなわけで、語り合うことによって、生きものを〈知る〉とはどういうことかが、ちょっと立体的に見えてくるのではないかと思っています。そして、ただ話してもらうのではなく、参加者の皆さんからも質問をもらって、一緒になって思いを巡らせる場にしていきたい。いろんな視点が混ざり合うことで、たくさんの“へぇ”が生まれてくる、そんなひとときを一緒に楽しみたいなと考えています。
オオグソクムシ、ナメクジ、ナマケモノの研究者が登壇!
では、そんな「珍獣Night 第二夜」に登壇していただく研究者の方々をご紹介しましょう。扱う生きものも、研究内容もばらばら。タイプの異なる研究者が混じり合うことで、どんなトークが繰り広げられるのか、今からとっても楽しみです!

オオグソクムシ研究者・森山 徹先生(信州大学 繊維学部 准教授)
神戸大学大学院自然科学研究科知能科学専攻博士後期課程修了。三菱電機株式会社を経て、研究者の道へ。研究分野は比較認知科学、動物行動学、心と意識の科学。研究課題はオカダンゴムシとオオグソクムシの心理学・認知科学、ミナミコメツキガニの社会創発実験、モノの心理学の構築。著書に『オオグソクムシの本』(青土社)、『モノに心はあるのか』(新潮選書)など。
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ナメクジ研究者・宇高 寛子先生(岡山理科大学 生物地球学部 准教授)
動物生理学者。大阪市立大学大学院理学研究科後期博士課程修了。大阪市立大学 特任教員、ウェスタンオンタリオ大学 博士研究員、京都大学 助教を経て現職。主な研究課題はナメクジの生活史の解明、マダラコウラナメクジの日本における分布可能域の推定、チャコウラナメクジの低温耐性の解明など。著書に『みんなの研究 チャコウラさんの秘密を知りたい!ナメクジの話』(偕成社)がある。
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ナマケモノ研究者・村松 大輔(奈良教育大学自然環境教育センター 特任准教授)
京都大学理学研究科博士後期課程修了。2009年博士号(理学)取得。カニの一種であるハクセンシオマネキのオスがハサミを用いて行うコミュニケーションや、巣穴の周囲に作られる構造物など、視覚的なシグナルについて研究。アマゾンの生物多様性保全プロジェクトに参加し、ナマケモノの現地調査を実施。ナマケモノ研究者として、イベントやメディアへの出演多数。
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ちなみに今回、先生方のサインの入った書籍『先生!なぜその生きものに惚れたんですか?』つきの入場チケットも販売します。限定10名なので、ご希望の方はお早めにお申し込みください!
現地参加者には、ここでしか手に入らないアクキーをプレゼント!
最後に、今回、会場参加の方にプレゼントするアクリルキーホルダーのデザインができたので、こちらをお披露目させてもらいます。

よくないですか?このアクキー。イラストは「珍獣図鑑」や今回の書籍で生きもののイラストを担当した編集部員・谷脇の力作です。なんとこちら、今回のイベントのためだけに作成した非売品なんです!
どんな話が繰り広げられるのか、ワクワクしながら、そして内心ドキドキしながら、現在編集部員総掛かりで準備を進めています。近隣でお時間のある方は、ぜひアクキーを手に入れつつ、ちょっとディープな生きものトークを楽しみに現地にお越しください。遠方の方も、ぜひぜひオンライン配信でご参加ください。一同、皆さまとお会いできるのを心待ちにしています!
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(編集者・ライター:花岡正樹)