ほとんど0円大学 おとなも大学を使っっちゃおう

  • date:2015.7.31
  • author:花岡 正樹

大学はこう使え! 第2回 夏、それは理科・科学教室の季節!!

2014年度科学教室

夏休み、大学、そうくれば当然つぎにくるフレーズは「理科・科学教室」!!

唐突かつ強引な出だしに面食らう人もいるだろうが、そう言いたくなるくらい夏休みの大学では理科教室や科学教室が頻繁に開かれている。今回、この大学の夏の風物詩(夏以外もやってはいるけれど)にスポットライトを当てて、いろいろと書かせてもらいたい。

「理科・科学教室」と言ってはみたけれど…。

まずそもそも、理科教室や科学教室って何なのよ?という声が聞こえてきそうなので説明しておこう。これは簡単にいうと、理工系の大学・学部が中心になって開催する、子どもに理科や科学の面白さを伝える体験イベントである。

 

今では、理科や科学におさまらず、芸術やスポーツなどさまざまな分野で開催されており、名前も理科教室や科学教室でないものもたくさんある。だが、ここらへんを言い出すと、かなりややこしくなるので、本記事については理科・科学系のイベントを中心に取り上げ、イベントの名称も比較的よく使われる「理科教室」と「科学教室」をひっくるめた「理科・科学教室」という言葉に統一させてもらっている(ご了承くださいまし…)。

 

リーズナブルでエキサイティングなイベント。

理科・科学教室がはじまったのは、1980年代後半から90年代前半にかけて子どもの理科離れが深刻な社会問題になったことがきっかけだと言われている。そのため、これら教室はどれも“子どもに理科や科学に興味をもってもらう”ことを目的にしており、そのための工夫がいっぱいある。たとえば、化学反応を用いておもちゃをつくってみたり、本格的な機器を使って実験をしてみたり。科学って不思議! なぜそうなるの? そんな経験をたくさんできるのである。

 

しかもこれら教室への参加費は無料であったり、材料費のみであったりと、非常にリーズナブル! ついダラダラしがちの夏休みの利用法として、これは内容的にも、お財布的にも、かなり有意義なのではないだろうか。

 

ただ、魅力いっぱいの理科・科学教室だが、注意すべき点もある。それは、体験ベースがゆえに、どうしても参加できる人数に限りがあるプログラムがあることだ。とくに、ものづくり系のプログラムについては、予約が必要だったり、抽選があったりする場合が少なくない。事前に開催大学のHPをチェックしておくことをおすすめしたい。

 

 

全国最大規模の科学教室となる、工学院大学の「わくわくサイエンス祭 科学教室」。
2015年度は8月22日(土)・23日(日)に開催される。詳細はこちら

理科・科学教室はここで探せ!

理科・科学教室だが、これはどの大学でいつ開催されているのだろうか。調べる方法として、大学のHPをチェックしてみたり、「大学 理科教室」ないし「大学 科学教室」など、なんとなくありそうなワードで検索をかけてみたりするのも手ではある。しかし、これではちょっとアナログ過ぎる。おすすめしたいのは、JS日本の学校が運営するポータルサイト「JS88.com」内にあるコンテンツ「体験イベント in 大学」の利用である。

このコンテンツでは、エリアと日程の二つの切り口から、大学・短大が実施する子ども向けイベントを調べることができるうえ、対象学年やジャンル、有料・無料などの項目で細かく設定して情報を絞り込むことができる。夏休みの理科・科学教室を探すには、このサイトがナンバーワンである。

JS日本の学校の「体験イベント in 大学」。大学・短大で行われる夏休みの子ども向けイベントを簡単に探すことができる。

もう一つの理科・科学教室。

理科・科学教室と少し趣が違うのだが、「ひらめき☆ときめきサイエンス」も、子どもが理科や科学の魅力を知るうえでかなり魅力的な取り組みだといえる。これは日本学術振興会が主催しており、科学研究費助成事業に該当する研究機関の最先端の研究を子どもたちに体感してもらおう、というものである。

 

通常、理科・科学教室だと大学や学部が主催するが、「ひらめき~」は研究室単位で実施される。そのため、大学単位で見ると一大学当たり開催されるプログラム数は少ないものの、けっこうな数の大学で開催されているのだ。近場の大学で理科・科学教室が開催される予定がなくて残念がっている人も、「ひらめき~」を探せば面白いプログラムを近場で見つけられるかもしれないので、ぜひこちらも活用してみて欲しい。

日本学術振興会が主催する「ひらめき☆ときめきサイエンス」。さまざまな研究室の研究内に触れられる。

大学人たちの熱意に触れる。

まだまだ書き足りないこともあるが、けっこうな文字数になってしまったので、そろそろ切り上げようと思う。ただ、最後にほんの少しだけ書かせて欲しいことがある。それは、主催者側の熱意についてである。

 

どの理科・科学教室も、基本的に教員や学生が中心になって実施するプログラムを決めて準備を行い、当日、ブースに立ってプログラムの説明や指導を行う。その準備期間は短いもので数ヶ月、長いものだと半年以上もかかるという。この間、教員も学生も授業や研究があるわけで、そんななかで時間を見つけて取り組んでいるのである。

 

もちろん簡単なことではない。でもこれをやり切れるのは、教員や学生が“子どもたちに理科や科学の面白さを伝えたい”と強く思っているからに他ならない。これら教員や学生の頑張りや想いにも少し気を払うと、理科・科学教室がさらに味わい深いイベントに感じられるはずである。

 

さぁ、夏はまだはじまったばかりである。ゲームばかりしている子供のお尻を叩いて、知的な世界に飛び込んでみよう!


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