ほとんど0円大学 おとなも大学を使っっちゃおう

  • date:2017.4.25
  • author:花岡 正樹

大学はこう使え! 第10回社会人の大学の学び方“超”初級編

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不定期で連載している「大学はこう使え!」のコラムを、ひさしぶりに見返して、あっ! と思った。あーだこーだと大学の活用法を書いているが、そもそもの“大学で学ぶ”ということについて書いていないことに気づいた。しまった、これでは片手落ちである。

ということで、今回はおとなたちが大学で学ぶにはどうしたらいいかについて書こうと思う。ただ、書き出すとキリがないので、まずは“超”初級編。ぼんやりと興味があるけど、そんな大それたことはしたくない人におすすめな学び方をまとめてみた。

知らないあなたは損している!? 大学の無料公開講座

まず紹介したいのは大学の無料公開講座だ。大学によっては、オープンカレッジだとか、市民講座だとか、そういった名称で実施しているところもある。なかには半期ないし年間で実施し、ある程度体系だって学べる有料の公開講座もある。しかし、こちらは費用がかかることもあって若干ハードルが高いので、今回はふれず、別の機会にとっておこうと思う。

 

では、話をもどして大学の無料公開講座だが、どんなことが学べるのかというと、これはひとことであらわせられない。多種多様過ぎるのである。ただ傾向として、それぞれの大学が設置している学部学科と関連するテーマの講座が中心となる。だから、芸術に興味があるなら芸大のものを、小説が好きなら文学部がある大学のものを中心に探すと、わりかし興味に合致するものが見つかるのではないだろうか。

 

さらにいうと、無料の公開講座は無料であるがゆえに、告知に予算があまりとれないため、普段生活しているだけでは、なかなか目にすることがない。そのため大学のHPに訪れ、自ら情報収集することをおすすめしたい。ちなみに、HPのグローバルメニューにある「地域連携」や「地域貢献」的なところをクリックすると、よく公開講座の情報が載っている。

 

この無料公開講座の何よりの魅力は、ほとんどの大学で開催していることである。自宅付近の大学のものにぶらりと行ってみるもよし、これまで近づいたことすらない超有名大学のものに出かけるもよし。ちょっと調べれば簡単に見つけることができるので、大学の学びを知るためだけでなく、大学に足を踏み入れるきっかけに使ってみるのもいいかもしれない。

会場は阪大中之島センター。平日ですがほぼ満席です

以前、ほとゼロで紹介した大阪大学の公開講座の様子

 

社会人のための究極の学び「MOOCs」を使っちゃおう

公開講座はお手軽だ。さぁ公開講座に行こう! といっても、いやでも…と二の足を踏む人がいることはわかっている。働き盛りの社会人の多くは、大学に行く時間がそもそもとれないのだ。じゃあ、あきらめるしかないのか? いやいや、待って欲しい。インターネットを使って大学の講座を受けることだってできるのだ。

 

MOOCs、という言葉をご存知だろうか。これは「Massive Open Online Courses」の頭文字をとった言葉で、日本語に直訳するなら「たくさんの 開かれた インターネット上の 講座」。早い話しネットを使った公開講座である。日本ではJMOOCという非営利団体が中心となって実施しており、かなりの数の大学や企業などの公開講座がオンライン上に公開されている。しかも、そのすべてが基本無料なのである。

 

通常の公開講座には先生の話を聴くだけというものが多いが、MOOCsの場合は動画による講義とともに振り返りのテストがあったり、掲示板を使って受講生同士で意見交換ができたり、ネット環境を上手に使い、深く学ぶことができる。なかには反転授業といって、MOOCsの講座で学んだことをもとに、実際に教員と受講生たちが会ってより深く勉強するなんてものもある。

 

さらにMOOCsの講座は、一コマが10分程度で、それを毎日一つ数週間受講するという構成になっている。一つひとつが短いから通勤時間を利用して受講する、なんてこともできるのだ。他にも社会人が学びやすいように、かゆいところに手が届くような配慮が行き届いており、ある意味、社会人が大学で学ぶための究極のカタチといってもいいように思う。ぜひ実際に使ってみて、使い勝手の良さを、そして大学の学びの奥深さを感じとってもらいたいものだ。

オンライン上で多彩な公開講座を受講できる「JMOOC」

オンライン上で多彩な公開講座を受講できる「JMOOC」

 

無料公開講座、MOOCs、他にも伝えたい取り組みはいろいろとあるのだが、ほんとに書き出すとキリがないのだ、くどいようだけど。ダラダラと書くのは好まれないのは、よく知っている。だからまず、“超”初級編として、今回はこの二つでとどめておこう。どちらも基本無料である、手軽である。少しでも興味を感じてくれたなら、ぜひドアをノックしてみて欲しい。その先には、びっくりするほどたくさんの世界が広がっている。

 


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