国民食と呼ばれて久しいカレー。外食でも家でも、定番のメニューの1つです。お手軽なインスタントも、多種多様な商品が店に並ぶなど、日常生活には欠かせないものになっています。そんなカレーですが、いろいろな大学が個性ある商品を出しているのはご存知ですか?以前ご紹介した記事で手に入れた商品を、社内で食べ比べしてみました。
☆メンバー紹介
花(男性)・中(女性)・河(女性) ・岸(男性)・一(女性)
7月某日まだまだ日の高い午後5時ごろ、3種類のカレーが5人分、計15皿が会議室に並べられました。それに向かうのは前回のチョコレートレビューで意見を飛ばした4人+1人。
各々が好き勝手に、商品について語り合いました。
まずは今回のカレーの紹介です。取り上げたのは、信州大学の「信大きのこカレー」、慶應義塾大学の「山食カレー」、そして京都大学の「総長カレー」。
長野県産を前面に押し出した信州大学の「信大きのこカレー」。地元パワーは他府県民に通じるか。
ビジュアルで勝負を仕掛けてくる慶應義塾大学の「山食カレー」。伝統の食堂の味が通じるか。
ひときわ豪華なパッケージがまぶしい京都大学の「総長カレー」。存在感のある肉、そして味が吉と出るか凶と出るか。
信大きのこカレー
中:私キノコ好きなんで、これ結構好きです。しめじの味はあまりしないかも。
岸:思ったよりキノコ入ってましたね。
一:ちょっとしめじの風味はするかも。
花:パッケージにある通り、食感が残ってたね。
中:食感が面白かったです。
河:後味がさっぱりしてるのはりんごだったのかな?
岸:商品として結構完成度高いですよね。
花:パッケージがちょっと散らかってるかな。
総長カレー
一:おいしかった!
中:辛かった!あと肉が大きかった。
花:これってカレーというより何か別の料理みたい。子どもの頃食べたカレーとは印象が違う。
岸:ごはんというよりパンとかサフランライス?
河:スパイス効いてましたね。味が重層的。
花:牛肉のスパイス煮込みというか…。メインは肉?
岸:欧風カレーをイメージしてたけど、予想を裏切られた。ちなみにお値段は一番高い648円でした。
花:それやったら普通に食べに行くかも。ただ、そのあたりとも張り合える味。総長の名に恥じない。
岸:さすが総長、良いもの食べてますね。
山食カレー
岸:あまりカレー自体に訴求してないパッケージですよね。
花:この料理長を一番前面に押したいんだろうか。味としては家庭的というか、ほっとする味だね。
中:大学の学食のカレーなんですね。
河:優しい味というか、まったりした昔ながらのカレーですね。
中:でもやっぱりこのパッケージがすごいですね…。
岸:なんだろう、料理長のキャラクターを推したいのかな。
花:初代と2代目の写真まで入ってるからね。日常の味なのは面白い。
中:慶應の近寄りがたさが薄れたかも。
河:慶應を身近に感じました。
花:三田キャンパスの学生はやっぱり食堂に帰属意識があるのかな~。
投票へ
色々と意見が出そろったところで、いよいよ投票へ。各々1位だと思ったカレーは…
京大有利ですがばらけました!各々の思いは…。
まず、信大きのこカレーに1位票を投じた方は…。
中:キノコの食感が良かったし、穏やかで好みの味だった。最初に食べた京大カレーのスパイスが強かったせいもあるけど…。見かけたら買う候補に挙がります!
続いて、3票を集め最多1位票となった京大の総長カレー。
岸:やっぱりこれは入れざるを得なかった。味が高レベル。
河:毎日食べたら飽きるかもしれないけど、余所行きの味がします。
一:肉のインパクトがあって、単純においしい!
最後に、慶應の山食カレー。どのような思いでこのカレーに票を投じたのか。
花:やはりこのビジュアルのインパクト。食堂のカレーを商品化しようという姿勢に惚れた。大学の事を知ってもらおう、大学のイメージを伝えようとする。大学発商品としてお手本ではないか!味はこの中ではインパクトが薄いかもしれないけど、やっぱりこのビジュアルが…。しかも脇に歴代料理長まで載っている!もうこれはすごい!
岸:わかりました。
三田食堂の歴代料理長がサイドに載っています。
まとめ
カレーという一般的な食べ物だからこそ、各大学の特色が色濃く出て、その結果みんなの好みも別れました。今回は手に入れた3大学の商品だけでしたが、全国の大学にはまだまださまざまな商品が売られています。単純に味わうのも良いですが、なぜ、この商品を出したのか?そんなことを考えながら食べてみると、ちょっと味わい深くなるかも。今回のレビューについては、少し深読みし過ぎかもしれませんが…。